■あらすじ
コロンビアのボゴタにあるベルコ・インダストリーズに出社した80名の従業員。いつも通りの業務が始まった矢先、突如会社のビル内にアナウンスが流れる。「8時間後に皆ほぼ死ぬ。30分以内に同僚2人を殺せば生き残る確率があがる。」と。安全のために避難しようとした社員たちだったが、その直後ビルの全ての窓は頑丈なシャッターで閉められ、状況を把握しようとする彼らにタイムリミットの30分がまもなく迫っていた…。(メーカーサイトより)
■ネタバレ
*コロンビア、ボゴタ。雑然として活気のある町から離れて建つ[ベルコ・インダストリーズ]のビル。強堅な門には『関係者以外立入禁止』の表示があり、武装した男達が出社してきた職員を入念に調べている。執行責任者のバリー・ノリスも例外ではなく、身分証の提示を求められる。いつもとは違う物々しい様子に「爆破予告でもあったのか?」と問い掛けてみても返事はない。
*ベルコは南米のアメリカ企業に対し、アメリカ人の雇用を促す非営利組織だ。職員にはクレジットカード・携帯電話・車・アパートが手配される。厚遇だが、一方で頭部に追跡装置を埋め込む手術が義務付けられている。コロンビアでは誘拐事件が多いため、職員の居場所を特定する事が目的だ。今日から配属になったダニーがその説明を受けている。
*システム部のマイケル・ミルチは恋人リアンドラ・フローレスのデスクを訪ねる。彼女は離婚したばかりでマイクとは焦りたくない様子だが、2人の関係は順調だ。リアンドラは同僚ウェンデルから言い寄られて辟易している。マイクが自分のフロアに戻ろうとすると、職員の数が通常よりも極端に少ないことに気付く。友人テリーに尋ねると「地元の人間は帰されてた」と言う。ダニーの配属された部署でも、広いエリアに居るのは自分とレオータやロベルトの外数人だ。
*こんな事は初めてで、違和感を覚えるマイク。窓から外を眺めると、武装した男が敷地内の古い格納庫へ入って行くのが見える。警備のエヴァンに電話をすると、コロンビア人を帰らせたのは上層部の指示によるものだと言う。『保安上の問題』とのメールが届いたようだ。武装した警備員や古い格納庫については、彼も詳細を知らないらしい。
*通話中に、突如館内アナウンスが流れる。聞き覚えのない男の声だ。『現在ビル内には80名。8時間後には殆どが死んでいる。これから与える課題を実行すれば、生き残る確率が上がる。最初の課題は、30分以内に同僚2名を殺す事。殺し方及び誰を殺すかは重要ではない。だが30分以内に死体を用意出来なければ、その余波を受ける』
*館内放送のブースには人影がない。別の場所から音声を流しているようだ。質の悪いイタズラかジョークだろうが、マイクは「念のため避難しよう」と呼び掛ける。同じフロアのキースやペギーが彼に続く。エヴァンの居る正面出入口は頑丈な鉄の壁で覆われてしまう。冗談にしては行き過ぎている。やがて出入口だけではなく、ビルの全ての窓がせり上がってきた鉄板で塞がれる。固定電話も携帯電話も繋がらない。
*マイクが同僚達をロビーまで誘導すると、他のフロアからも職員達が集まっていた。バリーは執行責任者として「パニックを起こす必要はない」と呼び掛ける。「確認中だが、軍事行動への予防措置だろう」と。しかし結局のところ、まだ誰も事態を把握していない。
*エアコンが止められ、暑くなるロビー。カフェからミネラルウォーターのペットボトルが運ばれる。水とバリーの話で皆が幾らか落ち着いたのは良かったが、朝の警備と鉄の壁を考えるとジョークの類いとは考え難い。武装した男が向かった古い格納庫を拠点にしているのだろう。そんなマイクの考えを一蹴するバリー。
