下記の記事でこんな風に書いた。
私は愛し愛され合うパートナーシップを構築するためには、人間力というか、精神的な成熟度が同じくらいで、考え方や判断基準などが自分と合っている人をパートナーに選ぶことが大事だと思っている。
私がパートナーに求めているのは、上記の記事にも書いている通り、自分軸を持った自立した大人の男性であるということだ。
私は波乱万丈な人生を送ってきてしまっているので、精神的に成熟した大人の男性でないと考え方や価値観が合わないと思っているからなんだ。
離婚後2年近く経って、心から安心と平穏をもたらしてくれるパートナーが欲しいなと思っていた頃に彼とは出会ったんだ。
彼と出会えたことで、私の人生はより潤いのあるものに変化していった。
彼と出会ってもうすぐ丸6年経つけど、彼が私のパートナーで良かったなって心から思ってる。
こんなに毎日心穏やかに過ごせるなんて、元夫と結婚してるときには想像できなかった。
息子には申し訳ないのだけど、元夫との婚姻生活は辛いという記憶しか残っていない。
ただ、そういう人と結婚してしまったのは私自身の責任だ。
だからこそ、息子には申し訳ないと思っている。
元夫との結婚生活がしんどかったからという言い訳をするつもりはちろんないのだけど
私には元夫と離婚する前に恋愛感情を抱いてしまった10歳くらい年下の男性がいた。
10年以上前の話になる。
お互いに既婚者だったので深い関係にはなっていなけど、毎日連絡を取るような関係ではあった。
高熱を出した彼を私が病院まで付き添っていったことがきっかけで二人の距離はぐんと近くなったんだ。
病院に付き添ったお礼で飲みに連れて行ってくれたの。
その時がすごく楽しくて、彼も楽しいと思ってくれたみたいで、連絡先を交換し、個人的に連絡を取り合うようになった。
でも、その彼との関係は安心や平穏とは程遠いものだったんだ。
もちろん、本来抱いてはいけない感情を抱いてしまったからそれを押し殺さなくてはならないので、もともと平穏にはなり得ない関係なのだけど、それだけではなく彼の人間性の部分でしんどく感じることも多かった。
めっちゃ俺様で、自分の意見は絶対で、私を支配しようとしていた彼。
私の髪型や服装やバッグやメイクにも口を出してきた。
私は太ってはいないので「痩せろ」とは言われなかったけど、もしも私が太っていたら「痩せろ」と強要されたかもしれない。
彼の中で「女とはこういうもの」というイメージが大きいのか、私をそのイメージ通りにさせようとコントロールしていたように感じたんだ。
俺様というよりはモラハラに近いのかなと今となっては思っている。
つまりはとても幼稚な人間性だった。
だけど、そもそもとして現実的な関係ではなかったから、私は年下の俺様王子に翻弄されている少女漫画のヒロイン的な気分でいたのかもしれない。
あの頃の私もまた幼稚だった。
私は現実にある辛い結婚生活から逃避できる「何か」が欲しかっただけなのかもしれない。
だから、俺様な彼を心から好きだったわけではなく、色々な感情が枯渇してる現実から逃げたくて、俺様な彼にドキドキさせてもらいたかっただけなのだろう。
今でいう推し活みたいなものだったのだろうな。
同じ推し活でも、ミセスの推し活をしている現在の方がずっと楽しいし、幸せだけどね。
今の彼と出会った頃は、そんな俺様な彼への推し活を辞めてから数年経っており、その間恋愛はしていなかったので、脳や心のバグも落ち着き、ようやく安心と平穏をもたらしてくれるパートナーがほしいと思えるような感情に戻れていたのだろう。
だから、今の彼のように誠実で、心穏やかで、自立した大人な男性に惹かれることができたんだ。
今の彼の人間性は私が過去に付き合ったどの人とも共通点がないんだよね。
顔だちや体型には共通点があるんだけどさ。
だから、彼に惹かれたことこそが、私がメンヘラから脱出できた証拠なのだと思っている。
俺様な彼とでは安心と平穏をもたらす関係性は無理だった。
だからこそ私は、俺様な彼と深い関係になる勇気が出なかったのだろうとも思っている。
私は、決して若く見えるからとか、女子力が高いからとか、女性としての魅力が高いからとか、そんな理由で10歳も年下男性に弄ばれたわけではない。
私の心が不安定だったから、すぐに言うことを聞くチョロい女だったから、都合よく扱いやすかったから、支配しやすかったから、10歳も年下の男性に弄ばれ、支配されてしまったの。
私がメンヘラだったから、10歳も年下で、しかも私の傷つくような言葉を平気で発するような幼稚な思考の男性に惹かれてしまったんだ。
つまりは、私の心の問題だったんだよね。
今の私だったらあんなめんどくさい男性と連絡を取りたいとすら思わないだろう。
逆に女性を不幸にするダメンズ認定して極力関わらないようにするだろうな。
メンヘラ女を支配していた俺様な彼も、また精神的に自立できていない男性だったと思っている。
俺様な彼は一見自分に自信がありそうな人だった。
