私がSLを始めた時、とても思い出深い場所がNAGAYAという場所です。
私はNAGAYAにいる時、この方の楽器を手にする事が出来ました。


そして、その楽器を演奏していると、その音色に惹かれ、沢山の方から話しかけられ、
色んな交友関係がスタートし、今のPeple of Second Lifeがスタートしたのです。


そう考えると、今のこのブログの恩人は、本日お話を伺う、この方かもしれません。
和にちなんだ楽器、着物の世界では第一人者とも言えます、
Rumi Simpsonさんにお話をお伺いしました!
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emo8889 Xeno: SLを始めたきっかけを教えてください。


Rumi Simpson: 海外の掲示板サイトでSecondLifeの存在を知ったのですが、
生活シミュレーションMMOのようなジャンルがいくつか存在していて、
一度やってみたいと思っていたので、Second Lifeをそういうのと勘違いして始めました。


「3Dゲームの初期のような感じに、懐かしさを憶えました」

emo8889 Xeno: 実際始めてみてどうでしたか?


Rumi Simpson: 見た目の安っぽいゲームだなと思いました。
クライアントのサイズが約25Mという事にも驚きましたが、
チュートリアルエリアに降り立ってみて、3Dゲームの初期のような感じに、懐かしさを憶えました。


emo8889 Xeno: それからはどういった活動をスタートされたのですか?


Rumi Simpson: 桃源郷というSIMがありまして、チュートリアルエリアからすぐそこへ向かいました。
確か、Japanか何かで検索したと思います。
そこにオブジェクト制作可能なエリアのSand Boxがあって、そこで色々作っていたのですが、
その中で色んな日本人の方々にお会いしまして、一緒に物を作ったり、遊んだりしていました。
その時に初めて楽器も作りました。


emo8889 Xeno: 最初から楽器を製作されてたんですね。


Rumi Simpson: はい、そうして過ごしてるうちに、
elleair PlasmaさんのMonacaが無料でテナントを提供してくれましたので、

商品を置かせて貰う事ができました。
Monacaさんは立派なお店で、色々な物を売っていたので、色々と影響を受けて、
当時の私の目にはパイオニア的な存在に映りました。


emo8889 Xeno: 確かにMonacaは色んな意味でパイオニア的存在ですよね。


Rumi Simpson: そうしてやっている中で出会った、ある人に誘われて作ったのが、NAGAYAです。



http://slurl.com/secondlife/Juho/111/172/68


NAGAYAのコンセプトは、本当の和を作ろうという事でした。
当時は日本人も少なかったので、和風SIMのほとんどが「変な日本」でしたからw


emo8889 Xeno: NAGAYAは日本をしっかり再現してますよね。


Rumi Simpson: 当初は2000sqmくらいの狭い場所で、自分の土地じゃありませんが、
その時期に三味線やお琴などの和楽器を作り、本当に楽しみながら色々作っていました。




あと、ウチにお風呂を作って、フリーのタオルセットを置いて解放していました。




それから広い土地に引っ越しまして、土地も拡張していき、
五重塔を建造したり、花火大会などのイベントを開いたりしました。


emo8889 Xeno: 昨年から花火大会を開催していたんですね。


Rumi Simpson: 2006年の夏にNAGAYAでやった花火大会です。
8月下旬に1週間くらいの期間で花火を打ち上げたのですが、
それが私が主催した最初で最後のイベントになります。


フリーの温泉浴衣もその為に作りました。
今年の夏は色んな場所で、情緒たっぷりの夏祭りや花火大会が行われている事と思いますが、
去年はほとんど無かったんです。


emo8889 Xeno: 反響はどうでした?


Rumi Simpson: そうですね・・・花火を楽しんでくれた人達から、
それを売って欲しいと沢山の問い合わせを受けまして、
見た目はきれいでしたが、売り物には出来ないようなローテクだったので、
お断りするのが大変でした。理由が説明しづらくて。



「NAGAYAでニーズが手に取るようにわかりました」

emo8889 Xeno: 凄い人気だったんですね。


Rumi Simpson: ただそんな中、NAGAYAで訪れるお客さんを接待していたので、
そのニーズが手に取るようにわかりました。
ところが、実は和服を売る店がNAGAYAには無くて、
そこで最初に和服を売り出したのは、日本人ではなく仲の良かった外国人なんです。


私は色々アドバイスをしていたのですが、その人がSLを辞めてしまったんです。
じゃあ今度は自分で作ろうと思って、それで着物を作って売り始めました。




emo8889 Xeno: それが着物製作のきっかけだったんですね。


Rumi Simpson: さらにNAGAYAにはマネーチェアがあったんですが、
まだそれが無かった頃、オーナーにマネーチェアを作ってくれと言われて、
どうせなら職人アニメーションを入れて、いかにも仕事をしている風に作ろうという事になりました。


