石巻へ。 | イーミックススタッフのブログ

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≪ 記事:本八幡スタッフ ≫

鳴子温泉から車で約2時間ほどの所にある
被災地の石巻へ日帰りで行ってきました。

今回被災地へ訪れたのは、
津波被害の実情をこの目で見てみたいという思いと同時に、
東日本大震災から一年半が経とうとしていて、
関東に住んでいると、
なんとなく震災の記憶が薄れていっているような…そんな危機感があり、
少しでもそれを払拭したいという思いがありました。

石巻市に入りしばらく車を走らせていると、
早速「仮設住宅」が目に入ってきました。

交通量の多い国道のすぐ脇、駐車場のような広い空き地に
20~30軒ほどの集合住宅が建てられており、
住民の方が歩道を仕切るフェンスに
布団をかけて干している姿を見かけました。

正直この瞬間が一番、衝撃的で胸に迫るものを感じました。
もともとは自分たちの快適な住空間を持っていたであろう人たちが
今もなお震災後の現実と向き合わざるを得ない生活をしている姿を
目の当たりにして、何とも言えない気持ちになりました。

その後、海岸沿いに車を走らせて、女川町へ。
そこでは津波の被害にあった建物がそのまま残っていて、
よくニュースで目にしていたような光景が広がっていました。

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海岸のすぐ目の前にあった女川町の交番。
入り口には立ち入り禁止の札。


しかし海岸沿いの道路はすでに整備されており、
瓦礫の山がきれいに一角にまとめられていたので、
こうした状態にするまでにどれだけ大変だったことだろう・・・と
気の遠くなるような思いがしました。

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海岸の一角にまとめられた瓦礫の山。

今回、ボランティアで訪れた訳ではありませんが、
少しでも何か自分たちにできることを!ということで、
「できるだけ石巻でお金を使う」ことにしました。

仮設商店街でお昼ご飯を食べて、
以前から欲しかったキャンプ道具を
石巻のスポーツショップで購入してきました!

今回、石巻へ訪れたことで少なくとも
「震災の記憶が薄れている」という気持ちは無くなりました。
それだけでも実際に訪れて、
この目で被害を見てきた価値があったなと思います。



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まるで何事もなかったかのように、静かできれいな女川町の海。