【映画】Top Hat(DVDにて) | You and the Revue and the Musical

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昨夜はなかなか寝付けなくて、あきらめて『Top Hat』のDVDを明け方まで観ていました。
ストーリーは偶然の出会いの恋、そして人間違いがひきおこすコメディータッチの大騒動、しかしフレッド・アステアとジンジャー・ロジャースの軽妙なタップダンスが実に素晴らしく、歌も良い。
最後はどんでん返しでハッピーエンド、単純だけど幸せを感じられます。

特にフレッド・アステアが歌うJazzの名曲『Cheek To Cheek』が心が暖まる優しさがあって素敵です。

『Cheek To Cheek』は今ではスタンダードジャズとしてJazzファンなら誰でも知っている名曲、私も様々な場所でVocalさんが歌うのを聴いていますが、この映画の曲とは知りませんでした。

映画は'30年代の作品なのですね。
シルクハットに黒い燕尾服・・・、まさに宝塚の舞台にふさわしい!と思う場面が多々ありました。

大空祐飛さんのさよなら公演『華やかなりし日々』のジークフェルド・フォーリーズの劇中劇も同じような時代、古き良き時代のアメリカのショービジネスの世界が描かれていましたが、『Top Hat』も同様で舞台化への期待感がわいてきます。

2011年にイギリスで舞台化もされているそうですから、宙組での上演は映画とどちらに近い作品になるかはわかりませんが、少なくとも『脚本・演出/齋藤 吉正』だそうですから、舞台の潤色という訳ではないのかなぁ?
宝塚版として新たな作品になるのかなぁ?と想像しています。

こんな映画を観ると、母に手を引かれて古い映画をたくさん観た子供時代の影響が深く残っているのか、観賞後に安堵したような心地よさを感じるから、幼少期の影響ってその後に大きく影響するものか?と改めて思います。
今の映画のように緻密でリアリティーはない、でも俳優・女優さんも華が有り、美しく、世界感も豪華で庶民とは違うなぁ? でも夢が見られる作品がたくさんあります。
そういう点では宝塚の舞台化に相応しいでしょう。

音楽も複雑なリズムを刻む今の音楽とは違う・・・。
コードもシンプルで、メロディーが実に美しく、だからこそ歌うのが難しい。
この曲を朝夏まなとさんが歌ったら、どんな風になるのかなぁ? と想像しつつようやく眠ることができました。

目覚めてから・・・
あの役はあの人だね、どんでん返しのキーパーソンになる執事さんは組長さん?
ホテルの支配人、イタリアの警察官・・・ちょっと面白い? でも主な登場人物が少ないなぁ・・・と想像の翼が広がっています(^^;)

それよりも『Cheek To Cheek』を弾いてみたくなりました。
アーヴィング・バーリンというこの曲の作曲家、『ホワイト・クリスマス』などの名曲も書いています。

年末のいろいろな事が落ち着いたら・・・
また練習を始めよう。