OsakaやKanda、kanndaに店を構えテクノなクリエイター集団「techpanty」
その中でもスケルトンアバター等、強烈な個性を主張する
Wewi Yinさんにお話を伺いました。



Osaka:http://slurl.com/secondlife/Osaka/181/176/22

Kanda:http://slurl.com/secondlife/Kanda/148/86/22

Kabuki:http://slurl.com/secondlife/KABUKI/64/173/28


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emo8889 Xeno: 早速ですがSL内の活動内容を教えてください。


Wewi Yin: えーっと現在はお店の商品の製作がメインですね
お店のほうは今年に入ってからですけどそれまでは踊ってしゃべって一日過ごしてました。
ちなみにお店の名前は決まってませんw
というか何処も共同で商品を置いている方がいるので、
それぞれのお店の名前やブランド名(?)をただくっつけて店名としてます。
私の商品のブランドというか店名というかあるいはグループ名かもしれませんが
techpantyといいます。


emo8889 Xeno: 商品を拝見させていただきました。
素晴らしいクオリティですがコンセプトは何になるんですか?


Wewi Yin: お恥ずかしい。まだまだ修行が足りません。
最初にお店をやろうとした時はテックパンク系の小物やアバターを作るつもりでしたが
脱線して迷走中です。


emo8889 Xeno: 最終的にはテックパンク系にいく予定?


Wewi Yin: このまま順調に迷走していこうかとw


emo8889 Xeno: 商品を作るときに気をつけている事はなどはありますか?


Wewi Yin: そうですね、完成したと思っても次の日に見たら荒い部分があったり
細かなところがズレてたりそういったことはありますので
売りに出す前に時間を置いてから再確認ですね
あとはなるべく沢山の方に配ってダメダシをしてもらってます。




「ベルトのつもりで作ってて何故か完成したときに

ヘッドギアになってて、まあいいかみたいな」

emo8889 Xeno: 創作は作った後が大切?


Wewi Yin: そうですねー。
完成したと思ってもまた時間を置いて見てみると
ああしたいこうしたいといったとこが出てきますね。
あと試作品を渡した方から
「これベルトがあったほうがいい」とか「ピンク!ピンク!」とか
レスポンスが帰ってきたら色のバリエーションなんかは増やしみたり
ベルトも実際創ってみたりしてますね
ベルトのつもりで作ってて何故か完成したときにヘッドギアになってて、
まあいいかみたいな感じですが。


emo8889 Xeno: 流動的ですねw


Wewi Yin: けせらせらー


emo8889 Xeno: 試作品を渡す方はやはり同じクリエイターの方ばかり?


Wewi Yin: フレンドリストの方にランダムに渡してます。
毎回同じ人の意見より平均化を・・というほど多く渡してないですけど
いろいろな人の意見があったらいいかと思います。
あと海外の方のほうが日本の方より主観で好き嫌いを言ってくれますね。


emo8889 Xeno: 海外の方にも評価を?


Wewi Yin: 翻訳機の性能に耐えられる数少ない友人には見てもらってます。


emo8889 Xeno: 商品の売れ行きは順調ですか?


Wewi Yin: まあ順調じゃあないかと思います。家賃ははらえますw
一番売れてるのが骨ですね。





今年の1月1日からお店をやっていて
骨はいつごろから売り出したかなちょっと忘れましたけど
1月に9個、2月に22個売れてます。計31個売れています。


emo8889 Xeno: たしか骨は雑誌かブログで見かけて
凄く良い評価だった記憶があります。物凄い精密さですよね。


Wewi Yin: あー配って見ていただいた方が載せてくれたようですね
骨もいろいろ意見をもらって身長の変更やカラーバリエーションが増えたり
テクスチャもテラスさんに手伝っていただいて変更したりしています。


emo8889 Xeno: 骨屋さんが出来そうですねw


Wewi Yin: ドラゴンの骨も作ってますw
アニメーションの調整が終わったら販売開始ですw


emo8889 Xeno: 今後の方向は骨でいかれるんですか?


Wewi Yin: いえ、今作ってるものが他に4つくらいありますから
気の向くまま思いつくまま色々作っていこうと思います。


emo8889 Xeno: 儲けるぞ!みたいなビジネス的な考えというのはあまりないんですか?


