女子高生の制服、ナースの制服、メイド服、喪服、浴衣、体操服、ウエディングドレス。
これらの制服シリーズを着ている方はSLの街中でよく見かけますよね。

そういったコスプレ(?)服を製作されている有名ブランドをみなさんはご存知でしょうか?

そのブランド名は「Monaca」といいます。http://monaca.slmame.com/



http://slurl.com/secondlife/Vari/17/26/30


SL日本居住地の人が必ず目にしていると言っても過言ではない商品のクリエイター、
elleair Plasmaさんに本日はお話をお伺いしました。


-------------------------------------------------------------------------------
emo8889 Xeno: SLを始めたきっかけをお願いします。

elleair Plasma: 昨年の1月にHot WiredっていうオンラインのニュースサイトでSLの存在を知って、
自由に物が作れる事とそれを売り買い出来ることに興味を持って、1人で飛び込んでみました。


広いし色んな物があるし色んな人もいて、ちょっと怖気づきましたが、
何日かフラフラしてて、やっと桃源郷に着いたときはホッとしました。
そこでやっと日本語フォントの入れ方とか、もの凄く基本的な事を教えてもらって
そこからやっとスタートだったと思います。

emo8889 Xeno: そのスタートから現在までの活動内容が凄いですよね。

elleair Plasma: 最初にアパートを借りて、そこで家具を作り始めたんです。
次に隣の土地を借りて、そこにMonaca初代1号店を建てました。
建物はリアル知り合いのebisuyaさんを強引に誘い込んでお願いして作ってもらいました。

実はその時お店の名前も決まってなかったんですけど、
通りかかった人に「完成ですか?」って聞かれて。
「まだ作ってる最中です」ってebisuyaさんが答えたのを聞いていて、
あたしが「作ってるモナカ」って読んじゃったんですね、それが店名になりました(笑)

emo8889 Xeno: そこでMonacaオープン。

elleair Plasma: ロゴを作って、家具を並べて、オープンなんですけど、
その辺は全部教わりながらの手探りでした。
英語わかんないし、お客さんが来ても逃げてました。

ところが買った人からお問い合わせやらクレームやらが来るようになって
否が応でも英語で応対しないといけなくなっちゃって。
そんな中、日本人なら着物を作ってとか、オーダーももらうようになって
いつの間にか家具は作らなくなり、アパレルにシフトしていきました。

emo8889 Xeno: そこから今の方向性ですね。

elleair Plasma: そして初夏だったかな、お友達とか楽しそうってことで始める人が増えてきて
そういう周りの人のリクエストに答えているうちに
コスプレ系というかネタというか、そんなものばかりのラインナップになりました(笑)



http://slurl.com/secondlife/Maryport/66/32/56


emo8889 Xeno: お店も順調に展開していますね。

elleair Plasma: 次に1号店を桃源郷スタジアムの隣の今の場所に引っ越して、
それから徐々にお客さんが増えていって、夏にはメインランドに本店Monaca Townを建てました。
そのあと秋に2号店、暮れにMetabirdsのモール、そしてNAGAYA、
今年に入ってからはcocololoにも出店したりと支店が増えていきました。
で今、下北店を作ってます。



「制約の多い世界なので、その中でどうやって再現できるか」


emo8889 Xeno: elleairさんのもう1つのブランド、elle'sというのは?

elleair Plasma: Monacaはほとんど全てがリクエスト物で、
自分が作りたいものって、そんなに売ってないんです。
そこでセグメントブランドを作って、趣味はそっちでと思って立ち上げました。
Monacaはネタ、elle'sは普段着、というのを同時進行で展開中です。

http://monaca.slmame.com/



http://slurl.com/secondlife/Togenkyo/180/118/22


emo8889 Xeno: まずMonacaのコンセプトとelleairさんの代表作は?

elleair Plasma: 時代を問わず日本的、サブカルチャーとかそんな感じです。
代表作は桜柄の着物かなぁ。
最初に作ったテクスチャなんです、桜柄。
それでキャミ作ってたんですけど、知り合いの人に「これで着物をぜひ」って言われて。



emo8889 Xeno: 商品を作る時のポイントは?