ところが設置もして欲しいと言われたんです。
そうすると私のお金が吸われちゃうので、それを嫌がって、アイテムを支給するように作り変えました。
そうして出来たのが、傘を制作する通称傘チェアと呼ばれるものです。
これはなかなか好評で、今でも問い合わせが多いものです。




emo8889 Xeno: この傘チェアは私もやった事ありますw


Rumi Simpson: しかしNAGAYAがメディア等に取り上げられて、
毎日混雑してしまって接客もかなりしんどくなりました。
さらに、それかた諸事情によりNAGAYAオーナーが変ったんですね。
私はそれと同時に別の静かな場所に、小さなお店を開いてほそぼそとやっております。


emo8889 Xeno: でもrumiさんのお店の楽器、着物は有名ですよね。


Rumi Simpson: 主に和を中心とした楽器と着物を扱っています。
それから最近は花火なんかも売ってます。
お店の名前は、自分でもよくわからないんですw
テナントなんかによって違ってたりして、かなりいい加減なのですが
唯一の自分のショップなので、Rumi's Original ShopとLMに書いてますw


http://slurl.com/secondlife/Neptune/240/146/27


emo8889 Xeno: あまり店名は気にしていないんですか?w


Rumi Simpson: そうですねw 以前からきちんと決めようと思ってるんです。
でも今は楽器と着物が主ですが、他にも色々作ってみたいので
そのまま、ずるずると色んな名前になっちゃっていますw


emo8889 Xeno: そもそも何故和にちなんだ物を?


Rumi Simpson: 前述の通り、NAGAYAという和を表現する場所で育った経緯によります。
もしサイバーな街だったら、そっち方面になっていたと思います。


emo8889 Xeno: なるほど、では楽器を製作された理由は?


Rumi Simpson: 私が音楽が好きだというのもありますが、
SecondLifeには色んなおもちゃがあるじゃないですか。
私は音が出てアニメーションもするおもちゃが欲しいと思ったので、楽器を作ったんです。


でも曲を作るのは難しいです。
音楽に関しても素人ですので、普通の人が「なんだこりゃ」って思うような曲が結構入っていたりします。
音もリアルではないし、雰囲気を売っているような所があるので
気をつけているといえば、値段でしょうか。


emo8889 Xeno: その値段の基準は?


Rumi Simpson: 今どうなってるのかわからないのですが、
プレミアムアカウントの方が支給されたお小遣いを使って
買える値段という感じで設定しています。


emo8889 Xeno: では着物を作るときに、一番難しい所、そして気をつけている所はどこでしょうか?


Rumi Simpson: 買ったことがある方はご存知でしょうが、
うちの着物はお客様のシェイプを無視している所がありまして、
例えば着物を着ると実際には帯で胸を締めるので、普通のシェイプだと胸がはみ出したりしますよね。
勿論エディット出来るようにしているのですが、理想は胸をなるべくFlatに、と思っています。


emo8889 Xeno: 着物はそういう意味で難しそう。


Rumi Simpson: そういったシステム上で融通の利かない部分との兼ね合いが難しい所ですね。
気をつけているのは色彩やレイアウト、形のバランスかな。
でもそんなにリアルに拘っているという訳ではありません。

最初はテーマ(花の種類とか特長 )を決めて、
それからそれに基づいた小さなカットなどを描いていって、配置していき
色のバランスを調整したりしています。


emo8889 Xeno: 素晴らしいセンスですよね。元々デザイン系は得意なのですか?


Rumi Simpson: いえ、素人ですし知識もありませんが、
やってみたら案外評判が良かったという事です。


emo8889 Xeno: では今後のプランを教えてください。


Rumi Simpson: 特にプランのようなものはありませんが、少しずつでも商品を増やしていって、
古いものを作り直したりしてクオリティを上げていきたいと思っています。


最近は色んな方から受注生産する事が多いですね。

例えば、フリーの浴衣を配りたいので作って欲しい等です。
代金を受け取る形では受けないようにしているので、
代わりにお店の宣伝をしてもらったりしています。


「SLという世界を楽しんで、気楽にやるといいですよ」

emo8889 Xeno: 今振り返ってみてSLへの感想、そして感じている魅力を教えてください。


Rumi Simpson: 斬新で技術の高いクリエイターさんが沢山いて、とにかく幅が広がっていますよね。
人が増えることでお互い刺激されあって、
クオリティがどんどん上がっていくというのはとても素晴らしい事だと思います。
日進月歩な世界で私の古いクリエイションなんか廃れる一方ですねw


emo8889 Xeno: とんでもないw
では最後に読者の方にメッセージをお願いします。


Rumi Simpson: Second Lifeは、ゲームあるいは、おままごととして遊ぶ事が許されています。
ビジネスという言葉に囚われたり、お金稼ぎばかりしていると飽きちゃいますよね。
SLという世界を楽しんで、気楽にやるといいですよ。


emo8889 Xeno: ありがとうございました!
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NAGAYAの五重塔、温泉施設など、有名な施設はこのRumiさんが作っていて
そう考えるとSLの日本社会における黎明期に多大な影響を与えたのではないでしょうか。


しかしRumiさんはご自身のサイト にもあるように、新しい商品をどんどん製作し、
これからの活躍も非常に楽しみな、実力派クリエイターです。




是非皆さんも、Rumiさんの和の心とセンスをチェックしに
Rumi's Original Shop に足を運んでくださいませ!

