9月の3連休(9月16日&17日)にてしまなみ海道へ。
大三島→生口島と回って、弓削島で宿泊。
一夜明けて、翌日も快晴!!
お世話になった宿を後にして、朝いちばんの船に乗るため、港へ向かいます。
港へは車で3分もかからない距離。
港に車を停めて、船に乗ります。
弓削島に来たのも初めてだったけど、こじんまりしてて、良い感じのサイズ感☆
今回の旅は、以前、瀬戸芸に行ったときに瀬戸内で見れるアートをリサーチして、豊島(とよしま)という無人島に、リヒターの作品が展示してあることを知ったことがきっかけ。
しかも、この展示は夏だけの限定公開。
「いつか行きたい」と思うところにはどんどん行こう!と決めたので、行きたいところリストをまぁちゃんととよちゃんに共有して、「ここ行こう!」って言ってもらえたので、決定~~~!!
事務局に問い合わせると、2023年は9月の週末のみ公開している、とのこと。
なので、3連休に狙いを定めました☆
豊島への船は、1日2便、朝と夕方のみ!
因島から弓削島経由でのみ行けます。
弓削島からは、8:10発と15:52発で、戻りはそれぞれ9:47発と17:57発。
朝の便で行こうと思うと、前泊するしかないので、1泊2日の旅程にしました。
結果、他の島々のアートも楽しめて、贅沢な旅になった☆
さて、船に乗り込み、約20分で豊島到着!
前日の大三島の美術館と違って、私たちだけの貸し切りとはなりませんでした。ww
それでも12,3人くらいだったかなー?
ワクワクが止まらない気持ちを抑えて、でもついつい早足で上陸。(笑)
まずは、こちらで受付をします。
代表者の氏名と連絡先を記入するだけ。
簡単に施設の説明を受けて、すぐに作品に案内していただく。
竹林を抜けると・・・・。
長方形の箱!
そして、その中に広がる光!
1つの作品のためだけに建てられた美術館。
そして、そのためだけに週末だけ訪問出来る島。
なんて贅沢。
海側は全面ガラス張りで、海からの朝日がキラキラ。
陽光がふんだんに入るように設計されてて、両側壁にも縦長の窓が3カ所ずつ。
時間の経過や季節、天候に応じて、室内に入る光が変化するそう。
夕方は真っ赤に染まることもあるそうな。
作品名は『14 Panes of Glass for Toyoshima, dedicated to futility』
その名の通り、14枚のガラスで出来た、豊島のためにリヒターが手掛けた作品。
「futility」とは、「役に立たないこと」「目的のない行為」「無益」「無用」などの意味。
こんなネガティブなワードを作品名に入れるところに、リヒターの茶目っ気を感じる。
リヒターは、「futility」を「永遠に」という意味で用いたそうな。
14枚のガラスが角度を変えながら台座の上に固定されていて、光や周囲の風景、見る人自身の影を映し込んで、様々な表情を見せます。
入口側から海をバック身見る作品は、こんなにクリアで透明度が高い。
反対側から見ると、一変。
まったく向こう側は見えず、自分と背景の海の反射が乱立して見える。
面白い~~~!!
周囲に人がいると、また違った雰囲気になる。
リヒターのガラスの作品は、東京でも見たのだけど、美術展にて作品の一部として他の作品と一緒に展示されるのとは大違いの魅せ方。(あの作品はたしか8枚だったかな?)
すべてのガラスが微妙に角度を変えて並んでいる。
ただそれだけなんやけども、作品のためだけの建物も含めて圧倒される存在感。
船までの約1時間半の滞在にて、おそらく、他のどのグループよりも長く作品を楽しんだ私たち。
1人きりになる瞬間もあって、同行者が夢中で撮影する私を撮ってくれてました。
久しぶりに一眼使ったら、ちょっと使い方忘れてた。
昔は体の一部みたく、どこにでも持って行ってたのね。ww
美術館の外観もじっくり観察。
竹林も含めて、とても綺麗に管理されてました。
夏やのに、周囲に雑草が生えてないもんね。
これ、すごいことです。
シンプルな造り。
だからこそ、あの作品にマッチするのかも。
館内からの景色も含めて、本当に素晴らしかった!
船に乗り遅れるわけにいかないので、受付に戻る。
次の船を逃しても、夕方にもう1回来るので、この、リヒターの作品だけがある島に1日のんびりする贅沢もありかもしれないけれど。。。
ちなみに、この受付の奥はレストランになっていて、実は宿も併設。
完全個室の高級ヴィラ形式のゲストハウスらしいのだけど、現在は、どこからも予約出来ない様子。
おそらく、宿の運営は今はしてないのかな??
受付デスクの後ろにもリヒターの作品。
そして、窓からはこの景色。
ソフトドリンクが無料でサービングされました。
リヒターの作品にドリンクついて、料金は無料です!
なんて素晴らしい~~~。
数千円とっても来る人いると思うけど、無料なのはとても有難い。
ちょっと遠いし、船の時間的にも不便だけども、来る価値は十二分にもありました☆
アートがなければ来ることもなかっただろう無人島。
まだまだ、私のしらない素敵な場所がたくさんあるのでしょう。
いつか行きたい!をどんどん叶えていこうと思います。
思い立ったが吉日なのだ。
衝撃を受けた作品のひとつになりました。
1泊2日のしまなみ海道アート旅、これにて終了~~☆
この後も、島旅は続いたのだけど、「アート」くくりはここまでです。