Chapter 2,682〜 -38ページ目

Chapter 2,682〜

非表示にしたものも含めると2,800話くらい?
これ8章。

 

37.7

 

なんなんだよこの熱?!

ゆっくり治ってるんじゃないのかよ?

あー

もー

 

いらいらしてもしょうがない。

どうせ出遅れてるし、

加齢と共に治るの遅くなる。

 

だけ。

 

 

久しぶりに静かな朝。

 

 

なんんちゅーのは嘘だ。

だって毎朝俺が起きる時、娘まだ寝てるし、寝たばかりって時もある。

だので、いつも静かな朝なのだ。

 

久しぶりに家の中に俺以外の気配がない朝。

 

朝からTom PettyをYoutube全開で聴ける朝。

 

 

しっかし・・・

 

おー治ったぁーっ。もう何ともない回復完治だーっ

 

て朝はいつ来るんだろね。

今日も朝から咳。喉痛い。安定の37度。

治んねえなしっつこいなぁふんとにもー

そろそろごろごろうだうだしてる場合じゃない。

昨日会社から「6月分の給料から有休消化分を引いた金額13まんえん返して」とメール。

そんなことはわかってたから、

用意してあります。振り込み票届き次第すぐにお振り込みします。と。

当たり前のことだからいいんだけど、

そろそろ動き出さないとこの家、経済的に貧窮するぞー

 

俺ひとりじゃなくなったってのは大変なことだ。

 

とってもありがたいけど。

娘に経済的な心配はさせちゃいけない。最初の父子家庭の時に散々嫌な思いをさせた。同じことやったらダメだー

とは言ってもさ、

 

毎週山行ってたし、

コロナったし、

で、

9月採用分の求人なんて、もー残ってない。

しゃーないねサボってたわけじゃないんだもん。

焦ったってしょーがねーよ。なるようにしかならないもん。

で、

 

俺なんだかんだ上手く行っちゃうし。

 

第一さ、

筋トレも出来ない、ギターもふらふらして満足に弾けない。

この状態で何か出来るわけない。

まずはそこから。

だ。

治せおっさん1日も早く。

 

 

焦ったってしょうがねえよおっさん。

どうせ近いうち死ぬんだ。

 

 

 

小学校の午後。

下校時間になってるのにうちのクラスはまだ帰りの会中。

上の階のクラスが「さよーなら♪」して一斉にイスを「ガタガタごごご」

の音そっくりな、

 

遠雷。

 

 

 

「じゃ、月曜日の昼過ぎ・・午後だなぁ、帰ってくるね。」

 

娘、夕方そう言ってあっちの家(母親)のイベントの手伝いに行った。

 

 

「さくさくさく・・」

 

トタンに落ちる音。

ありゃ雨降ってんのか。

月並みだけど、

この家ってこんな静かだったんだ。いやずっとこうだったんだよ。

独りだったんだから。

 

ははは。

もう四ヶ月が経とうとしてる。

はっやいなぁ。

 

「でもね、一緒に暮らしてるあたしとしては」

「kenちゃんにあんまりびっしり働くとこには勤めて欲しくないのよ」

「集中しちゃうじゃない。何にでも。それで身体壊されてもねぇ。」

 

ははは。

これ喜ぶとこなんだろな。

 

 

 

なんとなく、

昔のように、

さっと着替えて雨の中、駅前のBARの狭い階段を上がりたい。

臭くて癖のあるスコッチをストレート、ビールをチェイサーにして。

常連さんの邪魔にならぬようカウンターの隅っこ人待ち顔で雨を眺めて。

この氷が溶けるまで待ってみるか・・

 

誰とも待ち合わせしてないんだけどさ、

 

酒やめて来月で9年目?なんだけどね。

 

 

 

ドラッグストアのレジで、

 

一番大きい袋、お願いします。

 

「どうしたのその声?」とレジのおばは・・お姉さん。

 

 

咳で喉がやられ過ぎて声変わり。

セクシーではなくイガイガなだけ。

 

 

「そりゃまぁ、風邪じゃないんだから咳止め効かないよねぇ・・」と娘。