SL関係のWebを見ているとこの方の名前は良くみかけます。
実際にメガネ屋を営みつつ、色々と活動をしている内容をブログで拝見させていただくと
その活発な内容に凄いなーと思うこともしばしば。



http://seriousegiggle.slmame.com/

一番びっくりしたのがこの方が開催する「NIPPON SEIHINお習字コンテスト」というイベント。
個人で開いてるのに優勝賞金が30,000L$なんです!太っ腹!
もちろん他にも様々な活動やイベント企画で我々を楽しませてくれています。


本日はそんなメガネ屋さんでもあり、イベンターでもある
Kirin Xenoさんにお話をお伺いしました。
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emo8889 Xeno: 最初にSLを始めたきっかけを教えてください。


Kirin Xeno: 元々、私はオンラインゲームに限らず、
あまりコンピューターゲームをプレイしていなかったんですが、
SIM PeopleとThe Simsのシリーズだけはプレイしていました。


それである時、The Simsの新しいデータパックが出ないかと思って、
4Gemer を見てみたんですが、その時丁度、Second Lifeの特集を連載していたんです。
見たときにはもう、その連載は最終回一歩手前ぐらいだったんですけど、
おかげで連載の最初から一気読みが出来て、なるほど、これは面白そうだと思いました。


emo8889 Xeno: あの特集は本当に良い記事でしたよね。


Kirin Xeno: 興味を持ったのはSecond Life内で物作りが出来る事。
The Simsでも自分でオブジェクトを作ることは出来るんですが、面倒臭いし、難しい。
でも、記事を読んでいるとSecond Lifeでは、簡単に物作りが出来るように思えたんですね。


emo8889 Xeno: それがSLでの魅力の1つでもありますよね。


Kirin Xeno: 記事の中で、プレイしている人が本当に楽しそうだと思いました。
オンラインゲームって言うのは人と人とがコミュニケーション出来るんだ、っていうのは、
知識としては知ってましたけど、その実例としてどんな感じかと言うのを読んで、
良いな、楽しそうだなと思ったんです。

で、The Simsの新しいデータパックも出ないし、ちょっとやってみようじゃないかとw


emo8889 Xeno: 始めてみてどうでしたか?


Kirin Xeno: SLを始める前の印象は、
「物が簡単に作れるのかぁ。人と話ができるのかぁ。それってスゲーなぁ」と言うものでしたが、
始めてみてからの感想は「世の中そんなに甘くねーなー」ですw

実際の所、確かに物は簡単に作れますが、良い物を作ろうと思ったら、
やっぱりそれなりに難しいんですよね。


小さい物を作るにはマイクロプリムの知識が必要だし、
ちょっとした機能を持たせるにもLSLを知ってないといけない。

普通の大きさで特に機能を持たせないオブジェクトでも、テクスチャを用意しないと見栄えが悪い。
あとコミュニケーションなんですが……やっぱり、言葉が通じないとどうしようもないですからね。
私は日本語以外さっぱりですし。



「面白い、笑えるメガネを作ろうと思いました」

emo8889 Xeno: では最初はどんな活動をされてたんですか?


Kirin Xeno: 今年の2007/1/14にSecondLifeを始めました。
そして、始まってすぐのチュートリアル島で、
「ビーチボールをCtrl+ドラッグで机の上に移動させろ」という課題があったんですが、
何をどうやってもビーチボールが動かない。
なにか違う方法があるはずだと粘ったんですが、結局諦めまました。


今思えば、あれはLinden Labの設定ミスですが、始まってすぐの所で、そんなミスを放置するわけが無い!
これは何か別の操作をするべきなんだ……と思っていました。
今ならLinden Labというのは、そういうミスを平気でしでかす会社だとわかっていますがw


emo8889 Xeno: : いきなり嫌な現実に直面ですねw


Kirin Xeno: その後、テレポートされた所はWaterheadでした。
ここからはリンデンの道路が延びてるんですけれど、誰かに合わないように、こそこそ歩いていました。
だって、英語を話せませんから、人と合うのが怖かったんですw 
でも、そうやってメインランドを歩いていた時期っていうのは、そんなに何日もありませんでした。


そして、すぐに前述の4Gamerの連載で紹介されている、
MagSLやMetabirds、Bare Rose、CoCoLoLo等の日本人地区にテレポートしました。
ちなみに、一番最初に私に話しかけてきた日本人の方は、CoCoLoLoのRockyさんでした。
話をしている途中まで、あの4Gameで見た、Rockyさんだとは気付かなかったんですけどねw


emo8889 Xeno: 物作りはいつから始めたんですか?


Kirin Xeno: 一通り日本人地区を回って、次は物でも作ろうとSandBoxに行きました。
大体始めて3日目ぐらいですね。
最初に作ったのは、JPwikiを参考にしてトンカチです、定番ですねw 
大体、30分ぐらいで出来ました。


簡単に出来たんで、次は何を作ろうかと思ったんですが……、
私は絵が描けないからテクスチャを使用する服はダメ。
家は、土地も持ってないし、指輪とかネックレスのアクセサリは、
今まで見てきた中では結構頻繁にあった。

フリービーでも配られてるし、ありきたりなものは作りたくない。


第一、あのキラキラ光る奴(パーティクル)はLSLが必要だ。
それにさっきトンカチ作ったときに気付いたけど、1cm以下の大きさにプリムを小さく出来ないぞ。
何か技術があるんだろうけど、今は作れない。ダメじゃん、と。


emo8889 Xeno: かなり試行錯誤したんですねw


Kirin Xeno: で、思いついたのがメガネだったんです。
これなら、ある程度大きいし、特にスクリプトは要らないし、絵を描く必要もない。
それに日本人地区では、売ってる店をあんまり見かけなかった。

これはいけるってんで作ろうと思ったんですが、普通のメガネだと面白くない。


だいたい、かっこいいメガネなんて、技術もないのに作れるわけが無いとわかってましたから、
面白い、笑えるメガネを作ろうと思いました。


emo8889 Xeno: 例えばそれはどんなメガネ?


