雨の日。
帰宅すると玄関のたたき(タイルのとこ)に傘を広げて乾かす。
娘は俺が玄関を使って居ようが居まいが、キッチンに広げる。
まぁキッチンの板の間(フローリングなんておしゃれなものではない)のとこに干すからいんだけど。
朝起きてコーヒーのお湯を沸かしながら、これもう乾いてるよな。と娘の傘を「ぱたんカシャンしゃかしゃか」折り畳んで玄関の下駄箱の上。
昼前。
あ、銀行行って来なきゃ。
それと新札の1000円こまめなきゃ。
会社のお昼お弁当は当日朝現金払い。ぴったりお釣りが無いのがマナー
駅前へ「ととと」
あり?
・・・。
ピンク?
あり?
ぱんちー?
なわけないだろ。
遡って考えて見ると俺『定番ぴんくのぱんちー』て記憶にないかも。色の濃い物が多かった気がするし俺も好きだし、ぴんくのTならひとつふたつみっつよっつ♬
用事を済ませて帰ると娘起きてる。
あのさ?
傘の袋、
ある?
「ない。」
あー
駅前のラーメン屋の前に似たの落ちてた。
「どこかで落としたんだろうなと思って」
「見つからないだろうな」
ちょっと見てくる。
まだあるといいけど。
早足で「とたた」
膝痛いから「ギクシャク」
(どけどけぃ)
もうないかな?
あった。
ぴんくのぱんちー
じゃない傘袋。
俺が見た歩道の真ん中じゃなくて端っこに誰か(風か?)寄せてくれてた。
「ひょい。」とつまんでUターン。
玄関開けて下駄箱の上の傘と、
同じ色、同じ生地。
「ありがとうー」
「もうあきらめてた」
こんなことってあるんだねぇ。
昨日娘帰って来たの21時過ぎ。それから14時間以上。あそこを通った人は数百人居たはず。踏まれもせず捨てられもせず。
風も吹いただろうし、いや風であそこに移動したのかも知れない。
良く見つかったな。
とーちゃんはこんなことで運を使いたくない。