emederu 私的薬膳からだの料理帖

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21Dec
- 炒り黒豆で土鍋ご飯
  寒波到来！今日も寒いです。美味しい黒豆（乾物）を手に入れたので黒豆ご飯を炊きました。（料理教室で教わったこと数年前。）黒豆は視力、視覚機能の改善の働きがあるアントシアニンが含まれています。薬膳的には養血（めまい・不眠・手先足先の冷えなどに有効）や　　　　　補腎（元気不足、足腰だるい、不妊などに有効）とされます。材料：米２合、黒豆４０cc、水　米の1.2倍量、塩２つまみ黒豆を炒る。中火で温めたフライパンに黒豆を入れ、木べらで絶えず動かす。１分程で皮が破けるので火を弱火と中火の間くらいに弱めて破けて見えている豆の色がきつね色になるまで炒る→さます。土鍋に米、黒豆、水、塩を入れて１５分程度で沸騰する火加減にかける。沸騰したら強火にし５分炊く。火を消してそのまま２０分蒸らす。（土鍋の蓋の穴に木栓をする。ない場合は箸などで代用できる）お米を潰さないよう十字に杓文字を入れて底から返す、ふんわりと。炒った黒豆は香ばしく、炊飯しても煮豆のような柔らかさでなく歯応えが残っている感じ。う～ん、しみじみと美味しい。。。アントシアニンが出てお米がうっすら色づきます。もうすぐクリスマス、この黒豆ご飯に鶏肉をソテーしてマスタードを添える。一緒にさつまいもなど焼いてにんじんサラダなどで華やかに。汁物は普段の味噌汁に酒粕をちょっと足したりして。こんな和のメニューでクリスマスもいいですね。みなさま、今年もお世話になりました。新しい年もお健やかにお迎えください。
05Dec
- あーちょっと、血が足りない
  血を補いたい日があります。持っているものをよく落とす、眠りが浅くよく夢を見る、目がかすむ、立ちくらみなど。血が不足している時に出る症状です。昨夜は鰯のつみれ呉汁風を作りました。（レシピはムック本より）鰯は血液クレンジング作用のあるエイコサペンタエン酸を含みます。血が汚れていることで起こるべっとりしたうんちの原因である瘀血症対策＝血を浄化し、新しい血流を作る（造血）としてのメニューですがお肌のシミ対策にもなるし、血を補う作用のある人参も取れるし鰯が食べたかったし、作ってみました。鰯は頭、中骨、内臓を取り包丁で叩く→すり鉢でする。そこに生姜の搾り汁とみじん切りにしたネギ、片栗粉と塩を加えまとめ、湯を沸かした鍋に食べやすい大きさにまとめて落とし火を入れる。蓮根とにんじんも銀杏切りにし加える。すり鉢で味噌をとき、別の鍋で温めた豆乳を加え完成。手作りのつみれはふわっふわで鰯の良いお味がよく出ていて美味しかったです。身体が温まりました。その他のおかずは血を補う働きのあるほうれん草、ベーコン、卵が入ったキッシュ。ご飯もいただいて満足の夕食でした。よく眠れたように思います。みなさま、この季節もお健やかにお過ごしください。
21Nov
- さむい
  朝晩、寒くなりました。寒さによって身体の陽気が奪われ動きたくなくなる。これはこの季節に強くなる邪気「寒邪」によるもの。とにかく「気・血・水」を補うことと冷やさないことが養生になる。冬に影響を受ける臓器は腎であり、体内の水分調整の役目を担っている。この機能が正常に働かないと余分な水が排泄されずむくみが出たりする。これが身体を冷やしてしまうこともある。余分な水の排泄にいいのがかぶです。生のままでも美味しいですが、冷えるので温かくしていただいています。すりおろして葛を水に溶いた物と合わせて器に盛る、少し塩をしておく。蒸し器で１５分程蒸せば完成です。このとき椎茸を少し足すとより効果的です。出汁、醤油、みりんを合わせ葛でとろみをつけたあんをかけていただく。辛子も添えます。教えてもらったメニューですが毎年かぶの美味しい季節になると作る定番になりました。そこまでできない時はお味噌汁に入れたり。お鍋でも美味しいです。それと、気を補うにはお米を適量しっかり食べること。（お芋もよし）血は豚肉、鰻、牡蠣など。水は小松菜、豆腐、ゆりねなど。前回の補腎もしたいので、ご飯に黒ゴマをかけたり、海苔を乗せたりとそれだけでも◎。そんなことを書いているとお腹が空いてきました。みなさまこの季節も健やかにお過ごしください。