*技師のバドは「バーナーで鉄板に穴を開けられるかもしれないが、厚さ次第で時間が掛かる」と言う。試してみる価値はあると思われたが、部下ロニーと共にバーナーで熱しても鉄の壁は全く溶けず、それどころか熱くもならない。一方キース達数人は、助けが呼べないかと屋上へ。こんな状況で大麻を楽しんでいるカフェ店員のマーティ達を見咎めて罵るレオータ。ここでも携帯の電波は入らない。「きっと心理テストか何かだ、折角サボれるんだから喜べよ」と軽口を叩くマーティだが、彼の隣りに立っていた女性が突然頭を吹き飛ばされ、血塗れで倒れる。
*ロビーでも職員1人の頭が弾ける。「誰かが撃ってきた」との声が上がり、周囲は騒然となる。1人また1人。バリーは死体を見下ろし、何か奇妙だと感じる。調べてみると死体に弾痕はなく、頭部の内側から爆発しているようだ。マイクは「追跡装置が爆発するんじゃないか」と察して洗面所へ走る。リアンドラの制止も聞かずにカッターで後頭部を切り開いた途端、『マイケル・ミルチ、刃物を捨てないと装置を爆発させる』とアナウンスが流れる。行動の全てを監視されているようだ。それでも傷口に指を捻じ込むが、装置はかなり深く埋め込まれているようで取り外す事は叶わない。カウントダウンが始まり、残り3秒でマイクは諦める。
*テリー達が調べると、マイクが駆け込んだトイレだけでも監視カメラが3台見付かる。マイクの手当てをしようとしていたリアンドラは「本当は俺に気があるのに、ワザと冷たくしてるんだろ?俺にはお見通しだ」とウェンデルに絡まれて苛立ち「消えてよ」と罵倒する。エヴァンはバリーから「武器庫の鍵は自分が預かる」と言われてこれを拒否。「私がボスだ」と言い募るバリーに「それでは辞めます」と毅然とした態度を取る。恐怖で涙を流す気弱なロニーに、レンチを握らせるバド。「後ろを守ってくれ」と言い聞かせて電気系統の設備が集まっている地下フロアへ。せめてエアコンを動かせれば、皆の気持ちも上向くかもしれない。
*また館内アナウンスが流れる。『脅しではないと分かってもらえただろう。これは全員が主人公の真剣なゲームだ。我々の指示に従うかどうかは自由。いずれにせよ、我々の望む結果になる。これ以上監視カメラや追跡装置を外す事は禁止する。ルールを破れば死が待っている。現在ビルに残っているのは76名。時刻は12時47分。2時間後までに30名を殺せ。方法は問わない。30名死ななければ、我々の方法で60名の命を奪う』
*ウェンデルを筆頭に屈強な男数人は躊躇わずに武器を探す。大半の職員は狼狽え、中には嗚咽している者も居る。一部で揉み合いが起こり、マーティは「消防署に繋がっている筈だから助けが来る」と非常ベルを鳴らすが、実際には内部システムで通報は何処にも届かない。アナウンスと非常ベルでパニックに陥ったロニーは、握ったペンチを振り回してバドの頭部を殴り付ける。大きく窪む頭蓋骨。程なく息絶えるバド。
*レオータ達と離れて地下に隠れていたダニーはその場面に居合わせ、ロニーに気付かれてしまう。追い詰められ、身体を抱え込まれるダニー。上半身を拘束された状態で目の前の壁を蹴ると、反動でロニーは反対側の壁に背中をぶつける。偶然そこに飛び出していた釘で首を貫かれ、ロニーは血を吐き出して動かなくなる。
