■あらすじ
両親の結婚35周年を祝うために集まった、10人の家族。そこに突如現れる、キツネ、ヒツジ、トラのアニマルマスク集団。カギは掛けたはずなのに…彼らの目的とは何なのか…。壁に描かれた「You're Next」の文字、突き刺さるクロスボウの矢、逃げ場のなくなった密室で、追い詰められたはずの10人。しかし、家族も、アニマルマスクたちも、家にいる誰もが、予期しなかった結末へと突き進んでいく――(メーカーサイトより)
■ネタバレ
*ベッドの上の中年男性と若い女性。事が終わって男がシャワーを浴びに行き、女は階下へ。すると人感センサーのライトが点いて家の周囲が明るくなる。不安を覚えて開いていた窓を閉める女。彼女は酒を呑み、音楽を流す。1曲だけをリピートする設定。暫くして男がシャワーから出ると、女の姿がない。窓ガラスには赤い液体で文字が書かれている。[次はお前だ/YOU'RE NEXT]と。文字は外側から書かれているために反転した状態だ。男が改めて外を見ると、女が血塗れで横たわっている事に気付く。声も出せずに後退ると、背後には人が居た。動物のマスクを着けて鉈を手にしている。窓ガラスに、今度は内側から赤い液体が降り掛かる。
*ポールとオーブリーの夫婦が別荘にやってくる。建物同士は少し距離がある[隣人]の別荘には車が停まっている。女子学生と不倫の末に妻と別れた男が、そこに住むらしい。妻は些か不愉快そうな表情だが、夫は「隣りに人が居れば心強い」と言う。2人が別荘に到着すると扉が開いている。中には誰も居ない。改築業者が閉め忘れたのだろうとポールは結論付ける。2人は荷物を運び、屋内を掃除する。
*夫婦の次男であるクリスピアンも別荘へ向かっている。恋人のエリンも一緒だ。彼もまた自分の元教え子を恋人にしていた。「ご両親はお金持ちなのね」「まあそうだな、親父は去年KPGを辞めて退職金をたんまり貰った」「KPGって軍需産業の?」「右翼と食事するのは嫌かい?」冗談を言いながら、車はやがて別荘に近付く。
*夜になり、1階で掃除を続けていたオーブリーは2階から物音を聞く。ポールかと思ったが、直後に姿を見せた夫は地下室で暖房を入れていたと言う。自分達以外に誰かがこの家に居るのだと主張するオーブリー。ポールは俄には信じられない。中に居るのは危険だと言い張るオーブリーを外に出し、自分は火掻き棒を手に2階へ上がるポール。寝室のクロゼットを開けようとした時、背後から何者かが肩を掴む。それは別荘に到着したクリスピアンで「外で母が泣いていた」と言う。現れたのが見知らぬ誰かではなかった事にポールは安堵して、2人で階下に下りる。調べずに終わったクロゼットの扉が軋んだ音を上げる。
*夫と息子に「誰も居なかった」と言われてオーブリーも漸く納得し、皆で別荘に入る。明日は夫婦の35周年の結婚記念日で、他の兄弟達もやってくる予定だ。翌朝クリスピアンが起きると、既に長男ドレイクとその妻ケリーが到着していた。ドレイクは逐一クリスピアンを揶揄い、鬱陶しく絡んでくる。
*キッチンでエリンが「お手伝い出来る事はありませんか?」とオーブリーに訊くと「牛乳が切れてしまっているから、隣家で借りてきて欲しい」と言われてお使いに出掛ける事になる。エリンが外へ出るとポールと息子達がパーティの準備をしている。「良い親子ね、写真を撮らせて」エリンは手持ちのカメラで1枚撮影する。
*エリンがその場を立ち去りドレイクも屋内に戻ると、父は浮かない表情のクリスピアンに研究奨学金の事を尋ねる。「今年は応募者も多いし、自分は最近論文を発表していないから状況は厳しい」と言い訳するクリスピアン。「論文を出していなくても奨学金を貰える者は居る」と弱気なクリスピアンを叱咤する父。
