愛車遍歴(その7)マツダRX-7(FC3S) | M3遣いのブログ

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愛車紹介も中間点を過ぎ、いよいよ後半へ(注:17台目からカウントダウン中)。今日は7台目の愛車を紹介。マツダRX-7(FC3S)GT-X。


FC3S


頭文字Dで、赤城REDSUNS高橋兄弟の兄、涼介が駆っているものと同型。もっとも、アチラは∞(アンフィニ)Ⅲという限定車だけど。走り屋なら誰もが一度は乗ってみたいと憧れるロータリー。マツダ自慢の2ローターエンジンは、何と排気量1308cc(654×2)。ただし、自動車税は2000ccと同じ金額。高出力だから、まあ仕方ない。


車高は1270mmしかない。M3が1372mmだから、なんと10cm以上も低いことになる。ホイールベースは2400mmちょっとだし、車両重量は1250kgしかないので、ピュアスポーツカーと呼んでもいいだろう。


セミバケットの低いシートに身を沈めれば、気分はもうレーシングドライバー。当時早くもFD3S(高橋啓介の愛車)に乗っていたマツダフリークの知り合いに頼んで、260km/hフルスケールの輸出仕様のメーターに換装してリミッターを解除し、さっそく高速へ。


モーターのようにストレスなく回る13Bエンジンは、6500回転で205PSを絞り出す。トルクも27.5kgf/mあるから扱いにくくはない。リミッター解除のメリットを生かして、高速のストレートで踏んでみると、超高速域での安定性も悪くはない。ターボのような爆発的な加速ではなく、まさにモーターのように下から上まで淀みなくパワーが出てくる感じ。


ただし、ロータリーならではの致命的な弱点が。それは、エンジンブレーキがほとんど効かないこと。シフトダウンして回転数を上げてやっても、通常レシプロエンジンで感じるような減速Gがほとんど感じられない。スピードを落としたい時は、ブレーキに頼るしかない。


必然的に、走り屋仕様にするには、ブレーキと足回りの強化は必須。でも、自分はパーツにお金を回す余裕がなかったので、せいぜいタイヤホイールのインチアップ(標準15から16へ)が精いっぱいだった。


あと、これは購入前から予測できていたことだけど、運転席から左後ろの見切り(視界)が極端に悪い。これは、Cピラーが太い3ドアハッチバックの宿命とも言えるが、死角から急に現れるバイクや歩行者に常に注意を払っておかないと危険だった。


このRX-7の所有期間は、17台中最短の、何と1ヶ月。上記の、ブレーキ性能と、後ろの見切りの悪さによって、「いつか事故を起こしてしまうかもしれない」という心配があったのも買い替えの要因の一つではあるけど、決定打ではない。


1ヶ月で買い替えた最大の理由は・・・・?


FC3Sの燃料タンク容量は、車格にしては不相応に大きな70L。これだけあれば長距離も安心・・・と思いきや、満タンにしたはずのゲージがあれよあれよという間に減っていき、なんと200km走ったところで燃料警告灯が!うそやろ?(博多弁です)


燃費測ってみると、4km/lいってない。購入して1ヶ月経たないのに、ガソリン代が5万円超えました。いくら自慢のFCでも、毎月5万円の出費では長く維持できないという結論に達し、泣く泣く手放すことに。


まあ、購入前にロータリーの燃費の悪さを全く知らなかったわけじゃない。ある程度は覚悟の上で購入したつもりだったけど、リッター3km台というのは、自分の想像をはるかに超えてました。マツダがRX-8を最後にロータリーの後継車の開発を断念したのも頷ける。


ちなみに、今のM3の燃費は、街乗りで8km台。高速中心の長距離に出ると11km台まで伸びるので、満タンにしてドライブに出かけると600kmは余裕で走ります。まあ、1,300km超を無給油で走破する現行F30の320d(ディーゼル)にはかなわないけど。M3はワインディングでも速いスポーツカーと、長距離もこなすGT(グランドツーリング)カーの両方を涼しい顔してこなす頼もしい優等生です。



※1回目アップ時に、タイトル及び一部本文の誤り(誤:その8 → 正:その7)がありました。お詫びして訂正いたします(^_^;)