セルフィー・フロム・ヘル | m-memo

m-memo

ネタバレだらけの映画メモ。

忘れ易いので自分用にメモしてます。
ネタバレ部分は詳細を記載することもあれば、
二言三言のこともあります。

 

■あらすじ

ドイツに住むブロガー・ジュリアは、彼女の親戚ハンナを訪ね、アメリカへとやってくる。ハンナの家に到着し、恐る恐る自撮り(セルフィー)するジュリア。すると、画像の中に、映り込むはずのない人影が現れる。それ以降、寝込んでしまったジュリアだったが、同時にハンナの家では奇怪な現象が起きるようになった。原因を探るため、ハンナはジュリアのブログをリサーチするのだが…。(メーカーサイトより)

 

■ネタバレ
*ハンナを訪ねてドイツからいとこのジュリアがやって来る。久し振りに再会した2人。ジュリアの恋人マークが体調を崩して一緒に来られなくなり、ジュリアの到着も予定より遅れた。何はともあれ再会の記念にと、ハンナは自撮りしようとする。しかしジュリアはそれを強い調子で制止する。彼女はマークの事が心配で、気持ちが沈んでいるようだ。家に向かう車内で、ジュリアは携帯電話で[ドット・オニオン]にアクセスしている。ネットの仕事が多いハンナだが、そのURLには馴染みがなかった。「色々調べているところなの」と言うジュリア。彼女はダウンタウンの東地区についてハンナに尋ねる。家からは1時間程度の距離だが治安が悪い。
*ハンナの家は1年前から殆ど様子が変わっていない。ジュリアも来てくれた、母の葬儀の時の状態のままだ。今は広い家に1人で住んでいるハンナ。ジュリアは滞在する2階の部屋へと上がると、携帯に保存したマークの画像を見て涙を流す。彼女の涙は下には落ちず横へと流れる。何かの気配を感じ取ったジュリアは、無理に笑顔を作って自撮りする。すると、肉眼では見えない何者かの黒い影が写真に写り込む。普通に室内を撮影しても何も映らない。自撮りした時にだけそれは現れる。撮る度に近付く影。遂に影がジュリアに接触し、彼女は叫び声を上げて意識を失う。
*医師に往診を頼むと、感染症だろうとの診断だ。抗生物質を8時間毎に与えるよう指示されるハンナ。ジュリアは若く健康であるため、医師は「数日養生すれば大丈夫でしょう」と言う。その後ハンナが1人で階下に居ると、携帯にジュリアから[!3mp13h]とのメッセージが入る。意味は分からないがジュリアが意識を取り戻したようだ。喜んで階段を駆け上がるが、ジュリアの様子には全く変化がない。電話を掛けて携帯の所在を確認してみると、隣の部屋に落ちていた。庭に居ると今度はジュリアから動画が届く。奇妙な音声だけのもので、やはり意味は分からない。ハンナが部屋に戻ってみてもジュリアは眠り続けている。
*[ドット・オニオン]について調べてみると「ダークネット上のサービスを隠すためのトップレベル・ドメイン」との情報が得られる。ジュリアが調べていた[ブラックルーム]のアドレスを打ち込んでみるが『DNSアドレスが見付かりません』とのメッセージが出るだけ。ダークネットへのアクセス方法を検索すると「Tor等の特殊なソフトが必要なネットワーク」だと分かる。Torをダウンロードして再びアドレスを入力するが、接続がリセットされてしまう。
*深夜にまた動画が届く。この家で眠っているジュリアを撮影したものだ。駆け付けると、昼間は高熱だったジュリアの身体が冷え切っている。狼狽えるハンナ。そしてあの動画の撮影者は誰なのか。気が付けば玄関の扉が開け放たれており、何かの気配もする。家の中を確認するが、結局何も見付からない。
