ヒューマン・レース | m-memo

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ネタバレだらけの映画メモ。

忘れ易いので自分用にメモしてます。
ネタバレ部分は詳細を記載することもあれば、
二言三言のこともあります。

 

■あらすじ

突然、見たこともない場所で意識が目覚めた老若男女80人。頭の中で響き渡る謎のメッセージ。「競走を拒めば命はない」「コースを外れても命はない」「2周遅れても命はない」「生き残れるのは、ただ1人」、状況を理解できないまま、始まる理不尽なレース!中にはパニックに陥り、思わずコースを外れてしまう男も出現。すると、その男の頭が突然爆発、あまりのショックに残された人々は走るしか生き残る道はないと悟る!果たして生き残るのは誰だ?そして、この理不尽なレースを主催する奴らとは…。(メーカーサイトより)

■ネタバレ
*エイミーは母を奪ったのと同じ白血病により、8歳と言う若さで死亡した。回復を信じていた姉ベロニカもやがて同じ病に冒される。彼女は服薬しつつトレーニングやランニングを続ける。天を仰いで中指を立て「くそったれ」と吐き捨てるベロニカ。ある日主治医から検査結果を聞かされるが、その内容は「血液の状態が正常化した」と言うものだった。奇跡としか言いようがなく、ベロニカは今度は笑顔で天を見上げて「感謝します」と呟く。その後車を運転中に閃光に包まれたベロニカは、気が付いた時には見知らぬ場所に居た。数十人の人々と共に、フェンスに囲まれた建物の傍に立っている。何が起こったか分からぬまま、つま先が道を外れて草に触れた途端、彼女の頭部が破裂してしまう。

*そこは日常とは切り離された空間だった。この場所のルールがアナウンスされる。『勝者はただ1人。学校と家と刑務所は安全地帯。矢印に従わなければ死。道を外れたら死。2周遅れたら死。草に触れたら死。レースを拒めば死』

*そこは謂わば戦場だったが、一緒に運ばれたエディーとジャスティンも嘗て別の戦場に居た事がある。荒野で意識と左脚のないエディーを運んだジャスティン。太陽が落ちると一気に温度が落ちるため、身体を温め合った。その時まで名前も知らなかった2人だが、それ以来親友だ。退役後、ジャスティンはウィッティア州立学校の副校長になっている。彼の招きで生徒達の前で戦地での体験談を披露するエディー。耳の聞こえない生徒のために、内容を手話で伝えるジャスティン。生徒に「副校長先生と出会った戦場で、人を殺したの?」と訊かれて2人は視線を交わすが、エディーは「支援活動が目的で、人を殺すのは有事のみだった。運良く殺しは免れたよ」と答える。その後、2人は食事に出掛けた。

*街角に居た筈の2人だが、気が付くとこの場所だった。2人の近くに居た、耳の聞こえない男女も一緒に運ばれている。彼等はアナウンスの声が聞こえた事に驚き喜んでいるが、その間にも人々が破裂して死んでいく。アナウンスは『79…76…』と徐々に減っていく数字を伝える。現在の生存者の数だろう。状況は全く不明だが、アナウンス通りのルールで死が訪れるのならレースに参加しなくてはならない。

*80人の老若男女が走る場所は、一見すると郊外の一角のようだ。少し離れて森が見えるが、コースを離れると死が待っているため調べる事は出来ない。コースを示す[矢印]は複雑な意匠を凝らした矢じりのようで、地面に突き刺された支柱等に固定されている。矢印に導かれて、フェンスに囲まれた大きな建物の周囲やトンネル状の通路等を走り続ける事になる。その中に学校・家・刑務所とされる場所が存在するようだ。遠くの丘には巨大なポールのような物も見える。監視カメラは見当たらず塀を乗り越えて逃げようとする者も居るが、頭が弾け飛ぶ。