*エリンは少々歩いて隣家にやって来る。家の中では女が殺される前に掛けていた音楽がまだリピートされている。車もあり音楽も聞こえるが、人が出てくる気配はない。エリンは諦めて別荘に戻る。
*夜になると末っ子で唯一の娘エイミーが到着する。彼女の恋人タリクは映画監督をしている。三男フィリックスは恋人のジーを伴っている。綴りの[Zee]を母は珍しがる。ジーはメイクが濃く煙草を吸い、態度も太々しい。何はともあれ賑やかな晩餐が始まる。
*ドキュメンタリー映画の監督だと言うタリクに「コマーシャルは撮らないのか?あれこそ現代のアートだ」と自分の主張を押し付けるドレイク。次いでエリンが元学生と知ると「それでもプロか?」と呟く。それに噛み付くクリスピアン。お祝いの席がすっかり喧しくなる。呆れ顔のタリクだったが、窓の外の何かに気付いて立ち上がる。彼の額にクロスボウの矢が突き刺さり、晩餐の席はパニックに陥る。
*窓際に立つ母を庇って、背中に矢を受けるドレイク。エリンはクロスの掛けられたテーブルの中を移動して、皆の居る場所に近付くと「窓から離れて身を低くして」と叫ぶ。次いで警察に通報しようとするが、昼間は繋がった携帯が繋がらない。フィリックスが「きっと電波妨害器だ」と言う。「違法だがネットで30ドルで買える」
*エリンの指示で椅子で身体を隠しながら窓のない玄関付近へと移動する。矢を抜くのは望ましくなく、ドレイクに対して出来るのは鎮痛剤を飲ませる事くらいだ。フィリックスは「誰かが車まで行って助けを呼ぶべきだ。1番足が速いのは誰だ?」と言う。「一番速いのは僕だが、背中に矢が刺さっている」と呻くドレイク。エイミーは泣きながらも「速いのは私よ」と言う。外に出るのは危険だとエリンは必死に止めるが聞き入れられず、結局エイミーは全速力で外へ駆け出す作戦に出る。父とフィリックスが扉を開け、エイミーはその間を駆け抜けようとする。しかしドアの外にはワイヤーが張られていた。それはエイミーの首を切り裂き、彼女は大量の血を流して息絶える。
*茫然とする者、泣き叫ぶ者…エリンはそんな中でも冷静に、窓に鍵を掛けて警察にメールを入れる。電話は繋がらなくてもメールなら、弱い電波でも届くかもしれない。2階の窓に[SOS]のサインも出そうと提案するエリン。いつもとは違う恋人の様子に驚くクリスピアン。彼女は「非常事態だもの」と答える。
*娘を亡くして憔悴したオーブリーは、2階の寝室で嗚咽し横たわる。ベッドの傍らに狐のマスクを着けた人影が佇み、鉈を振り上げる。
*叫び声が1階にも届き、皆で2階に駆け付ける。その間もエリンは包丁を手にして窓に鍵を掛けていたが、突如窓が割られて髪を掴まれる。相手はやはり動物のマスクを着けている。こちらに現れたのは虎のようだ。髪を掴まれても離さずに持っていた包丁を虎の手の甲に突き立て、そのまま窓枠に突き刺す。痛みに泣き叫ぶ虎。固定されて動けない内に追い討ちをかけようと武器を探すが、目を離した隙に虎は姿を消す。
*寝室ではオーブリーが頭に鉈を突き立てられて絶命していた。壁には血文字で[次はお前だ/YOU'RE NEXT]と綴られている。母の死にショックを受ける父を、兄弟達が階下に下ろす。1人部屋に残ったケリーは、義母の死体にシーツを掛ける。自分も階下に行こうとするが微かな音を聞き取り、怖々ベッドの下を覗き込む。するとそこには狐のマスクが身を潜めていた。絶叫しつつも身を屈めてワイヤーをかわし、別荘から飛び出すケリー。ドレイクは妻を追うが背中の矢がワイヤーに触れてしまい、激しい痛みが襲う。堪らず矢を引き抜くが、そのまま気絶する。
