友達の娘さんに
赤ちゃんが生まれた。
お祝いにオムツを送ったり
親戚のおばちゃん気分だ。

娘さんは臨月に実家に戻り
出産までの大切な時期を
母親である友達の元で
過ごしていた。
産後も1ヶ月ほど実家にいて
生まれたての赤ちゃんの育児を
友達と一緒にやりながら
産後の体を休めている。
私がアンナぽを産んで
育児してた頃を思い出した。
私は産前も産後も
実家に帰らなかった。
暴力オヤジがいたので
帰りたくても帰れなかった。
妊娠中はつわりがひどく
リバース祭りだ。
つわりが落ち着いた頃
お腹が痛くなり出血し
病院に行ったら切迫流産だった。
しばらく安静にするよう言われ
元ダンが呼び出され
先生に叱られていた。
奥さんがこんなになるまで
何をやらせてたんですか。
お腹の赤ちゃん危ないんですよ。
聞けば家のこと全部
やってたそうじゃないですか。
休ませてあげてください。
って。
頼んでも
家事をしない人だったので
先生、よくぞ言ってくれた!
って思った。
そして、トイレと洗面以外は
歩行禁止令が出て寝たきりに。
やがて出産。
予定日を越えても生まれず
家で待機していたら破水。
元ダンに電話して
病院に連れて行ってと頼んだら
仕事だから、と言われ
撃沈(笑)
仕方なく
お股にバスタオルを挟んで
流れ出してくるぬるい羊水を止め
用意してあった荷物を抱えて
ひとりで病院に行った。
ワイルドだぜぇ。
間もなく陣痛が始まった。
20時間近く頑張ったけど
生まれない。
破水して羊水がほとんど
出てしまったようで
陣痛はピークに達していても
アンナぽ出てこない。
長時間の出産で疲れ果て
陣痛が引いたわずかな間に
一瞬で落ちて寝てしまうアタクシ。
看護婦さんに
軽くビンタで
起こされる(笑)
寝ないてください
赤ちゃんも頑張ってるんですよ
お母さんも頑張って
って。
いや、これでも
頑張ってんだけどね(笑)
そのうち
あまりの痛みに気が狂いそうで
切ってください、と頼むと
(帝王切開にして、って)
後から来た元ダンが
自分が言ってることわかる?
それ違うんじゃない?
もっと頑張れないの?
って、チッ、ってしたんで
心の中で
じゃあ、お前が産め
って思った。
赤ちゃんも危ないし
お母さんも大変、と
帝王切開に切り替えて
そのまま手術台に。
脊髄麻酔を打ってからは天国(笑)
痛みでのたうち回ってたのに
余裕ぶっこきに。
生まれたのがわかるように
麻酔を少量にしたとのことで
手術の間は意識があった。
これから赤ちゃん出ますよ
と先生の声がして
ふぇぇ、ふぇぇ、と
泣き声が聞こえた。
アンナぽ誕生。

赤ちゃんの顔を見せたら
お母さんに寝てもらいますね
と言われ、朦朧とした中で
アンナぽの顔を見て一安心し
多分麻酔を打たれたんだろう
そのまま落ちた。
お腹切ってるんで
しばらく安静に、と
言われたんだけど
実家に帰れないし
元ダンは家事育児しないし
傷も癒えないうちから
ワンオペだった。
赤ちゃんがやってきたけど
えっと、育児って
どうやんの?
ってとこからのスタート。
新生児は1ヶ月は外に
出さない方がいいらしいけど
そんなこと言ってられない
ベビーカーにアンナぽを乗せ
買い物に行ったりさ
オムツの交換は…
おっぱいのあげ方は…
なんか泣いてるんですけど
どうすんの!?
あー、ミルクあげたら
吐いちゃったよー、どうしよ
お風呂どうやって入れんの?
夜中泣いて起きるんですけど
こういうもんなの!?
つか私寝てないんですけど…
って感じの
格闘ワンオペ育児が始まった。
育児書が唯一の頼りだった。
当時ネットとかなかったからね。
元ダンにオムツ交換頼んだら
汚い、やだ
と言われて
撃沈(笑)
夜中にアンナぽが泣くと
うるせぇなぁ
明日仕事なんだよ
なんとかしろよ
と怒り出すので
泣くアンナぽを車に乗せて
夜中の町を徘徊する日々。
朝帰ってやっとうたた寝すると
起こされ、朝メシは?と言われ
撃沈(笑)
格闘ワンオペ育児に疲労困憊
逃げるところはもう実家しか…と
電話したら
帰っておいで、と言われ
希望の光を見る(笑)
やっと少しでも休める…と
車を走らせ実家に帰り
アンナぽを抱っこして
玄関でピンポンしたら
オヤジがドアをガラッと開け
お前が来ると家が穢れる!
出てけ!
そんなドラマチックな
セリフをぶちかましながら
私に塩をまいたのだった。
え?え?え?
電話で帰って来い
って言われて
それで来たのに?
呼んどいてそれ?
撃沈(笑)
乳児を抱いてリターン。
それからは
おかしくなりながらも
家事育児するしかなかったよね。
頼れる人はいない。
逃げるところもない。
今思えば
方法はあったんだろうけど
思いつきもしなかった。
必死でさ。
唯一の救いは
アンナぽの存在だった。
でこぼこ母さんの
ささくれ子育てだったけど。
アンナぽが助けてくれたんだよ。

