二足の草鞋 -43ページ目

孤独な道標 【第十一章】~雑魚と下女④~

【第十一章】
≪雑魚と下女④≫

『いいからさっさと戻って来い!
 おまえは俺がいないとダメだろ。わかっているんだ。
 素直にご主人様の指示に従え。』
みるくからすぐに返信があった。
『ハッキリ言います。
 絶対に淳介のところに戻ることはありません。
 例え今の彼と別れても淳介のところには戻りません。
 もうメールしてこないでください。迷惑です。』
それ以降、こちらから送信したメールは拒否されてしまった。
俺は自分のブログに「決して諦めない。みるくはいつか俺に感謝する日がくるんだ。」と書いてやった。
いつかわかる日が来る。
下女ともメールのやり取りは欠かさなかった。会社にメールを送ったが、拒否されたことを知らせると、下女は自分の使っているメールアドレスのパスワードを教えてあげるから私になりすまして会ってみたら?と提案してきた。
この下女、使えるな・・・。
俺は下女になりすまし、みるくの会社にPCにメールをした。
「みるく、今日時間があったら一緒に買い物でも行かない?(^O^)/

 今週だったら私、いつでも空いてるからw」
「今週は忙しいから行けません。なんか先輩らしくない文章ですね。自分のことを「私」とか書かないし、「w」や顔文字を使っているのに違和感を感じます。」
さっそくバレたか・・・。

俺は話すのは問題ないが、文章を書くのは苦手なんだ。

仕事から帰ると不在通知がポストに入っていた。差出人は「警察」だった。

一瞬、何で警察から郵便がきているのか見当がつかなかった。郵便を受け取り、中身を読むとそれが警告書だということがわかった。

みるくがこんなことをするはずがない。雑魚の仕業だ。みるくを奪われないように俺に宣戦布告してきやがったか。

ということは、雑魚は俺のブログを読んでいるってことだな。

面白い、受けて立とうじゃないか。