音楽87 〜Irreplaceable | Remember Every Moment

Remember Every Moment

Live your life filled with joy and wonder!
(人生はチョコレートの箱、開けてみるまで分からない…。)

自分のiTunesに入っている曲。

After The Gold Rush Neil Young /
After The Gold Rush (Live) Thom Yorke
まぎれもなくニール・ヤングのマスターピースのひとつ。儚く美しいピアノにニール・ヤングの少年のように純粋な声が心に響きます。あと一つだけ使われているのはライブだとハーモニカ、レコードではフリューゲルホルンで吹かれているようです。あのダークで深みのある、甘美な音色はなんともいえないです。

タイトルは「アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ」で、祭りの後のような切ない雰囲気の曲ですが、耳を傾けるとそもそも「ゴールド・ラッシュ=金鉱熱」に関するワードは一切登場していないのがわかります。リリースされたのが1970年なので、60年代が終わりを告げたことを歌っているように観念的に解釈する見方をしている人もいるようですが、これはちょっと違う気がします。音楽は60年代が黄金時代 (Gold) だと思っている人が安易に考えそうなことです。

この曲は3つのヴァースからなり、とくにサビに相当する部分というのはありません。少し調べればわかることですが、この曲の詩は夢に見た空想の世界が歌われていて、3つのヴァースはそれぞれ過去、現在、未来をあらわしています。

Well, I dreamed I saw the knights in armor coming
こんな夢をみた。鎧を身につけた騎士達がやって来て
Sayin' something about a queen
女王について何かを話している
There were peasants singin' and drummers drumming
農夫は歌い、鼓手は太鼓を打ち鳴らし
And archer split the tree
射手は木を割いた
There was a fanfare blowin' to the sun
太陽に向かって吹かれているファンファーレ
That floated on the breeze
そよ風に漂う
Look at mother nature on the run in the nineteen seventies
見るがいい、母なる自然は70年代に去ってゆく

これは過去編。歌われているのは封建的というより牧歌的な世界。人と自然は協調していた時代の話と思われます。最後にどこか東洋的な感じで2度繰り返されるフレーズが破綻を暗示しています。

I was lyin' in a burned out basement
俺は焼き尽くされた地下室で横たわっていた
With a full moon in my eyes
双眸に満月を映しながら
I was hopin' for a replacement
太陽が空を突き破り破裂したとき
When the sun burst through the sky
代わりになってほしいと願っていた
There was a band playin' in my head
頭の中でバンドが演奏して
And I felt like getting high
俺はハイになったように感じた
I was thinkin' about what a friend had said
俺はある友達がかつて言ったことを考えて
I was hopin' it was a lie
そんなのは嘘だと願っていた

これは現在。第三次世界大戦でも起きたかのような荒廃した世界が目に浮かびます。しかし同時にこうあってほしい、という「希望」が盛り込まれています。パティ・スミスが「バンガ」というアルバムでこの曲をカヴァーしたとき、「少なくともニール・ヤングの歌った2節はわたしの言いたかったことで、それは楽観的な感覚をもっているから」とインタビューで答えています。パティ・スミスは「バンガ」の最後にこの曲を入れていますが、その理由は「ひとつ前の曲“Constantine's Dream”がとても暗い曲だから」と説明しています。“Constantine's Dream”のラストはコロンブスがさながら黙示録のように21世紀の世界は自然のすべてが火につつまれてしまう夢を見てしまうというもの。パティは「わたし自身そうなるんじゃないかって恐れていたとしても、アルバムをそんな風に終わらせたくなかった。むしろある種の希望のようなものを与える夜明けのような曲が書きたかった」と語っています。そんな時、カフェでたまたま「アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ」がかかっているのを聴いて、この曲を歌うことにしたのだそうです。そう、つまりこの曲は明らかに環境問題と人類の未来が歌われているのだ。このあとピアノとホーンの間奏が入り、刻 (とき) の涙が見えそうな最後の3番に続きます。