*上のフロアでは議論が紛糾していた。「あらゆる選択肢を検討すべきだ」と言うバリーに対し「罪のない人を殺すのか?そんな選択肢はない」と反論するマイク。リアンドラは屋上から、助けを呼ぶための垂れ幕を出す事を提案。ビルへ行き来する以外の一般道は800mも先にあり、仮に誰かが気付いたとしても2時間以内に警察が到着するのか。失敗すれば3/4が死ぬ事になる。バリーは懐疑的だが「殺し合いになれば一部の人間が有利だ」とヴィンスが指摘する。「特殊な訓練を受けた者も居るからな。バリー、君の経歴を知っている」と。再び騒然とする中、マイクは垂れ幕について「思い付いた事は何でも試してみよう、30分だけで良い」とどうにか皆を説得する。
*ウォーターサーバーの水を飲もうとする紙コップを、仲間の手から叩き落すマーティ。彼は「水の中に向精神薬や化学物質みたいなものが入っていて、俺達を混乱させるんだ」と主張する。「これが俺達のためだ」とサーバーの水をフロアに撒き散らす。
*垂れ幕作成用の道具を運ぼうとしている時、出入口付近に置かれていた筈のガスバーナーが消えている事にリアンドラが気付く。探してみると、バリーがバーナーで武器庫を開けようとしていた。ウェンデルや、家族を想って仲間に加わったテリーも一緒だ。武器を渡すまいと銃を取り出すエヴァン。彼がバリー達に銃口を向けるのを、どうにか宥めるマイク。それを良い事に作業を続ける3人。そこでマイクはエヴァンから銃を受け取ると、ガスボンベを撃つ。してやったりと喜ぶマイクとエヴァンだが「あのタイプの連中を敵に回すのは厄介だわ」とリアンドラは不機嫌になる。
*それでも垂れ幕を完成させると、賛同者で屋上へ。しかし、垂れ幕を垂らした途端に狙撃される。『垂れ幕は禁止する』と新しいルールがアナウンスで追加されるが、構わずやり続けようとするマイク。リアンドラやエヴァンは必死に制止するが聞き入れられず、キースが掌に被弾してしまう。それでも1人で垂れ幕を垂らそうとするマイクを皆が取り押さえる。
*虚しく階段を下りながら「全員は救えないわ」と言うリアンドラに反発するマイク。そもそも自分達の仕事は何なのか。辺鄙な場所に立つビルは、このために作られたようだ。雇用主である政府が絡んでいるとしか思えない。これは政府が主導する人体実験ではないのか。そんなマイクの考えを必死に打ち消そうとするリアンドラ。
*皆は先に下りて行き、残っていたマイク・リアンドラ・エヴァンも階下を目指す。そこを待ち伏せしていたバリー達が襲い掛かった。消火器でマイクを殴り倒し、エヴァンから武器庫の鍵を取り上げようとする。エヴァンは螺旋状の階段の隙間から、鍵を階下へと投げ捨てる。それに激昂したウェンデルが、エヴァンの腹部を刺す。リアンドラはバリー達に連れて行かれ、血塗れのエヴァンが残される。
*マイクが意識を取り戻した時には武器庫が開かれ、バリーやウェンデルが銃を手にしていた。各フロアに散らばっていた職員が再びロビーに集められる。エヴァンはもう息絶えていて、マイクも皆と同様にロビーへ。バリーは「18歳以下の子供が居る者は西側の壁に、60歳以上の者は東側の壁に並べ」と指示をする。勿論反発が起こるが、バリーは「20分もしない内に60人が殺される。秩序が必要だ。次に文句を言った者は射殺する」と告げる。60歳以上は7人で、これでは必要な数に届かない。バリーは残った者から任意の犠牲者を選び出していく。抵抗しても結局その場で撃ち殺されるだけだ。
*ペギーやマイク、リアンドラも選ばれ、東側の壁に並ぶ。悲鳴や嗚咽が溢れるロビーで「何か音楽でも流せ」と言うバリー。ボリュームを上げると、彼は次々に職員を射殺していく。堪らず嘔吐するテリー。自分の番が近付くと、マイクはテリーに「俺に銃を渡してくれ」と小声で頼むが、テリーはバリーにその事を報告。テリーがマイクを撃とうとした瞬間、地下に潜んだまま見逃されていたダニーがブレーカーを落とす。