05Nov
- もう立冬！
  立冬を過ぎてから冬の養生をしていると冷えが身体にひびかない。11月8日は立冬。冬の養生は身体を冷やさないように温める食材をとることです。影響を受けるのは「腎」なので腎を補う＝補腎がテーマです。腎には　気のベースである腎陽　と　血と水のベースである腎陰　があります。腎陽の食材…えび、くるみ、羊肉、栗など腎陰の食材…黒ゴマ、黒豆、貝類、小松菜などどちらかだけでなく、両方とった方が補腎作用が高い。えびで一品作ったら、小松菜の煮浸しを合わせたり、甘栗と黒豆茶でおやつにしたりと様々に組み合わせできます。サラダにくるみをトッピングしたり、くるみは炊飯時に一緒に炊いてくるみご飯にしても美味しいです。先日はキッシュに小松菜を入れました。①タルト型にピザ用チーズを敷いておく。②ベーコンをカリッとするまで炒め、その脂で平茸→小松菜をそれぞれに炒めて合わす。③タルト型に炒めた具→卵と牛乳を合わせた卵液を順に加え210℃で約３０分焼く。ベーコンをエビに変えたら補腎メニューになりますね。ここ数日いいお天気でちょっとそこまでの外出も青い空がとても気持ちよく楽しいです。木や土の匂いを嗅ぐと元気がチャージされます。みなさま、この季節もお健やかにお過ごしください。
21Oct
- お芋、たくさんいただきました
  秋、好きなんです。今日は肌寒いですね。さつまいもをたくさんいただいて今日はどんなふうに食べようか、とあれこれメニューを試しています。牛乳でさつまいもを煮てマッシュしてホワイトソースの代わりとして、きのこをトマト煮にしたものにかけてチーズをかけてグラタン風にしようかと昨夜考えておりました。作ってみましたが、思ったよりさつまいもが牛乳の水分を吸ってマッシュポテトの状態に、塩で味を整える。きのこのトマト煮はオリーブオイルにみじん切りのニンニク、鷹の爪を入れて弱火にかけ香りを出し、ほぐして塩を振っておいた好みのきのこを入れくたっとするまで火を入れたらトマトの水煮を加え煮込む。もうちょっと野菜を入れたいと思い玉ねぎとピーマンをソテーする。耐熱皿に玉ねぎのソテーを敷いてその上にキノコのトマト煮、その上にさつまいも、ピーマンを間に飾って最後に粉チーズをかけてオーブンで焼く。（２３０度で２０分ほど）思い描いていたとろりとしたグラタン風ではなかったが、これはこれで美味しかった。そしてもう一品。牛乳でさつまいもを煮たものは塩で味付けする前の段階で少し取り出し、砂糖とシナモンを混ぜ合わせ耐熱皿に入れ、卵の黄身を塗り、バターをひとかけら落とし、一緒にオーブンに入れました。スイートポテトの出来上がり！さつまいもの薬膳効能…気を補い、消化機能を助ける食材牛乳の薬膳効能…陰液、津液補充の食材季節の変わり目で疲れやすい、秋の空気が乾燥しているときにいいですね。そのほかにもつくねの付け合わせや素揚げや炊き込みご飯や汁物やといただいております。お芋でお腹いっぱい。みなさまこの季節もお健やかにお過ごしください。
05Oct
- 白いもの、潤い