elleair Plasma: 今のところまだ制約の多い世界なので、その中でどうやって再現できるかとか
工夫のし甲斐があるので、その辺です。
この帯なんかは以前は姿勢によっては体から離れちゃうのが一般的だったんですけど
それをセパレートにして、自然に見えるような工夫の仕方を思いついたり
そういうアイデアをひらめいたときは凄い楽しいです。

emo8889 Xeno: そういった独自のアイデア作りが楽しいですよね。

elleair Plasma: それまではわりと服は服、靴は靴みたいに専門店が普通だったんですけど
セット物をメインで売ることにしました。当時は珍しい方だったと思います。
どれを買ってもほとんど頭から足まで揃っちゃうという、そんなラインナップを目標にしたり。


あとは服やさんはテクスチャ、家具や建物はプリム、みたいな
住み分けみたいな感じも当時はあったんですけど、服にプリムを多用してもいいじゃんとか思って、
アウトラインというかシルエットを大事にして作るようにしました。

emo8889 Xeno: Monacaはそうやって作られた商品の数が凄く多いイメージがあるんですけど
今までに何点くらい製作されたんですか?

elleair Plasma: たぶん60点くらいで、ボツになったのとか売るのやめたものとか
シリーズ物を分けて数えるともっとです。

emo8889 Xeno: その中のakiba的な意味でのメイド服は初めてな気がします。



elleair Plasma: 知ってる限りではいわゆる今の日本のサブカル的なメイド服という意味でSL初だと思います。
実際メイド服は商品名で悩みました(^-^;
maidってニュアンス違うんですよね、意味として伝えるためには掃除婦さんとか給仕とか
maidだと別の意味がいろいろあるのでどうしようかなぁって。
でも結局、絵で見てわかるべ、と(笑)


「Monacaでは建物を作る以外の全てをやってました」


emo8889 Xeno: Monacaってメンバーは何名?あとelleairの役割は。

elleair Plasma: CEOがebisuyaさん、店長あたし、あとCRUNKYちゃん、
この3人がコアメンバーです。
役割は建物を作る以外の全てをやってました。
商品作ること、広告出すこと、POPのデザイン、あと接客・・・かな。
あとなんだろう、、お店の方向性とかも。
実は器用貧乏とよく言われて。覚えること多いと燃えます!

emo8889 Xeno: Monaca創設時にはどんな燃え方(?)を?

elleair Plasma: まずSLデビューからオープンまでの最速記録を目標にしてやってました。
結局1ヶ月かかりましたけど。
当時は何も情報がなく、右も左もわからなくって、Wikiも日本語サイトも無かったです。


個人ブログがちょこっとだけで、早くオープンして、どうなっていくのか見たかったから。
インゲームで先輩プレイヤーから手取り足取り教えてもらいました。

emo8889 Xeno: そんな中オープンさせるのって大変だったでしょう。

elleair Plasma: ドッキドキですがちょっと気持ちいいです(笑)
コピー可の家具を売っていたんですけど、同じものを買っていく人が居て
勇気を出してIMして、説明して、お金返してとか。
でも苦労というよりはえびすやさんと2人で毎日はしゃいでた記憶の方が強いです。
毎日発見の連続だったから。

emo8889 Xeno: 発見?

elleair Plasma: 初心者の頃はプリムって10m以上おおきくならない!とか(笑)
あと2人であちこち見て回って、ピンクとブルーのボールがあって
これって何だろうねとか言いながらsitして、なんか凄い事になったりして楽しかったです(笑)

emo8889 Xeno: elle'sのお話ですがご自身で作りたい物のカジュアルブランドですよね。

elleair Plasma: 実は商品まだぜんぜん揃ってないんです。
年末にやっと冬物を出せたくらいでほんとはもっと、春物、夏物ってやりたかったんですけど
ここ最近は別のことがメインになってしまっていて放置気味なんですけど。

カジュアルというかSLってわりと露出系が多いんですよね。
とりあえず肩出てるぞー、おへそ出すぞーみたいな。
で、それもありなんですけど、わりと普段着というか、いつも自分で着てるような物を再現したくって。
そうゆうのも最近は増えましたけど、以前は探してもなかなか見つからなかったんです。
なので無ければ作れ!と、動機はそれです。

emo8889 Xeno: elle'sの代表作もフルセットで売ってるんですよね?