Kirin Xeno: ガリベンメガネです。これならフレームを細く出来なくても、
『太くて正解』のデザインです。フレームにテクスチャを貼る必要もないです。
黒一色で良いですからね。レンズにはグルグル渦巻きのテクスチャを貼りましたが、
これもキレイな渦巻きを描かなくても良い。ある程度歪んでる方が面白い。



emo8889 Xeno: うん、確かにそうですよね。


Kirin Xeno: で、このメガネを作ってる間に隣にやってきて、
物も作らずに、いちゃついてた外国人のカップルがいたんですが、
彼らがこのメガネを見て「giggle glass!」って言って笑ったんです。
あ、外国人にも笑いがわかってもらえた、って、とても嬉しかったですね。


プレゼントしたかったんですけど、当時は人にオブジェクトを渡す方法も知りませんでしたw
今、シリアスギグルって言う名前の眼鏡屋をしてますけど、
その由来はこのときの「giggle glass!」です。


emo8889 Xeno: お店の名前の由来はここから!


Kirin Xeno: 出来上がったガリベンメガネをかけて色々と回ったんですが、
ある時、今のIkebukuroのMEGANE-YA、Taifrog Moriarty さんのお店に立ち寄ったんです。



http://slurl.com/secondlife/Ikebukuro/98/145/22


それで、やっぱり技術のある人は違う、凄いなと、思っていたらいつの間にか隣にTaifrogさんがいて
「面白いメガネかけてますね」と、褒めて頂いたんです。


しかも、この店に置かないかと誘って頂いたので、図々しくも置かせてもらって。
今でもガリベンメガネはIkebukuroのMEGANE-YAさんに置いてもらっています。


emo8889 Xeno: メガネ屋仲間の誕生ですね。


Kirin Xeno: いや、この時点では、実はまだ眼鏡屋になろうとは思っていませんでした。
しかし、他に作りたいものもなかったので、製作の場を変えて、メガネを作っていたんです。
そのうち、売っても良いかなというメガネが出来ました。




Fluorescence Glassesというメガネで、幸い評判も良かったんですが、
それでも眼鏡屋になろうとは思ってなかったですね。


emo8889 Xeno: それは何故ですか?


Kirin Xeno: ガリベンメガネを作って以来、メガネ作りの参考に、
SL中の眼鏡屋を回ってメガネを買い漁って研究したんですが、
よく売れている眼鏡屋のメガネには、色々と機能がついていたんです。


色が変わったり、パーティクルを出したり、高度制限を解除したり。
そういうのじゃないと売れない。でも、まだそういうのは作れないから
店を出してもしょうがないと思っていました。


emo8889 Xeno: でも結果的にはお店を出しましたよね。


Kirin Xeno: 店を出そうと思い直したのは、All About Shopのayako Fujitaさんのおかげです。
研究の為、眼鏡屋巡りをしていた時にお会いしたのですが、
その時に是非、店を出すべきだと仰られて、
「最初は512sqmの広さから始めたら良いよ」とアドバイスを頂ました。

この時から、店を出すために本格的にメガネを作り始めました。


emo8889 Xeno: 出会いからスタートしたんですね^^


Kirin Xeno: それから2ヶ月間は、ほとんどメガネを作ることに費やしましたが、
この時期もずっと作り続けていたわけではなく、色々な所に出かけて、色々な人と出会いました。
Cueさん、Nobunagaさん、booさん、Sthennoさん、nakatoさんと知り合ったのもこの頃です。


2007/3末になって、メガネもある程度数が出来た土地を買い、「眼鏡屋シリアスギグル」をOPENしました。



http://slurl.com/secondlife/Spectre/52/19/43


そして店の隣の土地を買い足し、赤字生活が早くもスタート。
これ以降、一度も店は黒字になっていません……。


emo8889 Xeno: 今では支店も数店舗ありますよね。


Kirin Xeno: 2007/4には、nakatoさんのSlingHokurikuに出店しました。


http://slurl.com/secondlife/SLingHokuriku/178/105/23


メガネといえば鯖江。鯖江といえば北陸……などという考えはまったくなくw 
nakatoさんなら、きっと良いSIMを作るに違いないと踏んでの出店でした。
読みどおり、SLingHokuriku店は利益を上げる店舗になっています。



「私のコダワリは、テクスチャのみのメガネを作らないという事」

emo8889 Xeno: では改めて「眼鏡屋シリアスギグル」のご紹介をお願いします。


Kirin Xeno: 赤字続きの眼鏡屋です。
まだまだ商品数が少ないですし、間違っても世界のトップレベルの眼鏡屋でありません。
でも、いつかはそうなりたいと思って、いろいろ画策している眼鏡屋です。
被害をこうむる方もいらっしゃるかしれませんが、そのときはお許しください。


emo8889 Xeno: 被害?


Kirin Xeno: 私の目標というか、最終目的はSLを自分の都合の良い世界にするというものですから
私が都合がよければ、他に都合の悪くなる方もいらっしゃるは当然です。


emo8889 Xeno: 今思えばなるべくして眼鏡屋になったと思います?