  空気がカラッとしてすっかり秋の気配です。秋は乾燥の季節、肺が影響を受け肌にも響きます。肺と腸は大きく関係しているので便秘気味になったりもします。肺や腸を潤して乾燥の邪気に備えます。キノコが美味しい季節になりました。先日余った酢味噌とえのきでぬた風の和物を作りました。えのきは甘く、とろっとして歯応えもあるので好きです。えのきは平たくなるように適当にほぐし、フライパンでじっくりと焼き目をつける。塩少々ふる。ポイントは触らないこと。こんがりといい焼き目がついたらひっくり返して同様に反対側の面も焼き目をつける。ネギなどあればフライパンの空いているところで一緒に焼く。焼き上がったら皿に盛り、酢味噌をかける。仕上げに黒胡椒や一味など振りかけて完成。えのきは腸の働きを高め排便を促す食材で、気を補い胃腸を整える働きもある。白味噌も潤す働きがあるのでこれからの時期には取り入れたい。ネギは身体を温めながら邪気を払うので寒い季節には良い。体を動かすのも楽な季節になりました。いつもより一駅多く歩くくらいの運動量を増やして肺を使って養生したい。みなさまこの季節もお健やかにお過ごしください。
21Sep
- 冷たいものはそろそろ
  今年は10月半ばまで真夏日か続くそうです。まだまだ暑いので身体の熱とりはしたいですが、冷たい飲み物は胃に響くようになりました。コーヒーも紅茶ももうホットです。残暑でバテ気味、ちょっと胃が弱って食欲が落ちている、そんな時はネバネバ食材に力を借ります。「長芋とオクラの梅つゆ」長芋をできるだけ細く短冊に切る。オクラはさっと茹でてザルにあげ、熱が取れたら縦に半分に切って長芋と共に器に盛り、つゆをかける。（つゆは梅干しをたたいたものに麺つゆを合わせる。）ネバネバ食材は胃粘膜の保護！整腸作用もある！長芋は気を補う食材なので「疲れやすい、風邪をひきやすい」というときにも有効。梅干しはクエン酸で疲労回復！ウイルスの増殖も抑制するのでインフルエンザを防ぐ！その他胃炎を防ぐ！整腸効果もある！このままおそうめんにかけても美味しいです。長芋はすりおろしてオクラは細かく刻めばご飯にかけても良い。それと大前提は、食べすぎない、よく噛むこと。みなさまこの季節もお健やかにお過ごしください
05Sep
- サムゲタンを食べる
  ８月の終わりのお月さまは綺麗でしたねぇ。満月の数日前は大きくって明るくって滲んだようなうるうるとしたお月さまでした。そこからどんどん空の高いところへ上がっていって大きさは少しづつ小さくなっていきました。明るいお月さまありがとう。窓を開けて言っていました。その少し前、参鶏湯を作りました。鶏ガラを土鍋でコトコト煮ます（白ネギの青い部分と生姜と共に）。１時間半経ったらネギ生姜は取り出し、鶏もも肉と白ネギの小口切りを加え、生薬も入れます。生薬は高麗人参と大棗とクコの実（３０分程水につけておきその水ごと）、当帰はきらしておりました。再沸騰して１０分ほど経ったら生薬を取り出し、紹興酒、塩で味を整え完成。おいしかったです。初日はご飯を入れておじやでいただきました。高麗人参は脾気を高めるので、食後数時間したらすんごくお腹が空いてお腹がなっていました。効き目がすごいです。翌日は参鶏湯カレーです。ジャガイモ、かぼちゃ、玉ねぎ、にんじんの重ね煮にルーを加え、参鶏湯で溶いていく。おいしかったです。朝は参鶏湯うどんまたはおじや、晩はカレーと２、３日続けてスープをいただいていると、お肌もツルツルになりました。鶏ガラや生薬を用意するのが大変だったら、手羽元などで手軽にスープを取れます。もうちょっと涼しくなったらまた作ろう。鶏肉の薬膳効能…気を補い、消化機能を助ける。高麗人参の薬膳効能…気を補い、消化機能を助ける。大棗の薬膳効能…気を補い、消化機能を助ける。クコの実の薬膳効能…陰液を補う。夏の終わりのいい養生になりました。残暑が厳しくもうしばらくは身体の熱をとりながらの秋の乾燥対策になりますね。みなさま、この季節も健やかにお過ごしください。
21Aug
- 残暑のサラダに梨