Wewi Yin: 儲けるぞ!と思ってますけども
たとえばそれでお小遣いを稼いでやろうとかそういったことではなくて
うーん・・・まぁお店屋さんゲームですかね。
現在日本のsimばかりで、osaka、kanda、kabukiに3軒店舗がありますが
売り上げを見ながら増やしていきたいなと思っています。


emo8889 Xeno: 実際にクリエイターって難しい印象ありますがどうでしょうか?


Wewi Yin: うーん、2006年6月に私がSLを始めたころは
あまり物を作るとかお店を持つというようなことは
私も周りの方もそれほど意識してなかったと思います。
それでぶらぶらとSlの世界を見ていくうちに、まあ色々見てどんなものが出来て
面白いかなんとなくわかってから何か作ることをはじめたので。


最近の方はSLを始めてすぐに物を作ろうとして苦労なさってるようですが
もっとのんびりやっていけばそのうち何でも出来るようになるんじゃないかなーッと思います
私ものんびりやってそのうち、きっといつかスクリプト覚えます多分。
中には初めて二週間でアニメーションをいくつも作ってお店も立てた方もいますけど。


emo8889 Xeno: じっくりやれば色々作れるようになると。


Wewi Yin: のんびりがいいですねー。
物作り以外の活動で顕著な方もおられますし。


emo8889 Xeno: 日本と海外クリエイター比べてみてどうですか?


Wewi Yin: 嗜好の差はあるとおもいます
日本の方には骨が人気のようですが海外の方のリアクションはそれほどでもないようですね。
ウサギロボとかネコロボのほうが海外の方には受けるようです。


emo8889 Xeno: 海外の方にも売れてる?


Wewi Yin: 名前だけで確かなことはわかりませんが
おそらくお客さんの7割くらいの方が海外の方じゃないかと思います。


emo8889 Xeno: 基本的な市場は日本人以外なんですね。


Wewi Yin: やはり日本人だけが顧客層というのは人口を考えてもあまり良いとは思いません
アクティブなアカウントの数%も日本人はいないのではないでしょうかね多分。


emo8889 Xeno: Second Lifeは世界をは視野に入れて活動しなきゃいけない?


Wewi Yin: いや、しなきゃいけないことなんてないと思います。
畳職人で生きていくことだってできないことはないと思いますよヨ
あなたのようにクリエイター以外の活動というのももっと活発になってもいいですね。


emo8889 Xeno: これからSLの人口が増えていくとそういった傾向がみられるかも。


Wewi Yin: そうですね。
ほかにも何か今までに無い活動が始まるかもしれませんし
先ほどの話と矛盾しますけどSLExのような販売をweb上で仲介するようなサービスを
日本語ではじめたらこれから増える日本の人たちに受け入れられるんじゃないですかね。


emo8889 Xeno: Second Lifeって日本で流行りそうですか?


Wewi Yin: どうでしょうねー。こういった遊びというか趣味がどの程度浸透するか
まったく予想がつきませんがあまりRLのビジネスでの用途が増えるより
遊びやチャットでSLをやる方が増えたらいいですね。


emo8889 Xeno: なぜ遊びやチャット?


Wewi Yin: あまりお堅い生真面目なsimがたくさんあるより
面白いところが沢山んあったほうがいいんじゃないかなーっと思います。


emo8889 Xeno: Wewiさん自身はSL楽しんでいますか?


Wewi Yin: 楽しんでますね。のんびりChatしてたり何か作ってたり毎日違うことをしているというのが
なにげにSLの凄いところじゃないかと思います。


emo8889 Xeno: 自由度の高さ故ですね。


Wewi Yin: そうですねー。





「骨以外もよろしくオネガイシマスw」

emo8889 Xeno: 話をお店に戻しますが商品のアピールを思いっきりお願いしますw


Wewi Yin: ぇ、どどどどどうしよう・・・骨以外もよろしくオネガイシマスw

あと宣伝させてもらえたら、
もうすぐオープン予定のKABUKIsimでフリーが何点か配布予定ですのでそちらもよろしくオネガイシマス。


emo8889 Xeno: Wewiさんの商品でフリーは楽しみですね。


Wewi Yin: くじ引きの景品なので当たるまで頑張ってくださいw


emo8889 Xeno: あと、何か聞き忘れてるような事ありますでしょうか?