友達の娘さんが
赤ちゃんを産んで
見せてもらったりしてたら
そんなこんなが
走馬灯のように
↑
いや、まだ死なないから
脳裏を駆け巡った。
ああ、そう言えば私も
子供産んだっけなぁ、って。
育児したっけなぁ、って。
そんな話を友達にしたら
えええ!?
全部ひとりでやってたの?
あり得ない!
私だったら無理!
絶対無理!
って言ったんだ。
えみちゃん、頑張ったね
って。
その時は
そう言ってもらえて
うれしいな、って
えへへ、って笑ってたけど
夜になって
友達の言葉を思い出したら
涙がぽろぽろ出てきたよ。
そんな育児経験しかないから
育児ってのはみんな
そういうもんだと思ってた。
だから
ちっとも頑張れてなくて
ダメダメだと思ってた。
そうか、私、頑張ってたのか
偉かったんだな…
すごかったんだな…
そう思ったの。
辛くて、辛くて
いっぱいいっぱいで
天使みたいなアンナぽに
当たってばかりだった。
怒鳴って、叩いて
ひどい母さんだった。
やさしくいられなくて
そんな自分を許せなくて
罪悪感に押しつぶされそうで
苦しかった。
自分を消したかった。
そんな私だったけど…
頑張ってたんだね。
友達の言葉に
初めてそう思えた気がする。
よくやってたね、って。
私は私を許した。
あの頃の鬼のような自分を。
やっと、やっと、許した。
タイムマシンがあるなら
あの頃に行って
オムツ交換やミルクあげ
色々やってあげて
代わりに抱っこしてあやして
ちょっと休みなよ、って言いたい。
自分に。
代わりに買い物に
行ってあげたい。
家の中掃除してあげたい。
ごはん作ってあげたい。
ゆっくりお風呂に入ってほしい。
ゆっくり眠ってほしい。
私が助けるから。
うつむいてる背中を
とんとんとん、ってして
偉いね、すごいね、って
うんと言ってあげたい。
私が味方だからね、って。
しばらく後に
素敵な顔の濃い人に出会って
あなたは幸せになるんだよ、って
伝えたいんだ。

そうして苦しみの中にいて
楽になりたくて
心の勉強を始めて
やがてセラピストになり
エイミーが誕生する。
そう、これは
エイミーが
誕生する前の話。
友達の娘さんの赤ちゃんは
私と同じ干支の丙午で
名前が私の仕事の屋号と同じ。
その子が誕生したことによって
私の記憶がよみがえって
友達からの言葉を受け取り
私はやっと、あの頃の私を
迎えに行くことができた。
アンナぽは
私のそんなのに巻き込まれ
感情のはけ口にされ
辛い幼少期を過ごしたはず。
そんなアンナぽと
アンナぽにそんな風に
することしかできなかった私の
心が癒やされますように。

そして、どう見ても
呪いたくなるような(笑)
元ダンやオヤジが
そうするしかなくなってしまった
心が癒やされますように。
ああするしかなかった
私の心と同じ、彼らの心も。
すべてが愛に還りますように。
友達の娘さんの赤ちゃんも
そして、アンナぽも
私に愛を運んできてくれたんだ。
命を、ありがとう。

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