私市円山古墳 | emitandyのお城、古墳・歴史大好きブログ

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私市円山古墳(きさいちまるやまこふん)

     京都府綾部市私市町円山8−2


舞鶴若狭自動車道のトンネル上に

府内最大の円墳を往時の姿に復元して、

史跡公園として整備したところです。






近畿自動車道敦賀線(現・舞鶴若狭自動車道)

の建設に伴う事前の調査で昭和63年に発見

された私市円山古墳は、5世紀中頃築造の


全長81メートル、高さ10メートル、

幅18メートルの「造り出し付円墳」で

巨大な円墳です。


発見されるまでは古墳の存在は知られて

いなく、舞鶴若狭自動車道は工法を

切り通しからトンネルに変更し、

墳丘は保存されました。


発見当時の新聞には

「未盗掘の大型円墳発見」の文字が躍って

いるほどで、市民の声で保存される様に

なったそうです。






整備されています。


途中👇




舞鶴若狭道のトンネルの出入り口を横にみます。


まだ、上に登ります。


トンネルの真上までいきます。




あともう少しです。



私市円山古墳




眼下には自動車道が見えます。


眺めもよく、まだこの上にあがります。










頂上には王が葬られていて

木製棺は腐って無くなっていますが、

一緒に納められていた鎧、冑、刀などの

武具の他、鏡、玉類などたくさんの品々が

見つかっています。

王の埋葬は2人分あり、外側の埋葬施設

からは、当時としても大変貴重な、金箔を

貼った胡簶(ころく)というベルト付矢袋

が出土しており、葬られた王の力や、

他の王との交渉が想像されます。


埋葬された王は、名前も2人が兄弟なのか

親子なのかもわかっていませんが、

眼下に広く由良川を眺めるこの丘の上を

選んで古墳を築いていること、その規模や

内容からも、彼らが由良川流域を

治めていた王であることは間違いありません。












この時期は、薄ら紫色が見えて、

山藤が咲いています。