Wewi Yin: 3サイズはヒミツですw


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のんびりじっくり、空を流れる雲のようなクリエイターWewi Yinでした。
その自由な発想だからこそ素晴らしい色々なものが作れるような気がします。
実際お店には多岐にわたるジャンルの商品があります。


またお土産でスケルントンアバター、更に景品予定のフリーもくださるなど
非常に親切にしていたきました。
ちなみに景品予定の商品はフリーにも関わらず超レベルの高い作りこんだ商品なので
ぜひ新店オープンの際にはkabukiにみなさん足を運んでください。



OsakaSIMにつくとまず目に入るのが人気コンビニ「ヌメリーマート」

http://slurl.com/secondlife/Osaka/142/105/22


そのヌメリーマートのオーナーでもあり、
その前に座り込み、道行く人を威嚇する不良グループのリーダーでもある
Kinoko Kamabokoさんにお話を伺いました。



「夜露死苦!」


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emo8889 Xeno: まずSL内の活動内容をお願いします。


Kinoko Kamaboko: 全SIM制覇をモットーにヤンキー活動を行っております。
元々ヤンキーを題材にしたネトゲがあって、そこからの移住といった方がわかりやすいかと思います。


emo8889 Xeno: えっと確かタイトルは・・・


Kinoko Kamaboko: 疾走!ヤンキー魂。


emo8889 Xeno: 皆さんヤン魂上がりだったんですか?


Kinoko Kamaboko: 2004年にサービスは終了してるんですが、
そこでの仲間がいろんなネトゲやアバターチャットを 流浪して、今日に至る、と。
今SLにいるメンツとはずーっとつるんでる感じですね。
個々につながってた感じの仲間で、SL気に入った連中が集ってる、と。


emo8889 Xeno: 現在の主な不良活動は?


Kinoko Kamaboko: だはは、派手な暴走はSIM落としかねないんで、
コンビニ前でメンチ切るくらいですかね。
今のとこファッションヤンキーっすw


emo8889 Xeno: メンチきるためにコンビニごと作ったんですか!?


Kinoko Kamaboko: どちらかというと「コンビニの人」だと思われてるのではないかと思いますが、
今言われたとおり、ヤンキープレイの為にコンビニを建てたというのが本当のとこです。


emo8889 Xeno: 滅茶苦茶コンビニ作りこまれてますよね。


Kinoko Kamaboko: ヤンキー仲間に腕の立つ子らがいまして、彼らの仕事が大きいです
あと、普通は土地借りたら一人で建設するんでしょうけど、我々の場合集団でアレコレしてますから
その辺がよかったのかもしれませんね。


emo8889 Xeno: ヤンキーの組織力!


Kinoko Kamaboko: あはは、ヤンキーだけにつるんでナンボ、というところです。
あと、これは言っとかなくちゃいけないと思うんですが
実はSL内でのヤンキーって我々が元祖ではなくて、 先輩の方々が先にやってたんですね。
本人の名誉もありますし、名前は伏せますがw
今思うとそうそうたるメンツですね。


emo8889 Xeno: kinokoさんは何代目?


Kinoko Kamaboko: いやいや、団体としてはつながってるわけじゃありません
過去にそういった遊びをしていたらしいという情報を今の池袋のCafeのマスターから教えられまして
で、実際その方々にお会いして、特攻服貰ったりしました。
それで、ヤンキー遊びの製作欲求が高まったといえます。


emo8889 Xeno: ヤンキーで良かったってお話とかありますか?


Kinoko Kamaboko: えーっと、作るべきものが明確にあるのは楽しいですね。
元々のゲーム以外にも現実にヤンキー、不良文化ってあるわけでネタがつきません。
最初はコンビニが1階で、その上にバイク屋とか変形学生服屋と
盛り沢山入った ヤンキービルディングを立てようという相談をしてたんですが、
土地を借りてみてプリム数制限の現実を思い知らされ、
とりあえず溜まり場としてコンビニとアジトでも作るか、ということになった感じですね。
困るのは、必要以上に怖がられる点と、
あとはリアル元ヤンの方の武勇伝話を振られることですねw


emo8889 Xeno: 実は親切ヤンキーとか?


Kinoko Kamaboko: あーどうでしょうね、私以外は親切だと思います。
本当はカツアゲごっことかしたいんだけどねw



「クレープ屋さんになるんだ。

所詮ファッションヤンキーだもんで本職いらしたら㌧ズラさ。」



emo8889 Xeno: 他にはどんな野望がありますか?


Kinoko Kamaboko: やっぱり最終的には自由にできるSIMで
バイク乗って暴走集会などを催したいものですね。
・・・多分5分でSIMが落ちるかもしれませんが。


emo8889 Xeno: そんなに今メンバー多いのですか?


