【雑司ヶ谷】都電ぶらり途中下車の旅と七福神巡り 偉人をたずねて三千里編 | 東京・ぶらり散歩 街巡り

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東京生まれ東京育ちの不動産を持つのが夢のOLが、
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東京の知られざる名所やお店などを紹介していきます。

おはようございます。

LINEスタンプを一時期はんこと言っていた女。

どうも。櫻井英美子です。

 

今回は都電ぶらり途中下車の旅と七福神巡り第2弾。

雑司ヶ谷編を書き連ね、今回で3部となります。長かった。

やっと、雑司ヶ谷の七福神を全てブログで紹介できます。

それでは、はりきっていきましょう。

 

はじめに

前々回のブログでは七福神巡りをしたきっかけ、前回のブログでは4神の七福神を紹介しました。

そのブログ内でも書いていますが、七福神巡りをはじめたきっかけは友人の岩田綾香さんと共同主催で友人たちとまわるツアーを計画したからです。

 

【雑司ヶ谷】都電ぶらり途中下車の旅と七福神巡り 企画編

 

 

 

【雑司ヶ谷】都電ぶらり途中下車の旅と七福神巡り 雨天決行編

 

 

岩田綾香さんのブログでも七福神巡りについて書いています。

同じ出来事でも人が違うと視点がかわって面白いです。

 

ウォーキング七福神めぐり/株式会社KARat 岩田綾香

 

 

前回から日付が変わりまして第2弾のツアー決行日。

メンバーは前回から引き続き参加の人もいれば、今回初参加の方もいらっしゃいます。

そんな第2弾ツアー決行日は絶好のお散歩日和。

むしろ、ちょっと暑いかもしれない。熱中症に気を付けていきたいと思います。

 

今回も都電にのってガタンゴトンと進みます。

目的地は第1弾と同じ「鬼子母神前駅」です。

 

恵比寿(大鳥神社)

 

鬼子母神前に到着したら、今回は都電沿いを大塚駅方面に向かって進みます。

鬼子母神前周辺の道路は再開発に伴って工事中のため視界はあまり良くないです。

でも、工事が完了したらきっと素敵な景観になるはず・・・!

 

線路沿いを歩いていると左手に神社が見えてきます。

鳥居をくぐってまずは大鳥神社に参拝。

大鳥神社の七福神は恵比寿さまです。

神社の右手にありますので、恵比寿さまにお参りして、御朱印をもらいましょう。

 

ちなみに大鳥神社は神社の御朱印をもらえますので、御朱印帳がある方は持っていくことをおすすめします。

通常の御朱印に加え、限定の御朱印をいただける時期があります。

・松の内までの初詣期間1日から7日まで

・夏詣期間七月1日から7日まで

・酉の市

大鳥神社に行くときは、狙っていくのもいいかもしれません。

ただし、限定の御朱印があるとには行列もできるそうなので注意です。(大人気!)

 

ここで、ほんわか話をひとつ。

大鳥神社で、皆が御朱印を押しているのを待っていたときのことです。

岩田綾香さんのお子さんの長男くんが話しかけてきました。

こっちにすごいのあるんだよー!俺知ってるんだ!

と、神社の横を奥に進む長男くん。

 

一緒に進んでいくと、そこにいたのはお狐様。稲荷神社でした。

おっ!こんなところに。と思わぬ出合いにホクホクしながら、お参りしました。

 

長男くんは俺、知ってるよと最近色々教えてくれます。なんでも知ってる長男くんのおかけで思わぬ収穫がありました。

毘沙門天(清立院)

 

次は毘沙門天がいらっしゃる清立院に向かいます。

清立院は雑司ヶ谷霊園の近くにあります。少し坂道になっている道を進んでいくと。

あったけど、長い階段!!!

 

岩田さんは長男君と次男君がいたので、ベビーカーがある。

・・・どうしようか。

 

すぐ戻るし下に置かせてもらおうと上に上ります。

階段をとことこ上る次男君がかわいい。

 

のぼると毘沙門天がいるのですが、扉の中にいらっしゃるので、扉をあけてお参りです。

そして御朱印をぺったん。

皆が終わるのを待つのに、後ろを振り返ると・・・。

な、なんと!階段の入り口の先にスロープが!

がーん!こっちからくればよかった。

 

入り口の階段がある通りの坂道を少し上った曲がり角の先にスロープがあるので、階段を上りたくないぞっという方はご注意ください。

 

そしてここでもほんわかエピソード。

御朱印をぺったんして、坂道を無邪気に降りようとする弟君。

しかし!坂道の先は道路です。一人で行かせてはあぶないっ!

大丈夫です。ちゃんと長男くんが弟君を止めて、上で一緒においかけっこをしていました。

いいお兄ちゃんしています。

 

この辺のエピソードや兄弟のほんわか話は岩田綾香さんのブログに色々のっていますので、ほんわかしたい方は岩田さんのブログで癒されてくださいね。

夏目漱石をたずねて(雑司ヶ谷霊園)

 

毘沙門天をお参りしたので、雑司ヶ谷霊園に入っていきます。

雑司ヶ谷霊園は106,110㎡。東京ドームの約2倍の大きさです。

 

大きな木も多く自然豊か。お散歩している人や途中スケボーの練習をしている人も見かけました笑

 

雑司ヶ谷霊園はたくさんの偉人が眠っているのですが、もっとも有名な偉人はこの人でしょう。

皆さんも毎日見ているであろう人。お札にも描かれている方。

 

そう。夏目漱石です。

 

夏目漱石の墓には大きな墓石があります。

最近は電子マネーに頼ることが多くなっているとはいえ、毎日お世話になっていますからね。

きちんと、お参りしておきます。

 

ちなみに偉人や著名人のの墓をお参りする墓マイラーというものが流行っていますが、皆さんご存知ですか?

