日の丸を背負って戦う | M3遣いのブログ

M3遣いのブログ

ライカではなく、BMWのほうです(^^ゞ
日々想うことをまったりと・・・

サッカーワールドカップ2022が大きな盛り上がりを見せています。


優勝経験国が相手でも、リードを許しても、臆することなく前を向いて闘志あふれるプレーを見せてくれる日本代表の選手たちを、日本人として誇らしく思うし、ぜひ次のクロアチア戦(日本時間2022.12.6(火)午前0時キックオフ)で勝利して歴史を塗り替えてほしい。


ドイツ・スペインと同組で「死の組」とも言われたグループリーグを首位で突破し喜びを爆発させる選手や監督・コーチ陣の姿を映像で見ながら、彼らの胸の内には僕らが計り知れないほどのプレッシャーがあっただろうと僕は思います。


日の丸を背負って戦う


この言葉には、僕自身は一生無縁だと思っていました。


ところが、それと同様のプレッシャーを感じる出来事を、数か月前に実際に体験することとなったのです。


遡ること2020年の春、僕はスマホにとあるゲームアプリをインストールしました。


マス目に様々な兵種の兵士を配置して、コンピュータやオンラインで世界中のプレイヤーと対戦する戦略シミュレーションゲームです。


スマホのゲームに長らく興味を持てなかった自分がそのゲームを気に入った大きな理由があります。


それは、無料のゲーム(アプリ内課金あり)には付き物の広告を、一切見なくてもゲームを進められることです。


僕はコツコツと育成を進め、やがて実装された「クラン」と呼ばれるチームに所属して、49人の仲間とともに世界中のプレイヤーと競うようになりました。


僕がかつてやっていた卓球に例えると、個人戦と団体戦を同時にやっている感じです。


スコアを競う期間(シーズン)は2週間で、決められた試合数で得られるポイントの合計で個人&チームの順位が決まります。


僕が所属していたチームは、日本国内では中堅だったのですが、優秀なリーダーのもと徐々にランクが上がり、セカンドチーム(二軍)も抱える国内有数のチームに急成長しました。


そんな折、国内の強豪プレイヤーさん達の間で、「チームの垣根を越えて日本人だけで選抜チームを結成し、団体世界一をめざそう」という企画が立ち上がりました。


僕にもリーダーから声が掛かり、スコアによる予選も無事通過して、日本選抜チームの一員として世界の強豪チームと競うことになったのです。



合同チームの名前も「CHALLENGERS JAPAN」と決まり、メンバー専用掲示板のアイコンも日の丸になっていて、否が応でも気分が盛り上がりました。


僕ら選抜メンバーは本番を前に掲示板に集まり、お互いに自己紹介をしたり編成や戦術について話し合ったりしました。


僕にとっては何もかもが初めて、初めましての経験ばかりで戸惑いましたが、メンバー同士の交流を通じて少しずつ合同チームとしての結束が強まっていくのを感じていました。


この企画はゲームの公式掲示板でも取り上げられ、世界中のプレーヤー達から注目を集める中、いよいよ本番シーズンを迎えました。


一日の試合数は決まっていて、どの時間にプレイしてもいいのですが、より有利なのはゲーム内の日付変更直前です。


日本時間ではそれが朝なので、いつもは夕食や後片付けのあとゆっくり楽しんでいるのですが、この特別な2週間だけはいつもより早起きしてチームのランクアップに貢献しようと頑張りました。


その2週間に僕が感じていたプレッシャーは、サムライブルーの選手たちとは比べようもありませんが、「日の丸を背負って戦う」という気持ちをちょっぴり味わえた至高の2週間でした。


シーズン結果は、惜しくも世界ランク6位という成績でしたが、一時は不動と言われていた3強(アメリカや韓国などの常勝チーム)に肉薄する日もあり、日ごろは別々のチームで活動しているメンバー間の情報交換や練習試合での戦術強化など、大いに成果は得られたと思っています。


その企画は、間隔を空けて第3回まで行われ、第4回の予選エントリーがアナウンスされた直後、中止となってしまいました。


運営サイドから正式な説明はありませんでしたが、3回にわたるこの企画で日本人プレイヤーのレベルの高さがあらためて注目され、外国の上位常連チームの勧誘を受け移籍するプレイヤーも多くなったため、選抜チームを編成するのが困難になったためではないかと個人的には思っています。




さて、ワールドカップではベスト16が出揃い、アジアからは日本の他、韓国も予選リーグ最終戦で強豪ポルトガルから奇跡的な勝利を収め決勝トーナメント進出を果たしました。


お互い次戦に勝利したら、ベスト4をかけて日韓が初めてワールドカップ本戦で戦うことになります。


そんな夢を抱かせてくれる日本や韓国の代表チームにあらためて感謝し、遠く中東カタールの地にエールを送ります。

bravo!

(長友佑都選手の母校東福岡高校は、僕の家から車で30分の距離にあります)




今日の1枚(写真と本文は関係ありません)



ローカル番組のグルメリポートのひとコマなんですが、僕には謎の鳥にしか見えん!
(実際は、串揚げとからし・・のようです)