先日、好きなアーティストの1番好きな曲をトーナメント制で決めていくみたいなサイトがあったのでやってみたのだけど、結構気づきが多かった。こうして考えてみると、アーティストによって「これ!!」というのがあったりなかったりするのだ。今の私にとって中田裕二ならば「正体」だし、SixTONESに関しては「こっから」で間違いない。ただ、サカナクションについては「フレンドリー」だったのが自分にとって意外な結果だった。意外というのは、そういえば私にとってサカナクションのマイベストというのを決めていなかったからだろう。たしかにフレンドリーは大好きだ。強豪にシャンディガフ、キャラバン、ショック!などが名を連ねているのを見た時、私はアルバムならsakanactionが好きだとずっと思っていたけれど、実はアダプトが好きなんだなというのも初めて気づく。私にとってこのアーティストの違いはなんなのだろう。マイベストが決まる瞬間とはどんな時なんだろう。


大学時代にサークルの先輩たち数名と夜の海に行った記憶がある。その中のひとりが脈絡もなく「俺、おーいお茶が1番好き!」と叫んだのを思い出した。先輩が俺おーいお茶が1番好きじゃんと自覚したのはなぜなんだろうとふと思った。久しぶりに連絡してみようかな。もう何年も会ってないけど。













今日も今日とてTwitterを見ていたら、とあるアーティストのことを過大評価だとつぶやいてる人がいた。そのアーティストは超売れっ子につきアンチを見かけることも最早珍しくないのだけど、その人はそのアーティストよりも別のアーティストの方がよっぽど響くと言っていて、なにもそう思うのは悪いことではないけれどそれが一般論だろという口ぶりなのが危険だなと思ったりした。荒れるから。で、その通り荒れてたし、俺もそう思うぜみたいな共感もあふれてたし、なんか本当に不毛だなと思った。私はそのアーティストも引き合いに出されたアーティストもたまに聴く。売れてる状況も理由もよくわかる。でもどっちもとくに響いてない。そのアーティストは大衆に響く曲を作ったから売れてる。でもそれから外れる人だっている。ただそれだけ。つまり好みの話ってことだ。そう思うので、私にとってその議論はまったく不毛なんである。


私の好きなとあるアーティストは過小評価と言われがちだ。もっと売れるべきとか評価されるべきとか鼻息荒く論じる人をたまに見かける。私はそのアーティストが大好きだけど、同調する気には全くなれない。そもそも、評価ってなんなんだ。同業や界隈のプロに褒めたたえられることなのか、大衆から幅広く認められることなのか、つまり売り上げのことなのか。では私がそのアーティストの作った一曲が世界一素敵だと思っている事実については?ひとりひとりがそのアーティストの楽曲を素晴らしいと感じて聴いている時間は?ゼロカウントなかんじ??マジョリティの悪さもマイノリティの良さも同時にあると思う。そして私はそれに対する過大とか過小とかがどうにもピンと来ないわけ。そのアーティストが好きだ、その楽曲が素晴らしいという意見がその数だけあって、それが作り出してる現状に過大も過小もあるんか。それがすべてだと思うんだけど。












本日はサカナクション、そしてRIPSLYMEのLP発売日。数ヶ月前、アナログは華麗にスルー!と自分には無関係としていた事ですけども先日書いた通りこの夏アナログデビュー予定(※リスナーとして)の私としては実に悩ましいことであります。アナログって、ほとんどが完全生産限定ではないですか。今買っとかなきゃ系はやばい。だからこそ手を出してこなかったのに。ということで、今日LPとして発売にもなっているRIP SLYME「MASTERPIECE」を聴いている。レコード買うならTokyo ClassicかFIVEか、はたまたこれか、とAmazonで数分悩んで閉じた。でもさ、CDもいいよ全然。音良いし。てか可愛いしコンパクトディスク。



