今日のテーマ
「左?しかもマニュアルって・・」
私のM3は、左ハンドルの6速マニュアル。購入の決め手は、マニュアルトランスミッションだったこと。SMGⅡ(自動クラッチ)だったら、絶対に買っていない。逆に、躊躇したのは、左だったこと。今まで一度も(他人の車も含めて)左ハンドルの車を運転したことがありませんでした。だから、冒頭の「左?・・・」は、私自身がずっと思っていて、まさか自分が左のマニュアルに乗るなんて、思ってもいなかった。
結論から。「ぜんぜん、問題ない。」
左のポジション自体には、納車後一週間で慣れました。最初のうちこそ、細い道や、駐車の際のバックで多少まごついたけど。シフト操作は、「むしろ右の方が快適」。右利きだし。エアコンや、ナビ・オーディオの操作を右手でできるのもありがたい。
輸入車は、ウインカーとワイパーのレバーの位置が反対。これは常識なんですが、左ハンドルを経験して納得。当然だけど、この配置は左ハンドルを前提にレイアウトされてるから、レバー操作がとってもスムーズ。
あと、輸入車に乗るようになってから、いろいろ勉強したのですが、もともと左ハンドルを前提につくられた車を右ハンドル仕様にすると、さまざまなデメリットがあることも判明。代表的なのは二つ。
ひとつは、ステアリングとペダルのオフセット。わかりやすくいうと、右に移植したとき、レイアウトの制約でハンドルの中心と座面の中心が合わなかったり、アクセルペダルやブレーキペダルの位置が窮屈になったりすることがある。
そういえば、右ハンドル仕様の輸入車に試乗したとき、アクセルペダルが妙に左に寄っていて「踏みづらいな~」と思ったことがあったっけ。
もうひとつは、ブレーキ。ブレーキの仕組みは、ほとんどのクルマが現在も踏力を油圧でシリンダに伝えている。ブレーキマスタは、左ハンドルのクルマなら左にある。右ハンドルにしたとき、マスタまで右に移すことは非常にまれ。当然、右に移したブレーキペダルから、長く伸ばしてマスタに繋ぐ。これが、ブレーキのタッチに微妙に影響。ブレーキの性能は、安全に直結するから、安易に無視できないと思う。
上記の理由で、左としてつくられた車には、左のままで乗るべき、という結論。洋画を、字幕で観るか、吹き替えで観るかの違いに近いかも。(厳密に言えば、映画を原語でそのまま理解して観る、日本仕様でない並行輸入車があるが・・)
いいことばっかり書いててもしょうがないので、困ることもちゃんと書きます。
ひとりの時、コインパーキングなどの自動発券機は、いちいち降りないといけないのでやはり面倒。取るだけなら、百均でも売ってるマジックハンドで取れるけど、さすがに差し込む時はムリ。
あと、他人を乗降させるとき、道路側になってしまうのが申し訳ない。ただし、交差点右折時の見通しの悪さは、ディーラーの担当さんから言われていたほどではなかったです。
今日の結論。
「食わず嫌い」に挑戦してみませんか?きっと、新しい世界が開けるはず。