Kinoko Kamaboko: いやぁ、今は10人弱ですけど、
Second Lifeの日本語版出たら昔の仲間がもっと参加するかもしれませんね。
それに備えていろんなハコを準備してるような意味もあります。


emo8889 Xeno: ハコとは???


Kinoko Kamaboko: あー、ヤンキー遊びのネタになるような場所とかモノとかですね。
直近では今度HARAJUKUに土地を借りたので、そこにネタを仕込むつもりです。
グダグダなんでいつ、なにがって大口叩けないですけどもw


emo8889 Xeno: HARAJUKU進出!!


Kinoko Kamaboko: あ、クレープ屋さんはもうすぐできます。


emo8889 Xeno: HARAJUKUに合わせてヤンキ-がクレープ?


僕が作ったわけじゃないし、ヤンキー関係ねえだろ!ってツッコまれそうですけども。
やっぱ、土地柄にあわせたモノがあったほうが面白いかな、と思いまして。


emo8889 Xeno: OSAKAと違っておしゃれなイメージありますもんね。


Kinoko Kamaboko: うーん、我々の場合、OSAKAの前の土地からの引越しでしたからね。


emo8889 Xeno: どちらから?


Kinoko Kamaboko: あ、今の大家さんがOSAKAを持つ前に運営してたレンタルランドですよ。
でもまあOSAKAのイメージというか、そういうのには救われているところはありますね
SIMのセンターでう○こ座りとか、他で出来るか微妙w
そのためのコンビニですからね。


emo8889 Xeno: HARAJUKUにもヌメリーマートを出店するんですか?


Kinoko Kamaboko: いやぁ、支店展開は考えてはいるんですがなんともいえません。


emo8889 Xeno: ヤンキーが増えるので地元住民の反対があるかもしれませんねw


Kinoko Kamaboko: ははは。


emo8889 Xeno: ところでみなさんリアルヤンキーではないんですよね?


Kinoko Kamaboko: リアルのとこは知りませんけど、ぶふふ。


emo8889 Xeno: ではSecond Lifeでヤンキーをやるにあたっての
心構えを教えてください。


Kinoko Kamaboko: えーっと


徹底的に倒錯的で、魅力的で、それでいて快適であり
なおかつ自己中心的なSLがしたい、したい、したい!


・・・というのがモットーです(元ネタわかった方はお友達になれます)

といのは半分冗談で半分本気ですが、我々としてはなるべくいろんなとこに
迷惑かけないように気をつけてますけど
ナリ自体が不快とか言われるとどうしようもないですけどねw
いまのとこいろんなトコ出かけても面白がったりしてくれて助かってます。


emo8889 Xeno: 喧嘩は強くなくても良いんですか?


Kinoko Kamaboko: 所詮ファッションヤンキーだもんで本職いらしたら㌧ズラです。


emo8889 Xeno: 不良からみたSecond Lifeってどんな世界ですか?


Kinoko Kamaboko: すごい質問だなあ・・・ネタ半分で答えると。


・快適に飛ばせるバイクがないので残念だ。
・結局のところ土地を買わないと自由が手に入れられないので残念だ。
・標準でかっこいいリーゼントが作れないので残念だ。
・でも割れるガラスとかあるので、学校に取り付けて、
盗んだバイクにのって割ってまわれそうだからワクワクだ。


といったところです。


emo8889 Xeno: これからSecond Lifeを始めようとする人や
始めたばかりの人に対して勧誘(?)のコメントお願いします。


Kinoko Kamaboko: だはは。
仲間を作ってまずはいろんなところを見て歩くのがいいと思います。
1週間くらい連続でINしてると、開眼すると思います。
エラそうな事は言えませんけども・・・。
あとこれは今の仲間からの伝言ぽいことになるのですが、
不良、ヤンキーのナリをしてますが、 一応そういうプレイに過ぎないんで
必要以上に怖がらないでねだそうです。

若干アタマん中、常にナツイロですけども
別にラリってるわけじゃない!ってことでひとつ。


emo8889 Xeno: ありがとうございます!


Kinoko Kamaboko: 押忍!




「本当は全員重度のピーターパン症候群・・・」


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その後秘密のアジトで仲間を集めていただき、
みなさん快く撮影までさせていただけました。

Second Lifeはヤンキーがバリバリ活躍中!
そのヤンキーを見たい方はOsakaSIMのヌメリーマートまで夜露死苦!

