実家に帰るときは大体ゲスを聴いている。両成敗というアルバム。もう10年前のリリースだというので驚かされるけど、10年経ったというそれなりの感覚も普通にある。なんで私がこのアルバムを聴くかというと、10年前も実家へ帰るときはこのアルバムを聴いていたから。今同じ景色を見ながらこのアルバムを聴けばその時期に見事タイムスリップできるので音楽は本当にすごい。たくさんあった音楽の中でもなぜかこれがメインなのはこのアルバムがシンプルにめちゃくちゃ良かったからなんだけど、あとはクリスマスに友達とドライブをした時に車でかかっていたからかな、とか。そんな2016年をわざわざ思い出したくなるのは、当時の私はそれなりにしんどいこともありながら、すごく楽しかったのだと思う。具体的に何があったかというと全ては思い出せないけど、ものすごく充実した日々を過ごしていたかんじがする。あの時期にやっていた仕事も趣味も会っていた人も、環境はまるで違うからもはや人が変わったみたいだ。でも間違いなく私の脳内にこの景色と音楽の記憶がある。友達は今何してるのか、自然と連絡も取らなくなってしまった。10年前より地下鉄はもっと混んでいる。こんな電車によく乗っていたなと思う。今なら絶対耐えられないな。






先日観てきました。ステッカー第2弾も無事ゲット。


土曜だったので前回よりも多くのお客さん。応援上映でもないのにやたらリアクションが派手な人が居たのが若干気になったが、席が離れていたので許容範囲。何にせよ、ここにいるのはみんなリップファンなんだと思うと嬉しかった。人が多いからか、2度目だからか、今回は涙することはなかったけれど終始微笑んで観ておりました。やっぱりオジサン5人のカラオケのシーンが好きだ。笑えるし、エモすぎる。



さっきX見ていたら、PESが抑うつじゃないかとかとんでもないこと言い出してる人がいてまじかよと思った。鬱の事知らないけどとか付け加えててそれなら尚更だよと。私は鬱だった友達を亡くしているし、どんなに厄介なものかわかってるつもり。というか鬱じゃなくてもあなた病気ですかとか普通人に言うもんじゃないだろと。いつも元気ですね!とかなら全然いいけども。実際どうなのか関係なく、そういうのを普通に書き込んじゃうのが現代なのか。さらにツリーにて私もそう思いましたなんていう会話が繰り広げられており驚愕。確かに映画の5人旅にてPESがテンション低い場面(っていうかクール)は多々ありましたけども、個人的にはPESのああいう独特の孤立した空気感って昔からあったように思いますし、彼の性格的にそういうことありそうですし、てかあれだけ切り抜かれまくった映像では前後関係わかりませんし、そもそもいちファンとして5人の関係性もお人柄も全ては理解できませんし、なぜそれであからさまな病名を持ち出して発信してしまうのか、万一ご本人の目に留まったらとか考えないのだろうか。そういうの失礼に当たると思わんのだろうか…?????あ、そういうのまだわからないめちゃくちゃ若いファンとかなんですかね……じゃあ仕方ないか…と思ってプロフィール拝見したら私と大して変わらない様子で卒倒した。ファンならもうやめとけな。




いよいよリップの最後のライブが近づいている。配信で観るかはまだ迷っている。







先日。休憩中にコーヒーを飲みながら某Twitterを見ていたら、あなたの人生で1番聴いたアーティストは誰か、みたいな話で盛り上がっていた。「1番好きなアーティスト」ではないところがポイントだ。確かにそれは本質をついていると思う。私の人生で1番聴いた音楽を言うならば、おそらくバンプオブチキンか椎名林檎になると思う。今でももちろん好きだ。思想や好みやあらゆるところで影響うけまくったし私の音楽生活の重要な部分を型どってくれた。でも今1番好きなアーティストにはあがらない。



アーティストのファンを辞める時、今で言えば担降りなんて言うのか知らん?よく聞くのは「アーティストが変わったから」という理由で、あの頃は良かったとか今の彼らの音楽はどーのこーのとかボヤきだす人は一定数いる。気持ちはとても良くわかる。アーティストが変わるのは当たり前で、それを成長とか進化とか飛躍とかいろんな言葉で表すことができるけれど、その姿をこれまでのように好きでいられるかというと別の話。だって自分が好きになったかたちが間違いなくそこにあったと思うから。でもその変わった姿を見て好きになる人も大勢いるというのを忘れてはいけない。要は、どこに共鳴したか、それだけだという話です。



だからボヤくのはナンセンス。アーティストと同じように自分も変わっていることを忘れてはいけない。私はバンプも林檎ちゃんも昔ほどの情熱を持って応援していない。それはしなくなったというわけではなくて、出来なくなったという感覚に近い。私はそれが自然だと言い聞かせながら、とても寂しくなる。新しい「好き」という感覚を得ながらも、今までの私と違うことがわりとなかなか、寂しい。今好きな物もいつか惹かれなくなるのだろうか。私はそれが少し怖い。過去は過去で今は今で、過去はあのころの今だし今はいつか過去になることも覚えていたい。卒業するみたいな気分である。







行ってきた。






公開初日とはいえ平日に集う猛者なんて変態の集まりだろうなと思いつつ入場してみると、私たち世代に混じって学のある雰囲気のサラリーマンのおじさんが何人かいて国宝と間違えたかと思ったよね。



感想。(以下ネタバレあり)



