敬愛するムーさんですが、私勘違いをしていまして。
会社の名前は、
ゴーリキマンビレッジだと思い込んでいました。
正しくは、ゴーリキマリンビレッジです。
失礼しました。
この秋から「ちきゅらば」活動として畑仕事に取り組んでいます。
同時に私は自宅の近くで「貸し畑」も借りています。
「ちきゅらば」では協生農法に取り組んでおりまして、無農薬無肥料なおかつ耕さないやり方をしています。
「貸し畑」では無農薬で有機肥料を使います。もちろん耕します。
畑を借りるだけでなくサポートもしてもらえます。
肥料の適正な量はもちろん、種の植え方からマルチの貼り方、防虫ネットの張り方、畝の作り方や、どういう順序で植えるべきかなど丁寧に教えてもらえます。
一人に割り当てられた面積は小さいけれど、休日にはたくさんの家族や若い女性なども来られて賑わっています。
小さい子がオクラを刈り取っている姿なんて、本当に癒されます。
そんなほのぼのした雰囲気にはまったくなじめない私ですが。
ちょうど同じ時期に葉野菜のタネを蒔きましたので、その違いを比べてみました。
「ちきゅらば畑」
多種の種を混ぜて蒔いた。(小松菜、水菜、春菊、ルッコラ、ほうれん草、玉ねぎラピュタ)
無肥料(ただし去年の肥料は残存しているかも)
防虫ネットなし
農薬なし
「貸し畑」
一列に一種類筋蒔き
有機肥料(腐葉土、牛糞、油かす、苦土石灰)
防虫ネット設置
農薬なし
「貸し畑」の方は、アブラムシがびっしりついてて取れにくいだけでなく虫に食べられており、人間の食べるところがないくらいです。「ちきゅらば」畑の方も虫はつきますがイモムシがおるなぁとかのレベル。
多種類の植物が一緒に育つ環境であれば一種類の虫が大量発生するのが防げるというのが実証できます。
肝心の味なのですが「貸し畑」の方はエグ味が強くありやや硬め。
「ちきゅらば」畑の方は雑味が若干ありまだ甘みはそこまでではないですが、比較的柔らかく食べやすい出来になりました。
ムー理論によりますと、植物は地中の水分と共に肥料など全てを分別することなく吸い上げるそうです。
植物は本来であれば環境に備わっている必要な量の栄養素のみで育ちます。
しかし大きな野菜を摂るために人の都合で豊富な肥料を投入しているので、野菜は肥大化している。
子供が嫌うエグ味というのは、この過剰な肥料によるもの。
これを農法講習で聞いたときは、ふーんそうかと思うだけでしたが、実際に見て食べて経験して理解できました。
ムー理論は今まで聞いたことや知り得たことが大胆に覆されます。
スタンダードがひっくり返る。でも腑に落ちる。
人間が食事を摂るのは何のためか?前回の農法講習でムーさんに尋ねた人がいました。
その答えは、脳という体の司令塔にエネルギーを補給するためと簡潔に答えておられました。
これ。
今まで習ってきた生理学や解剖学を用いて理解しようとすると混乱してしまい理解不能ですが。
看護経験に照らし合わせると、なるほどそうかと瞬時に理解することができました。
個々の器官を動かし、コントロールしている司令塔が生命維持の要であるのは人の亡くなり方を何度もみていると瞭然です。
言われたことをそのまま鵜呑みではなく、経験に照らし合わせて腑に落とす。
逆に理解しようと思ったら、自ら経験してみる。
面白い。
さすが、ゴーリキマン。笑
私の直感では、葉物野菜の種に混ぜた玉ねぎの種が何らかの功を奏している部分もあるんじゃないかな?と思っています。
「玉ねぎラピュタ」という、何ともナイスなネーミングに惹かれて、ジャケ買いならぬパッケージ買いしたという偶然の産物でしたが。
ここからは私見です。
未だにコンパニオンプランツの詳細は不明だそうですが、何らかの発見があれば農家の方たちはとても助かるのではないかと考えています。
大量の肥料は窒素過多で環境に良くないとはいえ、誰も破壊をしたくてしてない訳です。
大きな野菜や形の整った野菜が流通の主役である以上は仕方ないことでもありますし。
安定した供給のために、農薬を撒かざるを得ない心境もとてもよく理解できます。
(※貸し畑のことを評価する意図は全くなく、比較検討材料としたことを明記します)
なので、どれだけ出来るかわかりませんが、私なりの実験をやってみたいと考えております。
環境にも優しくですが、我々人間にも優しく。
テーマは「共生」ですから♡
ムーさん理論は →野人エッセイす
「ちきゅらば」 →野下けいこさんブログ
「ちきゅらば」 →MASAYAさんブログ