Chapter 2,682〜 -6ページ目

Chapter 2,682〜

非表示にしたものも含めると2,800話くらい?
これ8章。

両膝に異物が入ったからだろう。

鼠蹊部(そけいぶ=足の付け根)が「うにうに」気持ち悪くて寝れない。一時間おきに目が覚める。

膝痛いし。

2時半に起きてうにうに。冷蔵庫からチョコバリ(メーカーから箱買いしてる)出して布団の中でうつ伏せで「パリパリ」

これもう起きてるか。

ちゃんと眠れないじゃん。

 

3時50分に起きた。

 

会社で「さて今日も(痛いけど)走るかー」

 

あり?

そんなに痛くないぞ。

右はともかく左はほとんど痛くないぞ。

ただ何故か左足が思ってるよりも上がってなくてあちこち「おっと」「あ。」引っ掛ける。腫れてるのかな?

 

ほー

(ある程度は)注射効いたのか。うにうに効果か。

でーも、

あと何回も打ちに行くのヤダなー

その度にあの『眠れないうにうに』かー

結局寝たけど。

 

 

 

会社で誰かと話し込むことはない。こちらから話し掛けないし会話に入ることもしない。話を振られれば話す程度。

横になって寝てるか本読んでるか。

楽な過ごし方だけど、

 

自信がなくなっちゃったんだよね。

 

あの頃、

嫌なヤツだった頃はそれでも自分に自信があった。ぐいぐい行くだけのものがあった。それが見当違いのものだったとしても。

今はね、

憑き物が落ちたみたいにそれが無くなって一緒に、自信も無い。

 

間違った自信は周りを不愉快にする。近しい人なら尚更。

 

そういうことだと思う。

カメラマンとして『感受性で生きてた』頃は、それでも良かったんだろう。感受性を言い訳に出来たんだろう。

でももうとっくに違うからね。

 

俺は結局こういう所に収束するのかね。

 

何も望まず夢を見ず。

 

 

 

 

帰宅。

 

こら娘っ

出掛ける時に玄関の鍵を掛け忘れるとはなんたることかっ!

(いやまぁ、門扉閉まってるから誰も入れないんだけどさ)

これだめ!

と独り言。

 

娘が洗濯して干してってくれたのを部屋の中にぽんすか放り込んで畳むのは後、乾いてないのもあるだろけど後。

スウェットに着替えてTOCOTでGO〜

今日は整形の日。

どうせ娘遅いんだから整形終わったら隣のフードコートでラーメン食べて帰ろ。

ラーメン久しぶりだから『大盛りにして豚一枚追加で明日も仕事だからにんにくの代わりに生姜』でお願い。

うん。

そうしよう♪〜

 

 

・・・・・。

 

 

調剤薬局のソファに座って壁に頭をもたれて無音の大相撲中継が視界に入る。まーったく興味がないので視界に入ってちらちらするだけ(相撲に興味を持ち出すと人生も終盤、年寄りの仲間入りだと俺は思ってる。そもそも男の裸なんかだなぁ・・)

はぁ。

いてえ。

注射で痛いのか元々の膝の痛みなのかわからんけど、痛え。

今日もいっぱい走ったもんな。

俺こんなに注射弱かったっけ?

 

 

「はい〜」

「注射しますよ〜」と中国先生。

 

(いちいち言わないでいい。横になってて膝なんか見えないんだから黙って「ぶす。」てやってくれ)

 

「だいじょ〜ぶですかあ〜」

 

はい(「だめです。」つったらどうすんだよ?)

 

「今度は左、注射しますよ〜」

 

(だからー)

 

「だーいじょぶですかあ」

 

(をい。)

 

日本人の看護師さんが「今日はお風呂入らないでくださいね」

 

会社で入って来ました。

 

「会社にお風呂あるんですか?!」

 

(おどろくよーなことか?)

