8月に行ったスイス旅行記です(過去記事はカテゴリーの「2019年スイスの旅」からご覧ください)。
ツェルマット2日目です。
ツェルマットはスイスの地図でいうと、上の赤で囲んだ村です(標高1605m)。
この日行ったのはゴルナーグラート展望台 (Gornergrat)。
上の地図の赤い線を登山鉄道でのぼります。
ツェルマットのゴルナーグラート鉄道駅から終点のゴルナーグラート駅までは35分。
私たちが乗ったときはトップシーズンだったので列車は24分おきに出ていましたが、乗る人はtとても多いです。切符販売の窓口は激混みかも 私たちは前日に券売機で購入しました。(券売機はクレジットカード用と現金用と2台あった) 切符を買っても人が多いときは次の列車しか乗れないときもあるみたいなので要注意
これが鉄道のチケット。改札口の機械にかざします。
ゴルナーグラート鉄道(Gornergratbahn: GGB)は1898年(明治31年!)に開通。
ゴルナーグラート鉄道駅➡フィンデルバッハ (Findelbach)駅➡リッフェルアルプ (Riffelalp)駅➡リッフェルベルク (Riffelberg)駅➡ローテンボーデン(Rotenboden)駅➡ゴルナーグラート駅の順に止まります。(所要時間は35分)
私たちはまず山頂まで上り、帰りはひとつ下の駅のローテンボーデン駅で途中下車して、もう一つ下の駅リのッフェルベルク駅まで山を下りながらハイキングして、そこから再び鉄道に乗ってツェルマットまで帰るという行程をとりました。
まずは鉄道で終点を目指します。列車が出発するとツェルマットの村はどんどん小さくなり、遠目に見えていたマッターホルンはぐんぐん近くなってきます。
列車内にはご年配の方々も多かったです。皆さんお元気!
2つ目の駅リッフェルアルプを通り過ぎると・・・
ミシャベル連峰(?)の氷河が垣間見えます。
マッターホルンはより近くなってきました。
(座席は進行方向向かって右側がマッターホルンがよく見えます)
この雪崩よけの長いトンネルを抜けてふた駅ほどで終点です。
終点のゴルナーグラート駅に到着。まずは山頂の展望台を目指します。エレベーターで上りました(歩いても行ける)。
なんとこの山頂にはホテルが!
標高3100mに建つ、その名も「3100クルムホテル ゴルナーグラート (3100 Kulmhotel Gornergrat)」。1907年(!)に建てられたそうですが、2005年に全面改装。1階がお土産屋、2階がレストラン(Vis-a vis)が、3階から上が客室。こんなホテルに泊まってみたい
天気がよかったので展望台からの眺望は爽快でした
ちなみにこれは「るるぶ」の付録についてたものですが、この絵の上の方に山の名前(左端のモンテ・ローザから右端のマッターホルンまで)が書いてありますが、まさにこういう眺めです。
これはパノラマ撮影したもの。 左から順に・・・
アルプス山脈第2の高峰 モンテ・ローザ(Monte Rosa) 双耳峰で右側の山頂が4634m。
その横(写真の左の方の三角の雪山)がリスカム(Liskamm; 4527m)で、その右横のちっちゃい2つ並んだ双子の山がそれぞれカストール(Castor; 4223m)とポリュックス(Pollux; 4092m)という双子座の星と同じ名前の山。 双子の山の右に続いている黒い不規則な山がロッチャ・ネーラ(Roccia Nera; 4075m)。
上の写真の続きで、(ロッチャ・ネーラの右の)きれいな雪の帽子をかぶった丸い山がブライトホルン(Breithorn; 4164m)で、その右横のちっちゃい黒い三角したやつが小さいマッターホルンという意味のクライン・マッターホルン(Klein Materhorn; 3817m)。 そのあたりにはマッターホルン・グレッシャー・パラダイスのスキー場が広がっています。
このブライトホルンは先日の「24時間テレビ」で女優の土屋太鳳ちゃんが登頂を目指した山ですよね。(悪天候などのため断念したみたいですが)よくこんな高い山に登ろうと思ったね~
そしてこれが一番右にあるマッターホルン(Matterhorn; 4478m)。この展望台から見ると、マッターホルンの雪の部分の北壁はほとんど隠れ、東壁が正面に見えます。
モンテ・ローザを源とするゴルナー氷河(Gornergletscher)がすぐ足元に見え壮大でした。
.帰りはハイキングをしました。前日はスネガ展望台のハイキングコースをキツくて途中断念したのでリベンジです
ひと駅だけ列車に乗って下車、そこからひと駅分だけハイキングしました
上の地図でいうと、青い線が登山列車の全線。私たちがハイキングしたのが赤い線のひと駅です。標高2815mのローテンボーデンから標高2582mのリッフェルベルクまで。
地図で見るとほんのちょっと、初心者向けの定番ハイキングコースとのことでしたが、下り中心といってもキツイんだこれが!
