アメーバに来るのも久しぶりになってしまいました。
えーーーーっ、1ヶ月以上もブログを更新していなかった、と今びっくりしていました。
最近は結構、現実逃避的に「書きたくなったら書く」スタイルになっているので、その分どこかでエネルギー使っていた・・・ということにしておきましょう。
さて、今日はアメ友さんからお譲りいただいたチケットで、新生雪組さんを観劇して来ました。
友の会だの、なんだの・・・全て抽選に外れて「はて、どうしよう?」と思っていたところに、お声がけいただいて、平日でも立ち見が出る中、楽しんでまいりました。
ここへアクセスしてなかったこともあり、作品の賛否も何も情報のないままの観劇でした。
でも幕が開くなり、望海風斗さんの歌に魅了されました。
多分、10年前にヅカファン復帰のきっかけとなった、安蘭けいさんの歌を聴いた時に「今の宝塚の人ってすごい!」と鳥肌立つ思いをした時に似ています。
ダイモンは歌が上手いというのはわかっていましたが、真ん中に立つとそのパワーも加わって(もちろん責任に伴う努力も半端ないのかも?)、言葉で表現できない上手さを感じます。
もともと声も良いのでしょう、無理して男役として歌っている感も感じられないし、声量もあり(多分、マイクなしで舞台後方までしっかりと声が通るでしょう)、音程のブレすら感じません。
発声に無理なく素直な声と言ったら良いかもしれません。
ファンの方にはごめんなさい・・・ですが、ダイモンがこれほど魅力的な男役とは思っていなかったので、あんぐり口を開けて聴きいっていました。
『ひかりふる路』では、流石にワイルドホーン氏の曲が素晴らしい!
所々で『スカーレットピンパーネル』を彷彿とするメロディーがあり、なんだか『スカピン』が被って観えてくる場面もありましたが、全曲を彼が手がけるに値する歌い手がいたからの、ワイルドホーン登用だったのかもしれませんね。
真彩希帆さんも星組時代に「この子誰だ!」と、歌を聴いてびっくりした娘役さんでしたが、歌える男役の隣に歌える娘役というまた楽しみなコンビが誕生しましたね。
その分、他の出演者さんは、歌い継いだ時の歌唱力の差が歴然として来るので、それはそれで今後の雪組の課題かもしれません。
(偉そうにすいません・・・)
『ひかりふる路』は、物事を表から見た時と、裏から見た時の落差について考えこむ作品でした。
ロベスピエールという人物は、一般的に(特に宝塚では)悪として描かれることがほとんどです。
でも、本当はこのストーリーの通りに理想を追い求めて正直に生きた結果が、恐怖政治につながったのかもしれません。
そんなことを考えさせられる作品でした。
何故、お披露目公演の主人公がロベスピエール?
演目が発表になった時にそう思いましたが、望海風斗演じるロベスピエールの中には、間違った手段を使ってしまったとはいえ、いつまでも少年のような無垢な心を持ち合わせ真摯に生きた人が見て取れました。
『SUPER VOYAGER!』はひたすら楽しい!
耳馴染みのある曲が多用されていましたが、アレンジが面白くて「へぇーーー!」なんて驚いたり、初の男役アンサンブルはどう来るか?と思っていたら、ど肝を抜かれたような衣装と振り付け。そしてうって変わってブルーの衣装のデュエットダンスは、シンプルだけどトップコンビのデュエットがまたよかったです。
今回、プログラム未購入のまま帰って来たのでわからない部分がたくさんありますが、男役さんがショーで娘役という場面が多かったような気がしました。(すいません、雪組さんもずっと観ていますが、名前と顔が一致していないので・・・)
その必要性ってなに?とツッコミを入れたくなって(苦笑)。
この公演で退団の専科・沙央くらまさんのシャンソンの歌手は、歌が心に響きました。
コマさんは水夏希さんの雪組トップ時代に、やっぱり生徒さんのお名前がわからない私が「芝居が上手い!」と目を輝かせた人でした。
まだ新公学年だったと思うのですが、こんな人が卒業されるのは実に惜しいものです。
月組から組替えして来た朝美絢さんもハッと目を引きました。
生き生きと目が輝いている気がして、雪組生としての活躍はどうなるのでしょう?
月城かなとさんとのトレード的な組替えは、結果的に成功のように思いますが。
若手で目に止まったのは、諏訪さきさん!
この方はお母様がOGさんで、そっくりだからわかるのですが、芝居の新聞売りに始まり、ショーでもメキメキと力を発揮しはじめたようで今後が楽しみです。
思いつくままに綴りましたが、新生雪組のこれから・・・とっても楽しみになりました。
今年の観劇はこれでおしまいです。
来年は多分ドラマシティの宙組『不滅の棘』で始まり、次に『ポーの一族』。
『ポーの一族』もなんとか一回チケットゲットですが、続く月組はどうかなぁ、取れるかあぁ?
昨今、本当に大劇場も稼働率が良くて、以前のように「平日ならふらっと行っても観られる」なんてありえない様子なので、先々までしっかりと予定を立てねば、と思っています。
とりあえず来年も大劇場1作品、1回は観る姿勢で宝塚を楽しみたいものです。