仕事を終えて帰宅してまず最初にやること(ブログのプロフ にも掲載中)。それは、服を全部着替えること。正確に言えば、夏場を除きパンツ以外。
そうしないと、仕事からきちんと解放された気になれない。乱暴に例えるなら、靴を履いたままベッドに横になる気分。落ち着かないこと、この上ない。自分の中でのONとOFFは、身に着けているものの総入れ替えによってスイッチが切り替えられている。
そしてもうひとつ。自分にとってスイッチの2段ロケットのようなアイテムが、ネクタイ。朝、ネクタイをシュッと締めると、背筋がピンと伸びて、「よし、今日も仕事がんばるぞ!」ってスイッチが「強」に入る。
ネクタイは多分、100本くらいは持っているけど、普段よく締めるものはどうしても偏ってきてしまう。シャツやズボンの色に合わせやすいものが都合20本程度。それを毎日とっかえひっかえ(これって、標準語でしょうか、たぶん違うよね)。
その中でもとりわけお気に入りが何本かあって、大事な会議のときや、気の張るお客さんが来るときはそれを選んで締めていく。一種の「勝負ネクタイ」みたいなものかな。でも、どれもけっこう地味。家族に言わせると、「もう少し冒険してみたら?」って、お店に行ったとき、ピンクとか黄色のネクタイを勧められたりする。でも、買わない。頑固な、私です。
困るのは夏場。クールビズで、ノーネクタイを半ば強制させられる。クールビズが始まった頃、抵抗してしばらくネクタイを締めて行ったけど、周囲からの冷たい視線を痛いほど感じるので、白い目に耐え切れずあえなく妥協してしまった。
でも、カッターシャツ着ているのにネクタイがないのは、何年やってもやっぱり落ち着かない。ONはONだけど、今ひとつ気持ちが引き締まらないというか・・・ええ、もちろんネクタイの有無に関わらず、仕事は全力でやっていますとも。気分の問題です、はい。
ちなみに家族は、私と正反対。外から帰ってきても着替えることはめったにない。せいぜい上着を脱ぐ程度。寝る前に、やっと寝間着に。冬場は上着さえも脱がずに、ずっとそのままでいることも。
あるとき、食事のときさえ上着を着たまま食べようとしたのでさすがに「脱いだら?」って言ったら、
「だって、寒いんだもん。」理解するのはかなり難しい。
明日から新年度。「勝負ネクタイ」を締めて、気持ちも新たに、一年間がんばります。