致知と赤旗 左右全く思想の異なる論調を読む | おやまだやまと公式ブログ『推譲(すいじょう)』

私のことをよく知ってる人は私が昔から原発がいらないとか、政府自民党が進める国づくりに対して反対とかしていたわけではないことはご存知だと思います。


何回か書いてますが、石原慎太郎、中曽根康弘、渡部昇一、小室直樹、谷沢永一など


専ら学生時代は、この人たちの論調を読んで感化されていました。


ですから、今でも物事を考えていくベースにはこれがあるのです。


私ほど右左の人たちと幅広く交流している人も少ないと思います。


小泉純一郎元総理から志位和夫日本共産党委員長まで…


と書けば

幅広さはわかりますよね?


タダ会っただけでなく、一緒に酒を酌み交わした仲でもあります。


どちら側からの意見をもきちんと聴く、聞くという姿勢が大事かと思います。


そこで、私は致知という右系の雑誌と赤旗日曜版を定期購読することにしました。


致知はこの1月から定期購読をしてみました。そして、久々に渡部昇一系の論調に接する機会を得ました。


櫻井よしこなんてのは日本会議にもつながる渡部昇一系の今や代表的な論客の1人ですからね…


因みに櫻井よしこは昔、日テレの番組でニュースをやってましたね。


ニュースステーションの久米宏、ニュース23の筑紫哲也とならんでやってましたが、


その頃はまだ子どもで何で櫻井よしこ=アナウンサー位に思ってましたが(笑)何で彼女がやってるのか?


なんか怖いおばさんだな…


位に思ってました(笑)


考えてみると筑紫哲也、久米宏=左派・リベラルみたいに受け取られていて、当時は確かに左派・リベラルも強かったわけです。


だから右派・保守は危機感もあって日テレあたりが櫻井よしこに頼んだんでしょうね…


櫻井よしこの論調


ある意味、懐かしく読みました。



そこで感じたことが今日のブログのテーマです。

致知も赤旗も、今の時代の認識、課題感というのは全く同じなんですよね…

例えば、私のジャンルでいうと、日本の安全保障という場合にはエネルギーや食の安全保障を考えなきゃいけない…このままでは日本は食べることもままならなくなる

この認識は全く同じなんですよね

しかし、じゃ、どうするか?

となると、

我が国のエネルギーを全て再エネで賄うことなど出来ない

と、いきなり、もうそこでシャットダウンするのです。

櫻井よしことか中西輝政とか右派・保守の論客がそう言ってるだけで、それを知らず知らず鵜呑みにして

結果としてこういう、もっとわかりやすく言うと読売新聞みたいな論調を拡散する、自分は右・保守という人が多いのです。

それで、再エネだけで賄うのは無理だからと、主張するのが

原発動かせ
石炭火力も仕方ない

ただし、地球温暖化のこともあるから高効率なものにしよう

とかになるわけです。

私は、なんで状況認識や課題認識がこんなに全く同じなのに、こうも具体的なアクションでかくもかけ離れるのか?

その事が非常に不思議でなりませんでした。

国を憂う気持ちも、地域の疲弊に心を痛める気持ちもみんな同じなんですよね…農業の危機的な状況とかへの課題感も全く同じ。

やはり、左右どちらの論調もきちんと読んでおくことは大事です。

更に大事なのは、そこで、だからこそ、

自分の思想・思考の軸を持て

ということです。

どういう偉い人が論陣をはっても、

うん?これは違うのではないか?

これは、こうであるべきだ

そう思える自分をつくることで、論陣に流されない自分、個人をしっかり確立することがとても大切だと思っているのです。

そんな意味でも思考を整理するという意味でも

ロジックモデル


こーいう整理の仕方をものにすることはとても有要なことである…

そう思っています。

いろんな考え方にふれ、そして、その中から自分なりの軸を見つけていくプロセス。

それが重要だと思っています。

さて、一昨日から研修、講演、視察がこれから月末まで怒涛のごとく進みます。

ソーラーシェアリングの建設現場を見たいという人も多いのです。