二足の草鞋 -41ページ目

孤独な道標 【第十一章】~雑魚と下女⑥~

【第十一章】
≪雑魚と下女⑥≫

「相場さん、引っ越しはしない方がいいですね・・・。」
「え?そうなんですか?」

度々警察署に出向いては俺の印象を良くし、ストーカー行為と思われないようにしていた。そして、みるくの情報を少しでも知っているなら何でもいいから欲しかった。しかし、近くに住むことが出来ないのが計算外だった。
「どうすれば、彼女とやり直すことが出来ますか?少しでもいいですから教えていただけませんか?」
「相場さん、それは出来ないお願いですね。それと近くに住むなんてもってのほかですよ。いいですか、わかりましたね。」
警察としては、二人の仲は単なる喧嘩別れのもつれで、しつこく復縁を迫る俺にみるくが警察に助けを求め、警告を出せば俺も諦める程度のもので、事件性はないと判断している様子だった。
その後もしばらくは何度も警察に行き、みるくの事を聞きまくった。警察への俺に対する印象をよく思わせる為と、みるくを油断させるのが目的だった。

雑魚への揺さぶりだけはしておいた方がいい。俺は久しぶりにブログをアップした。

仕事の都合もあり彼女の近くに4月より住みます』と・・・。

警察も大したことは出来ない。所詮、警察も俺の術中に嵌った。

携帯を取り出し、予約電話をした。時間は100分。

「みるく。今日は俺、客として来た。決してみるくの嫌がることはしないから。」

ホテルに入り、みるくに俺のはち切れそうな棒を見せてやりたくなった。
結局、みるくは俺の棒を味わう事もなくホテルから出ていく。

雑魚の名前を知ることも失敗した。それだけは押せておきたかったんだが、仕方ない。

少し金を出して探偵にでも雑魚のことを調べさせればいいか・・・。

次の日、記事をアップした。タイトルは「真実

アップした後にみるくへプチメールをした。

夕方になっても返信がない。俺はみるくを迎えに行く前にもう一度プチメールをした。

「どうしたみるく来ないのか?

  しょうがないな。俺がバイクでそっちまで迎えに行くよ!
  待ってるな(*^^)v」

バイクを走らせ、コンビニの前に着いたところで、携帯を取り出しプチメールの返信があるか確認したがなく。それに代わってか今日の記事に対しコメントが2件あった。

『お前の書いていることはまったく信用していないから安心しな。
 よくもまぁ、ここまで彼女を苦しめてきたな。
 警察にストーカー行為で「警告」されている意味本当にわかってる?
 何も言わないからって調子に乗るのもここまでにしな。』
『バイクで待ち伏せして監禁するつもりですか?』
雑魚であることは明白だった。邪魔が入ったか・・・。今日はみるくの傍に近寄らない方がいいな。色々と面倒なことになりそうだ。