Wunderbar ! なまいにち

Wunderbar ! なまいにち

まだまだひよっこですがクラシック大好きです。知識は浅いがいいたか放題・・・!?

3歳から18歳までピアノを習うも大学以降はクラシックとはほとんど接点なし。というより全く興味なし。
2013年にあるきっかけから突然クラシックにはまるようになりました。
時々行くクラシックコンサートやクラシックに関する話題が中心になりますが、誰かに見てほしいというよりも、単純に自分への備忘録の目的なので長たらしい自己満文章をお許しください。。。ペコリ

2024. 4. 24(金) 19 : 00 ~  福岡シンフォニーホールにて

 

モーツァルト:歌劇《フィガロの結婚》序曲 K.492 (八重奏版)

 

モーツァルト:クラリネット五重奏曲 イ長調 K.581

 

シューベルト:八重奏曲 ヘ長調 Op.166  D803

 

(アンコール)

J. シュトラウス II:アンネン・ポルカ Op.117

エドゥアルト・シュトラウス:ポルカ・シュネル「速達郵便で」Op.259

 

 

ウィーン八重奏団:ヤメン・サーディ (Vn), カタリーナ・エンゲルブレヒト (Vn), セバスティアン・フューリンガー (Vla), ヴォルフガング・ヘルテル (Vc), クリストフ・ヴィマー=シェンケル (Cb), マティアス・ショルン (Cl), ベネディクト・ディンクハウザー (Fg), ヨーゼフ・ライフ (Hr)

 

  

 

早くも5月こいのぼりになりましたが、GW前に行ったコンサートの話ですクローバー

4月は九響のシーズン開幕公演 (土曜の昼間) は仕事で行けず、トヨタ・マスターズ・プレイヤーズ、ウィーンとイム・ユンチャンと本公演。ピアノを除いたらウィーン三昧だわ笑う

 

まず♪ ウィーン八重奏団 ♪ について:

shokopon  1947年にウィーン・フィルの伝説的コンサートマスターだったヴィリー・ボスコフスキー (1909-91) によって創設された。以後数十年にわたって世界中で演奏し、ボスコフスキー時代の後には同じくウィーン・フィルのコンマスだったウェルナー・ヒンク (1943-2024) が引き継いだのだが、ヒンクとクラリネット奏者のペーター・シュミードル (1941-2025) が引退、その後チェロのフリッツ・ドレシャル (1947-2015) も亡くなり、先代のウィーン八重奏団は活動休止を余儀なくされた。 しかし昨年9月に28歳の若さで正式にウィーン・フィルのコンサート・マスターに就任したヤメン・サーディ (1997~)らによって同団は新しく蘇った。

 

ウィーン八重奏団

 

私はヒンクさんの演奏を生で接したことはなかったが、シュミードルさんはウィーン・リング・アンサンブルでもおなじみ、そしてドレシャルさんはとっても大好きなチェロ奏者だった。大好きなおふたりともに鬼籍に入られて月日の流れをつくづく感じてしまう・・・

 

 

ところでこの日は仕事が遅くなり、結局2曲目の途中からしか聴けなかった泣

仕事の話で恐縮ですが、うちの職場では毎月月末に夕方から全体ミーティングがある。各部署同士で色んなことを協議する場なのだが、4月は前年度の決算報告がある大事なミーティングとなる。うちは2024年度、2025年度と超大赤字汗それもこれも新しい事業に手を出したせいなのだ。上層部がどんな風に考えているか、どんな見通しがあるのか聞きたかったが、結局歯切れの悪い説明ばかり。突っ込むと逃げてばかり。こういう上層部にうちの組織の行く末を握られているのかと思うと、お先真っ暗 ドクロ 自分らが一生懸命働いてあげた収益もムダ金(最たるものが飲み代。この大赤字なのにパンチ!)に使われているのかと思うと怒りより絶望感しかないよなーダウン

 

 

というわけで、そのミーティングが終わってダッシュでDASH! アクロスへ駆けつけたら2曲目が始まったところだった。係員が「楽章間も入場できませんので、すべて終わるまであと30分ちょっとですが、ホワイエでお待ちいただきますどーもっ」と。はぁはてなマークhatehate イラっとした私。「自席(2階最前列)に座るのは難しいでしょうけど、結構空席ありますよねはてなマーク 1階や2階の後方なら入れるでしょうはてなマーク ガラガラ(←今思うと失礼なのだがチケットの売れ行きがいまいちなのは知っていたので)なんだからか!

私の他にもちょうど数人遅れてきた方がいらしたので、粘り強く交渉した(ゴリ押しともいうw)結果、第2楽章から入れることになった勝 でもね、実際1階に入ったらやっぱり後方の5-6列(いやもっとかも)はガラガラでほとんど誰もいなかったんですよ。もちろん遅れてくること自体失礼だとは思うけど、この座席状態で楽章間にも入れませんどーもっ とかどうなのかな。

 

なのでイライラするミーティングむかっのあとダッシュDASH!→その後ごり押しhateのいきさつもあったため、しばらくは平常心で聴くことができず゜∀゜; でもすごい収穫があった。

このとき座ったのは1階右ブロックの最後方から4列目くらいの端っこの席だったのだが、普段ならこんな席は絶対とらない。なぜなら上方は2階席がもろかぶりだからです。

でも・・予想外に響きがすごくよくてびっくりハッ 少人数のアンサンブルにも関わらず、私の席まで朗々と響いてきた。2階席かぶってるから音響よくないと決めつけていたが、わからないもんだな~としみじみ思いながら、美しい音色を聴いていたキラハート

 