私はこのアルバムが多分1番好きなんだ。多分と言ったのは、リップも意外と(?)アルバムによって色が違うため。それはくるりのアルバムみたいに、その時々の彼らのテンションや方向性が絶妙に違う。コンセプトというか、テーマというか、アートワークとともに作品としてまとまってる印象。だからそれぞれのアルバムにそれぞれの良さがあるし、今日はこのアルバムの気分だ!ベストは選べない!みたいなのがあるのは大前提として、私の場合この20年で最もお気に入りとしているのはこのアルバム。認定させていただきます。マイベストアルバムです。



プロローグやエピローグがある構成ってのもまずいいのだけど、プロローグのあとのMasterpieceからRock it!いって黄昏サラウンドっていう流れがなんかこうツアーのセトリ?!ていうくらい完璧。からのON&OFFっていうのがまたニクイ。演出としてニクイよリップ。他にもMellow Morrow、STRANGEといったいわゆるチルい名曲が散りばめられてるのもこのアルバムの良さ。そしてその狭間にあるGALAXYやM・I・L・Kといったポップなナンバーが良いアクセントだし、終盤のDandelionが満を持して感あってたまらんよね。曲目みたらボーナス含めて15曲(隠しトラックも入れるなら16曲)あるので単純にボリューミーで聴きごたえ満点なんだけど、それ以上に構成が良すぎて聴き飽きない!本編ラストのUnknownもいいのよ。1st「FIVE」ならマタ逢ウ日マデ、2nd 「Tokyo Classic」なら花火の位置するとこなんだろうけど、やっぱりアルバムのラストに来る曲ってそのアルバムの印象を決めますよね。大好き。



朝焼けサラウンド、改めて編曲が良すぎる。黄昏じゃない、これは夜から朝のサラウンドなんだよな。久々に聴いたら当時(高2)の情景が蘇ってびびった。深夜にラジオやCDを聴いてることが多くてさ、このCDを聴いていた当時、あゆが広告していたパナソニックのコンポを使ってたんだけど。放置してたらその液晶に星がワーーッて出てくる仕様だったんだよね。暗い部屋の中でその液晶をよく見ていた。なんかそんなすっかり忘れていたことまで思い出してしまったよ。







暑い。本当に暑い。先月大阪に行ったとき、湿度の違いでこんなに体感温度は変わるのかとびっくりするくらい大阪が涼しいことを知った。九州は湿度がすごすぎる。同じ気温でも体感が本当に違う。先日書店に立ち寄ったとき、個人的夏の風物詩である新潮文庫プレミアムカバーのシリーズを見かけ、実に涼し気なカラーをした川端康成「雪国」を思わず買ってしまったくらいだ。私は無意識に涼を求めているかもしれない。




本を読むときはサブスクアプリで洋楽やジャズを垂れ流すことが多い(邦楽だとこういうときどうしても日本語が邪魔になります)。最近話題のMitskiさんというアーティスト。至るところで見る名前なので私も一度聴かなきゃなぁと思いながらなかなか手に取らず(そういうことあるよね)、そしたらこないだ職場でMitskiさんの名前が出てきたのでヨシ!これを機に聴くぞ!と決意し、手始めにこちらを再生。


 

 


感想は全部のアルバムを聴いてから言いたいと思ったのでとにかく再生しまくっていたんだけど、3枚聴き終わったあたりで、「ん?なんだこれいい曲じゃん??」と思って画面を見たら既に別のアーティストになっていた。それはSpotifyがおすすめしてくれた曲で、「Talk to her」と書いてあった。The Mariasというバンドらしい。





繊細で、透明感のあるボーカル。どことなくノスタルジーな空気感。多分、あれだ。カーディガンズに似たものがある。え、似てるよね?だから好みなんかな?最近私がチャッピーより信頼を寄せるGeminiに訊いてみる。