Well, I dreamed I saw the the silver spaceships flying
こんな夢をみた。黄色く霞んだ太陽のなか
In the yellow haze of the sun
銀色の宇宙船が揃って飛んでいく
There were children crying and colors flying
泣いている子供達がいて、鮮やかに旗が翻る
All around the chosen ones
選ばれし者たちの周りで
The loading had begun
荷積みが始まった
Flyin' Mother nature's silver seed
母なる自然の銀色の種、宇宙船が飛んでいく
To a new home in the sun
太陽のなか新しい故郷を目指して

これが未来編で、ニール・ヤングの夢見た未来の結末であり希望です。“in the yellow haze of the sun”とか、“Flyin' Mother nature's silver seed”とか、言葉使いのセンスが素晴らしいです。「黄色く霞んだ太陽のなか」は汚染された地球の大気を連想させます。「銀色の種」はもちろん宇宙船を喩えている訳ですが、“Seed”には子孫という意味があって、1番に登場する「母なる自然」の子供達が地球外に新しい故郷を目指して飛び立っていく、そんな光景が映画かアニメーションを観ているように浮かんできます。ふつうロケットの打ち上げは現状1台のみですが、ここでの“spaceship”は複数形なのもポイントです。もちろん、すべての人が宇宙に行けるわけでもなく、地球に残る人もいます。これを5行程度の詩篇で表現できるソングライターが他にいるだろうか。パティ・スミスがオリジナルの曲を作らず、カヴァーという方法を選んだのも納得です。なお、パティ・スミスのカヴァーはニール・ヤングが80年以降は、

Look at mother nature on the run in the 21st century

と歌詞を変えて歌っているのに倣い、1番は原曲通りに歌いつつ、エンディングで1番の最後の歌詞を変えて歌い、子供たちのピュアでイノセンスに満ちたコーラスで締めくくっています。



“century”っていう言葉の意味も知らないほど幼い子供たちのコーラスは感動的です。無数のカヴァーの存在する曲ですが、この水際立ったカヴァーを聴くまではレディオヘッドのトム・ヨークがブリッジ・スクール・コンサート (ニール・ヤング夫妻が主催する障害を持つ子供達を支援するためのチャリティー・コンサート。ニール・ヤングの子供も障害を抱えているのだ。ライブは音楽界の超大物が出演するが、ステージ自体はアコースティック主体のスタイルで演ることになっている) のライブで披露したものがいちばん感動的で美しく素晴らしいと思っていました。


Aftermath R.E.M.
「アラウンド・ザ・サン」に収録されたミディアム・スローの穏やかなピアノ・バラード。何かサビのようなメロディーがあと一つあれば名曲になったのではないか、という佳曲です。「アフターマス」は失恋したあとの女性の状態を歌っているような感じですが、この曲もニール・ヤングの「アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ」のように3つのパート (詩はすべてモダン) からできていて、2番の流れるように歌われる詩がさりげなく秀逸です。



It' easy to dismiss the “what's it all about”
「一体どうしたの」って人たちを立ち去らせるのは簡単なこと
There is no doubt. It's this, here, now
疑いもない。それがいま、ここに、こうしてある
And you close your eyes
君が目を閉じたって
He's not coming back
あいつは戻ってこないさ
So you work it out, overefeed the cat
だからなんとか立ち直って、猫にたっぷりエサでもあげて
And the plants are dry and they need to drink
鉢植えも乾いてる。水をやらなきゃ
So you do your best. and you flood the sink
ベストを尽くしなよ。そうしてシンクを水でいっぱいにして
Sit down in the kitchen and cry
キッチンに座り込んで泣けばいい

「アラウンド・ザ・サン」はR.E.M.通算13枚目のアルバムで、最も低い評価を受けた作品です。一番多い批評やギタリストのピーター・バックが感じていた不満はレコードにライブ感がないことで、果てしないスタジオ作業の結果の労力が伴わず、焦点がずれていったのが失策の要因とされます。この曲もデモの段階ではもっとテンポが速かったようですが、この曲は最終形態の方がいいかな、と僕は思っています。