elleair Plasma: バラ売りもしてますけど、これで1商品です。
構成は、コートとブーツとマフラーと手袋とトートバッグで色違いで3着入ってます。
マフラーはがんばりました。ブーツもちょっと苦労したかな。
給食のおばちゃんが履いてるようなブーツになっちゃって(笑)
それを直すのにかなり時間使いました。

emo8889 Xeno: 悩みだすと時間かかりますね。

elleair Plasma: あれこれやってもダメなときって、もう諦めて遊んじゃうんですよね。
それでフラフラ他の事してて、ふと、ある時に
あ、もしやあのプリムこうして・・とかひらめく時があって
その時は、それまで悩んでたのがウソみたいにサクッとできちゃいます。
プリムで構成する物って、凄い難しいんですけどその分できたときは嬉しい。
だから楽しいんだなと思います。

emo8889 Xeno: 先ほどelle'sの製作ペースについてお話がでましたが
その時におっしゃった「別の事」とは?

elleair Plasma: 製作ペースはこれからどんどん下がるかも知れませんo(T_T)o
最近主にプロジェクトに参加することが増えたので
お店は閉めませんけど、今までとは違うことするようになるかも知れません。

emo8889 Xeno: プロジェクトって?

elleair Plasma: SIM構築とか、コンサルティングとか、企画とか
アイデア出したりテーマやコンセプトの提案とかです。
グループは1つじゃないんです。
多分、どこかであたしの名前を見ることになると思います。
その時までのお楽しみで、ごめんなさい(^-^;

emo8889 Xeno: なぜそっち系の活動を始めるんですか?

elleair Plasma: うーんなんか世間話とか、知り合った人と話してるうちに誘われます。
あと知らない人からのいきなりメールとかもありますけど。
その場合も最初は、ちょっとしたアイテム制作依頼だったりするんですけど
ミーティングで話してるうちにそっち系でもお願いみたいな感じになって。

emo8889 Xeno: それって早い話がSLで仕事しちゃうってことですよね。
責任で不安とかないんですか?

elleair Plasma: あたしの場合は普段のお仕事はグラフィックデザインをやっていて
一応お勤めしてるのであくまでもバイトです。
クライアントさんもそんなバイトに決定権まで持たせることはないんじゃないでしょうか(^-^;
でもMonacaの経営とはやっぱり違うと思います。
楽しければいいやと思っていて、最近のそういうオファーは小売業より面白そうだった、
ということかも知れません。


「SLは自分のデザインを外国の人が評価してくれたり、

そういう人と語り合えるのが醍醐味です」


emo8889 Xeno: そんな活動を始めるくらいSLって面白いですか?

elleair Plasma: 面白いですね。
それまではごく身近な人やWebで公開してもそんなにアクセス数もなかった自分のデザインを
見ず知らずの外国の人が評価してくれたり、そういう人と(たどたどしくですけど)語り合えるのが醍醐味です。
ネタをお求めの方はぜひMonacaに、落ち着いた普段着をお探しの方はelle'sを是非見てみてください。
年中無休です(笑)

emo8889 Xeno: 最後に読者の方にメッセージを!

elleair Plasma: loveさんのカフェ、acafeで当たる景品があるんですけど
健康グッズ、それ作りました。楽しいので是非入手してください。
あとUriさんのダンスチーム「桜団」のコスチュームをデザインしました。
先日のレース場オープンでお披露目されましたけど、頑張って作った衣装なので機会があったら見てください。
それから下北SIMの駅のモールに、近々Monaca支店オープンします!

emo8889 Xeno: 多忙ですねw ありがとうございました!
-------------------------------------------------------------------------------
実はelleairさんも有名クリエイターとして4gameの記事で特集されてます。
http://www.4gamer.net/news.php?url=/weekly/secondlife/005/secondlife_005.shtml

その多才な発想は多種多様な商品を繰り出し、SLに遊び心を提供し続けています。
もちろん高い技術力は各種商品を見れば一目瞭然で
現在の日本人クリエイターを引っ張る存在といっても過言でもなく、今後も非常に注目される存在です。

そのelleairさんがまた1つ大きな活動を始めようとしています。
この方が世に出す作品をみなさんはこれからも触れ続ける事になるでしょう。
是非その前にMonaca、elle'sの商品をチェックしてみてください!

