⑤最終話です。
①~④はこちら↓
①事件勃発
②現場検証、事情聴取
③ダンボールの位置
④被害者は戻っていた?
③でダンボールの位置的に、その時犯人が現場にいたのではないか?
④では被害者は1度トムソン宅に戻っていたのではないか?
そして見知らぬネコが落とした携帯を「最初に拾ったヤツがいる」という事が判明。
この携帯、親切な人が交番に届けてくれていて本人に返されているのだが、
「どこで拾った」という情報の場所以外にも、色々な所に行っている事が位置情報履歴で分かった。
(※特にiPhoneは何時から何時までこの住所にいました。ってのがマジで出ますよw)
それによると、交番に届けてくれた人が拾う前に
誰かが携帯を拾い、あちこち持ち歩いたようだ。
その場所のひとつが、ドクがよく利用している市場だった。
そこでドクの携帯の位置情報履歴を調べると、ドンピシャで一致した。
ドクを聴取したところ、見知らぬネコの携帯はトムソン宅で盗んだと判明。
そのままあちこち持ち歩き、街中で捨てた。
私が見知らぬネコとスパークの件で何度もやり取りしているのを見て、見知らぬネコとの関係を知りたくて携帯を盗んだ。
その結果、スパークを探している事を知る。
今まであれほど自分と仲良かったのに、他に必死になって探してる男がいるのか…と思ったドク。
あの日、ニコバンの葬儀から帰ってきた私を
いつものように調理場に呼んだ。
ケーキの試作品を見せた。
ケーキを切り分ける包丁を取りに行く。
そして……
この時、サービングカートに乗ってるのは、書斎に缶詰めにされているトムソンへの夜食。
この後ミラコが取りに来る。
ミラコに速やかにサービングカートを引き渡す。
この時、私はまだ調理場にいた。(死んでます)
ミラコが去って行くのを見届けて、鉄工所に私(遺体)を運ぶ。
(トムソン宅にも車椅子がある。お客さん用)
鉄工所のマスターキーは、ずっと前から手にしていた。
どうやら時々、鉄工所には入り込んでいたらしい。
計画性があったかどうかは、今後の捜査が待たれる。
作業してたらレイジたちがやってきたので、思わず隠れた。
その後、トムソンまで来た。
フランソワに振られて、トムソンは暴れた。
書類を散らかした。
トムソンも帰ったので、作業再開。
幸いにも冷凍庫やダンボールに違和感を持つヤツがいなかった。
車椅子はレイジの方を鉄工所に置いた。
自分が私を運ぶのに使った車椅子はトムソン宅に戻した。
ちなみにフータからの鑑定結果で、
調理場ならびに車椅子から色々と痕跡が出てきており、容疑は固まる。
(当然だ)
後日談
トムソン宅の使用人はミラコのみになった。
鉄工所は見知らぬネコが新しく取引先を見つけてきたので、とりあえず潰される事はなくなった。