でも実際の彼はコンプレックスだらけで、ありのままの自分を認めることが出来ず、自分に自信もなく、だからこそ、誰かを見下していないと自分の心を、自分自身を尊いと思う心を、保つことができなかったのだろう。
だから、メンヘラな私は彼に上手く操られてしまったし、彼に惹かれてしまったのだろう。
お互いに脳と心がバグっていた状態だったから成立した関係だった。
傷を舐め合っているような状態だ。
でも、傷を舐め合い続けても傷は治らないんだよね。
下手すると化膿してしまうこともある。
だけど、化膿してもなお傷を舐めろと強要され、適切な治療すらさせてもらえない。
ある意味異常な関係だったと思っている。
とことん傷つけられ、とことん泣かされる関係。
離れようとしても執着されてしまう。
俺様な彼は、子どもの時に母親に甘えられなかった分私に甘えてたのかなと思うんだ。
あれは私の愛情を試す行為だったと思っている。
どんなにわがままを言っても私は許すだろうと彼は思ってた。
そういう母親への愛に近い感情を私に抱いていたのだろうね。
それが俺様な彼の心の傷だったのかもしれない。
母親の愛情を人一倍求めてたのかもしれない。
もちろん、全員が全員そうではないけど、超年上女性を好む男性にも何かしらの心の傷があるのではないかと思っている。
母親くらいの年齢の女性を求めているということは、その女性に母性を求めている可能性が高い。
それは、自尊心が低い傾向にあるということだ。
よってまだ精神的に自立できていない。
だから、母親のように無条件に甘えられる存在を求めてる。
そして、超年下男性を好む女性もまた自尊心が低い傾向が高い。
もともと自分に自信がないので、年齢を重ねて自分が老いていくことを受け入れがたい。
過去に容姿を褒められる経験が多かった人ほどそういう傾向は高くなっていく。
容姿の良さが自己肯定感を上げる要素だった場合、老いは自己肯定感を下げる敵でしかない。
だから熟女になってもなお超若い男性に性的対象として見てもらえることに喜びを感じ、女性としての価値が上がったと錯覚してしまう。
自分自身では自分に魅力があるとは思えないから、男性の力を借りて自分には魅力があるのだと思い込みたいんだ。
つまり、お互いにメリットのある関係ということなんだよね。
それは共依存の関係に陥りやすい危うさがあるということなんだ。
共依存の関係はどちらかが精神的に自立したら破綻する。
だから破綻させまいとお互いに執着し合ってしまう。
その執着がとても苦しい状況を生みだしてしまうんだ。
だから私は俺様な彼と関わっている時期は全く幸せを感じられなかったのだろう。
幸せどころかずっとしんどかった。
俺様な彼と関わっている間は、私には安心と平穏はいつまでたっても訪れないのだと気づけたとき
このままじゃダメだ。
幸せにならなきゃ。
とようやく思えたんだ。
だからもうあんな関係は二度と経験したくない。
俺様な彼との関係から学び、その失敗を次に活かそうとした結果、私がパートナーに求めているものは自分軸を持った自立した大人の男性であることだとわかったんだ。
心から笑えて、心から楽しめて、心から穏やかな状態を維持できる関係が真の愛し愛され合うパートナーの関係だ
と今の私ははっきり断言できる。
真の愛し愛され合うパートナー関係は不安も不満もなく過ごせるし、周りの人からも応援してもらえるような関係になれる。
それは自分たちの中に一点の曇りもないからだ。
超年の差があっても
不倫をしていても
自分の中に後ろめたい気持ちや、罪悪感や、関係を知られたくないと思う気持ちがないのであれば
そういう関係でも上手くいくのかもしれない。
でも、
他人の目を気にしていたり
周囲の人には話せない関係だったり
誰かを傷つけてしまうような関係だったら
正々堂々とはしていられないよね?
それが、不安や不満を抱いてしまう原因の一つになってしまうと私は思うんだ。
もしも
今のパートナーとの関係が、心から笑えて、心から楽しめて、心から穏やかでいられない関係なのだとしたら
それはなぜだろう?
と考えてみてほしいな。
愛し愛されあう関係性には不安やしんどさは芽生えないよ。
それは断言する!
だって
不安があったら不安だって伝えられるもん。
しんどかったらしんどいって言えるもん。
そして、パートナーも
不安感を無くそうと努めてくれるし
しんどくさせないように頑張ってくれる。
そういうネガティブな本音をきちんと伝えて
ネガティブな本音を受け止めてもらえる関係こそが
愛し愛され合う関係性なんだよ。
今の彼との関係は本当に安心で、穏やかで、幸せな関係だ。
毎日毎日楽しく過ごせてる。
そういう関係性が構築できたから、私は毎日楽しく生きていけてるんだよ♡
しんどいけど、苦しいけど、
自分の心の傷から目を背けないでほしいんだ。
自分の心の傷としっかりと向き合っていった先に、本当に心穏やかで平和な世界が広がるんだよ。