浮気性なんですね | M3遣いのブログ

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ライカではなく、BMWのほうです(^^ゞ
日々想うことをまったりと・・・

つい先日のこと、初対面の人たちとの会話の中で趣味の話になりました。


「食べ歩き」や「料理」「旅行」などが出てくる中、ある男性が、「自分はクルマが趣味で、今はランドローバーのディスカバリー(英国の老舗メーカーの代表的な四駆)に乗っています。以前は空冷のポルシェにも乗っていました。」と話してくれた。


それを聞いた僕はとっても嬉しくなって、「実は私もクルマが大好きで、今乗っている車は18台目なんです。」と説明したら、その人にひとこと、


「浮気性なんですね」


と返されてしまった。


少なからずショックだったけど、客観的に見ればそう思われても仕方がないよなー。


運転免許を取って20数年、平均すれば、1台当たりの所有期間は2年に満たない。事故や故障でもないのにたった1ヶ月で手放してしまった車もあるし。(「愛車遍歴(その7)マツダRX-7(FC3S)」 参照)


その一方で、スポーツカーでもないのに8年乗り続けた車もある。僕にとっては、18台のクルマの1台1台に鮮明な記憶と愛着が。


あらためて考えてみると、自分の周囲にいるクルマ好きの人たちで、自分と同じようにたくさんの車を乗り継いできた人たちが何人かいるけれど、大雑把に分けて2つのタイプに分かれるような気がする。


ひとつは、乗ってきた車にどうも一貫性が感じられないタイプ。何を基準に車を選んでいるのかよくわからない。


スポーツカー、ビッグセダン、四駆、ステーションワゴン、オープンなど、ミニバンと1BOX以外なんでも乗ったんじゃないかと思える人も。


もうひとつは、ひたすら四駆オンリーとか、スバル以外乗ったことがない(いわゆる“スバリスト”)とか、選択に明確なポリシーが感じられるタイプの人。


僕はと言えば・・・


僕は、車には常に「運転する歓び」を求め続けてきました。僕にとっての車は、単なる移動手段ではなく、運転することそのものが目的と言っても過言ではない。


だから、クルマ造りに「Freude am Fahren(駆け抜ける歓び)」を一貫して掲げるBMWと出会うべくして出会い(道のりは平坦ではなかったけれど)、その究極ともいえるスポーツカー、M3に乗ることは、僕にとってはある意味必然の結果であり、「今までの17台の愛車たちは、このM3に辿り着くための道程だったんだ。」と自信を持って言える。


もちろん、他の多くの人たちが別のことに使ったであろう多くのお金をクルマに注ぎ込んだことは間違いない。家族はいても、子どもがいないからこそできた一面ももちろんある。



「浮気性なんですねって、言われちゃった。」その話をある人にしたら、「あまり人前で言わないほうがいいよ。車が好きで、本当にわかってくれる人だったらいいかもしれないけど。」って。


その通りだと思う。今後は気をつけよう。


今、思い出しました。さっき書いた、愛車選びにポリシーが感じられない人の一例で書いてみたけど、よくよく考えるとすごく明確な基準が浮かび上がってきました。


「女性にモテそうなクルマ」


そういう基準も、ありだと思う。彼はいまだに、独身だけど。