Ain't No Mountain High Enough Marvin Gaye & Tammi Terrell
古風なロマンチックさに溢れた曲です。モータウンらしいサウンドのデュエット曲ですが、作者はホランド=ドジャー=ホランドではなく、この時期からモータウンのソングライターになったアシュフォード&シンプソン。マービン・ゲイ&タミー・テレル用の曲を探していたプロデューサーのハービー・フークワ (マービン・ゲイの師匠にあたる人物で、マービン最後の傑作「セクシュアル・ヒーリング」でもバック・ボーカルを入れている) とジョニー・ブリストルにこの曲を送ったのがきっかけです。同じころモータウンの拠点であるデトロイトにはイギリスからダスティ・スプリングフィールドがやって来てこの曲をほしがっていたようですが、アシュフォード&シンプソンの2人はモータウンへの参加のきっかけになると感じて取っておいたそうです。

ニック・シンプソンはこの曲を「金の卵」と呼んでいたそうですが、実際この曲を皮切りにマービン・ゲイ&タミー・テレルは“Ain't Nothing Like A Real Thing”、“You All I Need To Get By”といった名作ヒットを連発し、この「エイント・ノー・マウンテン・ハイ・イナフ」自体もスプリームスを解散してソロに転身したダイアナ・ロスの最初の全米No1ヒットになっています。このダイアナ・ロスのヴァージョンは同じくアシュフォード&シンプソンがプロダクションに絡んでいながらオリジナルとは別物になっていて、ニック・アシュフォードのアイデアでスポークン・ワードを入れた長い曲になっています。これはこれでいいのかもしれないですが、やっぱりマービン&タミーの情熱的な掛け合いが聴けるオリジナルの方が好きです。一瞬の輝きのような肉声を留めて残しておくという技術、芸術は本当に素晴らしいものだなと思います。ダイナミックなサウンドの中に鳴るかわいい鉄琴の音が、なんともいいアクセントになっています。

Very Best of Ashford & Simpson (Reis)/Rhino Flashback

¥765
Amazon.co.jp

夫婦デュオとしてレコードも出しているアシュフォード&シンプソン。


Ain't Wastin' Time No More The Allman Brothers Band
「イート・ア・ピーチ」のオーブニング・ナンバー。アルバム製作中に24歳でバイク事故で死亡したデュアン・オールマンの追悼の意味合いもある曲とされます。作者はデュアン・オールマンの弟でバンドのリード・ヴォーカルとキーボードを担当するグレッグ・オールマン。タイトルの「これ以上時間を無駄にできない」というのは前向きすぎる響きもありますが、同時にベトナム戦争からの帰還というテーマも盛り込んでいる曲なので、涙を振り払うようなとても力強い曲です。この曲はデュアンの死後作られてレコーディングされたので、ギターはディッキー・ベッツが全て弾いていることになります。


Midnight Rider The Allman Brothers Band
オールマン・ブラザーズはサザン・ロックの始祖にして最高峰とされます。エリック・クラプトンはデュアン・オールマンを抱き込んで「レイラ」を製作していますが、あのギター・リフも実はデュアン・オールマン考案のものみたいです。やっぱり南部系のギター・サウンドが中心のバンドですが、そもそも兄より先にギターを始め、結局キーボードを担当するようになった弟グレッグ・オールマンのヴォーカルもサザン・ロックの魅力を体現する素晴らしいものです。オールマン・ブラザーズのサウンドは南部の色々なスタイルの音楽がブレンドされていて、干し草のように乾いてどこかのんびりしているのがカントリー、粘っこい感じのギターがブルース、そして歌声がスタックス・レコード系のようにソウルフルなのが特徴ですが、この“Midnight Rider”はいつも主役になるギター以上にヴォーカルが目立っていて好きです (デュアン・オールマンはここでは渋いアコースティック・ギターを弾いています) 。グレッグ・オールマンが地元ジョージアの音楽の殿堂入りした時にこの曲をパフォーマンスしていますが、その時のバックを務めたのが同じくジョージア出身のR.E.M.。マイケル・スタイプ以外のピーター・バック、マイク・ミルズ、ビル・ベリーが参加しています。このメンバーの中ではマイク・ミルズがたぶん一番サザン・ロックの愛好家です。R.E.M.がただのパンク・ロックやニューウェーブのバンドで終わらずに活動できたのはアメリカのロックの要素がしっかり根っこにあったからだと思います。