家作りって本当に大変で、家具を置く段階になるとプリム制限で満足したものを置く事ができない。
そんな時に見つけたのが「-U5P-Furniture」というお店で

全ての家具が5プリム以下なんですが、テクスチャや造形の表現力を駆使して全然安っぽくないんです。



http://slurl.com/secondlife/Ikebukuro/88/106/22


家具を買うときに必ず目を通してた店なんですが、
そのオーナーがCNETの建物を造られたというからには取材しないわけにはいきません。
本日はその「-U5P-Furniture」のオーナーdai Lageosさんにお話をお伺いしました。
------------------------------------------------------------------------------------
emo8889 Xeno: まず最初にSL始めたきっかけをお願いします。


dai Lageos: 知り合いの友達がデジタルハリウッドでセミナーとかやってる人で、
その人から『面白い物があるんだ』と教えて貰いました。
それまではオンラインゲームなんかもやった事がなくて、アナログな人間だったので、
操作方法も分からずに「なんだこれー」と思いましたね。


実際仕事の合間にちょこちょこいじってるくらいの事だったんですが、
物の作り方がある程度分かる様になってきたら、一気に引きずり込まれましたw


emo8889 Xeno: 始めてから今までの活動を。


dai Lageos: しばらくはSandboxでせこせこ物を作ってたんですが、
ならず者によく撃たれたりオリに入れられたりして、「こんな状況で物作れるか!」と今の土地をレンタルしました。
レンタルして集中してモノ作れる様になったら色々作ってモノ売りたいなーと欲が出てきた時に、
ちょうどMagSLさんがKalenのレンタルを始めたのを見つけました。
「これはー!」と思って申し込んだら、既に一杯だったんで、Halca(現Ikebukuro)がレンタル開始になった直後、
Nekoさんにストーカーの様にIMして土地を借りました。


「5プリム以下がコンセプト」

emo8889 Xeno: そこから何故家具屋を始めたんですか?


dai Lageos: 家具屋さんをやろうと思ったのは、何かのお店を出したいけどスキルのない自分が
スクリプトなんていう恐ろしい物に手を出さずに済んで、
しかも他にやっている人が少なく割と簡単に出来そうという、
非常にいただけない消去法で決定しましたw


emo8889 Xeno: あははははw


dai Lageos: で、丁度その頃にこの家を造ってたんですが、

まだその頃プリムを節約して物を作るという知恵がなく、
1/3程作った所でプリム制限にひっかかってしまったんです。

こんなにプリムを消費して物を作っちゃいかんという訳で
「前述の不純な動機w」に「低プリム制作する訓練」も兼ねて5プリム以下がコンセプトの家具屋をオープンしました。

どーも、すいません。。。


emo8889 Xeno: で、家具作ってみてどうですか?


dai Lageos: 実際作ってみると家具って思っていた何倍も難しくて、
今も四苦八苦しながら作ってますが・・w
ただ低プリムで物を作る作業はホントやって良かったと思います。
ありとあらゆる場面で重宝します、SLのモノ作りの基本でした。


emo8889 Xeno: 自宅も素晴らしいですが、インテリアセンスも含めこの技術というのは、何かで学ばれたんですか?


dai Lageos: リアルではイラストレータをしていますが
3Dは六角大王くらいしか触った事がなかったし、
フォトショップも初心者に毛が生えた位しか触った事がなかったので、毎日必死で憶えましたw
逆に、僕みたいな素人でも3Dでこれくらいの物は作れるんだと
SLのインターフェイスに驚愕しましたw


emo8889 Xeno: お店の名前の由来を教えてください。


dai Lageos: お店の名前は「-U5P-Furniture」です。
ただほとんどの人が「-USE- Furniture」と思ってるみたいで、
今までほぼ100%間違われていますw
Under 5 Prim Furnitureの略なんですがこっそりUSEに改名しようかと本気で考えていますw




emo8889 Xeno: w


dai Lageos: コンセプトはモダンな家具作り。
余計な装飾はいらないっていうモダニズム精神と低プリム制作の食い合わせもいい、
なによりモダンな家具が好きなので今後もそんな方向で作っていきたいなーと思ってます。


今は『シンプルな家具』ですが『シンプルだけど洗練された家具』を制作出来る様になりたいです。
それにはセンスが必要だし難しい事なので、大きな壁にぶつかってる感じはしますが、
ここを越える事が出来れば凄いものが出来るハズなので、今はとにかくあがいてますw


emo8889 Xeno: その家具の中で一品なにか紹介していただけますでしょうか。


dai Lageos: 今座ってるのがソファーが最新作です^^




5プリムで3人がけのソファーはなかなかないんじゃないかと思ってます^^
ソファー自体が2プリム、3ポーズ付きなのでお得ですw


emo8889 Xeno: プリム数減らすの徹底してますね。


dai Lageos: でも他の家具にも言えるんですが、5プリムだからって軽い物に見えちゃダメだなと思ってます。
テクスチャも下手なりによく見える様に必死に加工していますw
だいぶアナログですがw工務店で木材買って来てスキャニングしたり
一応テクスチャも自前がモットーでやっています。


emo8889 Xeno: 凄い情熱!


