引き際、っていう
言葉があるけど
それを心得てるって
最高にカッコイイと思う。
それを見せてくれたのは
アメリカのロックバンド、KISS。
私くらいの世代の人は
知ってるかな。
好きなんだ。
歳を重ねても活躍してるのが
うれしかったんだけど
もうすぐ活動停止するのだよね。
表舞台から降りることについて
KISSのベーシスト
ジーン・シモンズが語ったことが
すごく響いた。
あまりにも長いことリングに留まっているボクサーを見たことがあるだろう。ステージに留まり続けているバンドを見たことがあるだろう。
私はまだ良い見た目をしてるけど、そういう問題じゃない。身体的に制限が出てくるということなんだ。
忘れてはいけないのは、私たちは「最高が欲しいんだろ？ だから最高を与えてやる！世界で最もホットなバンドだ！」というスローガンでライブを始めるんだ。だからファンが「あいつらが本当にロックしていた1804年にライブを見たほうがよかったよ」って言うようなバンドにはいたくないんだ。
“今”が重要なんだ。チャンピオンであるか、ステージから降りるか。だから私たちはまだトップにいるうちに辞める。
ありがたいことに、今まで歩いてきた道と経験は言葉にできないぐらい素晴らしくて、それはファンのおかげだ。ファンがいなければ、私はバーガー屋さんで「フライドポテトをおつけしますか？ 」ってお客さんに訊いていただろう。"
この中の
「身体的に制限が出てくる」
という言葉に
ものすごく共感した。
私だってそう
身体的に制限が出てきたのを
強く感じる。
昔できたことが今はできない。
仮にもしやるとしたら
かなりの無理が必要な上に
昔と同じにはできないだろう。
自分を去っていくものは
多いと感じる。
喪失にも思える。
ジーンの言葉は
それを真正面から受け入れて
じゃあどうするか
ってとこに
今の自分たちには
どうすることが最高なのか
ってとこに
フォーカスしてるのを
感じさせてくれた。
シビれたね。
私は今年57歳。
もうすぐ還暦
うっそー！？って
自分でも驚く（笑）
若い頃の私とはまるで違う。
歳を重ねたビジュアルになり
歳を重ねた身体になり
時に、失っていくように
感じるものも多くある。
無理のきかない身体最優先だ。
最優先していたわって
その上でまいにちがある。
持てるもの
自分のものにできるものが
少なくなった。
だから、何を持つかを
選んでいくことになる。
そうやって
表舞台を降りるような
気持ちにもなるけど…
表舞台じゃ
ないとこなんて
ないんじゃないだろか。
自分がしがみついてるものを
単に「表」にしてるんじゃ
ないだろか。
自分がいいと思ってるもの
そんなものを越えて
もっといいものに
本当は辿り着こうとしてるはずだと
私は思うようになった。
それなら、それを見たい。
しがみついてるものじゃなく
自分じゃ全然知らない
愛と喜びと平安が見たい。
それを私の「表」にしたい。
だからこそ
何を持つかを
よくよく選びたいんだ。
KISSが表舞台から
降りたんじゃなく
次の舞台に行ったように
私もそんな時を
迎えてるような気がしてる。
どこにいるかが
どういう状態かが
大事なんじゃなく
幸せでいることが
大事なんだもの。
だから。
12月に開催
冬のみお塾「何かを失うとき」。
大切に思える何かが
こぼれ落ちていったら
私たちはどう生きればいいんだろう。
そこには、実は
昔以上に、今まで以上に
輝かしいものがあるはずなんだ。
私はそこ目指して生きていきたい。
それを美保さんに
教わるつもりでこのテーマ選んだよ。
冬のみお塾で
一緒に美保さんのお話
聞けたらうれしいです。
ここからは
個人的嗜好垂れ流し。
最近、時間ができるとKISS祭り。
ロックは好きで
いろいろ聴いてて、KISSも。
あのトレードマークだった
メイクを落としてからも
やっぱりKISSはカッコよかった。
お気に入りの曲貼っちゃう。
ジーン・シモンズが
メインボーカルやってる
I Love It Loud。
これは聞いたこと
あるんじゃないかなー。
I Was Made For Lovin' You。
ポール、イイ。
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12月お届け分募集中。