*ジーが「やっぱりここを出るべきじゃない?ケリーは出られたもの。車までは辿り着ける筈よ」と提案。そこでクリスピアンが「自分が行く」と言う。エリンも一緒に行こうとするが「兄貴と父は自分では動けない。自分が車を着けるから、君とフィリックスとジーで2人を運んでくれ」と言う。エリンはそれを受け容れて、掴んでいた包丁をクリスピアンに手渡す。
*ケリーはそのまま走り続けて隣家まで辿り着く。ソファには男が腰掛けており、音楽が流れている。窓を叩いても男からは反応がない。やがて窓ガラスに動物のマスクが映る。振り向くと羊が居て、ケリーは為す術なく殴られ隣家のリビングへ倒れ込み、ガラスが身体中に突き刺さる。ソファに腰掛けている男が頭を割られて死んでいるのを見るケリー。彼女もまた羊のマスクに、斧で頭を叩き割られる。音楽はまた始めに戻って繰り返される。
*クリスピアンが別荘に戻って来る。車は壊されていて人影もない。ケリーは隣家に辿り着けたのだろう。エリンは止めるが「誰かが助けを呼びに行かないと」と言いワイヤーを切ると、クリスピアンは再び外へ出て行く。
*別荘に残されたエリン・ポール・ドレイク・フィリックス・ジー。「少なくとも敵の1人はまだ屋内に居る」と言うエリン。狐は外へ出ていないだろう。気絶しているドレイクを物陰に隠すと、フィリックスに「1番安全な部屋は何処?」と聞く。地下室なら窓はないが、火を点けられたら逃げ場はない。結局リビングで窓を塞ぐ事にする。キッチンで点いたままだったコンロの火を止めて、武器になりそうな刃物を掻き集める。
*エリンがリビングに戻ると、窓からケリーの死体が投げ入れられて虎が飛び込んでくる。突き倒されて、武器が床に散らばる。エリンに向かって躊躇いなく振り下ろされる斧。斧を裂けて虎の股間を蹴り付けるエリン。倒れたまま金槌を掴み相手の膝を叩き、虎が膝をつくと繰り返し殴って頭を潰す。フィリックスとジーは困惑気味にその様子を見守っている。マスクを剥ぎ取ってフィリックスに「知った顔?」と尋ねるが「その状態じゃ判別不能だ」との返事だ。
*「1人は中に居る」とのエリンの言葉を受けて、父は1人で2階の様子を見ている。すると寝室のクロゼットで水や食料、毛布を見付ける。ペットボトルには尿らしきものが入っている。長時間ここで見張っていたようだ。
*その時電気が落ち、エリンは地下室へ配電盤を探しに行く。フィリックスとジーは2階へ。電気が戻ると父とフィリックスが合流し、父は「偶然襲われたんじゃない、我が家が狙われたんだ」と話す。すると背後から狐が現れ、父の首を刃物で横一文字に切り裂く。父が伸ばす手を疎ましそうに払い除け、倒れて苦しみ藻掻く姿を見下ろすフィリックスとジー。父はそのまま命を落とす。「俺の目の前で殺す必要があったのか?」と咎めて狐を睨むフィリックス。彼とジーが首謀者だったのだ。
*クロスボウを手に屋内を慎重に進む羊。羊は虎の死体を見て激高し、テーブルを倒す。虎は羊の兄だった。地下室の扉の奥に居たエリンは様子を窺っていたが、物音を立ててしまう。鍵穴から覗くと、向こうも鍵穴から覗いていた。斧で扉を壊そうとする羊。
*そこへ気絶していたドレイクが意識を取り戻して姿を見せる。彼はまだ意識が朦朧としていて状況を把握出来ないが、武装したマスク男を見て狼狽える。羊はドレイクに向き直り対峙するが、エリンが背後から接近しその背中にピックを突き立てる。ドレイクは羊が取り落とした斧を掴む。武器を持った2人と傷付いた自分…羊は流石に不利だと判断して、その場は逃げ出す。
*ドレイクはケリーの消息を聞くが、エリンは彼を気遣って「知らない」と答える。そこへ2階からフィリックス達が戻って来る。「父は少し横になると言っている」と説明。敵は未だ2人居る筈だ。エリンは尖った物や重い物を探すように指示。ドレイクとフィリックスは地下室で父の道具箱を探す。