dai Lageos: さっきも言いましたがフォトショはホント素人クラスなんで。
これはもうアナログで対抗するしかないとw


「色んな変化に対応出来るよう作った」

emo8889 Xeno: ではCNETの建物について教えてください。


dai Lageos: 家具屋さんを始めて幾らか作ってる時ですが、
SLを紹介してくれた人がCNETで連載物を書いていて『CNETの建物作らないか?』と誘ってくれたんです。
それでCNETJapanの建物も制作させてもらいました。


emo8889 Xeno: なるほど。


dai Lageos: 向こうの建物はまだ建造中ですが^^;
手前の建物は地下のカンファレンスルームと地上のミーティングルームで出来ています。



http://slurl.com/secondlife/hachiko/118/59/31


emo8889 Xeno: 素晴らしいですね。ここは設計から全てひとりで?


dai Lageos: はい、死ぬかと思いましたw
CNETの執筆者とコンテンツの話し合いはしてますが制作は僕一人でやっています。
Hachiko SIMはボリュームがどのくらいになるのか等、分からない事が多い中スタートしたSIMなので
建物の拡張性に優れていて、色んな変化に対応出来るよう作ることがまず求められていたんです。
だから外観は正直お任せだったんで、
ビジュアル的なコンセプトってあんまりなくて、僕の好きな様に制作しましたw


emo8889 Xeno: なるほど。


dai Lageos: でも、思ってたのが高層ビルとか上に高くなるSIMは多いけど、
下に掘ってあるSIMはあんまり見ないから
地下のあるSIMはおもしろいなーと思ってこんな形になりました。


emo8889 Xeno: 何か苦労した点などありますか?


dai Lageos: うーん、とにかく全部初めての経験だったので
土地を平坦にする方法から何からかにから全て苦労しました;;
制作の時間もなくて10日くらいでオープンまでこぎつけないと行けなくて
思い出すだけで吐きそうですw


emo8889 Xeno: 次にKABUKI店の製作ですね。


dai Lageos: KABUKI店のオープンはIKEBUKURO店を開店する時に、
モノを販売するノウハウを全く持たずに開店するという事もあり
流石に問題発生したらマズいと思いまして、
『3日間全商品無料、だけど不具合やアドバイスあったら教えて下さい』
というキャンペーンをうちました。


そこで色々な人からアドバイスや意見、感想を頂けたんですが、
その中でKABUKIオーナーのNOMURAさんから、色々アドバイスを貰った事がきっかけで知り合いになって
なんだかんだでKABUKIにお店を出す事が決定しました・・・。


emo8889 Xeno: ここも雰囲気ありますよね。



http://slurl.com/secondlife/KABUKI/175/34/28


dai Lageos: 入り口付近に小さく看板出してます。わかるかーって感じにw
IKEBUKUROよりも少しビジュアル的にこだわった商品を置いていて、売るよりも趣味に走ったというか
IKEBUKUROはこういうの欲しいかなーと相手を思う気持ちが少しあったんですが
こっちは完全に自分の欲しい物を作っておいてますw
ビジュアル的にこだわったというよりも趣味に走ったというべきなのかw


emo8889 Xeno: KABUKIは有名クリエイターばかりですよね。


dai Lageos: 初めてKABUKIへ行ってみてSIMの存在感や出店されている店舗の質の高さ、
個人のスキルの高さに衝撃を受けてすんごいヘコみましたw
僕は井の中の蛙でしたーーと。
でもおかげで制作に対する意識のレベルは跳ね上がりました。


「SLは設計士の醍醐味を味わえる贅沢な世界」

emo8889 Xeno: そんなdaiさんにとってSLってどんな存在ですか?


dai Lageos: えーと、例えば家具屋なら家具屋の醍醐味を
建築家なら建築家の醍醐味を味わえる贅沢な世界と言うか・・・。


例えばここのお店を作る時に、ここの廊下は光らせて入ってくる人の期待を高めつつ
曲がった所で広い空間があって「おぉー」と思わせてみたいな感じで作ったんですが、
おぉ、これはまさしく設計士の人が家を造る醍醐味を味わってるのでは!
とハっとして、鳥肌が立っちゃったんです。


