長男、待つことがとにかく苦手です
レストランや遊園地などで並ぶのが嫌い、電話をかけた時に相手が出るまで待つのが嫌い、オンラインショッピングで注文したものが届くのを待つのが嫌い
冷凍ご飯を電子レンジで解凍するのが待ちきれなくて、食べようとしたらまだ中央が凍っていて、箸が差し入れられないくらいだったこともあります
そんな長男と待ち合わせしようとすると、これがもう、ものすごく大変
どうにもこうにも、待つのが苦手なんです
いつもの精神科の診察の時、午後なるべく遅い時間の予約にして、長男の学校をなるべくスキップしないようにしているんですが、学校が終わってからだと診察時間に間に合わないので、授業が終わる前の時間に車で迎えに行って、そのまま病院に向かっています。
2時過ぎから2時半くらいに迎えに行くから、着いたら連絡するね、と伝えておくと、遅くとも2時前にはひっきりなしに長男から電話がかかってきて、
「今どこにいるの？」
と、何度も聞かれるんです
長男に伝えた時間より早く着いて、長男が出てくるのを待つ、というのも試しましたが、もう既に私がいるということを学習してしまうと、少しずつ少しずつ早い時間に出てくるようになってしまって、結局、
『今どこ？ まだ??』
から逃れられません
どんどん長男を迎えに行く時間が早まると、今度は病院に着く時間が早くなり過ぎて、病院での待ち時間が苦痛で仕方がないようです
迎えに行く時間を前もって長男に伝えずに、着いたら連絡するから出てきてね、というのも試したのですが……そうすると電話やメッセージ着信の通知を消している長男、連絡に気づかずになかなか出てこないんです
長男と上手に待ち合わせをする、何かうまい方法はないのか検討中なのですが、今のところ、どれもこれも成功はしておらず、まだまだ試行錯誤が続いています
発達障害の特性からして、長男が待つことが苦手なのは織り込み済み。
ADHDを持っていると、衝動性を抑えるのが苦手て待つことが難しく、自閉症スペクトラムだと、待っていたあとにどうなるという状況に対する想像性が乏しく、やはり待てないということになります。
長男の場合は自閉症スペクトラムの診断が出ているのに加え、ADHDの要素も重ね持っているようなので、余計に待つことが難しいのかもしれません
『自閉症の子供には、絵カードを見せて物事の見通しを持ってもらいましょう』
というような記述を本などで見かけますが……18歳の長男には子供っぽく映るらしく、絵カードでの支援は拒絶されてしまって上手くいかないんです
なんていうか、こう……大人っぽい、スタイリッシュな絵カードみたいなものって無いですかね？
絵心があるなら自分で作っちゃいたいくらいですが、私の絵、自分でも描きたいことがなんなのよく分からない絵になっちゃうので、意図が伝わるとも思えず
今はひたすら、分かり易く噛み砕いて状況を説明するだけに終始しています