  残暑お見舞い申し上げます。暑さ厳しい折、火を使わずに料理をしたい。美味しいもの、秋への養生（乾燥対策、特に肺）になればなお嬉し。梨で１品できないか。切ってドレッシングをかけるだけ。肉料理と合わせても味も温度も変わって口直しにサッパリいただける。梨は好みの形に切る。薄い方が食べやすいので櫛形に５mmくらいの厚さに切る。皿に雰囲気よく盛り冷蔵庫で冷やす。（今回はカルパッチョのようにカッコよく）ドレッシングは好みの酢、オリーブオイル、胡椒、塩、醤油少々とあれば砕いたナッツをあわせて冷やしておく。食べる直前に冷蔵庫から皿ごと冷やした梨に冷たいドレッシングをかける。温度も美味しさ、梨の甘さとドレッシングのしょっぱさで後ひく美味しさ。あっという間にお皿が空っぽになりました。梨は身体の熱を取る食材で、肺を潤す働きもあります。今回は素焼き無塩のミックスナッツを使いましたが、その中のアーモンドも肺を潤す働きがあります。渇いた身体に潤いを。みなさまこの季節も健やかにお過ごしください。
05Aug
- うなきゅう
  土用ですね。やっぱり鰻は食べたいけれど鰻重はちょっとヘビーかなぁ。そんな時に鰻の細巻を作りました。今年は新生姜の甘酢漬けを作ったのでその漬け汁を使って酢飯を作ります。炊き立てのご飯に甘酢を適量加え切るように混ぜ、ごまをふり酢飯を作る。あとは海苔に酢飯を乗せ好みの具材を巻いていく。土用の期間に鰻ときゅうりを巻くうなきゅうを二度作りました。そして日をかえ、鉄火、かっぱ、ツナとにんじん、玉子。ほんのりと新生姜の香りがして爽やかな酢飯になります。（鉄火巻きが一番新生姜の香りがわかります。）この暑い季節にあまり火を使わず、滋養のあるものをいただける。しかもひとくちで食べやすい。鰻・まぐろ（ツナ）・玉子・にんじんの薬膳効能…血を補う食材きゅうりの薬膳効能…身体の内部から生じた熱を取り除き、津液を補充する食材米の薬膳効能…気を補う食材気血を補い酢で身体にとどめます。いい感じ！汗をかくことで気血も消耗するので気血を補充することは大切です。８日は立秋、秋は乾燥の季節です。夏どれだけ汗をかいたかで秋の乾燥具合が決まります。それらを補い次の季節への養生とする。みなさま、この季節もお健やかにお過ごしください。
21Jul
- 胃の働きも助ける、鶏ひき肉の味噌ラーメン
  味噌ラーメン食べたいなぁ。でも胃の調子があまり良くないし脂っこいのはやめといたほうがいいやろうなぁ。せや！自分で作ってみよう。鶏ひき肉を買ってきました。火をつけていないお鍋に鶏肉と千切りの生姜、紹興酒とお水を加えてひき肉をほぐして火にかける。沸いてきたら火を弱めて灰汁を取る。味をみたら薄かったので野菜出汁を加える。塩と好みの味噌で味付けし完成！暑いし、コトコトスープを煮込んで作るのは大変。この方法なら火を使う時間も少ないし食べたいと思った時にすぐ作れて簡単で美味しい。具材はおネギともやし。麺を茹でる前にもやしを湯通ししておきザルにあげる。その後、好みの硬さに麺を茹でる。鉢に麺を入れ、その上に熱々のスープ、もやしとおネギを飾ったらごま油をひとまわしし、山椒の効いた薬味を一振り、完成！さっぱりとしているが旨味があってお汁も全部いただきました。ひき肉を具材としていただけるのもよかった。お水を昆布出汁にしたり、パンチを出したかったらニンニクのすりおろしを入れたりと気分や好みによってアレンジできます。鶏肉の薬膳効能…消化機能を助ける食材（消化機能の低下によるむくみ、食欲不振に有効）胃の調子があまり良くない時の鶏出汁に感謝！みなさま、この季節も健やかにお過ごしください。
05Jul
- 色々出汁のあんかけ焼きご飯