Kirin Xeno: いや、偶然です。
もし、私がガリベンメガネを作りはじめる以前に、
「おい、服の作り方教えてやる」と誰かに言われていたら、今頃服屋だったかも知れません。

もしTaifrogさんに褒めてもらわなかったら、メガネ作りを辞めていたに違いありません。
ayakoさんに店を持てと強くいわれなかったら、店を持つこともなかったでしょう。


もしくはそれ以前、The Simsをやってないと4Gamerの記事にも目を通していませんでした。
そして、The SimsといえばMiyaokaさんですよw 
あのドラクエムービーを作ったのがMiyaokaさんだと知ったときはひっくり返りました。
そういうわけで、偶然に偶然が重なって重なって重なり続けて、ミルフィーユみたいになって今は眼鏡屋です。

そう考えるともしかしたら、運命なのかもしれませんw


emo8889 Xeno: メガネに対するKirinさんのコダワリを教えてください。


Kirin Xeno: 私のコダワリは、必ず、フレーム、レンズなどにプリムを用い、
テクスチャのみのメガネを作らないという事です。
板プリムにメガネの絵を描いただけのメガネ、なんていうのも世の中にはありますが
あんなのはメガネと認めたくありません。


emo8889 Xeno: なるほど、では今後はどんなメガネを計画してますか?


Kirin Xeno: まず、個性的なメガネ、他の誰も考えないメガネ。
もちろん、かっこよかったり、かわいかったりするのは当然としてですが
他の誰かが作るだろうメガネを、わざわざ自分で作りたくはないです。


自分の能力を振り絞って物作りをしていたら、そこにはどうしても作り手の癖というか、
臭いと言うか、そういうものが混じっていくと思います。
それは他の誰にも真似出来ないもので、そういう物が個性になるんだと思います。


emo8889 Xeno: 確かにそうですよね。


Kirin Xeno: 例えば、積極的にコピーをしたとしても、
ツールとかではなく、自分の目で物を1からコピーしたら
そこには個性が混ざってくると私は思います。


その個性を育てて、このメガネはKirinが作ったな、と初めて見た人にも言われる、
そういうものが個性あるメガネだ思うので、固定したアイデアというものはないですね。
どこかに癖として出ているんでしょうけど。


emo8889 Xeno: あと、あの有名な、セカコレにメガネで出展されたんですよね。


Kirin Xeno: はい、セカコレにも出展させていただきました。
現実では絶対にファッションショーのキャットウォークを、
歩くことなんて出来る訳がないんですが、それをSecon Lifeでは出来る。
Second Lifeスゲーと心底思ったイベントです。


この他、booさんのboon Yurakuchou店、開店パーティーのお土産メガネを作成させて頂き、
確実に私のメガネ作りのターニングポイントになったと思います。
よくもまあ、無名の眼鏡屋に大仕事を任せてもらったと、本当に感謝しています。
このパーティーのおかげで、kotoさんと知り合いにもなれました。


emo8889 Xeno: それからは、どんな事を?


Kirin Xeno: そして2007/4でなんと言っても忘れてならないのは、
SL最大手のメガネ店『primOptic』の前に出店した事。
メガネ屋巡りは定期的に続けていたんですが、

その際に偶然、目の前のレンタルボックスに空きがあるのを見つけ、
ここに出店したら面白いことになるだろうな、と思ったので実際にやってみたというw 
やったら本当に面白い事になりましたw


emo8889 Xeno: 面白い事って??


Kirin Xeno: primOpticといえば業界最大手の眼鏡屋で、
眼鏡屋の中で知らない人は多分いないと思います。


http://slurl.com/secondlife/Terra%20Toulouse/112/146/27


そんな巨人の目の前に、蟻のように小さい眼鏡屋が出店すると言うのはきっと話題になるw
と思ったんですよ。

出店するだけでは、驚くのは眼鏡屋だけとなるのは目に見えていたので
もう一つ仕掛けをしました。


emo8889 Xeno: それはどういった?


Kirin Xeno: 向こうの目の前に出店して、その店先に巨大な看板を出したんです。
フランスのSIMなんで、フランス語で「日本から来た眼鏡屋、シリアスギグル」

その時の看板の画像は、このカフェの掲示板に貼ってありますが、
アバターも一緒に写ってるんで、どれくらい巨大かわかります。


emo8889 Xeno: それで何かリアクションあったんですか?


Kirin Xeno: しばらくして、その巨大看板の前にポップコーンベンダーが置かれました。
それで、シリアスギグルの名前が見えなくなったんですが、
そのベンダーを置いたのが。誰あろうprimOpticのオーナーNibbさんです。
正直、釣り針にかかったと思いましたよw


emo8889 Xeno: は、反撃!?


Kirin Xeno: そこから、看板をベンダーにかからないタイプのものに張り替えたんですが、
そのポスターの前にもベンダーを置かれました。
しょうがないので、またポスターを貼りなおしたんですが……w

その時の画像もカフェの掲示板に貼ってあります。


http://slurl.com/secondlife/Spectre/46/46/42

この経過は私のブログにも逐一掲載していました。


emo8889 Xeno: それからどういった展開で?


