2024/02/15 | エミソナのブログ

エミソナのブログ

日々の出来事に対しての感想。
韓流ドラマの感想。

韓流スターの事。

今、感じている事。

「本好きの下剋上」にハマっているのでそれ関連の事。

カウンセリングとかのことなど。

政治の理不尽さとか

などなど書いてます。

本好きの下剋上

読んでて思ったこと。


フェルディナンドは私からしたらw主役だと思っているのですよ。


題名は本好きの下剋上だからマインが主人公なのですが、マインはフェルディナンドが居なければ洗礼式後くらいに亡くなっていた可能性が限りなく高い。


彼が居なければ勿論貴族になんかなっていなかった。悪い貴族に誘拐されて虚弱だから即アウト。誘拐されなくとも魔力暴走をいずれ起こしてアウト。


下剋上できたのもフェルディナンドがいたから。ユルゲンシュミットという世界でトップに必要なグルトリスハイトを取得できたのは本狂いもあるけどフェルディナンドの教えの賜物。グルトリスハイトは古語で書かれている物だから取得はできても読めなければ意味がない。それを教えたのはフェルディナンド。


番外編で神が彼の命を助けるためにローゼマインに時を駆けろと命じて救出に向かわせる。それは彼がいないとユルゲンシュミットが崩壊するから。だからこれは完全にW主役。


そして…マインは異世界からの転生者だけどフェルディナンドは生粋のユルゲンシュミット人。


けど…ありえないくらいの人生を送ってきてる若干20で物語に登場するのですが…


まぁ背景が魔法のある世界というのはあるけど地球でいったら中世?ヨーロッパの中世位の世界観。そこで魔力を持った貴族として生きている。


6歳まで鉄格子のはまった離宮で生まれ育つ。母は高級娼婦で狂わないように意識混濁できる麻薬のような薬を盛られているから子として母が接していたかは不明。


一応世話係がいるが7歳になったら殺されて魔石になることが確定されてるため親身に世話をしてくれたのか?疑問。


時かけしたローゼマインが引き取った時に行儀作法などを施したから世話係は本当に食べさせるとかの世話しかしなかったのだろう。


そんな中わりと素直に育ったような感じだったが、エーレンフェストに引き取られローゼマインが教育して去ったあとから地獄が始まる。


引き取ってくれた父は異母妹を母に据えようと思っていたが妻に殺されてフェルディナンドは庶子として洗礼式をする。


母に立つこと拒否した父の第一夫人は本来ならフェルディナンドの教育などにも生活自体にも口出しできる立場ではないが口出しまくる。


まだ7歳の彼に領主の子供は優秀で当たり前そうでなければ養育費をかける意味がない。と脅迫。


城に移ってから食事に毒をもり続ける。それ以外にも自分の息のかかった側仕えを送り込み洋服の中には針を仕掛けとにかく凄まじい虐めを繰り返す。


そんな妻を夫である父親は見て見ぬふり。そんな中で育った彼は人間不信。


まぁ当然。父の妻の醜い仕打ちやら顔やら見ているで女性不信。プラス思春期には女を送り込み堕落させようとするから余計女嫌い。


だから顔からは表情筋が欠落して常に無表情。他人から見たら冷血人間に見えるのだけど…


離宮から連れ出し最初の人としての躾をしたのが愛情溢れる素が日本人のローゼマインだから根底はとても優しい基本人格が形成されていた。


事あるごとに褒めるときも叱るときも抱きしめていたからかローゼマインには彼女が幼い頃から触れられる。他の人は名を捧げさせた側仕えくらいしか触れさせないし、絶対に自分から他人に触れない。


彼を優しいと気がつくのも評価するのもローゼマインだけなのだがそんな彼がマインが神殿に突撃してから後ろ盾というか後継人になるがあくまでも後継人で一般の貴族としてや、貴族院でも勉強を教えることはできても貴族女性としての心得なんて教えられない。


それに虐待されて育っているから普通貴族が必ず正装で着けるマントの事なんてまるでわかっていない。だって彼のマントはまっさらで何もないから。


マントは普通守りの魔法陣が魔力のこもった糸で刺繍されている。これは男性は家族であるもの母とか妻とか婚約者が刺すもの。女性は貴族院に上る前に母と一緒に教えてもらいながら刺して自分の力量を他人に見せつける。


だからローゼマインが貴族院に行く直前の2年間毒を飲んでユレーヴェに浸かっていたのだからマントに刺繍はない。しかし養母であるフロレンツィアや、実母設定のエルヴィーラが魔法陣ではなくても飾り刺繍を刺して置いてあげることは可能なのに貴族院に行くときにローゼマインはまっさらのまま。ローゼマインはマント意味なんか知らないからなんとも思わないが後で知れば悲しくなるのは当然。フェルディナンドはローゼマインの気持ちはわからない。自分も刺繍のなかったマントだし、自分が作ったお守り一杯持たせたからマントの守り刺繍なくても全然気にならない。


2年間寝ていて貴族院の制服の準備もなくても服の準備がなくてもそんなものだと気にもならないフェルディナンドは後継人としては失格だけど自分も似たようなものだったからそれが普通と思ってしまう。


しかし彼がどうなの?と思うところはローゼマインが魔術具なしでは動かない身体なのに無理やり貴族院にやる所。ローゼマインにとっては2年間が丸っきり抜けていて自身にとっては昨日のことなのに2年経っているのだから貴族院に行けとはどういう事か?ここは本当に疑問。

まぁローゼマインの中身が既に成人していると思っているから大丈夫だと思ったのかもしれないが…ローゼマインは貴族になって1年位で寝ちゃったから貴族教育まるでできてない。貴族院の勉強は詰め込んでも貴族の勉強してないのは重大な失態。


フェルディナンドはローゼマインの記憶を見た時に「貴族街のようなもの」という発言から日本で貴族だったと盛大に勘違いしてるから貴族教育しなかったのだけど…


それでも迂闊だとか感情を表し過ぎだとか常に思っていたくせに何故「君は貴族だったのだろう?」と聞かないかな?


とまぁフェルマイ大好きだけど疑問に思うことは多々ある。


しかしこんな育成歴してるのにフェルディナンドは基本的に根本的に優しい。


他人に対してたとえ位が下のものでも必ず言い分を聞く。これって身分の高い人にはハードル高いのに。


虐待を受けて育った人は虐待をしやすいと聞くけどフェルディナンドは確かに自分がされたこと毒を盛られるは流石に普通ではないと思っていてもマントや、服のことなどそれが虐待だとは認識がない。


だからローゼマインがそれをされてもそれが虐待だとは思っていない。


これは普通の人にも言えることなのかもしれないけど…


私は子育てで気を付けたことは自分がやられて嫌だったことは他人にしてはいけない。と教えたがそれを教えてくれる人が居なければ自分で気づくしかない。でもそれって難しい事かも知れない。


嫌なことは嫌だが逸れが普通に行われていることだと受け入れてしまっていたら?


だから子育てってきちんとしないといけないのですよね。


なんて事を思って…


アニメや、漫画、小説の中の色々なキャラクターにも子育てに参考になるお話が多い。


特にフェルディナンドとか、「薬屋のひとりごと」の壬氏や、猫猫とか、「フルーツバスケット」のユキとか紅葉とかカウセリングの勉強の良い教材になる。