私がSecond Lifeを始めて2/24で丁度1ヵ月になり、
色々な楽しみを見出してきました。
私とほぼスタート日が一緒の遊び人、Utamaro Seymourさんも例外ではありません。





そんなUtamaroさんにSecond Lifeの楽しみ方についてお話を伺いました。

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emo8889 Xeno: ではSecond LIfe内の活動内容をお願いします。


Utamaro Seymour: まだSecond LIfeに入って日も浅いので、とにかくいろんな場所に遊びに行ったり、
買い物をして楽しんだりってところですね。普通の消費者です(笑
とにかく今までのMMOとは全然勝手が違うので、最初は戸惑いました。


emo8889 Xeno:何に戸惑ったんですか?


Utamaro Seymour: 一番の違いはレベルもスキルも数値ではないところですね。
すべてリアルの経験が問われるところ(笑
服や髪型、体型ひとつにしてもリアルなセンスが問われますしね。


emo8889 Xeno: 今のSecond Lifeの楽しみ方は?


Utamaro Seymour: そうですね。今は自分の家作りになるのかな。
あとは男らしさの追求?みたいな。このアバターには自分の理想が詰まっています(苦笑
リアルでこういう男性になれたらいいな、みたいな。女性にモテたいとかではなく。


emo8889 Xeno: つまり文字通りのSecond Lifeなわけですね。


Utamaro Seymour: そういう意味でも今までのMMOとは違っています。
さまざまなネットゲームをプレイしてはいたんですが、
ネット上の自分とリアルでの自分はセパレートして考えていました。
でもSecondLifeではなんか、リアルとクロスする部分が非常に多くて、
一応意識して区別すべきとは考えてますけれど、今までの中で一番なんていうか
リアルとバーチャルが近づいている、そういう不思議な感覚です。


emo8889 Xeno: それがSLの醍醐味?


Utamaro Seymour: 全てではありませんが重要な楽しみ方のひとつといえるでしょうね。
今の日本のコミュニティでは、とかくビジネスやRMTの部分に注目が行きがちですけど
そういうのってこういういろいろな楽しみが根底にないと、そもそも成り立たないじゃないですか。


emo8889 Xeno: Second Lifeの全ての基本は人ですか?


Utamaro Seymour: 人ですね。人とのコミュニケーション。
これはSLに限らず全てのことにいえると思いますけど。


emo8889 Xeno: utamaroさんのお話ではSecond Lifeとリアルは非常に近い世界だと感じますが
それを実感するような出来事はありましたか?


Utamaro Seymour: それはもう、外国のコミュニティに行けば当たり前のように感じますね。
軽いダンスパーティからちょっとしたアバンチュールまで彼らはみんな本気で遊びます。
ネットとバーチャルが近いどころか一本線になっちゃってる人、かなりいるんですよ
私の話ではないのですが友人の女性アバターの方が、親しい間柄の外国の方に
そういうおさそいを受けたっていう話があって。
でまあ、彼女は当然断ったのですが、そのときの外国人はこういったそうなんです。
「SLのキミもリアルのキミなんだから、バーチャルででも愛したい」とね。


emo8889 Xeno: おー。それは日本人にない感覚ですよね。


Utamaro Seymour: そうですね。とても印象的な台詞です。


emo8889 Xeno: そうなると日本人がSLの世界に入り込めないって気もします。


Utamaro Seymour: いえ、入り込めないというよりは・・・
なんだろう、一歩外に出れば外国みたいな感覚でしょうから
SLで遊ぶことはたやすいでしょうけど、SL文化に溶け込むのはパワーがいりそうですね
自分の町内から外へ出れば、外人だらけ、とかだったらすこし遊びに行くにしても、ためらいがちになりません?


emo8889 Xeno: 日本人はとくに躊躇するでしょうね。


Utamaro Seymour: もちろん、私にもその傾向はあります。
現にこのOsakaSIMにこもりがちですし(笑
でもそこで完結してしまうのはもったいないなと思ってるので、
意識していろんな場所に行くようにしています。


emo8889 Xeno: utamaroさんは大人気の「Cafe lounge MAKUHARI BAYSIDE」を経営されていますよね
それもその一環ですか?






Utamaro Seymour: アレはそんな大げさなものではないです。
自分でも物が作れるならせっかくだからいろいろ遊ぼうと思って。
公共のサンドボックスでもいいんですが、 自分専用の砂場が欲しかったってのが最初かな。
あとやっぱ作ったらそこに残しておきたいモンですよ。いくら下手でも(笑
で、どうせ作るなら自分専用のうちじゃなくて、あそこは私と同じ時期にデビューした人がご近所さんだから
そういう人たち同士で情報交換できる場ができたらいいなと思って。
だからCofeにしました。


emo8889 Xeno: 実際Utamaroさんはどんな製作をされているのですか?


