即位式が終わりクラッセンブルグがアウブと次期アウブが失脚して序列1位から降ろされて1位はツェントの剣であるダンケルフェルガーとなった。
ベルケシュトックはハルトムートに教育され女神ローゼマインの狂信者になっていた。序列は2位。
3位にドレファンヒェルが。
ドレファンヒェルは今回の陰謀には中立であり同じ知の領地であるベルケシュトックのことはライバル視していたが…
ドレファンヒェル出身のスチュワートがフェルディナンドと一緒に根回しをしてすっかりツェント派になっていた。
第四はツェントが貴族院に離宮を移した事によって中央を新たな領地としてそこのアウブになった。序列はクラッセンブルグの一つ上。
王族は解体されたので臣下に下った。元王族として自分の力で序列を上げるようにと女神ローゼマインからの命である。
第五は貴族院の教師として残ることになった。
第一夫人第二夫人と中領地の領主候補生ではあったが第五に従うとして上級に落ちても離縁はなかったが…問題は王子たちであった。
第五王子の息子であるジギスヴァルトは洗礼式を終えておりそれまで王族として育てられていていきなり上級になった事が納得できないらしくかなり荒れた。
それを見たツェントは第五に廃嫡にするように命を出した。
女神ローゼマインはジギスヴァルトに対し廃嫡では足りぬと魔力を取り上げてしまった。
ジギスヴァルトはどんな織地でも非道の限りを尽くしてフェルディナンドとローゼマインはどれほどひどい目にあったかわからないくらいだった。そして今回は早々に上級に落としたがそれでも思考が変わることのない人間だったのでもう魔力のない平民に落とすしかないと判断された。
次男のアナスタージウスは上級に落とされたことを素直に受け入れたはいいがこの先エグランティーヌに会った時が運命の分かれ道になる。
王族の方はこれで方がついたが残るはアーレンスバッハである。ここをどうするか?
領主のギーゼルフリートはどの織地でもゲオルギーネに毒殺されてはいたがあまり人は良くない。
ヴェローニカを操りエーレンフェストを搾取していたことは許せるものではない。
フェルディナンドを取り上げたこともゲオルギーネの誘導があったが彼自身がフェルディナンドを使い潰す気ではあった。
子育てもドレファンヒェル出身の第一夫人との娘はよく教育されていたがその他の子供はほとんど手抜きであった為にいざという時に領政を担える人材がいなかった。
さて、ここをどうするか?フェルディナンドとローゼマイン、それにツェントが話し合う事になった。
と、ここまで。