*「理不尽な命令に従う必要はない」と反発するエディー。しかしルールに従わない者は実際に死んでいる。「まずはどんなコースか確かめよう」と宥めるジャスティン。左脚がなく松葉杖2本で移動するエディーには、レースは不利に思われた。歩行器に頼る老人も「無理だ、走れない」と呻く。途中で傷付く者も居る。エディーとジャスティンは転倒した少女を助ける。弟と共に学校エリアに回避させるが、アジア系の姉弟には英語も通じずパニック状態だ。ジャスティンが身振り手振りで「助けを呼ぶ」「君がお姉ちゃんを守れ」とどうにか伝えてその場に残す。暫く走った後で「やっぱり放っておけない」と逆戻りしようとするジャスティンを「皆が助かるためにもレースの事を調べないといけない。自分が死んだら誰も救えない」とエディーが説得する。残りは71人。
*途中で神父が「何故神はこんな罰を?」と問い掛けてくる。彼はこの場所を煉獄だと考えているようだ。煉獄に落ちた者は、天国に至る狭き道を進む。誘惑に負けず進めば最後には天国に行ける。「頭を爆破されるのが誘惑なのか?」と笑い飛ばすエディー。聞こえているのも神の声ではなく、自分の声が頭の中で響いている。何にせよ走り続けなければならない。ポールがよく見える場所を通ると、それが巨大な矢じりのようだと分かる。コースを示す物と同じ形だ。やがてエディー達は教会を通る。神父は十字架の方へ進もうとして、頭が吹き飛ぶ。教会は安全地帯ではなく、神父が足を踏み入れようとしたのはコース外だった。残りは64人。
*歩行器を使う老人トーマスが、コースに倒れている。これ以上誰かに抜かされたら死んでしまうため、エディーとジャスティンは何とか助けようとする。耳の聞こえない2人組<トリスタ>と<アーサー>も協力してくれる。コースの途中に安全地帯の家があり、そこで誰も通さないように足止めを試みるのだ。こんな状況でも元海兵隊のトーマスは元陸軍のエディーに「腰抜け」と憎まれ口を叩くが、エディーは構わず握手を求める。「苦境にある時は人と親しくしない方が良いと学んだ。悲しくなるだけだ」と言うトーマス。戦場でジャスティンと出会ったエディーはそうは考えない。実際にはトーマスは身体が悪く手を差し出す事も困難なだけだったが、それを知ってエディーはトーマスの手を掴んで握ってやる。

*入口でジャスティンが「解決策が見付かるまで」と協力を頼む。出口はエディーが塞いで、出ようとする者を阻む。やがて大半が家に足止めされた状態になる。ジャスティンがトリスタとアーサーに覚えている事はないか尋ねると、2人は攫われた時に丁度街の様子を見回して手話で会話をしていたと言う。歩行器のトーマス・ホームレスの女性に水を差し出す神父・作業着の男達…2人は彼らに見覚えがある。ここに運ばれたのは、あの時街の同じ区画に居た人々なのだ。
*女が1人、家から動けない事に苛立ち不平を言う。怒鳴り散らし、差別発言までする女に「殴るぞ」と言うエディー。「人前で女を殴れるの?」「殴れるさ、お前のような女は同情されないからな」先に進めないため、女は安全地帯を出てコースを逆回りしようとするが、間もなくアナウンスが1人減った事を告げる。

*トーマスは死んだ妻の写真をロケットに入れている。妻を思い出し「天使だった」と言うトーマス。彼のロケットや別の男の煙草は残されているが、携帯電話・現金・身分証は奪われている。ライターは点火出来ず煙草は吸えない。この空間はやはり何かが歪だ。家には冷蔵庫があるが中身は空で、何処にも食料はない。

*黄色いシャツを着た男<フレッド>がエディーに「弟もガンで切断手術をした」と話し掛けてくる。自転車の選手でツール・ド・フランスで優勝したと話すその男は、隙を突いてエディーを突き飛ばす。片脚のエディーは倒されて直ぐには反応出来ず、ジャスティンの名を叫ぶ。

*ジャスティンは全力で駆け出すが、トーマスについては為す術がなく頭が弾け飛ぶ。血溜まりの中に落ちるロケット。しかしそれだけでは終わらない、フレッドが走る先には姉弟が居るのだ。待ち草臥れた姉弟は丁度安全地帯を出たところで、ジャスティンの姿を見付けて「戻って来てくれた」と喜ぶ。しかし彼の前を黄色いシャツのフレッドが走っている。フレッドが2人の傍を駆け抜けると、続け様に頭が飛んで残り56人になる。