  暑くなって外出するのがため息ものになってきたら、私はご飯（おこめ）を味方にする。出先でバテそうになった時もご飯（お米）食べてきたし！大丈夫！という感じで元気を取り戻す。最近はご飯をおこげの手前くらいに焼いたものに好みのお出汁にとろみをつけたものをかけていただくのが気に入っている。はじめては昆布と鰹のお出汁でした。薬膳的にみると「鰹は血を補う食材」「昆布は身体の余分な水を排泄する食材」で互いを打ち消しあってしまう。が、今回はこの味が食べたい！ということでよしとする。美味しくって元気出ました。今は梅雨。この時期の湿度による身体の重さは、身体の余分な水分を排泄することが養生になる。この効果があるのが昆布出汁！昆布出汁であんかけ焼きご飯をいただきました。これも美味しかったです。その他、鶏のお出汁なら消化機能を助ける働きがある。そしてお米は気を補う食材であります。お腹に力が入るように健やかにいただいて次の夏を迎えます。みなさまこの季節も健やかにお過ごしください。
21Jun
- ひしおで鶏のすき焼きを
  暑くなりました。春頃からちょくちょく鶏肉ですき焼きをしています。新玉ねぎが美味しい季節にたくさんいただいたのがきっかけで。あっついあっつい鉄鍋で焼き目をつけた鶏肉に醤油と砂糖と酒でジュワ～と派手に言わせたすき焼きが美味しかった。それからそれから、昨年仕込んだひしおがそろそろ期限を迎えている。炒め物やマヨと合わせてコールスローでいただいたり（ドライカレーも美味しかった！）と楽しんでいましたがひしおも美味しいかも！と試してみました。作り方は同じで、熱した鉄鍋で鶏肉を焼き付けて好みの具材を入れながら鶏肉の上にひしおをかける。その上に酒とてんさい糖を少々。鶏の出汁が出ている煮汁を他の具材に行き渡らせるようにグツグツ火を入れていく。最近はトマトが気に入っています。あと玉ねぎ、青いものはその時々でチンゲン菜や豆苗、小松菜など。それと糸こんにゃく。キノコ類は平茸、エリンギ、エノキなどお好みで。醤油を使うときは生卵が合うのですが、ひしおの時は何もつけないのが美味しいです。あと鶏肉を使うことで牛肉とは違いさっぱりと、だけど物足らないことはなくいただけます。鶏肉の薬膳効能…消化機能を助ける食材（消化機能の弱りによる　むくみ、四肢が重い、食欲不振などに有効）みなさまこの季節もお健やかにお過ごしください。
05Jun
- うれしくってイカざんまい！
  先日新鮮なスルメイカを手頃なお値段で買いまして、うれしくってイカざんまいでパワーをチャージしました。イカの薬膳効能…血を補う食材まずは銅の部分は湯引き、炒め物、煮物に。イカの湯引き食べやすい大きさに切ったイカを熱湯にさっとくぐらせてザルにあげる。酢味噌やわさび醤油でいただきます。長芋とイカの煮物①煮汁（水・酒・みりん・醤油・塩）を沸かして、食べやすい大きさに切ったイカを入れ火を通し、一旦鍋からあげる。（さっとでよい。あまり長い時間火を入れると硬くなるので。イカの出汁が出た煮汁で長芋を煮たい）②食べやすく切った長芋を①の鍋に入れて火を通す。③長芋が柔らかくなったらイカを戻し入れ、全部が仲良く馴染んだら完成！イカとわかめの炒め物①フライパンにごま油を熱し、わかめを炒める。全体に油が回って炒まってきたら千切りにした生姜を加える。②①にイカを加える。表面の色が変わって３分（さんぶ）程火が入ったら紹興酒を加え、醤油を垂らして火を切る直前に酢を少々加え完成！そして翌日はゲソ！塩焼きとピッツァでいただきました。ピッツァは強力粉と薄力粉半々でドライイーストと水、塩と砂糖で仕込む。（テレビで見ました！）トマトソースはニンニクで香り付けしたオリーブオイルで玉ねぎのみじん切りを炒めトマトの水煮缶と塩麹で作る。伸ばした生地の上にトマトソースを伸ばし、薄切りにした玉ねぎとゲソの塩焼きをトッピング。好みのチーズを全体に散らして240度に温めたオーブンで１２分～２０分ほど焼く。完成！生地の厚みやトッピングの量で時間は異なるので焼き具合をチェックしながら時間は調節してください。どれもめちゃ美味しかったです。その日は蒸し暑くって結構歩いたので疲れていたのですが寝る頃にはなんだか回復していました。汗をかいたら気と血を消耗するのでイカはバッチリでした。ごちそうさまでした。みなさま、この季節もお健やかにお過ごしください。