Kirin Xeno: でもしばらくたって、私はこの店を畳みました。
それというのもモールのオーナーからNibbと戦争だな、と言われたからなんですが
私としては、本気でprimOpticと商売で戦争をするつもりはありませでした。


相手は世界中に出店しSIM経営までしているメガネ界の巨人です。絶対に勝てません。
私は彼に敬意を持っていたからこそ、彼の店の前に出店したんです。
Nibb、私もあなたと同じようにメガネを作ってるよ。
テクスチャメガネみたいな辛気臭いのじゃなくて、ちゃんとプリムで作ったメガネだよ、と。


emo8889 Xeno: 伝えたい事があったんですね。


Kirin Xeno: 直接、Nibbに合ってメガネを手渡して言うのなら簡単な事です。
でも、それって面白いですか?私は面白いとは思いません。
そして、面白くない事はする必要があると思いません。
でも、なんとかして伝えたかったから出店したんですよ。

「おまえ、俺の店の前でメガネなんか売りやがって」とNibbに言われたかったw
でも、戦争だと言われて、おいおい、ちょっと待てと。


Nibbにはこっちの意図が伝わってなかったか?Nibbはそんなに心の狭いケチ野郎だったかと、
まあ、そんなはずはないと思っていましたが、
それでも、周りからそう見られているのだとしたら、それはNibbに対して失礼です。
私のせいでそんな事があってはならない。


emo8889 Xeno: それで畳む事を決めたわけですね。


Kirin Xeno: そして、Nibbに謝りにいったんです。
私はあなたのことを尊敬しています。
戦争をする意思なんてありませんでした、すみませんでした、と。

するとNibbは「もちろん、知ってた」
敬意を持って挑戦してきているのだという事はわかっていた、と言ってくれました。


全然怒ってもないし、戦争だとも思ってなかったんです。
ベンダーを看板の前に置いたのは、ちょっとしたジョークだったというわけですw
そんなこんなで出店は片付きました。
良い経験をしましたし、本当に楽しかったですよ。


emo8889 Xeno: なるほど。それからもKirinさんの活動は動き続けてるんですよね。


Kirin Xeno: 2007/5はableseedのフリマに出店。現在はおかげさまでシティマです。
出店するつもりはなかったんですが、状況に流されて出店してしまいましたw 

あと2007/5といえば『タイニー展』。本当に良い展覧会でした。
これはNobunagaさんから、タイニー用メガネ製作の依頼があり参加させて頂ました。
Nobunagaさんは「もうタイニー展はやらない」って言ってますけど、
そこはきっと期待に応えてくれる人だと思いますよw


emo8889 Xeno: あははw


Kirin Xeno: 2007/6の前半は、日本製品建設の為にこそこそと活動を、
後半は日本製品オープンの告知で動きました。
一応説明しておきますと、日本製品とは私が海外でも通用すると思った方をお誘いして作ったモールです。


http://slurl.com/secondlife/Spectre/28/34/43


実際、お誘いしたkaguya*のkotoさんなんて、今やFae of Asiaですよ。
私の見る目は正しいw というか、kotoさんスゲーw



これ以降は、日本製品としての活動がほとんどになっていきます。
賞金L$30,000のNIPPON SEIHINロゴコンテストとか。


emo8889 Xeno: 凄い賞金金額!


Kirin Xeno: 他には『キリンの日曜メガネ学校』です。
2007/7はまさに、日曜メガネ学校の月でした。
元々SLで眼鏡屋になろうと思う前は、実は学校を開こうかと思っていたんです。


SecondLifeは色々と覚えることが一杯で、プリムの扱い方、LSLの書き方、服の作り方。

でも教える内容は、別にSecondLifeの出来事に限定しなくても良くて、
英会話だって良いし、世界史だって良い。そういう事を誰でもが先生になって教えられるし、
誰でも生徒になって授業を受けることが出来る学校。そういうのを作ろうと思っていたんです。



emo8889 Xeno: 素晴らしい発想じゃないですか。


Kirin Xeno: でも最初は人脈もありませんし、私が何か教えられるものもない。
そもそも、SecondLifeの仕組みとして、そういう事が出来るのかどうかも、
SecondLifeを始めたての私にはわからなかったんです。


でも時は流れて、この頃になると、大体何が出来て、何が出来ないのかがわかってきて、
人脈も少しですが出来てきました。今ならメガネ作りを教えることも出来ます。
(出来ないことはほとんど無いという事がわかりましたw)


emo8889 Xeno: そこで踏み切ったわけですね。


Kirin Xeno: はい、だったら、やってしまおうという事で始めたのが、
この『キリンの日曜メガネ学校』です。

生徒さんが集まるのか本当に心配でしたが、幸いな事に沢山の方に集まって頂きました。


そして、それまでプリムいじりをほとんどしてこなかったのに、
今ではメガネやアクセサリーを作れるほどの、腕前になられた方がいらっしゃいます。


emo8889 Xeno: 具体的にはどのような形で教えているんですか?


Kirin Xeno: まず私がお題となるプリムを作り、
生徒さんにはそれを見てもらい、後で実際に作ってもらいます。
それの繰り返しですが、時にはプリムを作る工程を見せずに、
完成品を取り出して「これを作ってください」というお題を出す事もあります。


みなさん必死になってそれを作ろうとします。
普通、その形のプリムをどうすれば作れるか、わからない形をお題にしますから。

例を見せましょうか?




たとえば、これ、サングラスのレンズです
これはどの基本プリムから出来ているでしょう?
boxでしょうか? シリンダーでしょうか?w


emo8889 Xeno: まる・・・?


Kirin Xeno: 正解!才能ありますねw
スフィア(まる)が元の形です。


と、ここまでやって、じゃあ、作ってください と指示を出すわけです。

この形はメガネのレンズの基礎の形ですが、なかなか一人では思いつかない形です。
そこで、こうやってヒントを出せば、みなさん物凄い勢いでプリムに向かってくれます。
あとはメガネ教室にやってくる方はマイクロプリムを習いに来ている方なので
こういう物の作り方を知りたいわけですね。


emo8889 Xeno: 凄い楽しそうですね!