それぞれのインタビューにライブ映像やMV、箱根での5人旅がうまく掛け合わされた80分ですが、いやぁほんとに素敵な5人だなと。こんなに的確に「みんな違ってみんないい」を体現しているグループ、世の中にどれだけいるだろうか。バラバラでいて、全員それぞれが魅力的。FUMIYAが活動休止について「バランスが崩れたんだと思う」と語っていたように、本当に絶妙なバランスで成り立ってきたグループなんだと思う。私ここのところアイドルグループも推したりしてますけれど、私にとっての推しの元祖ってこの人たちだったなぁとしみじみ。5人旅の様子なんてなんだか某SMAPの5人旅を彷彿とさせるものもあり(あれ大好きなんです)。みんなでカラオケとか最高すぎてもっと見せて欲しかった。おじちゃん5人が歌ってるだけのはずなのに私は永遠に見ていられるよ。時にうるっとしながらも、ずっとニコニコしながら鑑賞しておりました。




全員魅力的なのは大前提として、SNSなどを見ているとSUさんを応援してる人が沢山目につくのは私だけだろうか。私もベースはPES推しだけど、SUさん大好きで。昨年のZeppで2回握手してもらえた手の感触もあいまってPESと並ぶくらいもう大好き(チョロ客)。RIPを抜けた理由も理由だったわけで、本来こういう人ってなんやかんや煙たがれてもおかしくないと思う(私はそんな気にしてないけど)。お話されてる内容からしても実際SUさん自身がそう感じていると思う。でも、それでもみんなが応援したくなる人柄をお持ちである、と私は思う。少しコワモテで、でも笑顔が優しくて、なんなら話し方も優しくて、昔からいい具合に力が抜けてて、そして涙脆い。SUさんの涙はライブでも見たけれど、この映画でもこどものように涙を拭う姿にはハァ~~SUさん!!!となってしまいます。




なんだかんだまとめ役のお父さん的RYO-Zも、兄的視点で穏やかにグループを見守るILMARIも、クールな佇まいでありながら大きなグループ愛が伝わってくるPESも、おじちゃんになってもなおマンネしてるグループの要的存在FUMIYAも、本当に全員が素敵。私はこれだからこのグループが好きなんだよと思わずにいられない。




終盤のOneで多くの人が涙してるのを横目に、端っこの席にて私は「泣かんぞ…!」と決め、1人よりも2人よりももっともっと多い方がいいよと心の中で一緒に歌っていたわけだが、朝焼けを眺めるシーンで結果論が流れた時にはさすがに涙腺崩壊して参った。みんななんて素敵な表情をしているんだ。どんな形でもいいよ、みんなこれからも、一生笑っていてくれ。




エンディングは、このまま結果論かと思いきやDandelion。これがまたすごく良くて、うわぁこんなにいい曲だったんだなぁと思った。いやいい曲なのは知っているけれどもここでこれチョイスなんだ、という感動。過去の写真がスライドされる中、みんなで歩を進めるようなビートで。まさにそれは、雨雲が去ったその向こうに/veryspecialなストーリー。また来週も観に行く。













最近いいなと思った音楽の話。a flood of circleの「SNAKE EYES BLUES」。2025年の曲らしい。


ロキノン系と自称して生きてきました。a flood of circleもそのひとつのバンド。ただロキノン系って一口に言ってもね、色々あるじゃないですか。「ロキノン系」という世界地図を広げた時に私はこのバンドのいる場所をするりと通り抜け、つまり聴いてこなかったのです。勿論知ってる。何曲かは絶対聴いた事ある。あれ、メンバーに女性いたっけ?なるほど編成が変わっているのか。なんでだろう、私はゴリゴリのロックンロールはあまり手に取らなかったのもあるし(当時の流行りともいえる哲学系が好きでした)、理由は定かではないけど単純にご縁がなかったのかな。そうして考えると私の深く聴いてきたロキノン系界隈、狭い。でもそれが悪いとも思わない。全部好みです!ていうのも変な話。聴けば聴くほどロキノン系界隈は奥が深いわけで。聴くほどに自分の好みが確立されていくわけで。




で、つまり私2026年にして初めてa flood of circleというバンドのこの曲を聴いたわけ。なんやこれ。めちゃくちゃカッコイイのですが??



某男性アイドルグループがちゅきちゅき言うてて嘘やろまじかよと思って調べたらほんとにちゅきちゅき言うてたケースがあるのですが(バカにしてませんほんとにびっくりしたという話でなんなら好きです)、この曲もサビが好き好きいうてます。でもなんだろう、好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好きだよBABYと羅列されれば途端に醸し出されるロックンロール。歌詞読んで欲しい。いや読まなくてもいいか。聴こえてくるフレーズがあまりにもロックだしブルースだしなんともユーモラス。カッコつけないカッコ良さ。「あれ嬉しいよね、あれは嬉しい」とかセリフ普通に挟んでくるのもツボ。わたしも大人になっちゃってやれ色気やらやれ哀愁やら学のある感じの音楽に寄っちゃって、哲学めいたの好きになってる節あってさ、仰るとおり「思いつきを歌っている」かんじの勢いある曲久しく聴いていなかったから、なんか15年前にタイムスリップしちゃった感すらある。20年経ってもこんなんやってんのか最高じゃん。あとなによりこのベースラインがめちゃくちゃ好み。みずみずしい感覚をもらってる。ロキノン系なんて死語だしこの手の曲もう聴けないワなどとほざいてたアラフォーの心が一気に潤った気がするわ。ありがとう、a flood of circle。