ゴルナーグラート駅→ローテンボーデン駅までのひと駅をGGB(ゴルナーグラート鉄道)に乗って下りました。
そしてここからハイキング
ローテンボーデン➡リッフェルベルクまでのハイキング
(初級者向け 全長約2.7km 所要時間約1時間 (るるぶによる))
①ローテンボーデン (Rotenboden)(標高2815m)
出発~ (張り切ってるオットの七太郎と娘のななたろ美(いずれも仮名))
②リッフェルゼー (Riffelsee)(標高2757m)
出発地点からほどなくしてここに到着。ここは本来は逆さマッターホルンが映る湖として有名らしいですが、午前中、風が少ない日(湖に波が立たないから)、晴れている、などの条件が整うときれいに見えるみたい。このときは全然映ってなかったです。
左手は険しいリッフェルホルンの岩壁。
この湖に沿った道を再び歩きます。
③ウンターリッフェルゼー (Unter Riffelsee)(標高2740m)
こちらはリッフェルゼーに比べると小さい湖ですが、やはり逆さマッターホルンが見える湖です。 うっすらと湖面にマッターホルンが映っています(ほんとはもっと鮮明に映るらしい)。
④リッフェルベルクへの分岐(標高2683m)
途中で分岐点があります。どちらでもリッフェルベルクへ着きますが、私たちは内回りで距離の短い右の方を選択しました。
ななたろ美、私を置いてどんどん先へ行ってしまいます。ほんとに足取りが軽いの。(というより私が遅すぎるんですけどね・・)
下りといっても急勾配が多くて私はもうこのあたりですでにどん疲れです・・・
⑤リッフェルベルク礼拝堂 (Riffelberg Chapel)(標高2585m)
写真左の方にちーっちゃい小屋みたいなのが写ってますが、これがリッフェルベルク礼拝堂。
本来はこの礼拝堂の横の道を通って駅に行く予定でしたが、私がバテていたのでショートカットして直接駅まで斜面を下りていくことに。
ちなみにこの礼拝堂はマッターホルンと重なってみえる撮影ポイントもあるらしいです。
⑥リッフェルベルク (Riffelberg)(標高2582m)
やっと駅が見えてきたー!(でもこの坂を下りていくの超疲れた・・)
線路沿いにあるのが駅舎(レストランもあり)で、左の方の建物は宿泊所&レストラン。
レストランで休憩して再び鉄道(GGB)に乗ってツェルマットまで帰りました。
ハイキングコースはこれ以外にもた~くさんあります(るるぶに載ってたのはこれを入れて6コースだけどまだまだあるみたい)。 所要時間1時間と書いてあったけど、私が足手まといになったんで1時間半はかかったと思います
でもハイキングを楽しんでいる人たちがすごく多い!犬連れの人も結構いました。あとご年配の方々(ご夫婦とかおひとりでも)もフーフーいいながらも歩いてます。皆さんすごいです~
年をとってもこうしてハイキングを楽しめるなんて素敵です
この日の夕食はホテルの人のお勧めに従ってこのお店へ。
Rosstall
ここで人生初!のチーズフォンデュをいただきました。
私たちが食べたのは一番シンプルなチーズフォンデュ。2人分を3人でシェア。チーズに浸すものはパンと茹でじゃがいものみ!(パンがひたすら多い!・・ 1人分でも十分だったかも) でも美味しかったです。
チーズフォンデュっていうのは他にもトマト味とか色々あるみたいですね。材料もお肉など種類によっては色々あるみたい。(ガイドブックには日本語メニューあり、と書いてありましたが実際はなかった。)
私たちはホテルの人が予約してくれたからよかったけど、予約なしのアジア人系はすべて地下に追いやられてるような気がしないでもなかったですが・・・
オーナーと思われる年配の女性がいるんですが、全然働いてないw 常連客の席に一緒に座っては一緒に酒飲んで歌って~という感じでした。その分数人いる従業員は走り回って働いてました。 ただここは駅からすぐ近いので便利です。 お客さんが多いので予約して行った方がいいかもです。
てなわけで、長くなりましたが、 ~ゴルナーグラートの巻き~
終わり