*暗闇に乗じて逃げ出す人々。バリーやウェンデルが誰彼構わず発砲する。ダニーはロベルトと再会し、一緒にエレベーターのカゴの天井部分へ。マイクと離れてしまったリアンドラは武器になるものを探し、裁断機の刃を外す。そこへ『29名が死亡、あと1名足りない。残り時間はあと2分』とのアナウンスが流れる。あと1人死ななければ、更に31人が死ぬのだ。
*リアンドラが脱いで床に置いた靴を目に留めたテリーが、彼女に襲い掛かろうとする。身を潜めていたリアンドラは逆にテリーの足を切り付ける。必死に命乞いするテリーを殺す事が出来ず、リアンドラは刃を投げ捨てる。そこで時間切れになり、31人の頭が次々に弾け飛ぶ。リアンドラが許したテリー、マイクと一緒に逃げていたペギー、レオータもキースも死んでいく。
*更に館内アナウンスが告げる。『最終ステージは簡単だ。1時間で一番多く殺した者が生き残る。現在の集計は次の通り。バリー・ノリス11人、ウェンデル・デュークス7人、ヴィンセント・オーガスティーノ1人、ダニエル・ウィルキンズ1人』ダニーに寄り添っていたロベルトは思わず身体を離す。
*ウェンデルは近場に居た仲間達を次々手に掛ける。バリーは服を脱いで命乞いする女の首を折る。バリーがエレベーターで最上階のオフィスに向かおうとすると、隠れていたロベルトが挟まれてしまい死亡。エレベーターはフロアとフロアの間で停止、脇へ逃げたダニーは無事だった。
*リアンドラはテリーが持っていた銃を手に移動を始める。マーティ達が同僚の死体の頭部から、爆弾を取り出して集めている。鉄の壁に取り付けて穴を開けようと言うのだ。「良いアイデアだわ」と呟くと、リアンドラは館内放送のブースへ。マイクに向かって「まだ生きてるなら1階に来て」と呼び掛ける。
*マイクと合流するより早く、リアンドラはカフェでウェンデルと遭遇。彼の腕を撃つが致命傷ではない。ウェンデルの反撃でマーティ達が倒れるがテーブルを盾にして接近、最後はマーティの持っていた斧でウェンデルの頭を叩き潰す。
*その後、マイクとリアンドラは再会して抱き合う。マイクはリアンドラから爆弾の事を聞き、それを自分のポケットへ。元は殺人に否定的だったヴィンスも今は暴走しており、火炎瓶を投げ付けてくる。マイクと一緒にロビーにやって来たライザが炎に包まれる。ロビーから階段へ逃げようとするが、エレベーターから脱出したバリーと出会して発砲される。炎と銃に挟まれて逃げ場がない。ロビーの隅に隠れようとすると、ヴィンスがバリーに撃たれて倒れる。この時、リアンドラも流れ弾に当たってしまう。エレベーターから帰還したダニーもバリーに射殺される。
*マイクは瀕死のリアンドラを運び、2人でロッカーの中に身を潜める。「一緒に外へ出よう」とリアンドラを励ますが、彼女は間もなく絶命する。そこへバリーが接近。マイクは怒りに任せて彼に襲い掛かる。バリーが手にしていた銃は弾き飛ばされ殴り合いになる。ぶつかった拍子に、ベルコのプロモーション映像がスクリーンに映し出される。『ベルコは世界を1つに、そして人を1つにしています。社員に求められる資質は主体性と協調性。運命を切り開くのはあなたです。潜在能力を最大限に発揮し勝者となりましょう』マイクが床に転がるセロハンテープを掴み、バリーの頭を叩き潰す。
