父の納骨~降臨~ | ×××えんちの事情×××

×××えんちの事情×××

×××言いがかりも×××言い訳も×××すべてそこには
×××事情があるから×××

5月13日(月)

実家の仏壇にちょこんと鎮座していた父のお骨は

とうとう本日、お墓に入ることになった。

いわゆる納骨。




午前10時よりお坊さんが来て下さるので

それまでに実家へ集合することに・・・。

お経なんて今まで口にすることも無かったけれど

父に成仏して頂きたい一心で

お坊さんとともに、親戚一同声を揃え

修証義を読経していたら・・・




参列して頂いていた親戚の方の1人(Hさん)が

突然、強く握った右の拳を振り上げて

床に打ちつけ、さらに強く床を叩き

静かな法要の場が騒然となった。

読経の続く中、チラリ・・・と音のほうに目をやると

まるで何かにとり憑かれたかのような・・・




(゜Д゜)はっ!




これは降臨かっ?!




きっと、父がこの場に下りてきて

無念な気持ちを強く床を打ち付けることで

表したのかと、誰しもが思っていたら・・・




にょろにょろにょろ・・・




その拳の下には、黒光りの背を持つムカデがっ!!

ギョッとした。

ムカデは大嫌いなので、おもわずのけぞった。

Hさんも、驚いただろうに

こんな場ゆえ、騒ぎ立てることもできないし

まして中断することもできない。

咄嗟に考えた結果が、己の拳でムカデを潰す策とは。

さすが、日本海の荒波に鍛え上げられた腕っぷしも

根性も凄いものだと感心したよ。

素手でムカデと闘う男なんて、そこいらにいないだろう。




Hさん!!
ъ(゚Д゚)グッジョブ!!





100の足を持つだけあって、その動きも逃げ足も

目を見張るものがあって、これを逃がしちゃならんと

ムカデを何度も強く連打することで

誰ひとり、ムカデに刺されることもなく

無事、読経を読み上げる事が出来たのでこれ幸いだった。




これがもし、か弱い私たち女どもの前に

出没でもしたら、どんな騒ぎになっただろう。

申し訳ないけど・・・Hさんの付近でよかった(笑)

あとで聞いてみたら

ちょっと刺された(゜ーÅ) シクッとするわ。

日に焼けた肉厚な拳を、スリスリしていて

妙にかわいくて、ウケた(笑)




父のお骨やお札や必要なものを、それぞれ持ち

墓場へ向かったのだが

ろうそくが足りないだとか、お賽銭の小銭が足りないだとか

49個のお餅は誰が持ってきた?誰も持って来てないの?と

終始、バタバタとしつつ、納骨が終了した。

村の古くからのしきたりとかもあるから

よけいに大変だったと思う。

姉夫婦・・・ご苦労やったね。




それから隣村まで、迎えのバスに乗りこんで会食。




×××えんちの事情×××-DSC_0988.JPG




×××えんちの事情×××-DSC_0990.JPG




×××えんちの事情×××-DSC_0989.JPG




×××えんちの事情×××-DSC_0992.JPG




×××えんちの事情×××-DSC_0991.JPG




×××えんちの事情×××-DSC_0993.JPG





海の幸をふんだんに使ったおもてなし(ちょっと味が薄かったけど・・・)

美味しく頂いた私たちの目には

もう涙はなく、明るく父を見送ることができた。

きっと父はそんでいい、そうやって姉妹仲良く

いつも笑っとってくれ
って思ってるはず。

父には極楽浄土の美しい花咲き乱れるところを

歩いていって欲しい。

そして、いつも遠いところから

私たちみんなを、見守っていてと願う。




5月にしては夏日のような

汗の流れる暑い日だった。




父がこの世を去り、季節がまた変わろうとしている。

こうやって少しづつ時間が経って

父のいない寂しさや哀しさから

平常を取り戻し、生きていく。




いま、生きていることに感謝して

おかげさまの気持ちを持って

手を合わせることで、己を静め

前向きに呑気に私は生きていく。




父の死からこれまでに、たくさんの方のお力をお借りしたこと

深く感謝いたします。

どうもありがとうございました。

当ブログにおいても

たくさんのお悔やみ&励ましのお言葉を頂きまして

どんなにか救われた気がします。

ありがとう。




そして、いつもの如く・・・

クリックをお願いしてもいいですか?

ありがとう。

こちらです→




さてと・・・オフ会の支度しよ~っと!

ふふふ。楽しみだなぁ。