静寂の世界を手に入れた | M3遣いのブログ

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ライカではなく、BMWのほうです(^^ゞ
日々想うことをまったりと・・・

人生で初めて、ノイズキャンセリング機能付きのBluetoothイヤホン(両耳)を買いました。


これまでずっと通話のために片耳用を使用してきたのですが、もう5年くらい同じものを使っていて、さすがにバッテリーが劣化して買った時の半分くらいしか持たなくなったからです。


機種を選ぶ際に条件としたのが、ノイズキャンセリング機能付きであること、通話品質が良いこと、の2つでした。


音楽を聴くときはお気に入りのBOSEのコード付きイヤホンを長く使っていて、何の不自由もないので、音楽を聴くためのヘッドホン性能(音質)はスルーしました。


ネットであれこれ調べて最終的に選んだものがこれ。

  

 

僕が選んだ理由は、
・通話品質にも力を入れている(3マイク内蔵)

・片耳だけでも使える

・重くない


ネガティブな要素としては、
・音量調節がイヤホンでできない(スマホで要操作)

・ケースから取り出しづらい

がレビューとしてたくさん挙げられていましたが、僕はそれほど気になりませんでした。



使い始めて約1か月。

最初は、ノイズキャンセリングをON(強・弱あり)にするとトンネルに入った時のような違和感(圧迫されたような感じ)を少し感じましたが、1週間ほどで違和感は消えました。


通話した相手からは、「今までのものより声がはっきり聞こえる」と好評でした。


難点は、専用ケース(兼充電)に収めないとイヤホンの電源が切れないこと。


最初はそれを知らなくて、朝イチで使って、仕事中ポケットに入れっぱなしで、夕方再び使おうとしたら電池容量が10%にまで減っていました。


使わない時は、まめにケースに収納する必要があります。




先週末の金曜日の夜、いつものスタンドに洗車に行きました。


翌土曜日に雨の予報が出ていたので、洗車のお客さんが少ないだろうと予想しての行動です。


思った通り、洗車スペースは閑散としていました。


電話がかかってくるかもしれないと思い、いつものように片耳にイヤホンを装着しました。



スタンド併設の洗車場は、人は少なくても何かと騒がしいものです。


自動洗車機の作動音、高圧洗車ガンの噴射音、車内清掃用の掃除機の爆音、スタンドが面している幹線道路を行き交うクルマの走行音・・などなど。


ふと思いついて、もう片方のイヤホンを左耳につけ、ノイズキャンセリングを強に設定してみました。




・・すると、今までの騒音が嘘のように消えて、頭の中に静寂が広がりました。


全く無音になるわけではなく、それぞれ音は小さく鳴っていますが全然気にならないレベル。


驚いたのは、人の声はちゃんと拾っていること。


20mくらい先の給油装置からの、
「静電気除去パッドに触れてから給油してください」という声がはっきりと聞き取れます。


他の機種を知らないので、もちろん比較はできませんが、今どきの技術力ってすごいんだな、と素直に脱帽しました。


静寂の中で黙々と進める洗車は、気のせいかいつもよりはかどったような気がします(気のせいですよね)。


いったん洗車スペースに車を収めて作業するには、音が聞こえなくても何の支障もない。


時折そばを通るスタッフさんの声はちゃんと聞こえるので、会話する必要があっても大丈夫でした。


ちなみに、イヤホンを装着して少しだけ運転してみた感想なんですが、自分がEV(電気自動車)を運転しているようでした。


音だけが無くなり、フロアとステアに走行の振動だけが伝わってきます。


もちろん、安全のため今後はしませんが、貴重な経験ができたと思いました。


洗車すると、心なしか気持ちが少し軽くなります。


まだ、どこかに出かけようかという気分にはなかなかなれませんが、少しずつでも改善していけたらと思います。

 



今日の1枚(写真と本文は関係ありません)


先週、またひとつ歳を取りました。

 

人が感じる1年の長さは、年齢に反比例すると言われますが、まさにそうだと思います。

 

これからは、さらに短く感じられていくことだろう。

 

限られた時間を、自分はどう使い、どんな人生にしていきたいのか。

 

「もうそんな歳になるんだね」と他人に言われるたび、考え込んでしまいます。



最後までお読みいただき、ありがとうございました。