*エリンは板や釘を掴んでジーと1階へ戻る。板1枚につき4~5本、突き抜けるように釘を打つ。それを床に置いてトラップにするのだ。サバイバル術に長けたエリンに「何処でこんな事を習ったの?」とジーが聞く。「私、サバイバルキャンプで育ったの、クリスピアンにも未だ内緒だけど」と答えるエリン。彼女が生まれた頃、父が「数年後に地球の資源が枯渇する」と言う妄想に取り憑かれて、賛同者と共にオーストラリアの奥地へと移り住んだ。父は娘を何処ででも生き残れるように育てたが、15歳の時に母と帰国した。そんな話をしながら釘を仕込んだ板を窓の前に並べる。ジーは板の一枚を振り下ろそうとするが、エリンが振り向いたため機会を逃す。
*地下室でドレイクに、ケリーの死を伝えるフィリックス。動揺して声を荒らげる兄を、集めた武器で何箇所も刺して殺す。一方、ジーを1人残してエリンはポールの様子を見に2階へ。すると床にポールの死体が転がっている。死体を見て考えを巡らせていると、背後に狐が現れる。エリンは咄嗟に2階の窓を突き破って飛び出す。落下の際に痛めた足を引き摺って、ひとまず林の中に身を潜める。足に深々と突き刺さったガラスを引き抜くと、羊がクロスボウでこちらを狙っている事に気付く。痛む足を動かし再び別荘の中へ。
*エリンを追って来た羊。窓の前に置かれた、釘の突き出た板を嘲笑う。見えている板を避けて窓寄りに足を下ろすと、そこにも釘付きの板が仕込まれている。釘を踏み抜き、堪らず呻き声を上げる羊。その間にエリンはバスルームのカーテンの裏に身を隠す。
*寝室に居たフィリックスとジー、狐。フィリックスが狐に様子を見に行かせると、ジーは「ママの死体の隣りでファックしてよ」と迫るが、彼は呆れ顔で階下に下りる。1階で足から血を流す羊を見て「DNAを撒き散らすな」と怒鳴るフィリックス。口論になるが、その内容はエリンの耳にも届く。フィリックスが首謀者で動物のマスク達に金を支払う事・ドレイクはフィリックスが直接殺した事…フィリックスは、支払う金額を釣り上げる事でその場の諍いを収めようとする。
*その時、エリンの携帯電話が着信音を奏でる。警察から「メールを受信した」と言う返信だった。その音でエリンの居場所が知られてしまう。エリンは素手だったが、カーテンに近付いた狐の喉を捉えて突き飛ばし、その場を逃れる。
*狐、フィリックスとジー、そして羊がそれぞれエリンを探す。エリンが身を潜めていた場所の窓から入って来たのは羊だった。頭にナイフを突き立てて倒し、羊が持っていた斧を取る。斧にレンガと紐を組み合わせて、家の正面扉にトラップを仕込む。
*もし警察がやって来てエリンと接触したら厄介だ。狐はフィリックス達に道の様子を見てくるように指示。自分は別荘内部の確認に行くと言う。フィリックスはクロスボウを要求。「使えるのか?」と揶揄しつつ手渡す狐。
*エリンは扉から誰かが入ってくるのを待ち構えていたが、狐は別の窓からやって来る。暗い地下室に逃れ、更に電球を叩き壊す。地下の暗闇の中で明滅するカメラのフラッシュ。狐がカメラに近付くと背後から襲い掛かり、狐の頭部を叩き潰す。フラッシュは光り続け、血塗れのエリンの姿がライトに浮かび上がる。
*疲弊しながらも1階に戻って床に転がるナイフを手にする。外を確認して戻って来たフィリックスのクロスボウがエリンを狙う。矢が当たったと思ったが、窓から覗き込むとエリンの姿はない。フィリックスは矢の残りが1本のクロスボウをジーに手渡すと、自分は車へ行き電波妨害器を停止する。