*ハンナはトレヴァーに昨夜の出来事を話す。彼はネット上のみの付き合いで直接会った事はないが、信頼出来る相手だ。ネット関係の情報にも強い。通報していない事を訝るトレヴァーに「サイコキラーは殺す前に警告なんてしないわ」と言うハンナ。しかし再びやって来ないとは限らず、トレヴァーは心配そうだ。不可解な事が続いたため「超常現象を信じる?有り得ない事が時には起こると?」と訊くと、彼は「信じるよ。人間がこの世に生まれて、死んで終わりだとは僕は思わない」と答える。
*ハンナはジュリアの動画を見直してみる。彼女は自分のチャンネルで『事実の時間』と言うタイトルの番組を作成していた。最新のタイトルは『セルフィー・フロム・ヘル』だ。動画の中で「世界初のセルフィ―は1839年に撮影された。ロバート・コーネリアスの自撮り写真よ」と話すジュリア。「禁断の場所、ダークネット…次回のリポートを楽しみにしてね」これだけでは何も分からず、ネット上で続きを探そうとすると『SNSの人気者、ジュリア・ラングが死亡』との記事が見付かる。血塗れで白い眼をした画像も出回っているようだ。思わず布団を捲るが、シーツも彼女の着ている服も白く清潔なままだった。安堵してジュリアの頬に触れると、ハンナの手が血塗れになる。
*初めてトレヴァーを直接訪ねるが、状況を上手く説明出来ないハンナ。どうにか「ダークネットを調べたせいで、ジュリアがおかしくなった」と訴える。「助けてあげたいけど、君が探しているのは[隠れた世界]だ。検索エンジンは使い物にならない」とトレヴァーは言う。失望するハンナに「メールでチャットルームの場所を教える。そこにダークネットに詳しい人が居るかもしれない」と話すトレヴァー。「でもダークネットは危険だ。誰も信じるな。メアドや個人情報は秘密にするんだ」
*帰宅後に受信したトレヴァーからのメールには、複数のチャットルームのアドレスが記載されていた。アクセスしてみるとモザイク状の人工知能らしきものが現れて『3つの質問に正解したら目的地まで案内する』と言う。名前を問われて[マイケル]や[Mrs.X]と入力しても『不正解』と返される。已む無く[ハンナ]と答えると『正解』と言われて次の質問へ。何故自分の名前が把握されているのか?『人に言えない欲求は?』に対しては[化粧品の万引き]や[あんたを殴りたい]では不正解で[見知らぬ人との夜]が正解だ。最後の質問『最も恐れる事は?』には、観念して最初から正直に答えるハンナ。それは[孤独を感じる事]だ。『チャットルームに案内する前に、もう1つ質問を。あなたはバカ?』その問い掛けに反応する前にチャットルームが表示される。トレヴァーからのメールを読み直すと『ダークネットの[門番]の中には「入場したいなら秘密を明かせ」と騙そうとする者も居る』と書かれている。
*チャットルームで情報を掴もうとするが、強制退出させられたり相手に逃げられたりしてなかなか上手くいかない。やがて偽名ではなく本名で呼び掛けてくる人物が現れる。赤く不気味な口元のアイコン。ハンドルネームは[F34R3473R]だ。「何故名前を知ってるの?」『ジュリアがデートに来なかった』「彼女は病気なの」『もう?じゃあな』必死に引き留めて「とても困ってるの」と助けを求めると『ここは危険だからメアドを教えて』と言う。メールアドレスを教える事こそ危険だが、ジュリアのために決断するハンナ。早速『ここに答えがある』と、あるアドレスが記載されたメールが届く。アクセスするとカメラのシャッターのマークが表示される。次々に映し出される不気味な写真。目を閉じていた画像が突然こちらを見据えた事に驚くと、画面には先刻の唇のアイコンと『ハハハ、笑えた』と言うメッセージが表示される。webカメラで撮影して加工したのだろう、驚くハンナのGIFも添えられている。