*トーマスが死んだ事で、家に留まる理由もなくなった。他の人々もレースに復帰する。エディーもジャスティンに追い付いて姉弟の件を尋ねるが、彼は首を横に振る。「あの場所に残すんじゃなかった」「全員は救えない」「努力するべきだった」落胆するジャスティン。フレッドはその後も走り続け、疲れて動けなくなった人を次々に追い抜いていく。残りはもう43人。フレッドは全員を殺して自分が生き残ろうとしているのだろう。
*強制的にレースに参加させられている者の中には、妊婦も居た。彼女は物陰に座り込み、お腹の子に『オズの魔法使い』の物語を聞かせている。そこにフレッドがやって来る。流石に疲れたのか膝をつくフレッド。妊婦に胎児の性別を尋ねるが、彼女は出産まで聞かない事にしたのだと言う。現在8ヶ月で、名前は男の子ならアイゼイア、女の子ならエリカと決めている。彼女に促されてお腹に触れ「蹴ってる」と笑うフレッド。しかし立ち上がると「すまない、追い抜くのは2度目だ」と告げる。妊婦が必死に止めるのも構わずフレッドは走り去り、また2人減る。
*コース上には死体が増え、周囲は血で汚れていく。工事現場に居た3人組の内1人が「赤ん坊の手を踏んだ」と仲間を止める。彼等は黄色いシャツの男を止めようと決め、武器にするために矢印を引き抜く。しかし3人はフレッドだけではなく、そこを通る人々を餌食にする。矢印で刺殺、或いは家の陰で待ち伏せて突き飛ばし、ワザと草に触れさせる。男の1人がトーマスのロケットを拾ってポケットに入れる。殺しは主に出口付近の2人が担当していて、彼等はそれを楽しんでいる。「誰かが逆走して逃げたら殺せ」と入口で見張りを言い付けられたオレンジ色の反射素材のベストを着た男は、自分も殺人に参加したいと考える。残りは29人。

*やがてエディーとジャスティンが家に戻って来る。エディーが用を足している間に、外から女の悲鳴が聞こえる。そちらへ向かおうとしたジャスティンは、ベストの男に矢印を喉に突き立てられて絶命する。エディーが駆け寄ってももう何の反応もない。揶揄うように歌いながら走り去る男を追うと、出口で待ち構えていた2人に挟み撃ちにされる。松葉杖も使って応戦するエディー。1人は窓ガラスを割って喉を切り裂き、もう1人は松葉杖を身体に突き刺す。残り25人。
*ジャスティンの目を伏せ、先へ進むエディー。オレンジベストの男はトンネル状の通路の中で、別の男を殺そうとしている。エディーはコースに張り巡らされた有刺鉄線を引き抜くと、2人の男の首をまとめて締め上げて葬る。残り23人。
*トリスタとアーサーも武器になるように、矢印を握って走っている。2人の前方には、家を出て逆走した女が居る。まだ生きていたのだ。彼女が振り向き指を指す方から、黄色いシャツのフレッドが迫って来る。「あの男に抜かされるのは2回目か?」と手話で確認し合うが、2人共分からない。女も矢印を掴み、3人でフレッドの行く手を阻もうとする。牽制し合う内に内にフレッドの身体が女よりも前に出たのだろう、彼女の頭が吹き飛ばされる。その隙にフレッドは先へ進もうとするが、アーサーがフレッドの脚に矢印を突き刺す。かなり深く刺さりその場で抜く事は出来ず、フレッドは矢印を引き摺り歩いて行く。武器が手を離れてしまい、アーサーは追うのを躊躇う。トリスタはあまりにも近くで女が死に、それを救う事が出来なかった事に嗚咽する。何にせよ2人はまだ2回は抜かされていなかったようで無事だった。アーサーはトリスタを抱き締めて宥める。
*暗いトンネルに横たわる多くの死体。『17・16・15…』カウントダウンは止まらない。「ここでは死の音しか聞こえない、人が死んでいく音なんか聞きたくない」と泣くトリスタ。「死ぬ前に音楽を聞かせて欲しい」と正体不明の誰かに手話で訴えるが、頭の中では無情にも自分の声が響く。『14』
*「聞こえた事を喜ぼう」と宥めるアーサー。ここから逃げ出したいが出口も脱出方法も分からない。今は走るしかない。残りは9人にまで減っている。ポルノの話題等、他愛ない事を手話で遣り取りしている内に2人はまた教会を通るが、そこで一気に6人まで減る。死の恐怖がより身近になり、アーサーは思わずトリスタにキスをする。トリスタは「兄のように思ってた」と言うが「死ぬんだぞ、それでもキス出来ない?」と問われて2人はまたキスをする。そのまま教会でアーサーがトリスタを押し倒すが、彼女はやはり受け容れられずに拒絶。また走り出すが、2人の間には距離がある。

