「ドリーマーズ・ハイ」
(みらいいろ:記憶回路)
(十一)
一週間程経った十二月半ば。
珍しく、年明け前に雪が降っていた。
一昨日から降り出した雪は、今日になっても、まだちらちらと舞っている。
寒いな、なんてぼんやり思いながら外を見ていると、不意に携帯が鳴った。
相手は、俺とヨウの共通の友人だった。
特に不思議に思う事もなく、俺は電話に出た。
「なぁ、落ち着いて聞いて欲しいんだ。」
友人の声は、妙に震えてる。
不意に俺は不安になった。
聞きたい、聞きたくない。
そんな思いが交錯する。
そして、友人の一言を聞いた俺の頭は真っ白になった。
「お前、何言ってんだよ?」
震えてる声で聞き返す。
友人が何か言ってるが、上手く聞き取れない。
ヨウが死んだ。
受話器越しに、友人はそう言った。
原因は、飲酒運転による事故死。
雪で滑り、電柱にぶつかったそうだ。
即死だったらしい。
夕べの出来事だった。
それから数日、どんなふうにして過ごしたのか覚えていない。
気付けば葬儀が終わって、数日経っていた。
(みらいいろ:記憶回路)
(十一)
一週間程経った十二月半ば。
珍しく、年明け前に雪が降っていた。
一昨日から降り出した雪は、今日になっても、まだちらちらと舞っている。
寒いな、なんてぼんやり思いながら外を見ていると、不意に携帯が鳴った。
相手は、俺とヨウの共通の友人だった。
特に不思議に思う事もなく、俺は電話に出た。
「なぁ、落ち着いて聞いて欲しいんだ。」
友人の声は、妙に震えてる。
不意に俺は不安になった。
聞きたい、聞きたくない。
そんな思いが交錯する。
そして、友人の一言を聞いた俺の頭は真っ白になった。
「お前、何言ってんだよ?」
震えてる声で聞き返す。
友人が何か言ってるが、上手く聞き取れない。
ヨウが死んだ。
受話器越しに、友人はそう言った。
原因は、飲酒運転による事故死。
雪で滑り、電柱にぶつかったそうだ。
即死だったらしい。
夕べの出来事だった。
それから数日、どんなふうにして過ごしたのか覚えていない。
気付けば葬儀が終わって、数日経っていた。