*ジーはクロスボウを構えてキッチンへ。横手からクロスボウを叩き落すエリン。2人が揉み合いになっているとフィリックスが駆け付ける。エリンは咄嗟に手近にあった鍋の中身をフィリックスに浴びせ掛ける。火はずっと前に止めており「熱くも何ともないぞ」とフィリックスは嗤う。しかし浴びせられた油に足を取られて転倒。ジーは自分の首を締め上げていたエリンの指に噛み付く。鍋で殴り倒して形勢逆転するが、その背中にフィリックスが刃物を突き立てる。エリンはミキサーでフィリックスの頭を殴り倒し、更にその粉砕部分をフィリックスの頭部に押し付けコンセントを差す。ミキサーの刃に抉られるフィリックスの頭。エリンは自分の左肩に突き刺さっていたナイフを抜き取ると、ジーの頭に突き刺す。
*満身創痍のエリン。その時フィリックスの携帯の着信音が鳴る。「フィリックス、終わったのか?電波が戻った」と声がする。黙っていると相手は勝手に言葉を続ける。「僕が逃げたのを怒っているんだろ?でも僕は平和主義者で、血を見たら我慢出来なくて…寒いから中に入るぞ?」クリスピアンもフィリックスの仲間だったと知るエリン。
*窓から別荘に戻って来たクリスピアンと、お互いに携帯を手に向かい合う。「…フィリックスは?」「ミキサーで殺したわ。私も殺すつもりだったの?」「違う、君は証人になる筈だった。ジーとは違って前科のない証人が必要だからね。僕等は酷い貧乏だっただろ?君にこんな人殺しの才能があったなんて…ちょっと引いたよ」必死に語り掛けるクリスピアン。「君が普通にしてくれてたら両親や兄弟達は死んで、君は無傷の筈だったんだよ。僕達は金持ちになれたのに…婚約もしてたかも。まだやり直せる。僕は唯一の遺産相続人だ、億万長者だよ。今の僕達の状況を完全に無視した上で遺産を放棄するなんて馬鹿だ。論理的に考えてくれ、1ヶ月以内に大金が手に入るか、僕が逮捕されて君には何も残らないか…。約束しただろ?君のところに戻って来るって。…ただいま」エリンはクリスピアンが最後まで話したタイミングでその首にナイフを突き立てる。ナイフを引き抜くと大量の血が溢れ出す。「どうして…」「悪い?」エリンは更にナイフをクリスピアンの左目に突き刺す。
*クリスピアンの身体が倒れるのを見下ろしていると、窓から発砲される。右肩を撃ち抜かれて倒れるエリン。発砲したのは通報を受けて駆け付けた警官だった。惨状に茫然としつつ、彼は一旦パトカーに戻って応援を求める。再び別荘の扉まで戻って警官が扉を開くと、エリンが仕込んでいたトラップが発動する。
■雑感・メモ等
*映画『サプライズ』
*レンタルにて鑑賞
*侵入系ホラー
*ホラー映画が好きだけど捻りのないバッドエンドは嫌いで、反撃する主人公は大好物。なのでこの映画は楽しかった。最後の一押しは些か余計だけど。
*邦題は如何にも何か裏があるよと示唆してる感じでいただけない。原題のベタな感じが良いと思うんだけど、そのまま片仮名にしてもちょっとなあとは思う。
*普通に見ている時には気にならなかったけど、内容を書き出していたら動物マスクが判別し難くて困った。使用武器も固定と言う訳ではないから分かり難い。ケリーを斧で殺すのは羊だけど、彼女の死体を別荘に投げ入れるのは虎…だよね?
*この記事を書いてる最中に『パトリック 戦慄病棟』を見たんだけど、主演が同じシャーニ・ヴィンソンだった。今まで全く意識してなかったけど 『逆殺館』 『パニック・マーケット』 も彼女だったんだな。
*終盤に流れる、昔のゲームみたいな音楽が耳に残る。エンドロールで流れるのは、劇中で1曲だけリピートされてたあの歌。ここでもリピートされるのかと思ったけど、1回だけ流れてエンドロールは全部終わる。