リアルで建物の設計なんてこれっぽっちも出来ない男が
この世界で設計士の醍醐味を味わってる、なんて贅沢な世界なんだ。
それが僕のSLの存在です。


emo8889 Xeno: 凄く醍醐味を感じていますね。


dai Lageos: もちろんそれだけでなく色んな人と出会えたり話せたりそういう部分も面白いですが
なんかしらんがやるぞーっていう大学生の頃のテンションを取り戻しましたw
おかげでリアルでは仮想世界にハマったと、ちょっと引かれてます><


emo8889 Xeno: 次にお店のPRをお願いします。


dai Lageos: まずは新商品を出すスピードをあげたいと思います・・・。すいませんすいません。。。
低価格で低プリムな、家具と付き合いやすいお店を目指していますので
家具なんか自分で作れると言う前に、是非一度お立ち寄りください!


emo8889 Xeno: ありがとうございました!
------------------------------------------------------------------------------------
家具屋さんをやりつつ、CNETの建物を作る等、非常に多忙な毎日を過ごしておられるdaiさん。
自宅も非常にかっこよくて、そのセンスには本当に関心させられます。


daiさんの作品は家具が素晴らしいのはもちろん、
建物が持つ雰囲気の演出という部分を見事にクリアされていて重要な仕事を任されるのも納得です。


またNOMURAさんのインタビューでもありましたが、KABUKIと一体になったサプライズが近々迫っているようで
今後の活躍が非常に楽しみなクリエイターの1人でもあります。
家具自体も非常に低価格ですし、これから物作りをされるみなさんは是非daiさんのお店に行ってみてください。

SLには色々な産業があり、日本人社会も各クリエイターのアイデアがどんどん膨らみ続け
我々ユーザーは非常に目新しい世界を体験する事ができます。


そんな中KABUKIという街にはそのような新しい世界が沢山存在し、
キャバクラの「Club Swan」もその中の一つとして人気を誇っています。


http://slurl.com/secondlife/KABUKI/33/91/28

本日はその「Club Swan」のオーナー兼ママ、Ewan Malleさんにお話をお伺いしました。

http://clubswan.web.fc2.com/
-----------------------------------------------------------------------------------
emo8889 Xeno: まず最初にSL始めたきっかけをお願いします。


Ewan Malle: コンビニで立読みした雑誌の特集を見て、その10分後には登録してましたね。
なんだか、ハリウッドのセレブたちもやってると書いてあったので。
日本のセレブの私もやらないわけにはいかないと思って。


emo8889 Xeno: 実際始めてセレブに会いました?


Ewan Malle: さぁ、居るかもしれませんが、誰がセレブかわかりませんね。
実際やってみると、びっくりするほど、出逢う相手のRLキャラクターには興味が沸かなくて
SLでの、職業とか経歴とか、そっちに興味がわきます。
それだけSLって個性を出せるところなんじゃないかなと思うわ。
でもまさか自分がオカマとして個性を出すとは思わなかったわね。


emo8889 Xeno: ではログインしてから最初はどんなことを?


Ewan Malle: とにかく、SearchでSEXを検索しまくりましたわ。
インターネット始めたときも、エロ画像を探し回ったけど、SLでも同じね。
んで、お金使えば色々楽しめるってわかったけど、使い出すとキリなさそうだったので、
私は、課金しないで稼ぐって決めたの。
色んな家業をやったわね・・・ここでは言えないことばかり。


emo8889 Xeno: そんな状態からキャバクラSWANオープンまでの道のりは長そうですね。


Ewan Malle: うーん SL初めて1週間以上は、日本人に出逢えなかったの。
主にアンダーグラウンドの世界で、完全に外人さんと遊んでたわ。もう、楽しかったわよ。


やがて、MAP見てたら「baba」や「Ikebukuro」って文字が目に入って
そこで日本人に初めて会ったの。日本語チャット見たときは感動したわ。
ただ、ちょっと仲良くなれる友達はできなかった。
それに街の雰囲気にも馴染めず、結局元の通り外人さんと遊んでたわね。


emo8889 Xeno: なるほど。


Ewan Malle: そしてある日、ふとIkebukuroを訪れると
「KABUKI Creater」のタグをつけたyuyaさんに出逢ったの。
私はRLで歌舞伎町に住んでるから、思わず反応して声をかけたら、
まだ建物もない時の、このKABUKIに連れてきてもらったってワケ。


