某料理番組で、たまに「20分で晩ごはん」という企画をやっている。
料理の先生が、夕食のおかず（3品程度）を、最初から出来上がりまで20分以内で完成させるという趣向。
人によっては、料理のプロにもかかわらず残り時間を気にするあまり順番を間違えたり、調味料を入れるのを忘れたりして、あせりまくっているのがテレビを見ているほうは面白い。
中には、料理番組だから自分で解説しながら調理しないといけないのに、料理に集中するあまりずっと無言になってしまって（気持ちはわかる）、アナウンサーが代わりに必死で補足説明したり。
あえてひとこと言うとすれば、一部の材料や調味料が、すでに切り揃えた状態で置かれていたり、綺麗に小皿などに取り分けられて調理台にあらかじめセットしてあったりすること。
家庭での調理ならその時間も必要だから、「20分で完成！」って胸を張って言えるのかどうかって疑問も少々。まあ、いいけど。
今日の話は料理のことではなかった。
先日、すごく急いでいるにもかかわらず、どうしても洗車したくなって、「20分で洗車」に挑戦してみました。もちろん手洗い、一人で。
ちなみに、通常の洗車（週１回）は①スピード、②通常、③ゴシゴシ、の3コースで使い分けているけれど、最も時間が短いスピードコースの手順と所要時間は下記のとおり。
①ホイール・タイヤ・タイヤハウス洗浄 10分
②高圧洗車ガンで全体の泥・砂を除去 2分
③ガンを止めて洗車スポンジ・シャンプーで手洗い 5分
④すすぎ（ガン） 3分
※拭き取りスペースへ移動 3分
⑤水分の拭き取り（エンジンルーム含む） 30分
⑥コーティング＆拭き上げ 20分
⑦ガラス拭き上げ・撥水スプレー塗布 10分
⑧ホイール洗浄（スプレー）・拭き取り 20分
⑨ホイール&タイヤWAX掛け 10分
⑩内装・マット清掃 8分
所要時間、およそ2時間。
もちろん、たった20分でこれらすべてをやるわけではないけれど、最初からかなり無理があることを承知で、トライしてみました。
結果は、・・・やっぱり、20分は無謀なチャレンジだった。
実際にかけた時間は、
①ホイール・タイヤ洗浄 3分
②高圧洗車ガンで全体の泥・砂を除去 2分
③ガンを止めて洗剤・スポンジで洗う 5分
④すすぎ（ガン） 3分
⑤水分の拭き取り 5分（途中で切り上げ）
⑥ガラス拭き上げ 2分（十分にできず）
であえなく時間切れ。
もちろん、洗車前と比べたらクルマ自体は綺麗になったことは間違いないけれど、水分の拭き取りが十分にできなかったのがとっても心残り。特にドアやトランクの内側、エンジンルームは全く手付かずの状態で、せめてあと5分あれば、と思わないでもなかった。
先日テレビで、24時間営業の洗車専門店が紹介されていた。明け方の午前4時から5時頃に混み合うそうだけど、その時間帯のお客さんのほとんどは一日の仕事を終えたタクシー。
1回1,000円（回数券を使えばさらに割安）で、内装を含めてピカピカにしてくれるそう。しかも、所要時間はなんとたったの10分！
いったいどんなマジックが？と興味津々で見ていると、スタッフは5人一組で一斉に1台のクルマに集中。内装（掃除機と拭き掃除）⇒ 洗車機 ⇒ 拭き上げの順であっという間にピッカピカ。
タクシーは勤務終わりの際に必ず洗車して会社に返さないといけないそうで、運転手さんが自分で時間をかけて洗車するより、お金を払ってでも浮いた時間に走らせて客を乗せたほうが結果的に得になることが多いとか。
自分の場合は洗車機にはかけないし、5人対1人だから、専門店のやり方はあまり参考にはならないけれど、せめて今の半分の60分くらいで洗車を終えられる、（自分にとっての）「超」スピードコースを開発してみようかな、と思っているところです。