Kirin Xeno: 本当にやって良かったと思うし、教室をやってて本当に楽しかったですね。
そして、2007/9からはまたメガネ学校が始まります。
今回も沢山の生徒さんが集まっていただけるようで、今から楽しみで仕方ありません。



「SLのこの自由度の高さはたまりません」

emo8889 Xeno: こんな活動を振り返って今思うKirinさんのSLとは?


Kirin Xeno: リアルでは出来ないことがSLでは出来ますし、
逆にリアルで出来ることはSLでもほとんど出来るんです。
ある問題に対し、アプローチする方法は無限といって良いほどある。
この自由度の高さはたまりません。


emo8889 Xeno: なるほど、では読者の方にメッセージをお願いします。


Kirin Xeno: SLをはじめて、「楽しくないな」と思う時があると思います。
そういう時は、なぜ楽しくないかを考えて、その原因をやっつけるにはどうしたら良いか考えてみましょう。
きっとそれは、楽しいゲームになります。
手に負えないと思ったら、周りの人にも声をかけてください。きっと助けてくれますから。


emo8889 Xeno: ちなみにKirinさんは楽しくなくなった時、どのような対策(?)を練られるんですか?


Kirin Xeno: 楽しくない=退屈、なんですが、私の場合。
でも私は楽しくないという事はほとんどないですね。

ただ、そういう時は色んな所に首を突っ込みます。
というか、退屈にならないように、常に色んな所に首を突っ込みますw
タイニー展にメガネを出してみたり、コンサートに行ってみたり
どうしても退屈なら、自分でイベントを行います。


この土地の名前を募集したり、フランスに出店したり、
今月は出店強化月間だと勝手に決めて、手当たり次第に出店してみたり。

でもSLは自分で何かやらなくても、イベントには困らないぐらい、どこかで何かがありますからね。
企業の参加は本当にありがたいです、少なくとも退屈はしませんからw


emo8889 Xeno: ありがとうございました!
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取材前に予め質問する内容をいくつか送らせて頂いていたのですが、
物凄く沢山書いて頂き、この方は本当は凄い真面目で、

どんな物事にも一生懸命なんだろうなー、と思わせてくれたインタビューでした。


また記事編集時、「シリアスギグル」でGoogle検索をしてみたら、
色んな方がKirinさんを恩人と仰っており、沢山の方に感謝されているという事もよくわかります。


メガネ教室や、日本製品モール、そしてブログ等、

Kirinさんの活動をチェックする方法は沢山存在します。
しかしまずは彼の原点でもある眼鏡屋、「シリアスギグル」をチェックして、
そのセンスと感性を実感してみてはいかがでしょうか!

One of the fun aspects in SL is fashion. In Japan, there are lots of fashion blogs for women but very little for men. However, looking outside of Japan, there is a fashion site I check everyday.

The site is famous worldwide and within SL, and could perhaps be called the bible to men's fashion. Famous Japanese creators are also introduced.



Today, Ben Vaguard of the world famous blog "SLMEN" is with us.
Special thanks to Rheya Vella and Sthenno Kurosawa of Accuras Language Academy
and Edo Tone from Style of Edo.
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emo8889 Xeno: How did you get started in SL?

Ben Vanguard: Early October 2006. I was sent by my company, a big advertising company, to take a look at SL, it's creative potential and business oportunities for our clients.
So it was, in the beginning, for professional purposes.
But I stayed because I was amazed by the possibilities and the people I could meet.


[Freedom. Creative freedom. ]
emo8889 Xeno: What were your first impressions of SL?

Ben Vanguard: Freedom. Creative freedom.
I felt like this meta universe was a place where everybody could realize their potential.
I have been amazed by the possibility of communication with people all around the world.
This was what first fascinated me.

emo8889 Xeno: What kind of things specifically have you encountered?

Ben Vanguard: SL art, using scripts and changing textures; that was the most exciting to me.
I've been impressed by some SIM buildings as well, like Svarga, Paris 1900, Midnight City or Apollo, to name a few.
Buildings and art were the first things I encountered.

emo8889 Xeno: I see. So what were the things you did during your early days in SL?

Ben Vanguard: Building my avatar, learning the basics of SL and exploring the grid.

The first month, I was building my avatar and learning how to move properly, using the camera, etc. Then I spent all my SL time to explore and meet people. But very quickly, I felt like I had to find something to do in SL, not just be passive.

emo8889 Xeno: So that led you to today and SLMEN.

Ben Vanguard: I had been very interested in content creation in SL, especially in fashion creation, so I started SLMEN in early January of 2007.
I can say that all my SL time is now dedicated to it!
I had to learn how to take pictures in SL and how to use lighting.
I have also learned the basics of clothes design, not to make some [clothes] myself but for a better understanding of how it works.



emo8889 Xeno: Could you please tell me your concept and ideas that you have covered in SLMen?

Ben Vanguard: From an early point in my Second Life, I had been interested in fashion, clothes, skins, accessories, etc.
A lot of people were asking me where I got this piece of clothing or that hair! All the time!
I was dropping landmarks on people all the time.

emo8889 Xeno: You were very fashionable to start with.