*殺戮が繰り広げられた家は照明が明滅し、3人組はもう居ないが不穏な空気で満ちている。家の中の矢印は武器として使われたため、残された支柱を取り外して握る2人。並んで立ち、行き先を見据える。アーサーがトリスタの手を握ろうとするとまた拒絶されて、手を振り払われる。1人で先に進もうとするトリスタを、アーサーが背後から殴打する。気絶している間にトリスタの下着を脱がせて身体に触れるアーサー。トリスタが意識を取り戻して、思いつく限りの手話でアーサーを罵倒する。「地獄に落ちろ」と支柱を振り上げるトリスタ。アーサーも支柱を握るが向けられた憎悪の強さに泣き出し、謝罪して家から逃げ出す。トリスタはそれを追い掛けて、アーサーを草の方へ突き飛ばす。3人組が積み上げた死体の傍に倒れながら「ごめんよ」と手話で伝えるアーサー。しかし彼女は最後まで許さない。残りは5人。
*トリスタは疲弊し泣き崩れ、家に戻って床に横たわる。するとフレッドが、彼女の身体を跨いで進んで行く。フレッドは怪我のせいで暫く安全地帯に逃れていたため、その間にトリスタが抜き返した形になっている。お陰で彼女の頭はまだ吹き飛ばない。『4』のアナウンスが聞こえて驚く男。何処か離れた場所で誰かが死んだようだ。そこを追い掛けてきたトリスタが背後から支柱で殴打する。倒れたフレッドの頭を繰り返し叩くが、なかなか死の音は聞こえない。殴り続けていると、漸く『3』と声がする。死んだ事が確認出来てからも、彼女はフレッドを何度も殴打する。

*エディーは1人、松葉杖で進み続ける。以前の周回の時には気付かなかったが、巨大な矢印型のポールの上に何かが浮かんでいるのが見える。トリスタは家を出ようとした時、明滅する照明に苛立ち支柱で叩き壊す。その時物陰には別の女が隠れていたが、トリスタは気付かない。隠れていたのは神父に水を施されていたホームレスの女だ。彼女は割れたガラスを拾うとトリスタを追う。屋外で倒れて揉み合いになる2人。トリスタに馬乗りになり、首を締め上げガラスで切り裂こうとするホームレスの女の首を、背後から近付いたエディーが捻り折る。残りは2人。
*気持ちが昂っているトリスタは、助けてくれたエディーを跳ね除けようとする。エディーは唇を読み取らせて「君を傷付けない、何もする気はない」と伝える。幾らか落ち着いたトリスタに「あれは何だろう」と巨大なポールを指差すエディー。浮かんでいたものの多くは今では動きを止め、矢印型のポールに突き刺さっている。まだ浮かんでいるものは、翼をはばたかせているようだ。手話は分からないエディーに、たどたどしい言葉で「天使よ」と言うトリスタ。「責め苦を受けているみたい。疲れ切るまで尖った杭の上を飛ばされている。…何故私達にこんな罰が?」「彼等にもな」

