自分のこととして悩むと、ぐるぐるしてなかなか解決のための糸口が見つからない。
そんなときは、「視点を変える」ことが有効です。
「視点を変える」とは、
違う立場から考えてみる
とも言い換えられます。
例えば、自分が悩んでいることを、自分よりも年下の子やお友達が悩んでいたとしたら
どんなアドバイスをするでしょうか?
人にアドバイスしようと思うと、悩み事から一歩離れて、少し冷静な気持ちで考えることができます。
そうすると、見えていなかった部分が見えてきて、
- こうしたらどうかな?
- 相手はこう思っているんじゃないかな?
- 本当はどうしたいのかな?
- 何が気になっているのかな?
などを考えることができます。
さらに進んで「視点を変える」には、「違う人になり切って考えてみる」方法もあります。
例えば、自分が尊敬する人。
「もし、あの人だったらどう考えるだろう?」と考えるだけで、普段の自分では考えつかないアドバイスが浮かぶこともあります。
また、
「冷静な人になったつもり」
「前向きな人になったつもり」
「後ろ向きな人になったつもり」
「いろいろなアイデアが浮かぶ人になったつもり」
「データをもとに判断する人になったつもり」
など、特徴がある人になったつもりで考えると、多くの視点から考えられます。
これらの「○〇な人になったつもり」は、自分の中にある様々な特徴にフォーカスして考える、とも言えます。
普段、人は冷静に考えられたり、前向きに考えられたり、後ろ向きに考えたり、いろいろなアイデアを思いついたり、データをもとに判断したりと、多くの要素が絡み合った考え方をしています。
でも、そのままだと考えがぐるぐるしがち。
そこで、それらの特徴1つ1つを取り上げ、特徴を強調した人になったつもりで考えるのです。
慣れてきたら、一人で何人もの人になり切って「一人会議」ができてしまうかも!
悩みをいろいろな方向から考えることができて、考えを広げ、そしてまとめることができるでしょう。
まずは、「あの人だったらどうするかな」と考えることから始めてみてくださいね。