https://x.com/RADWIMPS/status/1988456983901732875?t=0FC42egRW6rizZCHTAyuLA&s=19https://x.com/RADWIMPS/status/1988456983901732875?t=0FC42egRW6rizZCHTAyuLA&s=19
BUMPもRADも今の若い子達が熱く追いかけているのがすごいと思う。私はもうBUMPもRADも追いかけていない。それは嫌いになったとかではなくて、あの頃大好きだった音楽として本当に今でも胸が締め付けられるくらい大好き。いまリアルを追わなくなったのは、シンプルに共鳴しなくなっただけだと思う。音楽って善し悪しではなくて、個人と共鳴するそれだけのものだと思っている。だから、いつの世の若い世代にも愛されているその音楽の持つエネルギーはすごい。作る人のエネルギーも。ピュアなんだと思う。BUMPもRADもそういうところが本当に好きだった。
個人的にトリビュートはあまり好きになれないというのはこのブログでも何回も書いた。なんでだろうと考えた時、オリジナルを知っている場合私はオリジナルから入っているから。最初に感動したものを超えることはないから、そのアルバムがマイベストになることはないのだと結論づけた。だからトリビュートはフェスと思って聴いている。RADが好きだというアーティストが集ったこのフェス、結論、すごく良かったです。
原曲に忠実にやる人、独自のオリジナリティを出してくる人、それこそ様々でしたが、そのあり方こそがフェスというか。個人的には宮本浩次さんのおしゃかしゃまが一番興味があって。聴いてみたら、その意外性がすごく良かった!ミヤジさんってどちらかというと包容力があるというか開けているというかダイナミックなイメージがあったから、おしゃかしゃまみたいな緻密で小賢しいかんじの(褒めてる)小技満載なこの曲をどう歌うのだろうと思っていたけど、これミヤジ?!というAメロからBメロの流れ、声。サビより好きだな。面白かった。
選曲、アーティスト、感想は様々だと思うけれどデビュー~初期を追わせてもらったいちファンとしてはすごくいい選曲だしあてられたアーティストも適任だったと思う。上白石萌音の染色体、セカオワの最大公約数、米津玄師のトレモロ、マイヘアのいいんですか、ハナレグミのそっけない、ヨルシカのダルマ、聴かなくても「あ~~~(それはわかる)」となった。RAD側からあてるのだろうか?それともアーティスト側から?さすがだなという。iriのふたりごとも良かったな。令和ミックスというかんじ。こうして「トレンド」を見せられるとRADが「2000年代中期のトレンド」だったんだというのが逆にわかる。ミクスチャーロックのはしりというのかな?RADを聴いてきたという人気アーティストのみなさんのリスペクトが感じられて、なんていうか愛だなーと思った。

BUMPが担当したのはハイブリッドレインボウ。
BUMPって、今だからこそ声も風貌も発する言葉すらも丸くフワフワしてるけど、かなり尖っていたバンドだということを知るのはもはやアラフォー世代以上なのだろう。インタビュー受ける時の座り方も喋り方も気だるそうで感じ悪かったし(それはまぁ90年代のロックバンド全員そういうクールさがあったので当然ともいえるが)ライブで客がシンガロングしようもんなら「歌うな、俺の歌だ」と曲止めて制していたのが藤原基央である。ファンに差が出るからと作らなかったはずのファンクラブがいつのまにか出来ていたり、ライブ先行のシリアルを封入し始めたのはもう時代のせいなのでよかろう。そんなとがったBUMPがさわおさんへの想いを語りトリビュートしたハイブリッドレインボウは当時私にとっても印象的な1曲だった。いくら対バンしたからと言って後輩バンドのトリビュートに参加するということは絶対にないと思っているのだ。あったらなんつーかあぁBUMPももうそんなかんじか……って切なくなるリスナーは一定数いると思っている。