*[天使]達を見上げて考え込むエディー。彼はコースの端ギリギリに立っている。背後に居るトリスタは、アーサーが最後にしていたのと同じ手話をする。謝罪の言葉だ。彼女はコース外の草の方へとエディーを突き飛ばす。エディーは草の上に出るが松葉杖のみで着地して、右脚を浮かせて持ち堪える。逃げ出したトリスタを追いコースに戻り、走る彼女の足元に松葉杖を投げる。転倒したトリスタと揉み合いになり、最後は首を締め上げて殺す。頭の中で『1』と自分の声がする。
*続いて『おめでとう』の声。「お前は誰だ?」『我等は[エシロン]』「ここは何処だ?」『人類用の競技場だ。君は人類の代表だ。[バカラ]を生き延びた人間は居ないが、君は戦わずして死なないだろう。そこで待機しろ、天使のレースの勝者を待て。それまで休むと良い。君が生き延びるチャンスは少ないが、幸運を祈る』
*「クソったれ」と呟いて、コース外の草に踏み込むエディー。今度は右脚で触れるが、レースが終わった今はもう頭は爆発しない。それならと沢山の杭が立ち並ぶ丘に登ってみる。無数の天使が杭に突き刺さって死んでいるのを除けば、風景は地球のそれと変わらない。しかしコースを走っている時には見えなかったものがある。見慣れない2つの星が空に浮かんでいるのだ。
*丘の中腹には入口があり、トンネル状の通路を抜けてみると天使用の競技場に辿り着く。命を落とした天使達の姿をより近くで見る事が出来る。それは天使と言うよりは、悪魔と言う言葉から想像する姿に近い。それも束の間、光に包まれるエディー。白い地面に血管のように走り、脈打つ黒い筋。空は無限に広がっている訳ではなく、見えない壁で覆われているようだ。新しい競技場のルールがアナウンスされる。『地の脈に触れたら命はない。空の境に触れたら命はない。勝てば生き残れる。闘わねば死だ』空に宇宙船らしきものが現れ、天使のレースの勝者が競技場に降り立つ。エディーは覚悟を決めて、2本の松葉杖と右脚で前方に踏み出した。

 

■雑感・メモ等

*映画『ヒューマン・レース』

*動画配信サービスにて鑑賞

*強制イベント系次のステージへ続くSFホラー

*自分が見た中ではあれとかこれとかそれとかが類似した構造。それらの中では今作が一番好き。映画として褒められる出来と言う訳ではないけど、人類代表vs.天使代表なんて言われたら負ける。『天使のレースの勝者を待て』だよ参りました。

*終盤までは正直そんなに楽しくなかったんだけどね。まず冒頭から、突然白血病が治ったエピソードを経て頭が爆発。この場合あんなに丁寧な描写は要らないのでは。街角でのちょっとした遣り取りから突然舞台が変わって頭部破裂…だけでも掴みとしては充分だったと思う。本筋が始まってからもベロニカ程過去の背景が描かれる人は居ないから、バランス的にどうかと。(ところで病名宣告されてから病院の床に横たわるのは何なの神に対する「もう好きにしてよ」的なメッセージなの?場所が半端だから違う気もするしよく分からない。)

*姉弟が避難してたのが学校なのか刑務所なのか実は分からなかった。学校ぽいと思ったんだけど刑務所にありそうな施設でもあり。まあ両者が似てる場合もあるかもしれない。

*エディーがオレンジベストの男と無関係な男をまとめて締め上げるのは何となく気持ち分かる。

*前半はエディーとジャスティン、後半は聴覚障害者の2人がメインになる感じ。でも聴覚障害者の2人には役名がない。映像なら特に問題ないけど文章にすると余りにも面倒且つ分かり難いから、ネタバレでは苦肉の策で俳優の実名で書いてる。黄色いシャツの男も。(『アンノウン』でもやったパターンだよ。)

*走っている人の視界のように揺れるOP、文字のみだけどなかなか好き。

*元々レンタル開始の頃に気になってたんだけど、ジャケットのイラストからしてコメディ寄りなのかなと思ってた。(まあ人によってはあのオチはギャグだろってなるかもしれないけど。)改めてジャケット見ると、ハチマキは気合の表現だとしてもバトンは要らないと思うのね。終盤に映る星の画像を合成してるのも可笑しい。

*米版ジャケットも見てみたら、こっちはこっちで可笑しかった。エディーの周囲には見知らぬ人ばかりで、それはよくある事だとしてもエディーも本編中とは絶対髪型違う。