何かに興味を持つと、ふとしたきっかけでそれが執着に変わってしまいがちな長男
敢えて『執着』と呼ばざるを得ないのは、固執してしまったもの以外は全否定に回ってしまうというのも一因になっています
例えば、山手線にハマってしまったとしたら(実際に電車関連にハマったことはありませんが)、
山手線以外の電車は最低最悪で、中央線や京浜東北線に乗って出かけるなんて絶対無理だし、ましてや地下鉄に乗るなんて普通有り得ない。
地下鉄や新幹線に乗ってる人たちって、頭がおかしい…
とまで飛躍していってしまって、勢いに乗ると更なる暴言の加速が止まらなくなってしまうことも問題の一つです
執着している物事のことを、より深く知りたいと思うわけでもないあたりも特徴的で、例えば先ほどの山手線の駅名を知りたいとか走行距離を知りたいとか、車両のモデルチェンジの歴史に興味が湧くとかでもなく、
中央線で事故があったほら、山手線の方が良いに決まってる。
新幹線が台風の影響で遅延ほら、山手線の方が良いに決まってる。
地下鉄で痴漢にあった、という体験談ほら、山手線の方が良いに決まってる。
と、山手線以外の電車のネガティブな情報をひたすら拾ってしまって、それを根拠に山手線の素晴らしさを力説する…といった感じです
その状態のことを、本人もここ最近では少しずつ気づいてきていて、説明のつかない異様な執着状態を、『ズームイン』してしまう、と表現しています。
なるべくその『ズームイン』の状態に持っていかないよう、興味の幅はできるだけ広げていこうと本人も納得しているのですが、執着している物事について話し始めた時点で、もう興奮スイッチが半分入った状態なので、そこから素に戻るのは非常に難しいです
今の長男の執着の対象、ちょっと特殊なので、ぼかした感じでしか言及できませんが、一歩間違えると差別的だったり侮辱的だったりする紙一重の場所まで踏み込んでしまうので、そこはなんとか自覚を持って欲しい。
本当に一歩一歩、足元を踏み固めるように、確かめるようにしながら前に進んでいます。
最近、これまでの興味から少しシフトが始まりつつあるのか、投資の話をよくするようになりました。
投資に興味を持つのは良いことでもあるかと思いますが、過集中してしまうのがやはり心配なので、
「投資でお金を増やして、そのお金をどういう風に使おうかな、ってところまで意識的に想像してごらん」
とアドバイスをしました。
とにかく投資でお金を増やして、それをさらなる投資で増やして資産を増やして…みたいな本を読んでいたみたいなので、その考えだけに染まってしまわないように。
少しでも長男が視野を広げていけるように、いろんな工夫を取り入れていきたいと思います。