どんなことよりも、私が感銘を受けているのは、こんなに「基本の型」をしっかり教えてくれていながら、その型にはまらないエントリー者(そちらの方が、どう見ても多い!!)を、その人にあったやりかたですくいあげてくださっていることだ。

 

しかも、それをぜんぜん嫌がらず、むしろ当然のことのように、はみだしたやりかたを提案することを、充さんご自身が楽しんでいるようにさえ見える。
 

本当に、すごい。

 

(本文より)

◆宿題について

◆シークレットプレゼンター登場 

◆次回までの宿題 
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◆宿題について

 

前回の「ことだまこうしえん」で実践したワークは、「翻訳ペアワーク」「人生グラフ」の2つ。

 

自分が10分間で話したことが、相手にどのように伝わったかを、そのかたがメモしたワードや、それを見て伝えてくれる内容、置き換えた言葉、熱量から、3分に凝縮されたエッセンスを受け取ることができる「翻訳ペアワーク」。

講座内で体験して、たいへん感銘を受けた。

 

もう一つは、自分の人生を縦軸(感情)と横軸(年齢)で、直感でグラフにして、気になったところを質問してもらい、それに応えていく「人生グラフ」

 

人生を単純なグラフにすることについては、その年齢においてもアップダウンはあるだろうし、座標を一点に決めることに無理があり、考え始めると難しくなるので、ポイントは「直感でやること」だと教えていただいた。

 

講座内のワークや課題は、自分でもやることにしているので、人生をふりかえり、トピックスを思い起こし、その年齢を思い起こし、自分史上、いちばん嬉しかったことと、最高にハッピーだったこと、いちばんつらかったこと、ドツボだったことなどの年齢に点を置き、前後を思い出して曲線で繋げてみた。

 

すると、自分でも思いがけず、最悪最低の(シコリになっている)出来事が何なのかがわかった。

 

なぜ、「人生グラフ」を書くのかは、幸枝さんの個別セッションでワークをしていただいたときに、詳しくレクチャーしてくださったので、それをあてはめてみたところ、まだ解決できていない想いなどもわかってきて(びっくり!)、セルフセラピーのようだと感じている。

 

第3回から第4回までの宿題は、この2つのワークを、最低1回、できれば3回やるというものだった。

 

講座は、エントリー者による、この2週間のシェアで始まる。

 

3分で、9名のみなさんが想いを語ってくださるのだが、どのかたのシェアも、真摯に、素直に、正直に、ありのままの様子を伝えてくださっていて、心情が伝わり、情景が浮かんで、引き込まれる。

どのエントリー者のことも、どんどん好きになっていく。

 

そして、講座でのシェアタイムに加えて、宿題セッションを重ねる中、「プレゼンをする人」としての資質が磨かれているのを感じる。

 

話すことを、受け止めてくれる人がいること。うなずいて、共感してくれて、いっしょにいてくれること。それが、どれほど大きなエールになるかを、話してくださった。

 

それぞれ、お仕事をされている中での参加。

課題に関わる時間配分は、それぞれのタイミングで違うけれど、誰もひとりきりにならないプログラムは、本当にすごいと感じる。

 

私は、今回、タイミングが合わず、幸枝さん以外の宿題セッションに参加できなかったので、そのことが残念。

 

◆シークレットプレゼンター登場 

 

これまでの経過を振り返る。

 

・9月16日に10分間のプレゼンテーションをするにあたって、まずは、その設計図となる「ワンメッセージ」に向き合う。

 

・次に、そのワンメッセージをふくらませて、10分間話すことを試みる。それを、「翻訳ペアワーク」3分に凝縮することを繰り返し、研磨していく

 

・続いて、「人生グラフ」で、「ワンメッセージ」にひもづくエピソードや体験を、どんどん洗い出し、自分を支えてくれたものや、大切にしているものに気づき、すくいあげていく

 

その中で、充さんは、「目的」と「手段」を、何度も明確にし、プレゼンテーションの全体像(基本構成)を、何度も図式化してレクチャーしてくださっている。

リアルに講座を受講しているときは、メモを取ったり、ついていくことにいっぱいいっぱいだが、過去の講座録画を再視聴すると、

 

(このときに、すでに教えていただいている!)