21May
- ◯◯ごはん
  沖縄が梅雨入りしたとニュースで聞きました。そろそろ湿払いですね。雨によって湿度が高くなると消化機能が低下します。消化よく調理し、食べすぎないようにして胃腸の働きを高めるようにします。身体の余分な水分を排泄する食材に…ハトムギ、黒豆、えんどう豆、そら豆、小豆、とうもろこし、冬瓜、茄子、すいか、きゅうりなどがあります。消化機能＝脾の働きを健やかにさせる食材に…米、とうもろこし、ハトムギ、長芋、かぼちゃ、鶏肉などがあります。ここ何年かで豆ご飯がわたしのご馳走になって、うすいえんどうが出始めると必ずいただきます。黒豆は炒って、とうもろこしは芯ごと米と炊けばこちらもご馳走です。ハトムギは美肌の食材でもありますので紫外線が強くなるこれから少量でいいのでちょこちょこいただきたいですね。お茶や焙じ粒に加工されているものなど手軽に取り入れやすいものもたくさん出回っています。それと、胃腸のためにはとにかくよく噛むこと。みなさまこの季節もお健やかにお過ごしください。
05May
- ドレッシングを作れば
  麦わら帽子も準備しました。日中は半袖で過ごせますね。暑くなったら冷たいサラダが食べたくなります。バリっとした食感に下ごしらえされた野菜に今日はどんなドレッシングを合わせようか。ひしお編我が家の定番、ひしおマヨ！野菜スティックをディップしてもよし、レモン汁や豆乳、お酢で伸ばせばドレッシングになる。キャベツの千切りにおすすめです。梅干し編梅干しをたたき、ポン酢とごま油を合わせば完成！新玉ねぎのスライスにもいいし、お豆腐やポテトに合わせてもよし。マスタード編粒マスタードと蜂蜜と好みのお酢とオリーブオイル、醤油も少し加えたら和食にもよく合います。すりおろした野菜編にんじんや玉ねぎ、きゅうりをすりおろして塩麹、胡椒、お酢、オリーブオイル、好みで蜂蜜を入れてドレッシングとします。例えばサニーレタスなど１種類の野菜だけのサラダに合わせてもなんだか立派な１品になります。ナッツ編砕いたナッツ（ミックスナッツなど素焼きのもの）をお酢と蜂蜜と醤油と胡椒、オリーブオイルと合わせます。これにすりおろしたにんじんを合わせてドレッシングにしてもいいし、にんじんを千切り塩揉みして水分を絞ったものと合わせてもいい。さあ今日は何と合わせようか。きゅうりやレタスなど生の野菜は身体の熱取りになります。お酢や梅干しの酸味は気血水を留める働きがあります。ひしおや梅干しなど発酵食品は腸内環境を整え免疫力を高めます。まだ身体が暑さに慣れていない時期、体にこもった熱を上手に取りながら健やかに夏を迎えたい。みなさまこの季節もお健やかにお過ごしください。
21Apr
- 汗と気と血
  「あっつ～」と感じる日もちらほら、汗をかきます。汗をかくと気と血が消耗するので補います。気を補う食材…米、じゃがいも、長芋、椎茸、鶏肉、鰹、蜂蜜など血を補う食材…ほうれん草、にんじん、レバー、いか、たこ、豚肉、牡蠣、ホタテ、卵など本日の夕食は、豚肉と分葱のオイスターソース焼きそばにんじんとオレンジのラペ新玉ねぎのスライスおかかポン酢という感じ。血を補う食材では豚肉、にんじん、オイスターソースも牡蠣のエキスが入っているのでこれも。気を補う食材は鰹節、蜂蜜。新玉ねぎ、オレンジもみかんの仲間として気を巡らせる食材。それに暑かったのでトマトジュースのソーダ割りをお供にしました。トマトは熱取りであり、津液の補充の食材でもある。汗をかいた日には…うん、いい感じです。焼きそばでなくて炒め物としてご飯といただいてもいいですね。これから季節は夏に向かい梅雨を迎えます。胃腸の働きを健やかに保つことが養生になります。みなさまこの季節もお健やかにお過ごしください。