Beyonce Irreplaceable
2009年のMTVヴィデオ・ミュージック・アワードで受賞スピーチ中のテイラー・スウィフトのマイクを奪い、「ビヨンセこそ最高のヴィデオを作った」とカニエ・ウェストが乱入する事件がありました (この時のビヨンセの曲は“Single Ladies”) 。テイラー・スウィフトはポップ調のカントリーとその見た目で売れている感じですが、カントリー系でこういう売れ方をしたシンガーは90年代にもいたし、ビヨンセ自身も実は最大のヒット曲がカントリー系の曲だったりします。それが“So Sick”のヒットで有名なニーヨ作曲でスターゲイトがプロデュースしたこの曲。メインはアコースティックギターで、チープな打ち込みビートはローランドのTR-808のサウンド。こんな曲をモノにできてしまうのがビヨンセのアーティストとして優れているところです。しかも冒頭の歌詞はアンセム・ソングの域に達してしまったのだ。



To the left, to the left.

ビヨンセのライブでビヨンセの気がすむまで観客に歌わせるこのパート。ニーヨのキャリアウーマンとして成功したおばさんとそのダメ彼氏のエピソードから生まれたらしい。

「(一緒に暮らしていた) そいつはクローゼットの中を探して、出て行こうとするんだ。「なあ、俺のこれはどこ?」、「俺のあれはどこへやった?」。そしたら叔母さんがこう返すんだ。「ああ、クローゼットの左の (to the left) 箱の中よ。私の買ったものはぜんぶこっち」。
ーNe-Yo

女性のための曲なのだ。アコースティックギターの音色も女子向けに甘い感じの音になっています。曲調と同様、ビートもビヨンセ本来のヒップホップよりのソウル、R&Bとは違う感じのものですが、ローランドのTR-808は80年代にマーヴィン・ゲイが「セクシュアル・ヒーリング」で使用して以来、ブラック・ミュージックで愛されるサウンドで、ビヨンセのよき理解者?のカニエ・ウェストがオートチューンを駆使して歌う2008年のアルバム「808s & Heartbreak」の「808」はまさにこのTR-808のこと。ビヨンセ自身も“Irreplaceable”を収録したアルバム「B'Day」のリード・シングル「デジャヴ」の最初で、



Bass…Hi Hat…808!

と言っています。このJAY-Zがラップを入れる前のイントロは最高にカッコいいです。曲自体は正直イマイチで“Irreplaceable”が3rdシングルで出てくるまでアルバム「B'Day」は初週売上が良かった割にチャートをあっさり転げ落ちるようなところだったのだ。

ところで、カニエ・ウェストといえば今年のグラミー賞でもベックが最優秀アルバムを受賞したことを受けて乱入未遂をしています。ベックというミュージシャンに関しては90年代Ver.の「意識高い系」の亡霊みたいな感じがしてまったく好きになれない (あー、はいはい。すごいですねー、よくできてますねー、って感じしかしない) のですが、カニエは乱入未遂の後こんな熱いコメントをしています。

アートを軽んじ続け、芸術作品をリスペクトしないで、記念碑的な音楽の偉業を明け渡した後にそいつらの顔を張りたおしてやらなきゃ、どうなるっていうんだ。インスピレーションってものに敬意が欠けてるぜ。俺たちはミュージシャンとして毎日仕事に行く人たちにインスピレーションを与えなきゃならない。そしてそういう人たちが聴いているのはビヨンセのアルバムだ。それを聴いて別世界に連れて行かれるように感じているんだよ。