地下街だけは立派に出来てて、それを見てもう感動したわね。
海外SIMでも味わえなかった感動。


emo8889 Xeno: 独特の街ですよね。


Ewan Malle: なんとかKABUKIに関わりたいと思って、ちょこちょこ顔出してたら
ここの皆さんとはなんだか仲良くなれそうな気がしたの。
んで、思い切って、オーナーのNOMURAさんに声かけたわ。「何かやらせて」って。
キャバ大好きな自分なので、「なにやりたいの?」て聞かれて、数秒考えて、「キャバクラ!」て答えたわ。
ホームレスみたいな身なりの自分に、土地を預けてくれたNOMURAさんには今も感謝してます。


emo8889 Xeno: それからキャバクラSwan計画が本格スタート。


Ewan Malle: そうね。当時、海外で遊んでたNorikaとReCHiと一緒に、
このSLでコミュニケーションを商売にする方法を3人で毎日考えたわ。

正確に言うと、いまでも手探り状態ですけどね。
ただ、バーチャル空間だからといって、非現実的なお店にはしたくなかった。
ハードもソフトも本当にキャバクラで遊んでるような、そんな店作りを目指してやってきましたわ。


emo8889 Xeno:その店作りはが、かなりハイクオリティですが
ここの製作はEwanさん自ら指揮をとって?


Ewan Malle: 指揮というかほとんど一人で作りましたね。
最初は、ひどい作りだったみたいで、見かねた周りの方たちが色々とアドバイスしてて
スクリプトやアニメーション、つまりエレベーターやSit Ballは
KABUKIの優秀なクリエイターさんたちに作って頂いたわ。
Laungeのアニメーションは、誰もマネできない傑作ね。


emo8889 Xeno: そんなお店のシステムの説明お願いします。


Ewan Malle: 気軽に入れる店とお金を使って高級感に浸れる店、両方を兼ね備えたシステムです。
1Fは完全Freeで遊べちゃいます。
2FのVIP Laungeは、L$50頂きますが、楽しめるサービスが1Fの比ではありません。
とにかく盛り上がれますね。
具体的にはWeb(http://clubswan.web.fc2.com/ )をご覧いただきたいのですが、もう、都会の夜のカーニバル状態ですわ。




emo8889 Xeno: この場所も立派ですよね。


そしてここ、SkyVIPは、L$100頂きます。
ここのポイントは、地上からだいぶ離れてるので、女の子と「ナイショの会話」が出来ちゃうこと。
あとは、ラグ対策で30人集まっても、全然快適ですわ。
さらに、ダンスやイチャイチャアニメなど、現在追加中です。
なので、お席は三択になりますね。
そんなに複雑じゃないでしょう??




emo8889 Xeno: ちなみにこのシステムを考えたのはEwanさん?


Ewan Malle: お店の女の子やお客様の意見を集めた結果、私が決めたシステムです。
Freeもあったほうがいいとか、もっと周囲を気にせずお客様と話したいとか、そんな意見です。
なにしろ、「キャバクラ」というのはSLで初めての試みなので、
他のお店から学ぶ ということが出来なくてかなり頭を悩ませましたね。
これも、現在進行中で、まだまだ悩んでいます。


「バーチャルも結局は人間と人間の世界」

emo8889 Xeno: 実際キャバクラをやってみた感想をお願いします。


Ewan Malle: 実はRLでも、キャバクラに近い店をやってたことがあるんですが、
バーチャルも結局は人間と人間の世界、RLと同じような喜びや悩みがあって面白いなと思いました。
今後、女の子の間に派閥ができたり、イヂメがあったり、そんなこともあるかもしれませんが、
人間臭くて、それもいいんじゃないかなと思いますよ。


お客さまの事を言うと、予想以上に皆さんが感動して頂けてとても嬉しいです。
常連さんが沢山出来た事が、何より喜ばしいことですわ。


emo8889 Xeno: 何か営業中の面白話などあれば教えてください。


Ewan Malle: そうですね、営業中とは違うんですけど
実は、ウチにはRLキャバ嬢が何人も居まして、
その中の一人(歌舞伎町勤務)の子の、RLキャバクラでのお話をしますね。

お客さん同士がSLの話をしてたんですって、それで、たまたまそのお客さんがSwanに来たことがあって、
「えっ、私、Swanで働いてますよー!!」てな具合で
RLでもSLでも指名もらえるお客さんになっちゃったのw


emo8889 Xeno: それ凄い偶然!


Ewan Malle: まだまだSLやってる日本人は少ないと思うけど、
さっきからお話してるように、キャバ好きはSLでもRLでも同じなんだなw て。


emo8889 Xeno: EwanさんはSLでキャバクラの需要ってもっともっと増えると思いますか?


