実家の仏壇にちょこんと鎮座していた父のお骨は
とうとう本日、お墓に入ることになった。
いわゆる納骨。
午前10時よりお坊さんが来て下さるので
それまでに実家へ集合することに・・・。
お経なんて今まで口にすることも無かったけれど
父に成仏して頂きたい一心で
お坊さんとともに、親戚一同声を揃え
修証義を読経していたら・・・
参列して頂いていた親戚の方の1人(Hさん)が
突然、強く握った右の拳を振り上げて
床に打ちつけ、さらに強く床を叩き
静かな法要の場が騒然となった。
読経の続く中、チラリ・・・と音のほうに目をやると
まるで何かにとり憑かれたかのような・・・
(゜Д゜)はっ!
これは降臨かっ?!
きっと、父がこの場に下りてきて
無念な気持ちを強く床を打ち付けることで
表したのかと、誰しもが思っていたら・・・
にょろにょろにょろ・・・
その拳の下には、黒光りの背を持つムカデがっ!!
ギョッとした。
ムカデは大嫌いなので、おもわずのけぞった。
Hさんも、驚いただろうに
こんな場ゆえ、騒ぎ立てることもできないし
まして中断することもできない。
咄嗟に考えた結果が、己の拳でムカデを潰す策とは。
さすが、日本海の荒波に鍛え上げられた腕っぷしも
根性も凄いものだと感心したよ。
素手でムカデと闘う男なんて、そこいらにいないだろう。
Hさん!!
ъ(゚Д゚)グッジョブ!!
100の足を持つだけあって、その動きも逃げ足も
目を見張るものがあって、これを逃がしちゃならんと
ムカデを何度も強く連打することで
誰ひとり、ムカデに刺されることもなく
無事、読経を読み上げる事が出来たのでこれ幸いだった。
これがもし、
出没でもしたら、どんな騒ぎになっただろう。
申し訳ないけど・・・Hさんの付近でよかった(笑)
あとで聞いてみたら
ちょっと刺された(゜ーÅ) シクッとするわ。
日に焼けた肉厚な拳を、スリスリしていて
妙にかわいくて、ウケた(笑)
父のお骨やお札や必要なものを、それぞれ持ち
墓場へ向かったのだが
ろうそくが足りないだとか、お賽銭の小銭が足りないだとか
49個のお餅は誰が持ってきた?誰も持って来てないの?と
終始、バタバタとしつつ、納骨が終了した。
村の古くからのしきたりとかもあるから
よけいに大変だったと思う。
姉夫婦・・・ご苦労やったね。
それから隣村まで、迎えのバスに乗りこんで会食。






海の幸をふんだんに使ったおもてなし(ちょっと味が薄かったけど・・・)を
美味しく頂いた私たちの目には
もう涙はなく、明るく父を見送ることができた。
きっと父はそんでいい、そうやって姉妹仲良く
いつも笑っとってくれって思ってるはず。
父には極楽浄土の美しい花咲き乱れるところを
歩いていって欲しい。
そして、いつも遠いところから
私たちみんなを、見守っていてと願う。
5月にしては夏日のような
汗の流れる暑い日だった。
父がこの世を去り、季節がまた変わろうとしている。
こうやって少しづつ時間が経って
父のいない寂しさや哀しさから
平常を取り戻し、生きていく。
いま、生きていることに感謝して
おかげさまの気持ちを持って
手を合わせることで、己を静め
前向きに呑気に私は生きていく。
父の死からこれまでに、たくさんの方のお力をお借りしたこと
深く感謝いたします。
どうもありがとうございました。
当ブログにおいても
たくさんのお悔やみ&励ましのお言葉を頂きまして
どんなにか救われた気がします。
ありがとう。
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さてと・・・オフ会の支度しよ~っと!
ふふふ。楽しみだなぁ。