*怒ってノートパソコンを閉じたハンナ。すると携帯電話に着信がある。相手はF34R3473Rだった。今度は声に出して『笑えた』と言う男。「放っておいてよ」『お前を助けられるのに?教えろ、あの写真を見たら何か妙な事が起きたか?1人で居るのに雰囲気が一変する感覚は?知らない誰かが居るような不安な気持ちだ』「何故それを…」『次の質問に答えたら教えてやろう。お前を想って自慰する男は何人居る?』結局揶揄われただけなのか。笑う男に罵声を浴びせるハンナ。『ジュリアが死んだらまた電話する。彼女の恋人は死んだ』と言うと電話は切れる。
*マークの死について聞かされていないハンナは、ドイツへ電話して確認しようとする。男が言った事は事実だと知り、ジュリアのベッドで項垂れるハンナ。ふと顔を上げると、ジュリアが身体を起こして不気味な笑顔を浮かべていた。眼球はネットで見たように白い。「どうしたのジュリア、怖がらせないで」と話し掛けても全く反応がなく、やがてジュリアは静かに目を閉じると再び横たわる。
*電話を掛けてきてくれたトレヴァーに「直ぐ来て欲しい」と伝えるハンナ。彼が到着すると「パスワードで保護されたジュリアのノートパソコンの中身を見たい」と頼む。作業をしながら「サイトを見付けたよ。君はブラックルームについて何を知っている?レッドルームの事は?」と言うトレヴァー。何も知らないハンナに「ダークネットの中で最も穢れた場所だ。拷問にレイプ・殺人・児童虐待…何でもアリだ。どんな残酷な願望も金を払えば実現出来る」と説明する。レッドルームは鑑賞のみで、ブラックルームは参加可能。「それでもURLを知りたいか?」「…もう知ってるわ、誰かが教えてくれたの」トレヴァーはそれを聞いて苦い顔をする。「その誰かは、特別な関心があるからこそブラックルームについて君に教えた。注意しろと警告した筈だぞ。個人情報を教えた?」心配させまいとしてハンナは「教えてないわ」と答える。「あなたは写真を見たの?」と訊くが、トレヴァーは不気味な写真については心当たりがないようだ。
*やがてトレヴァーはパスワードを解除する。ジュリアのパソコンの中で『セルフィー・フロム・ヘル』のファイルを探してみると、ネットにはアップロードされていない動画の続きが見付かる。カメラの前で怯えた様子のジュリアが話している。「単に面白いネタだと思って始めたけど、次第に深みに嵌ってしまった。原点を探り続けたらいつしかダークネットの中に…そこに[恐怖喰い/FEAR EATER]と言う男が居たの」その男はワザとジュリアとマークにURLを教えた。皮肉にも救えるのはその男だけ。「飛行機を予約するわ。彼に会わないと…ブラックルームを見付けても、13枚のセルフィーは見ないで」と泣きながら訴えるジュリア。「全部見て画面にヒビが入ったら…悪い何かに目を付けられているかも」
*ジュリアが話した通りの状況にあるハンナは動揺を隠せない。彼女を気遣い、今夜はトレヴァーがリビングに泊ってくれる事になる。深夜にふと目を覚ますと、ジュリアがハンナに覆い被さるようにしている。しかも彼女は宙に浮いているのだ。思わず飛び退くとジュリアがベッドに落下する。驚き叫ぶハンナの部屋に駆け付けるトレヴァー。ジュリアは呼吸停止の状態で、トレヴァーが人工呼吸する。その後、救急外来に運ばれるジュリア。彼女は去年もこの病院へやって来た。ハンナの母の看病のために。見舞ってくれたのはジュリアだけだった。病室へ行くよう促すトレヴァーに「何故?別れの挨拶のため?」と反発するハンナ。トレヴァーは「多臓器不全に陥ってる。原因は不明で、朝まで持たないらしい」と言う。