墓マイラーの名づけ親カジポンさんのブログ

墓マイラー・カジポンさんの「墓を訪ねて三千里」

 

 

 

基本的に礼節を守てお参りすれば大丈夫ですが、偉人の墓をお参りする場合は一度マナーなどを確認してみてください。

小泉八雲をたずねて(雑司ヶ谷霊園)

 

夏目漱石の後は小泉八雲をたずねます。

何故、雑司が谷霊園で夏目漱石と小泉八雲をたずねたかというと、

私が雑司が谷霊園を調べるためにたくさんのブログを読んで事前調査をしていた際に、知っていた偉人がこの二人だけだったからです笑

 

だから、このツアーは岩田綾香&櫻井英美子の超個人的なチョイスによる偉人ツアーになっております。

もし、他にすごい偉人がいたらごめんよ。参加者の皆。

ちょっとこのブログで一応謝っとくね笑

 

さて、そんな私の唯一知っていた偉人、小泉八雲ですが、皆さんはご存知でしたか?

 

小泉八雲、本名パトリック・ラフカディオ・ハーン。

そう。和名なのに日本人ではないのです。

 

ギリシャで生まれ、来日。日本で結婚して帰化しています。

島根で伝説などの民話をまとめ、耳なし芳一などの怪談を執筆していたとのこと。

だから、てっきり島根にお墓があるものだとばかり思っていたんです。

東京にあることを知りとても驚きました。

 

早稲田で教鞭をとられていたりしたこともあり、亡くなったのは東京だそうです。

 

 

実はこの小泉八雲の墓、探すのにとても苦労しました。

岩田さんのお子さんの長男くんがすごい頑張ってくれて、力を合わせてやっと見つけられました。

さすがなんでも知ってる長男くんです。

ありがとう!

 

夏目漱石のお墓がわかりやすかったので、静かに佇む小泉八雲の墓は見逃してしまっていました。

見つけられて良かった。

吉祥天(清土鬼子母神堂)

 

さて、七福神最後の神の吉祥天。

今回は時間の関係上、行けなかったので、個別に行くことにしました。

吉祥天がいる清土鬼子母神堂は有楽町線の護国寺駅が最寄りです。

 

ちなみに、七福神の神様というと皆さんはどんなイメージがありますか?

 

色々な神様が宝船に乗っている姿が有名かなと思いますが、そこに女性の神様は何人いらっしゃるか思い出せますか?

 

何言っているだこいつ。紅一点に決まってるじゃん。

 

そう思ったそこのあなた!

 

 

 

 

正解です。

 

描かれている女性の神様は紅一点「弁財天」です。

 

おや?では、この目次まで戻って神様の名前を見てきてください。

 

 

 

吉祥天

 

 

 

とあります。そして、吉祥天は女性の神様です。

 

 

え!?紅ニ点になるじゃん!

 

 

そう思いますよね。

私もそう思いました。

 

吉祥天の位置には、一般的には寿老人がくる事が多いそうです。

昔は弁財天の代わりに吉祥天がいて、今でも8福神として、吉祥天を省かない場合もあるとか。

 

吉祥天は鬼子母神を母に、毘沙門天を夫にもつとても美しい女神です。

そして、妹に黒闇天という疫病神をもち、妹と対象的に吉祥天は美人でモテモテでした。

しかし、どこにでかけるのにもこの妹を一緒に連れて行ったため、次第に呼ばれなくなっしまったという噂もブログで読みました。(日本神話って時々面白いよね。)

 

以前私のブログでも書いた木花咲耶姫の逸話にすこし似ています。

【新宿西口】都会に突然現れる癒し空間 成子天神社で七福神巡り

 

 

 

また仏教の教えには、この2神を題材にした話もあるそうです。

詳しく知ろうとブログなどを調べていたら発見したので簡単にご紹介します。

 

美しく福を呼ぶ吉祥天のみを歓迎し、醜く厄を呼ぶ黒闇天を追い返したところ、姉の吉祥天も一緒に去ってしまい

両方の神を受け入れたところには吉祥天はそのまま残ったという話です。

 

幸せと不幸、強さと弱さといった相反するものは常にともにある。両方を受け入れなさい。

ということみたいです。

 

悪い部分って認めるのは難しいけど、

いい部分も悪い部分もいったん全て受け入れて、それからどうするか?と決めていく事って大切だよなと感じました。

おわりに

 

【雑司が谷】都電ぶらり途中下車の旅と七福神巡りいかがだったでしょうか?

 

三部作と、ブログ始まって以来の長編となってしまいました。

(以来と言えないほど、まだ始まったばかりのブログだがな!笑)

 

雑司が谷を知らない方に少しでも魅力が伝わっていたら嬉しいです

七福神を巡りたい方も、雑司が谷霊園で偉人に会いたい方も、是非行かれてみてはいかがでしょうか?

 

それでは。また。

 

【参考】

東京都神社庁 大鳥神社

雑司が谷霊園

小泉八雲記念館

吉祥天 神仏ネット

吉祥天と黒闇天

株式会社KARat