*ベルコで唯一の生存者が決まり、鉄の壁が下ろされて自然光がビルの中に満ちる。武装した兵士達に連れられて、マイクは古い格納庫へ。そこには多くのモニタが並び、見知らぬ男が待っていた。これが声の主だろう。男の肩を掴み揺さ振って「何故こんな事を」と叫ぶマイク。男は「我々は国際的な組織に属する者だ」と言う。「素晴らしい思想家達だ。[社会科学者は常識に囚われず人間の行動を研究出来るべき]と硬く信じる組織なのだ。そして実際にこの実験を通じて、人間について膨大な量を学んだ。いつか、より良い世界を作るために。私はそれには関知しないがね。科学的な方法でデータを集めるだけだ。質問に答えてくれたら君を解放しよう。今の気持ちに一番近い感情はどれだ?A.悲しい、B.ホッとした、C.混乱している、D…」質問を遮り「僕等の行動を全部見てたんだな」と言うマイク。「それなら僕が爆弾を貰ったのも見てたよな?」彼等はその所在を把握していない様子だ。「間抜けな奴等だ。あんた等にくれてやったよ」マイクは運ばれる時に兵士のポケットへ、そして肩を掴んだ時には男のポケットへ爆弾を忍ばせたのだ。マイクは虚を突いて、爆弾用のスイッチへと駆け寄る。自分の名前が書かれたスイッチ以外を押すと、男達の身体が弾け飛ぶ。倒れた兵士から銃を奪い、無傷で逃げようとする者を撃つ。リーダー格の男は床に転がり「今日の君の行動で分かった。君は命を神聖なものだと考えている、そうだろう?」と言う。暗に殺すなと訴える男を流石に許す事は出来ず、マイクはライフルの弾を男に撃ち込む。
*マイクが格納庫を出ると、陽が傾き空は紅く染まっている。もう必要ないだろうと、銃を手放すマイク。彼の姿を捉えるカメラ。マイクも含め、世界の様々な場所の[生存者]達の姿がモニタに映し出されている。銃を手に警戒を続ける者・カメラに向かって怒鳴り散らす者・Forgive me と壁に書いて座り込む者…無機質な音声が告げる。『第1ステージ終了、第2ステージ開始』
■雑感・メモ等
*映画『サラリーマン・バトル・ロワイアル』
*レンタルにて鑑賞
*強制イベント系次のステージへ続くサスペンス
*自分が見た中ではあれとかこれとかそれとかが類似した構造。その中では今作が一番面白味に欠けた。[国際的な組織]とか随分粗雑な。常識に囚われなくても費用対効果は意識して欲しい。
*尖った鉛筆・ひび割れた社名入りのカップ・コードが千切れた受話器・そして劇中で実際に使われたセロハンテープ(それぞれ血で汚れている)に[CHOOSE YOUR WEAPON]と言う惹句が添えられたポスターを事前に見て「オフィスにある物を武器にして、創意工夫しつつ張り切って殺し合いするんだな」と期待していたのに全然そんな展開はなかった。でも舞台が職場ならばもっと積極的に[行動]したがる人が多数発生するべきだと自分は思うんだけど、皆は違うのかよ。
*序盤でダニーが微妙な態度だったから追跡装置の埋込手術を受けていないのかなと思い、水についての描写が重なっていたから後々何かあるんだろうと思い、キースが飼っている蟻にも何か伏線があるのではないかと思っていた。
*リアンドラも何か裏があるのかと。追跡装置を外そうとするマイクに素早く反応したり、バリーの主張にも一理あると言ってみたり…武器庫の辺りの「あなたが間抜けに思えてきた」だけでも酷いのに「クソ野郎」とまで口走るの怪しくない?何もなかったけど。
*少なくとも8階建てくらいのビルの割に、駐車場が狭過ぎて「停められない」と声に出してしまった。車が支給されると言う設定だったけど、免許を持っている人は多くないとかなのかな。