*トレヴァーの運転で家に戻ると「もう帰って、1人になりたいの」と言うハンナ。酷い態度をトレヴァーが咎めるが、ハンナは不安定な状態だ。トレヴァーは「君に嘘を吐いてた、今回初めて会うんじゃない。君が求職中にうちの会社に来た時に見掛けたんだ」と言う。タフで気が強そうでありながら、か弱くも見えた。そんなハンナに惹かれたと。「もう邪魔しない」と言うとトレヴァーは車で走り去る。
*1人になり嗚咽するハンナ。そこへ例のF34R3473Rから電話が掛かってくる。『長年[彼]を追い続けた俺が、タダで答えを教えるとでも?』「何が欲しいの」『快楽だ。お前の住所を教えろ』座り込み「絶対に嫌よ」と呟くハンナ。キャビネットに背中が当たり、乗せていた砂糖が落ちて床に散らばる。指でスマイルマークを描くと、それが変化して困った顔に。更に矢印が現れる。その方向を見ると黒い人影が見えて、慌ててドアを閉める。地下室に逃れるが結局見付かり、ハンナの身体にスタンガンが押し付けられる。
*意識が戻ると、手錠で拘束されている。薄暗く、赤い照明で照らされた見慣れぬ部屋。スキンヘッドの屈強な男が居る。赤い口のアイコン、F34R3473R…FEAR EATERだろう。彼は「どんな気分だ?恐怖のために生きている瞬間を感じられて最高だろう?」と訊いてくる。「恐怖ほど刺激的な感情はない筈だ。俺はいつからか恐怖を感じなくなった。そんな人生は無意味だ。だが2年前に、ただならぬ悪についての噂を聞いて一変したんだ」男は死を恐れて、自分ではブラックルームのセルフィー13枚全ては見ていない。人にアドレスを教えて、その結果多くが命を落とした。それがFEAR EATERにとっての快楽なのだ。[彼]は[向こう側]で拷問する。死への時間は一定ではないが、セルフィーを13枚撮れば彼は必ず来る。
*FEAR EATERはハンナを自撮りモードで撮影する。最後の1枚を撮影されたところで、トレヴァーが助けに来てくれる。スタンガンで気絶させて鍵を奪い、ハンナの手錠を外して逆に男を拘束する。13枚目が撮影されたため、このまま逃げずにパソコンを調べる必要がある。男は長年調べていたのだから、何か情報を持っている筈だ。調べてみると、対象はサーバーではなく携帯電話だと分かる。「つまり、僕が君を見付けたのと同じ方法で追跡出来る」と言うトレヴァー。場所を突き止めてそこへ向かおうとすると、FEAR EATERが「そこに行っても何もない。お前は救われない」と嘲笑う。
*「何故私が消えたと分かったの?」と訊くと、トレヴァーは「口論の後でブラックルームを見た。入口で13枚のセルフィーも」と答える。トレヴァーの携帯電話もひび割れている。「危険過ぎるわ」「君を助けたかった」やがて目的の場所に到着する2人。とは言え三角測量のため大体の位置しか分からない。離れるのは危険に思えるが、ハンナに残された時間がどの程度か分からない。2人は別々のフロアで手掛かりを探す。
*ハンナが大量のケーブルと、人が潜んでいた形跡を発見する。トレヴァーも合流し、残されていたアルバムとビデオカメラを見る。アルバムには様々な人達が共通の男と映っているセルフィーがある。カメラに録画されているのは2006年のエドワーズ医師のもの。ある患者との13回目のセッション。2006年12月に複数の殺人容疑で逮捕された男を、エドワーズが診る事になった。混迷状態にある男は名前も不明で、公的な記録が全くない。しかしDNA解析で、1990年代から現在までの未解決事件に関与している事が分かった。男が画面に映ると、その姿にはスノーノイズが被さり顔は分からない。「聞こえているか?返事が無理なら合図を」と医師が呼び掛けると、男は手を強く握る。初めて言葉が伝わっている事が分かり医師は喜ぶが、突然画面が乱れて医師の叫び声が聞こえる。
*広いエリアを見付けて携帯を探していると、突然天井を突き破って首を吊った男の死体がぶら下がる。それはアルバムに残された写真の男に見える。ハンナが触れるとその身体はまだ血で濡れている。驚くハンナに肉眼では見えない人影が接近し、身体に接触すると彼女は叫んで意識を失う。男を探そうと、セルフィーで連写するトレヴァー。不気味な影が吊られた死体に絡み付くがトレヴァーは気付かない。やがて意識を取り戻すハンナ。彼女は「何処に居るのか確認したい」と言い、自撮りモードで周囲を見てみる。しかし姿は見えない。すると死んでいる筈の吊り下げられた身体が動き、トレヴァーの首を締め上げる。必死に引き剥がすと今度はハンナの首を締め上げるが、セルフィーの男はやがて動かなくなる。
*晴れた日、草原に寝転がるハンナとジュリア。遠くでトレヴァーが手を振る。やがてトレヴァーはハンナに近付き抱き寄せると、彼女にキスをする。幸せそうに笑うハンナだが、相手はセルフィーの男へ変化する。FEAR EATERは、セルフィーの男は[向こう側]で拷問すると言っていた。ジュリアから届いたメッセージ[!3mp13h]を反転させると[Help me!]と読める。ジュリアは苦しみ、助けを求めていた。今度はハンナとトレヴァーの番だった。

