漢字一文字で | M3遣いのブログ

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ライカではなく、BMWのほうです(^^ゞ
日々想うことをまったりと・・・

とある研修会に参加してきました。


設定されたテーマについて少人数のグループで討論するワークショップ形式。うちの班は4名。みんな初対面の老若男女。全体のファシリテーター(進行役)さん曰く、自己紹介を兼ねて、漢字を一文字考えて発表してください。テーマは、『自分の子どもに、どんな人になってほしいか?』


えー?俺、子どもおらんし。考えたこともないし。・・・と、やや反発しながら心の中でつぶやいていると、「子どものいない人は、もし子どもがいたらとか、身近にいる子どもさんを思い浮かべて書いてください。」とご丁寧に補足説明が。


ひとしきり考えて書いた文字は、「誇」。


子どもには、誇りを持って生きる人になってほしい。また、何かひとつでもいいから、誇れるものを持ってほしい。能力でもいい、こだわりでもいい、ふるさとでもいい、とにかく、「これだけは」っていうもの。


ただ、自分が思う「誇り」は、英訳(直訳)のpride(プライド)とはちょっとニュアンスが違う。「自尊心」とも異なる。あえて近い言葉を探せば、「矜持」かなあ。


他のメンバーも自己紹介と同時に漢字を発表。女性二人が「優」という同じ漢字を。男性は、「裕」という字。女性二人の説明は「優秀さと、優しさを兼ね備えた人に」。男性は「心も、経済的にも豊かで余裕のある人生を」とのこと。現実的だけど、込められた願いはよく理解できる。


4人のグループでさえ重複があったので、みんな同じような漢字ばかりじゃないかと思ったら、あとで参加者全員(60名)分張り出されたのを見てみると、同じ漢字はあまりない。60人で、50通りくらいの漢字が出てきた。ちょっと驚き。


「和」「寛」「仁」「平」「明」「深」「翔」「大」「成」「広」「正」・・・などなど。偶然と思うけど、なんか、元号に使われている漢字が目についた。自分と同じ「誇」を書いた人は、他に見当たらず。ちょっと、浮いてたかなあ。


あとで思ったけど、自分は子どもがいないから、わりと身近にいる子どもたちを思い浮かべて、「どんな人になってほしいか?」って考えたけど、例えば2人以上の子がいる親だったら、それぞれの子どもに託す思いは、違ったりしないのかなって。グループのひとに聞いてみればよかった。もし自分に子どもがいたら、どんな名前をつけるんだろう・・・