ということで、私がなぜこのバンドに引き寄せられたのかをうまく言語化してくれたGemini。ありがとう愛してる。ひと言でいうならばテーマは「気品」「気だるさ」「ヴィンテージ感」。それそれそれ!!!となった(まじありがたい)。いつのまにかMitskiさんは一旦そこまでとして、最近The Mariasをずっと聴いています。涼しげでとても心地よく、外は35度、体感温度は37度、数字としてほかのエリアと同じ気温だとしても不快指数極まりない九州の夏ですが、体感マイナス3度くらいにはなる気がしている。実にさわやか。あとお顔もとても好き。





大変です。来週のMステはZAZENが出るらしいじゃないですか。ナンバガ復活の年、笑顔でやたらと地上波に出ていた姿を見てこんな世界線あるんだ…と思ったのが既に懐かしい記憶だが令和になったらそんなこともあるんだぁ、という気持ち。ポテトサラダ歌うってよ。




違う、まだ大変なことがあるんです。ZAZENも大変ですけどね、もっと大変なことがあるんです。なんとこの夏、椿屋四重奏のアナログが出ます!!!

 


大変なこと、
私、何度となくこのブログで申し上げてきたとおりアナログには手を出さず生きてきました。ただでさえ収集癖があり、こだわりが強く、限定品に弱く、趣味にお金がかかりがちな私。ミニマリストな夫に申し訳ないほど家を圧迫する大切なコレクションたちはどうすることもできず(これでも実家に置いてきているのだ)、ともなればこれ以上ものを増やさない努力だけはしておきたい。あとシンプルに私がレコード聴き始めたらいよいよアカン(本格的にこじらせます)、とも思っていた。だからこの知らせが公式から出た時も、「私はレコードは買わない主義なので」と平常心装っていたんだ。




そんな折、職場のセンパイたちとご飯に行った。いつものようにみんなの最近聴いている音楽の話になった。私が椿屋ファンなのはみんな知っている話だが、「そうそう、椿屋がアナログ出すんですよ‥」という口上から先述のようなことを話し、だから買わないんですけどね、と笑うとメタル好きのセンパイ(とは言っても年下)(かなりの音楽オタク)が真剣な顔で言った。


「‥いやそれは買うべきっすよ‥」


そのような反応は微塵も想定していなかった私、内心焦りながら、ここでレコードに手を出すとなるとこれまで他アーティストのアナログを完全スルーしてきた意味がなくなるとか、今後破産の途を辿るかもしれないし夫にも愛想を尽かされるかもしれないとか必死で言い訳したのだが、メタルセンパイは逃がしてはくれなかった。



メタルセンパイ
「いやいや‥まあそうかも知れないっすけど‥椿屋のアナログなんてたぶんもう一生出ないっすよ。プレーヤーはとりあえずあとででいいんで。やっぱ無理と思ったらあとでキャンセルしてもいいし。はい今すぐ予約してください」




センパイ・・・・・‼️‼️‼️‼️




私、もしかしたらずっと、その言葉を誰かに言って欲しかったのかもしれない。心の底ではずっと、レコード体験というのをしてみたかったのかもしれない。しかもそれが、今イチオシの中田裕二の、二度とないと思っていた椿屋のアナログリリースによって叶いそうなところに来ている。ありがとうメタルセンパイ!!!!私、すぐさまオンラインを確認する。するとだ!今朝まで開いていたカートが続々と閉じているではないか!メタルセンパイ、「ほらー」とか言ってる。それからメタルセンパイをはるかにしのぐ音楽オタのスタッフさんの話(こちらも年下だがセンパイ社員、マジモンの多ジャンルのオタク)をし始めるなか、私はそれをよそにドキドキしながら予約ボタンを押す。




よし、間に合った‥!!!!!!





そのあと確認してみると



コレー!!!(間一髪)



ということで、この夏私のレコードライフが始まる予定です。キャンセルはできるけどしないでしょう、覚悟を決めましたから。ありがとうメタルセンパイ、ありがとう中田裕二。あなたたちは人のサブカル人生変えました。私、幸せになります。