というわけで、私の感想は後半のみとなります。

ただせっかくなので、当日もらった奥田佳道先生による2曲目の解説だけ載せておきます。

モーツァルトクラリネット五重奏曲について:

shokopon この曲はモーツァルトが親友だったウィーン宮廷の名クラリネット奏者、アントン・パウル・シュタットラー (1753-1812) のために書いたもの。シュタットラーは1780年代半ばに開発されたバセット・クラリネット(当時はバスクラリネットと呼ばれていた。今のバスクラリネットではない)を吹いていた。これはウィーンで人気が出始めたクラリネットよりも低音域が半音で4つ広がった、中低音域が充実した改良楽器だった。モーツァルトはそのシュタットラーの新型クラリネットのために、1789年9月下旬にこの曲を、1791年晩秋にクラリネット協奏曲を書いた。いずれも自筆譜は失われたが、19世紀初頭に筆写譜をもとに楽譜が創られた。

 

 

後半はシューベルト八重奏曲     

この日どうしても聴きたかったのがこの曲。このためにチケットをとったようなもの。

私がシューベルトの「八重奏曲」を初めて聴いたのが前身のウィーン八重奏団のCDだった。

ちょうどクラシックを聴き始めたころで、この曲長いな~と思いつつもなんだか惹かれた。いつか生で聴いてみたい!と思いながらも10年以上が経過。

その念願の機会が巡ってきたのが2020年5月。ベルリン・フィル八重奏団の福岡公演!私は最前列の席をゲットしてめちゃめちゃ楽しみにしていたのだが・・・コロナで延期ダメダメ その後延期公演も結局中止になってしまった。彼らはその後も時々来日しているのだが(今年3月も来日公演あってた)、その後福岡公演はないんですよね~ぶた いつか来てほしい!

 

2020年5月の幻の公演・・泣

 

そうして念願の初聴きとなったのが、2023年7月。北九州市にある響ホールの開館30周年記念のガラコンサートだった。マロさんはじめそうそうたるメンバーの演奏は非常に素晴らしかった。

というわけで私にとって今回は2度目の実演奏だった。

 

まずは奥田佳道先生の解説。長いけど備忘録のために載せときます。

 

shokopon   フェルディナント・トロイヤー (1780-1851) というウィーンの伯爵の委嘱で書かれ、1824年3月 (シューベルト27歳時)に完成した。(ちなみに1824年はベートーヴェンの第九初演の年)

トロイヤー伯爵はクラリネット奏者でルドルフ大公 (ベートヴェンでよく出てくる)の侍従長。彼はベートヴェンの七重奏曲が好きで、この”続編”のような作品をシューベルトに委嘱したのだった。一方シューベルトもそのころ交響曲の作曲に意欲を示しており、管弦を交えたこの室内楽曲の創作を通じて交響的な世界を構築しようとしたと思われる。

第1楽章の主題は歌曲「さすらい人」と呼応しており、第4楽章の変奏主題は自作の歌劇「サラマンカの友人たち」の愛の二重唱から採った。

この作品は1824年に私的に演奏(クラリネットはトロイヤー伯爵が吹いた)されたあと、1827年にウィーン楽友協会の公演で披露された。しかし壮大過ぎたため批判され、楽譜はカットされた形で1850年代に刊行、1870年代に全曲版が出版された。

 

でもってやっと実際の演奏について。

めちゃめちゃよかったビックリマークビックリマークビックリマークキャーキャーキャー  

 

とても長大な曲だけど無心で聴いているうちにあっという間に終わってしまった。

歌心あふれるシューベルトの音楽、彼はやっぱり天才だ~きゃー

 

ウィーン・フィルはこの八重奏団も含め、キュッヒル・カルテット、シュトイデ・カルテット、リング・アンサンブルなどなど色んなアンサンブルがあり、彼らはお互いを聴き合いながら音を紡いでいくことに非常に長けている。ウィーン・フィルそのものが”巨大な室内楽集団”といってもいいくらい。 

この日の彼らの演奏も第1ヴァイオリンのサーディさんが弓をわざわざ振りかぶらなくても皆さんの息がぴったり合って自然に音楽が紡ぎ出されている感じ。たった8人なのに小編成のオケを聴いているようだった。そしてなんといってもその音色の美しいことといったらキラキラ 

 

さらにサーディさん🎻がめちゃめちゃうまいっビックリマークビックリマーク

私は今まではオケの中、しかもコンマスの横に座って弾いている彼しか知らず、今回初めて彼が主となって弾いているのを聴いたが、めちゃうまい。現在4人いるウィーン・フィルのコンサートマスター、皆さんそれぞれ相当うまいが、個人的にはその中でも一番うまいのでは?と思いました。安定したテクニック、艶やかで輝かしい音色(ちなみに彼の使用楽器はかつてフリッツ・クライスラーが所有した1734年製のストラディヴァリウス「Lord Amherst of Hackney」だそう)自分以外のメンバーは超ベテランで年上だろうがしっかり全体をまとめていた。

 

彼らの演奏でこの曲を聴けて至福の時だったキラキラ

アンコールのシュトラウス兄弟の2曲ももうお手の物で身体をスイングしたくなるのを必死でがまんw お客さんたちも超盛り上がってスタンディングオベーションしている方も多かった。

正直この日の客入りはよくはなかった(なのでもう次回は福岡には来てくれないかもしれない・・)ものの、とても盛り上がっていた拍手拍手拍手

 

これはアクロスでのリハの様子

(画像はオフィス山根のツイッターよりお借りしました)

 

 

 

 

アクロスの終演後舞台裏での記念撮影カメラ

(画像は上のツイッターよりお借りしました)

 

歴史あるウィーン八重奏団。また福岡にきてくださいますように・・・sei