Ewan Malle: 増えるでしょうねー。
海外ではダイレクトにSEXを求めるお店が、ごまんとありますけど、
やっぱり日本人は、その一歩手前を楽しむ民族だと思うんです。
今キャバクラ出店をお考えの方は是非、このKABUKIで一緒に切磋琢磨したいですねー。
今後、増えてきたら、私も遊びたいですわw


emo8889 Xeno: SLでのキャバクラって癒しでしょうか?


Ewan Malle: ご提供出来るのは、「癒し」であったり「興奮」であったりさまざまだと思います。
お客様も女の子も人ですから、その時のお互いの状態で、結果「癒し」をご提供したり、
ワイワイ盛り上がって「興奮」をご提供できたりするものだと思いますよ。
もちろん、女の子にもよりますけどねw
女の子は「癒し系」「エロ系」「萌え系」「お笑い系」色々ですわ。
そして私は「艶系」ですね。


emo8889 Xeno: その中でNo1的な子は?


Ewan Malle: No.1はレチちゃん。この子は全て兼ね備えてますね。




だからこそNo.1の位置にいれるのかもしれません。
一言でいうと、私の目の敵ですわw
私を差し置いて、No.1を語る上、人気、売り上げともにNo.1をキープしてますからね。
彼女の魅力は、お店でお確かめください。


emo8889 Xeno: Swanにはセカドル優勝した子もいるとか?


Ewan Malle: いますよー、さえちゃんですね。




彼女を最初に見たときは、頭の先から爪先まで電流が走りましたね。
CGに一目惚れしたのは初めての経験ですわ。
見た目も、トークも一流の女子で
セカドル優勝はなるべくしてなったって感じですね。


emo8889 Xeno: パネルを見ると綺麗な子ばっかりですが
採用基準を上げてるんでしょうか?それとも美容教育?


Ewan Malle: 美容教育は簡単ですわ。Skinや髪を買えばいいんだからw
私が採用の基準にしてるのは、トークです。あと人柄、これはかなり厳しく見てますよ。



厳しい採用条件をクリアした新人のCoCoさん

emo8889 Xeno: なるほど。


Ewan Malle: 「働きたい」って子はいっぱい来ますけど、ほとんど不採用にしてますねー。
ちょっと話してみて楽しいか楽しくないか。
やってけない子を雇っても、後が可哀想になるだけですし、
それに幸い初期メンバーの、トークのクオリティが高かったんです。
だから、そのクオリティを守りたかった。


難しいこと言ってるように聞こえるかもしれませんが、
コミュニケーションでお金をいただくわけですから、お店に来て、話して楽しいと思えなかったら、
お金はいただけないでしょう。それだけのことですよw

emo8889 Xeno: そんなEwanさんが改めて語る、SLの素晴らしさは?


Ewan Malle: ゲームと違って、型にハマらず、自分たちなりの遊びを作れることですね。
私は、キャバクラという遊びの空間を作ったし、そのお店で働く女の子や遊びに来るお客さんも、
お店の中で自分たちなりの「遊び」を作って楽しめる。
例えば自作のアニメーションを持ってきて、それでみんなで遊んだりね。
そんな自由な創造性がSLの魅力だと思います。



emo8889 Xeno: では読者の方にSwanさんよりメッセージをお願いします。


Ewan Malle: まずは、キレイなママを見に来て欲しいということですねw
そしてRLのキャバ好きの方も、RLでキャバクラに行った事が無い方も、
みなさんを楽しませる自信があります。
SLでTOPクラスの美女たちとどうぞ、仲良くなってくださいー。


あとSwanの魅力はKABUKIという街にあってこそ活きているんだなと思ってます。
是非街全体を楽しみにきてください。


-----------------------------------------------------------------------------------
今回の取材を終えてなんとEwanママから読者のみなさまにプレゼントがあります!


本日の記念に5/10まで「emoさんのブログ見たよ!」で
SkyVIPをL$100をL$70にサービスさせていただきます。


キャバクラという名目ですが接客業としてSLでの有り方を非常に考えられていて
その為のシステムや人材確保など、非常に経営としてのテクニックを考えられています。
また建物自体も非常にクオリティが高く、それを見に行くだけでも楽しい時間が過ごせそうです。




このCLUB Swanは日本では初の試みです。
せっかくSLやってるのですから男女関わらず是非その試みを体験してみてはいかかでしょうか?