これに対して元オアシスのノエル・ギャラガーが例によってご意見番的な発言をしています。

まず第一にだれかあのガキ (もちろんカニエ・ウェスト) に辞書を買ってやるべきだな。奴は (自分の使った) 「芸術性」っていうクソ用語の意味を調べてみろってんだ。それからビヨンセの姿を思い出してみろよ。生活のためにケツを振るのがアートってんなら、ビヨンセはそれに値するのか?ノーだ。それからもう一つ。ベックはバンジョーが弾ける。バンジョーだ。ってことは奴は天才ってことだ。

つまりノエルはベックやビートルズのように自作自演のアーティストこそ本物のミュージシャンでありアーティストだと言いたいんだと思いますが、これは個人的に張本さんどころではない老害発言だと思います。ミュージシャンがみんな音楽の製作過程のすべてをする必要はないし、違うスタイルの曲を自分のものにして歌いこなせてしまう方が、自分で作曲できるけど歌は過大評価で詩はどうしようもない曲ばかりのミュージシャンよりはむしろ芸術性が高い気がします。僕はビートルズやオアシスの一番の弊害はいい曲というのは無数に存在しているのに頂点には必ずビートルズのようなバンドがいなければならないという強迫観念のようなものをリスナーに強いているところだと思う。愚かな考えだよ、それは。

星の中で一番明るいシリウスはそれ自身強い光を放っているけど、単に地球からの距離が一番近い部類の恒星だから明るいのであって、実際にもっと光を放つ星はそれこそ星の数ほどあるようなものだ。

最初に触れたカントリー系の曲でヒットを出していた見た目がいい若手の女性ミュージシャンの先駆けといえば、オアシスが芸術性のなさで叩かれ出した90年代の終わり頃にフェイス・ヒルとシャナイア・トゥエインというシンガーがいました。“Irreplaceable”の作者ニーヨもこの2人をイメージしてカントリー風の曲を書いたそうです。そのころヒマを持て余していた大学生だった僕はよく海外のヒット曲をチェックしていましたが、フェイス・ヒルというシンガーのヒット曲“This Kiss”という曲に関してはその年のワースト・ソングだと思っていました。シャナイア・トゥエインに関してはいまだにどんな曲なのか実は聴いたことがないんですが、どうせ見た目重視の「高品質」ボップ・ソングなんだろう、と。そのころもう一人、リアン・ライムスというすごく若いシンガーがいましたが、あまりヒットする曲調とは言い難い“How Do I Live”はなんとも大人びた子供が歌うような感じがするものの、これはいいなと思った記憶があります。



作曲者はダイアン・ウォーレン。デヴィッド・フォスター御用達のソングライターで、この頃はオールジャンルでヒット曲を連発中。ロック界へはエアロスミスに実はバンド史上初めてのNo1ヒット曲“I Don't Want To Miss A Thing”(映画「アルマゲドン」のテーマ曲。エアロスミスのオリジナルではない) 、あざとく次なるヒットを狙おうとしたっぽいエリック・クラプトンに「プリティ・ブライド」のサントラ曲“Blue Eye's Blue”を提供しています。後年ビヨンセにも“I Was Here”という曲を提供していますが、そんなダイアン・ウォーレン作のどれも似たり寄ったりな感じの作品群でなんとなく印象に残っているのはヒマで無為な大学生時代にレコファンだかHMVで見つけたシャニース(一般的に“I Love Your Smile”の一発屋だと思われているシャニース。それはちょっと失礼) が歌う「ビバリーヒルズ高校白書」の主題歌“Saving Forever For You”。



「ビバリーヒルズ高校白書」は劇中にR.E.M.の曲がトレンディーに使われていたりします。



シャニースが21歳の時にリリースしたアルバムからのシングル“Turn Down the Lights”のライブ・ヴァージョン。R&Bチャート21位。昔の密かなお気に入り曲。


Funtime (Live) R.E.M.
「ファンタイム」はもちろんイギー・ポップの曲。R.E.M.はロックの殿堂入りしたときにストゥージズの“I Wanna Be Your Dog”を披露したように、イギー・ボップが大好きなのだ。