Utamaro Seymour: 今は自宅のみですね。でも案外プリム加工が思ったより難しくなかったので
2件目のお家を立てようと今思案中です。
で、家作りの参考になりそうな写真がのってる雑誌とかも買っちゃったり・・・w


emo8889 Xeno: それってもう仕事みたいですねw
それほど創作は楽しいですか?


Utamaro Seymour: ええ、積み木遊びっていうか
ちょっと高級なレゴブロックをいじるっていうかw
お家から、服から、着ぐるみまで作れちゃう、そんなゴブロックw


emo8889 Xeno: それをビジネスにつなげようと思ったりしないんですか?


Utamaro Seymour: 正直に言えばありました。
というかデビューした当時はそういう妄想もいっぱいしてましたね。
だけど、この世界は、前述したようにリアルのスキルが問われます。
それをイヤというほど思い知りました。3日ほどでw


emo8889 Xeno: わかりますw


Utamaro Seymour: もちろん、楽しむためでもありましたよ。
なので自分は、精一杯この世界を楽しみまくって、
運がよければほんのちょっとのお金を手に入れられればいいなって
そんな方向にシフトするようにしました。


emo8889 Xeno: ビジネスでなくても全然楽しんでいけるんですね。


Utamaro Seymour: そうです。銭の話だけの世界なんて、正直つまんないし。
でも、この世界はそういう夢もいっぱい見れる可能性があることは否定しませんけどね。
私も時々「こういう金儲けが・・・」と考えることはありますが
そーいうときはベテランさんのブログやプロの人たちの作品を見に行って
自ら冷や水ぶっかけられに行ってます(笑


emo8889 Xeno: 凄くレベルが高いとw


Utamaro Seymour: そうですね(笑
ただ、私を含めて物つくりをやろうとする人たちを否定するわけではないんです。
自分の想像が形になるのって物凄く楽しいですからね。
ただそれを銭につなげようとするなら、
それなりのリスクと時間をかけることを覚悟しましょうねって事です。
あと、センスを磨くこともw


emo8889 Xeno: 特に日本人は安くて良いものをだしますからね。


Utamaro Seymour: そうですね、B@RのJune Dionさんとか
アニメ製作のhiko ninoさんとか、とても尊敬してます。


emo8889 Xeno: 最後にこれからSLをやろうかと悩んでる人に
メッセージお願いします。


Utamaro Seymour: それをデビュー1ヶ月目の私に聞きますか(笑


emo8889 Xeno: もう結構楽しんだでしょうw


Utamaro Seymour: まあそうですけど(笑

Second Lifeは文字通り、自分の第2の人生を体験するもの・・・といえば大げさですが
リアルで外に遊びに出かけたり、人と出会ったりするように
Second Lifeで遊んでくださいね、ってことかな。上手に言えないけど・・・。
で、リアルでは味わえない楽しみがちょっとおまけについてます。


emo8889 Xeno: リアルでは味わえない楽しみって?


Utamaro Seymour: お家や服などといったものがほぼノーコストで作れる楽しみもありますし、
私のようにアバターをいじって遊ぶ楽しみ、
そういう時間と手間が惜しければそういうものを買い物する楽しみ、
いつでも思ったところにすぐテレポートできる楽しみ、空を飛ぶ楽しみ
えーときりがないや(笑


emo8889 Xeno: それ聞いたらプレイしたくなりますねw


Utamaro Seymour: あなたもそういう「おまけ」を十分楽しんでらっしゃるじゃないですか。ウフフフ


emo8889 Xeno: ありがとうございますw


Utamaro Seymour: あとこれもやっぱり銭の話になっちゃうんですが
今のSecond Lifeの取り上げられ方って、とかくビジネスの話しに行きがちですが
なぜそういうビジネスが成り立てる、夢が見れる場所なのか?という事をちょっと突っ込んで考えると
Second Lifeの楽しみがちょっと想像できるかもしれませんね。みたいな
上手に言えなくて申し訳ないですけど。




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消費者の視点でみたSecond Lifeを垣間見れるインタビューになった気がします。
今までのMMOとは違う性質、楽しみ方、そして世界観の中で
いかに楽しむ方法を教えて頂いたような内容で
これからSecond Lifeをプレイするか悩んでいる方や、
始めたばかりの方に非常に参考になるお話になりました。