■雑感・メモ等
*映画『セルフィー・フロム・ヘル』

*レンタルにて鑑賞

*長さ2分の短編ホラーを長編化した作品。短編の方を見ていたのでレンタル。

*短編で主演だったミーラ・アダムズがジュリア役。オリジナルを尊重していてそこは好感が持てるけど、実のところこの映画で一番怖いのは彼女の顔だと思う。白目で起き上がる場面なんて心臓に悪い。「日曜日に画像を送ってこなかったのは、いとこの顔が個性的過ぎるから?」と言うトレヴァーの台詞があるけど割と洒落にならない。

*監督も続投で脚本も手掛けている。けど、不満の残る出来映え。2分間の短編なら勢いで見られても、長編化するには厳しい題材だったと思う。疑問符ばかりの展開がいただけない。
*まずジュリアが追っていた[セルフィー・フロム・ヘル]が何なのか分からない。都市伝説やネット上の噂の類いなのかもしれないけど、その辺の説明がない。

*自撮りとくればSNS…と言う事なんだろうけど、セルフィー自体よりもネット関連に重点が置かれているのも釈然としない。自分がダークなネットに詳しくないせいなのか[ドット・オニオン]についての描写も何かと不可解。

*「[ブラックルーム]入口の13枚のセルフィーを見てはいけない」と言ってたかと思ったら「セルフィーを13枚撮れば[彼]はやって来る」と言い出すから混乱。13枚を見た上で13枚自撮りすると捕まると言う事なのかな?この辺も説明が薄く、何故そうなるのかは不明。(そう言えばFEAR EATERが自撮りモードでハンナだけを撮るけど、あれはセルフィーとして正しいの?)

*公的な記録が何もなく名前も分からぬ男。1990年代から未解決の事件に関与しているらしい。男はセルフィーを残していて…みたいな情報が終盤に明らかになるけど、DNA解析が可能な(現実世界に実在する)男が、[向こう側]で拷問する存在になった経緯が全く謎。男にとってセルフィーがどんな意味を持つのかも分からない。

*中盤に砂糖(或いは他の粉類)が床に散らばって、そこに指で描いたような矢印が現れてハンナに危険を知らせる。あれはジュリアが手助けしてくれたのかな?拷問されていても多少の自由はあるんだろうか。あと冒頭でジュリアが「ダウンタウンの東地区」について尋ねるけど、あれは終盤に辿り着く場所の事?

*カメラ越しにしか確認出来ない存在と言うと『都市伝説:長身の怪人』も同様。あれも怪人の起源等は不明だったけど、行動には一定のパターンがあった。だからこそ逃れようとしたり抗おうとしたりするけど、こちらはどうにも曖昧模糊としている。

*眠っているジュリアを撮影した動画が届く…と言う流れだと思ってそう書いたけど、もしかして撮影されていたのはハンナだった?撮影されていたのがジュリアだとすると何者かが侵入したと言う重大事態だし、証拠となる動画もある。これで通報しないのは流石に可笑しいような。(「ジュリアは夢遊病なのかも」みたいな事を言ってたけど、機材をセットして自分の姿を撮影するのは流石に無理があるよね。ハンナを撮ったならまだしも。)でもドアが開いている描写があるから、侵入者については認識してたのか。受け容れ難いとしても母を唯一見舞ってくれたなら病室に行きなよと思うし、トレヴァーに対して「もういいから帰って」は酷いし、ハンナも結構問題ある。

*見ている間は認識出来てなくて、ハンドルネームF34R3473RはIMDbで確認。3→E・4→A・7→TでFEAR EATERになるんだと書いていて気が付いた。最初は[恐怖喰い]が[彼]なのかと思ってたんだけど、こちらは同じくIMDbによれば[Selfieman]で、それだけ聞くと何やら楽し気な響き。