林檎ちゃんが色んなアーティストとコラボしてるのも最早珍しくないのでたしかにその可能性も無きにしもあらずだが、この20年で椎名林檎とRADが関わっているところを見たかというと全く見ていない。椎名林檎がRADについて言及したのを見たことがないのだ。そういう意味で、参加はないと思っている。4文字というなら米津玄師だと思う。
Xとか見ていると、椎名林檎とコラボさせたがるリスナーは多い。それだけ彼女がもはや大物の風格を醸してきたところはあるのだけど、彼女はかなり人を選んでいると思う。彼女がコラボするのは彼女の「今気になる人」というのが1番ではあると思うけどただそれだけでも無いと思うし、というかこれはビジネスなので私たちのよく知らない部分で(レーベルとか)コラボできる人といない人がいるのは明白であろう。例えば私の敬愛する中田裕二の界隈を見ていると彼のコラボ相手に椎名林檎を熱望する人がかなりいるが、絶対にない。裏を知らないので絶対とかいえないだろと自分でも思うが、絶対にないといい切れてしまう。矢井田瞳と出てる時点でもう絶対にないし、正直あって欲しいとも思わない。する必要ない。もはややってはならない域であるし、両者が希望してないのもなんかわかる。
なんかわかる、という感覚でブログを書いてしまうのもあれだが、だからこそブログで書いた。もしRADや裕二の関連で椎名林檎の名前が出たならそれはそれで驚きなのでその時はアルバム買います。ないと思うけど。

私は基本的にジャケ買いをする。誰が書いてるかはあまり興味がなくて、有名無名も気にしない。本を選ぶ時はとくに直感を大切にしていて、パラパラとめくった時に目に入るものから得られるいい感じ・嫌な感じを見て決める。だからKindleを買ってもなお我が家には紙の本が増え続けるわけですが、この私の直感というのが正しいことをこの本で確信させてもらいました。なんやこれ!!!超好き!!!
平成初期にhanakoで連載されていたというそれは、おそらく30代半ばくらいのるきさんという独身女性の日常が描かれたオールカラーの漫画。ちゃちゃっと仕事して、ちゃちゃっとご飯作って、好きな空間で眠る。贅沢してないけどきっと貯金してるし自由気ままなその暮らしぶりは素敵としか言えない。るきさんの友人・えっちゃんも同じく主役といっても過言でない。るきさんよりは俗っぽくて、オシャレなえっちゃん。でこぼこっぽいけど親友みたいに気が合う2人のなんてことないやり取りがまた良い。るきさんらしい余韻の残る最終話なんてもう、天才としかいえなかった!
このブログには昔のトレンディドラマの感想だとか、あと2000年に放送されたお見合い結婚が好きだというのを何度となく書いているんですが、私が平成初期の若者の日常を見るとときめいてしまうのって今の時代にない生き方やカルチャー、あと日々の楽しみ方やその時代ならではの視点が見られるからだと思っている。私も当時生まれてはいますけども、ガキンチョだったので自分の身体では体感していなくて。たとえばるきさんが年賀状のハガキを厚紙で自作したり、切手を選んだり、書き初めをしたり、障子を張り替えたりって、今じゃもうやらないわけ。有線の黒電話をギリギリまでひっぱってえっちゃんと話すなんてシーンもありえないわけ。お見合い結婚での節子もそう。家にある電話で光太郎とやり取りしてるし、健気に家の前で待ち伏せなんてしちゃうわけ。今のドラマじゃもう描かれないような狭くて煩雑とした天井の低い部屋も、なんかすんごい私はときめいちゃうわけです。
るきさんについて色々と調べてみたら、数年前になにやら企画があっていた様子。2021年に60歳ということは、今は64歳のるきさん。逆に言えば、連載当初の88年は27歳だったということ。いや、若!!!!これってあれよね、サザエさんが実は24でしたみたいなあの感覚…昔ってやっぱり何事も早熟というか(使い方が違うが)。お見合い結婚でもそうだったけど、今より10年くらい歳とるの早かったんやないかな。るきさん、これは何度でも読んでしまうな。土日の朝はきっと繰り返しこれを読む。