05Apr
- のたり　のたりかな
  陽気が上がると、あれもしよう！これもしよう！と活動的になろうとします。しようと思ったことをそのタイミングで全てこなせればいいのですが、思い通りに進まないこともあります。あー疲れた…消耗した。大抵こんな時は肩に力が入っています。そんな時はごろんと横になって休憩です。するとじわじわ～とやる気も回復していきます。パワー不足にならないように、前回かいた血と水を補う食材を取り入れた食事でよく噛んでいただく。そして早めに寝る、そして早く起きる。昨日はピビンパを作りました。五色のナムルは揃えたい。冷蔵庫にあるものでは…赤は　にんじんをごま油と塩で炒めて。緑は　きゅうりを砂糖、塩、酢で和えて水分を絞る。白は　大根を砂糖、塩、酢で和えて水分を絞る。黄は　薄焼き卵。黒は　焼き海苔。でした。緑は青菜、白はもやし、黄はパプリカ、黒はひじきなど様々に。野菜もたくさんいただけて美味しかったです。そんな食後のまったりした時間に浮かんだのがのたり　のたりかな。ゆったりとこの季節とも過ごしていこう。みなさまこの季節もお健やかにお過ごしください。
21Mar
- 春の疲れに
  本日、春分！春、やっぱり疲れます。春は血と水が不足しがちで、肌の乾燥や痒みがでます。血と水を補って健やかに朗らかに春を過ごしたいです。そんな時にぴったりな牡蠣、レバー、ほうれん草を使ったお料理をご紹介します。牡蠣は春巻きにしました。動画サイトで見たレシピです。下処理した牡蠣をさっと湯通しし氷水に落とす、水気を拭き取ったら１／４の大きさに切った春巻きの皮に一つずつ巻いて（包んで）揚げる。たっぷりの白髪ネギと辛子醤油でいただく。一口サイズの春巻きってとてもいいです。辛子醤油に白髪ネギがよく合いました。今度は下準備や巻き方など自分流に試してみようと思います。レバーはだいたい鶏レバーをいただきます。いつものように生姜の千切りと甘辛く炊いて。ほうれん草はキーマカレーにソテーやお鍋、ナッツや胡麻で和えものに。それと、ストレッチやウォーキングなどの軽い運動で身体をほぐして柔らかく、気も巡らせて。すると気持ちもほわんとしてきます。消化よく調理されたお料理をよく噛んでいただく。みなさま、この季節もお健やかにお過ごしください。
05Mar
- 春、サラダにフルーツを
  昼間はずいぶん暖かくなりました。サラダなど生でいただく野菜の瑞々しさと冷たさが気持ちいいくらいです。最近気に入っているのがサラダにフルーツを合わせること。先月は伊予柑、今は八朔が旬ですね。先日も新玉ネギと八朔をナッツ入りのドレッシングでいただきました。新玉ねぎは繊維に沿って薄くスライスし、八朔は皮を剥いて食べやすい大きさに割っておく。素焼きのナッツを砕いて、蜂蜜、酢、醤油、オリーブオイル、胡椒を合わせてドレッシングとする。新玉ねぎ、はっさく、ドレッシングを合わせて器に盛る。完成！すぐいただくのも美味しいし、少し時間をおいても味が良く染みてマリネのようで美味しいです。もう一つ、海老カツと合わせたレタスのサラダ。レタスは氷水につけてシャキッとさせたものを水気をよく切って食べやすい大きさにちぎり、八朔と合わす。ドレッシングはひしおとマヨネーズを混ぜて少し豆乳でのばす。ひしおと八朔の組み合わせも美味しかったです。春は肝の機能が盛んになり精神活動も上昇するので興奮状態を招きやすく、鬱の気も出てきやすい。柑橘類など香りが強いものは気を巡らせる働きがあるのでそんなときにも良い。玉ねぎも気を巡らせる効果があります。気が滞ることによる胸の詰まり、腹部の張りなどにも有効です。みなさま、この季節もお健やかにお過ごしください。

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