入らないと帰らせてもらえないので決まりなんで。

 

「へぇえ〜」

 

(どんな仕事だと思ってんだろな?ふーぞくじゃねえぞ。なんだったらお昼寝も半分義務だぞ。洗濯もするんだぞ)

 

 

注射した途端、口の中が酸っぱくなった。胃液とかそーいうんじゃなくて、なんか酸っぱくて気持ちよくないやつ。

調剤薬局の待合室、俺ひとりだから、

「きつい。」

溜め息と一緒に口に出る。

 

朝起きて、

「痛え」と口に出す。

寝る前に比べりゃ若干弱まってる。

けど両膝痛いことには変わりない。

だけどね、

「行くのやだなぁ」とか、

「行きたくないなぁ」とか、

全然思わない。

いい職場だもん。

(痛いけど)今日も走るかあ。

拘束7時間45分のうち、3時間弱だけ走ればいいんだもん。

それにさ、皆んな「きつかったら走らなくていいですよ」「自分のペースでやっていいですから」言ってくれる。

 

やだぜ。

 

誰もが俺の歳を聞くと、

「え、マジで?」「ほんとに?!」「ありえない」「すげえ」・・言ってくれる。

そりゃお世辞半分だろうけど、その評価を落としたくない。

一旦自分を楽させたらキリがなくなる。人間は言い訳の生き物なんだよ。何かに付けて言い訳して楽しようと逃げようとする。

俺もそうして来た。そうやって生きて来た。

だからもうやなの。

 

 

「いって。」

今だけ足を引き摺ってがらがらのフードコート。

フードコート?

ラーメン?

いらない。

下のスーパーでお弁当買って帰ろ。

そろそろ割引シールが貼られる時間だ。

俺いつからこんなに注射弱くなったんだろ?

右膝が「あと3回」

左膝「あと4回」だって。

 

 

 

ぴんくいのあった。

 

雨の日。

帰宅すると玄関のたたき(タイルのとこ)に傘を広げて乾かす。

娘は俺が玄関を使って居ようが居まいが、キッチンに広げる。

まぁキッチンの板の間(フローリングなんておしゃれなものではない)のとこに干すからいんだけど。

 

朝起きてコーヒーのお湯を沸かしながら、これもう乾いてるよな。と娘の傘を「ぱたんカシャンしゃかしゃか」折り畳んで玄関の下駄箱の上。

 

昼前。

あ、銀行行って来なきゃ。

それと新札の1000円こまめなきゃ。

会社のお昼お弁当は当日朝現金払い。ぴったりお釣りが無いのがマナー

 

駅前へ「ととと」

 

あり?

・・・。

ピンク?

あり?

ぱんちー?

 

なわけないだろ。

遡って考えて見ると俺『定番ぴんくのぱんちー』て記憶にないかも。色の濃い物が多かった気がするし俺も好きだし、ぴんくのTならひとつふたつみっつよっつ♬

 

 

用事を済ませて帰ると娘起きてる。

 

あのさ?

傘の袋、

ある?

 

「ない。」

 

あー

駅前のラーメン屋の前に似たの落ちてた。

 

「どこかで落としたんだろうなと思って」

「見つからないだろうな」

 

ちょっと見てくる。

まだあるといいけど。

 

早足で「とたた」

膝痛いから「ギクシャク」

(どけどけぃ)

 

もうないかな?

 

あった。

ぴんくのぱんちー

じゃない傘袋。

 

俺が見た歩道の真ん中じゃなくて端っこに誰か(風か?)寄せてくれてた。

「ひょい。」とつまんでUターン。

玄関開けて下駄箱の上の傘と、

 

同じ色、同じ生地。

 

「ありがとうー」

「もうあきらめてた」

 

 

こんなことってあるんだねぇ。

昨日娘帰って来たの21時過ぎ。それから14時間以上。あそこを通った人は数百人居たはず。踏まれもせず捨てられもせず。

風も吹いただろうし、いや風であそこに移動したのかも知れない。

良く見つかったな。

 

 

とーちゃんはこんなことで運を使いたくない。