(こんなにも何度も、繰り返してくださっている!) 

 

ということを、随所に感じる。

 

・そうして、いよいよ、最終プレゼンテーションに向けての、発表演習が始まっていく。

 

その形式についても、いくつか種類があることを教えていただき、それぞれのワンメッセージにふさわしい表現が、すでに決まっている人もいる。

 

そして、充さんから告げられた、サプライズプレゼント!!

 

発表演習1として、ワンメッセージを本番と同じ10分間で、デモンストレーションしてくださるという。

 

プレゼンターとして、画面いっぱいに名前が表示されたのは、スタッフとしてご尽力いただいている、小松恵樹さん! 

 

恵樹さんは、お忙しい中、ワンメッセージに向き合い、プレゼン原稿を練り、物語形式でまとめて、ご準備下さっていた。

 

全員が注目する中、静かに始まったのは、ふだんの恵樹さんからは想像もつかない、セリフ。

表情。声色。エピソード。新しいスタイルに、とまどいながらも引き込まれていく。

そして、新しい展開が生れていく。

恵樹さんの物語を聴きながら、ご自身のストーリーが芽生えているエントリー者もいるようだった。

 

実は、この10分間の物語は、充さんが何度も図式化して見せてくれている、プレゼンテーションの全体像(基本構成)に沿って構成されていて、パワーポイントの資料で、ていねいにレクチャーしてくださった。

 

さらに、「神話の法則」にあてはめ、それに沿って分割した資料まで用意してくださっている! 

「感情グラフ」というものを使って、構成するやりかたも教えてくださった。

 

こんなに細やかに、プレゼンの原稿が構成されていることも、そのノウハウを惜しみなく伝授してくださる充さんにも、驚きっぱなしだ。

 

そして、どんなことよりも、私が感銘を受けているのは、こんなに「基本の型」をしっかり教えてくれていながら、その型にはまらないエントリー者(そちらの方が、どう見ても多い!!)を、その人にあったやりかたですくいあげてくださっていることだ。

 

しかも、それをぜんぜん嫌がらず、むしろ当然のことのように、はみだしたやりかたを提案することを、充さんご自身が楽しんでいるようにさえ見える。
 

本当に、すごい。

 

私自身は、既成のやりかたに沿ってやることが苦手ではないし、むしろ型や枠の中で全力を尽くすことが合っているので、合格点には達するけれど、おもしろくもなんともないことしかできない。

 

あそびがない自分をつまらないと思いながら、どうにもできないでいるので、バラエティに富んだエントリー者に、ていねいによりそっていらっしゃる充さんと、そのことによって、イキイキと輝いているエントリー者の姿を見られたことは、とても大きな体験だと感じている。

 

◆次回までの宿題 

 

この日に習ったことを使って、それぞれの「ことだま師になった理由(人生ストーリー)」を3分の原稿にまとめて、発表するというもの。

 

講座内で詳しくレクチャーできなかった点について、あらたに補足動画を、講座終了後すぐに、「ことだまこうしえん」グループページに投稿してくださるとともに、充さんご自身の3分間のプレゼン作品と、「神話の法則」に基づいて色分けした原稿資料を、公開してくださるなど、信じられないくらいの至れり尽くせり。

 

その綿密な構成を見て、自分がいかにいいかげんに文章を書いていたかを知る。

構成など考えたこともなく、「勘」で書いていたことに。

 

〈3分間というお弁当箱に何をどんなふうに詰めるか〉ということだと思う。

日の丸弁当でも、海苔弁当でも、おむすびでも、コロッケ弁当でも、ハンバーグ弁当でも、幕の内弁当でも。

どんなふうに詰めてもいい。

 

松花堂弁当のように詰めることだってできると、充さんから教えていただいている。

 

 

浜田えみな

 

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