この街ってこんなに坂多いんだっけ?
カメラマン時代100回は来てるけど歩いたことないからな
長崎かよ?いや横須賀か?
とにかく走る
前の背中を追う
100年は経ってるだろう歴史のあるレンガ塀、昭和初期の街並み。
俺の好きな景色でCanon持って歩きたい(手ぇ繋いで散歩なんかしたい)
を眺める余裕などあるわけもなく、
追う。
職員さんは慣れたもんなんだろう、かなりなペースで長い坂を駆け上がる。
「この新人おっさんどの程度だ?着いて来れるのか?」と思ってるのかも知れない。
全員俺より若いからね。
そ。俺ここの最年長。
だからどこの駅伝部だよ?(え。臀部?大好き)
箱根か?
きつい。
めちゃくちゃきつい。
けどさ、
今までの『仕事できつい』は精神的なキツさ。ここはそれ一切無い。
単に体がキツいだけ。臨むところだぜ。
絶対ペースを落とさない
自分を体を甘やかさない
顎を引け膝を上げろ両手を振れ呼吸を揃えろ2回吐く2回吸う
ロキソニン飲んだ両膝サポーター着けた腰にコルセット巻いた完璧だ
行ける行ける前の背中追い越せ
追い越してどーする?
次どっちかわからんのに。
きつかった。
汗びっしょり。
戻って来て着替えて洗濯して11時にサンドイッチ食べて(食えねえ)すぐ寝たぐーぐー寝た。多分いびきかいてたけど皆んなかいてるから気にしない〜
(うちは昼休みは11時から1時間、と休息時間(昼寝時間)1時間ある。そういう仕事なの)
午後の仕事を終えて帰って来ると偉い人が、
「kenさん、仕事どう?」
はい。面白いですっ
「え。」(事務所「シーン」となる)
「お、面白いの?」
ありゃ俺またなんか変なこと言っちゃった?
↓けっこんしてくれよう。