Ben Vanguard: So, my first idea was to put the name and location to buy the all the things I wore on a blog. I never did really that because it's a lot of work. Instead, I decided to introduce items I selected for [the blog].


http://www.slmen.com/


emo8889 Xeno: I see.

Ben Vanguard: The second idea was to help people find great pieces of clothing, hair, etc and to match [those items]. I wanted to give people a style guide.
I think men need that, they are not always good looking in SL, although everyone [in SL] can look gorgeous and stylish, it's not a matter of money or genes.

emo8889 Xeno: Yes, the freedom in SL allows for that.

Ben Vanguard: I realized that there was a need, not only for new item reviews, which other blogs offered already, but for a real guide for men, showing older products, mixed with new ones, and, the most important, give the name and addresses [of the stores] for all the items.


[so why keep a conservative look?]
emo8889 Xeno: We want to hear your motto for SLMEN.

Ben Vanguard: I have no motto!
I just want to show the best products in a different way than even their creator themselves do, to give ideas, and to help men to leave the basic jeans with skulls and tee-shirts.

emo8889 Xeno: Please tell me what you consider in selecting the items for your blog.

Ben Vanguard: I pick original products and very well done products.
I try to show them in a specific way, inspired by RL fashion magazines.
I prefer to show pictures than commenting. "A picture is worth a 1000 words", that could be my motto for SLMEN.



emo8889 Xeno: The layout of SLMEN is easy on the eyes; the pictures are definitely a part of that.

Ben Vanguard: The style I try to introduce in SLMEN is inspired by my RL style, and the one of people I work and live with. It has a French flair and could be called metrosexual.
I think SL is a place where we can dare anything.
We can be furries, we can be hybrids, male or female, so why keep a conservative look?

emo8889 Xeno: Again, the recurring idea of freedom.

Ben Vanguard: I hope to help promote very good designers with SLMEN.
Some of them do a really great job, both technically difficult and creatively rich.
But they are not always the most known, and I try to make them more famous.

emo8889 Xeno: Could you share with us your most memorable episodes while interviewing for your blog?

Ben Vanguard: I have 2 examples, which show what I prefer in my interactions with designers for SLMEN.
With some designers, we have very rich exchanges about their creation.
Edo is an example. He sent me a suit, and I told him why I couldn't show it in SLMEN.
And he worked and worked and sent me new versions and we talked about them until one day I could tell him "this one is good, I can show it".
We both felt relieved!


[Ben gave advice to edo in creating jackets for men.Men in SL are typically well built. Therefore using a skirt layer for a jacket does not exactly fit a man's shape.This is his theory.]



This kind of experience is not rare, and I must say this is the most interesting part of my work for SLMEN.

emo8889 Xeno: And your second episode?

Ben Vanguard: Another episode was with Henkei Tattoos as I was talking with their creator,
Zabitan Assia.
I was telling him I would wear one of his models of henkei tattoos.
And he answered me, "Oh, they are for females." I answered, "Maybe you designed them for females but I think they will suit me very well!" and I added, "You know, I'm French, and we are not so formal about what is masculine and what isn't" and we laughed a lot.
There is an important point behind this short story.
I try to show items in other ways than what the creator imagined.

emo8889 Xeno: You have introduced several Japanese creators, such as Edo here, Donmai and BettiePage. What do you think are the characteristics of Japanese SL fashion?

Ben Vanguard: Japanese creators dare more! They are more free in their creations, in my opinion, and they keep the game in mind. It's really refreshing. And they know, like no others, how to put the anime graphic culture in SL!

emo8889 Xeno: After all of your experiences

Ben Vanguard: I'm still fascinating by this concept of virtual life as an extension of the "first life". My Second Life is more and more like my first life! Time flies! I'm as busy here as my real life, I work as hard here as my real life! I have less time to explore. But I keep thinking we all are living in SL a preview of what the near future will be for everyone [in real life]. What is great is that everyone can express his or her creativity and potential in SL. That is the same thought as I had in the beginning.


[There is a vast world of creativity to discover]
emo8889 Xeno: Lastly, could you kindly give us a message to our readers?

Ben Vanguard: Well, if you don't know SL, please, come join us! And if you are already in SL,
dare to be what you want, realize your dreams! There is a vast world of creativity to discover, even you have been here for a long time.

emo8889 Xeno: And one more thing, please give us your advice for gentlemen in SL to look as good as you!

Ben Vanguard: Hahahah! First, read SLMEN everyday! Dare to wear things you wouldn't dare to wear in real life! Everyone can look good in SL, why would you deprive yourself of that? And two tips. Gentlemen, don't forget to wear socks, being bare foot with pants is ugly in SL, you even have "bare foot socks" designed by Robin Sojourner if you decide to be bare foot with pants!

Ben Vanguard: The second is: Avoid the bling! There are some discreet bling items, but most of them are gross. Please avoid them if you don't want to look like a Christmas Tree!



Ben Vanguard: See what I mean!?

emo8889 Xeno: Thank you very much!
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Ben has a policy of only introducing clothes that are modifiable. I believe this policy come from his desire to introduce items in their best manner possible. His strive for perfection is also apparent throughout the blog he operates and in the quality of the items he continually introduces.



http://slurl.com/secondlife/Envy/120/22/22

http://www.slmen.com/


Ben understands this world filled with creativity and is trying to enjoy SL. Whether you are male of female, you will enjoy reading SLMEN. It is the front runner of SL fashion and there is a world of ideas and innovation to discover!