【宝塚】宙組・『Shakespeare 』『HOT EYES!!』 メモ書き その6 男役若手 | You and the Revue and the Musical

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この公演では若手男役さんの台頭が目にとまりました。
正直なところ初日のフィナーレでのエトワールは目が点、個人的にはいささかショックでもありました。
でもそれぞれが自分に与えられた「仕事」にきちんと向かい合い、それだけの結果を出しつつある点は大いに評価できるものだと思います。

桜木みなとさん
もう新人公演主演を経験し、バウ主演も果たして宙組若手路線の一人として活躍中。甘いマスクと優しい雰囲気の漂ういわゆる「正統派の二枚目」です。
経験を重ね着実に進化している。
一つ残念なことは長身宙組では身長が・・・ですが、それを感じさせない大きさも表現できています。


和希そらさん
実は「ベルばら」新人公演主演が決まるまで知りませんでした。(ファンの方ごめんなさい)
えっ? この方がオスカル演るの? でした。
当時まだ若かったにもかかわらず頑張っている人でした。
以後、ダンスシーンでは目を引くし、どこか無邪気で飾らぬ度胸ある人柄なのか(勝手な想像です)、それが好して良い舞台人に成長中です。
ショーのロケットのリーダーは彼女ならではの明るさがあって「いいな」と思います。
この方も残念なのは身長かなぁ? 
でもどんどん存在感が出てきました。


瑠風 輝さん
かなり「びっくりポン!」の抜擢に思いました。
今回は新人公演主演、残念ながらこれを観劇していないので何とも申せない点が多々ですが、新公明けに観劇した時に「何かが彼女の中で変わった」と思いました。
男役の発声は声質により難しいのかなぁ? いつもくぐもった感じで台詞が聞き取りにくかったのですが、明瞭になりつつありました。
「えっ?」とその成長に驚きました。
この方は身長もあり宙組での並びも美しいです。しかし・・・お化粧が(--;
これは勉強と試行錯誤と経験ですから、恵まれた容姿を生かしていくらでも伸びていくことが可能です。


ちょうど1年ちょっと前に、『風共』『ベルばら』と1本だてが続き、久しぶりの『PHOENIX 宝塚!! —蘇る愛—』ではスタークラスの上級生がごそっと退団や組み替えで抜けていて歌いながらの銀橋渡りが「聞いてられん!」ぐらいに思いました。
多分動いて歌うことの難しさ、マイクの使い方などを体得できていないのだろう・・・と想像したのですが、1公演ごとに進歩しているのを観て、やはりある程度下級生時代から経験を積まないとこういう「宝塚独自のショーのスタイルのひとつ」をも継承していくのは大変なんだと思いました。

今回は男役さんだけでなく娘役さんも若手が銀橋を使うシーンに登場が多いです。しかも上述の「聞いてられん!」はほぼなかったし(たまに・・・ちょっとね)、ちょっと一安心。

そして頑張っている若手さん達にもエールを送りたくなりました。