フィギュアスケート男子の町田樹さん、突然の現役引退表明に「実に彼らしく爽やか」な物を感じました。
「氷上の哲学者」などと言われていましたが、彼の表現も発言も今までのスケート選手にないユニークさがあり、次の五輪も当然目指しているものと勝手に思っていましたが、この引退に特別びっくりすることもなく、彼ならありうることだ!と納得でした。
(・・・って、会った事もない人の事を勝手に想像で思っているだけ ^^;)
ソチ五輪の後、高橋大介選手は迷いに迷って引退を決め、浅田真央ちゃんもまだ「ハーフ、ハーフ」と言っている。もっとこの世界を極めて上を上を目指したい気持ちと、過酷な選手生活でモチベーション維持が大変なことを考えると迷いがあるのは当然のことでしょう。
ここまで長く気持ちも折れずに現役を続けていることすら、凡人からみえれば「偉いなぁ」と尊敬です。
最近になって村主文枝選手が引退を表明した時に、この人は「もっと旬な時に辞める選択」があったのに若手が台頭して来てもなお現役にこだわったのは、この選手なりの生き方なのかな、などと思いました。
むずかしいです、幕引きというものは・・・。
これ、宝塚も同じですね。
トップスターとなりピラミッドの頂点を極めた人は、自ずと退団の時期を見計らえるかもしれませんが、逆に路線スターとなりつつもトップになかなかなれず・・・という時はいつまで宝塚で舞台生活を続けるのか? は悩みに悩むものでしょう。
さらに路線ではなくてもね、舞台が好き、歌が好き、ダンスが好きだから・・・という生徒さんもね、本当に「後悔なく舞台に生きた」と感じられる瞬間まで頑張れたらいいのにな、と思います。
ズルズルと日々を無駄に生きていると結構楽なんですよね。
今更、もう何かを目指して! という年齢でもなく(いくつになってもチャレンジャーはいますが)、惰性でいてもそこそこ楽しい人生はあるから・・・。
でも・・・悪あがきで悩んでしまいます(爆)。
町田君のセカンドステージでの健闘を祈っています。