本日0:00配信スタートとなった中田裕二のGARIGARI。裕二界隈は騒がしくしております。最近では珍しく配信の予告があったりだとか、そのまえにティザーが公開されたりとか、今日もYouTubeLiveがあるだとか、お?中田裕二運営こういうので盛り上がるファンがいることにようやく気づきましたか???(椿屋2025らへんから味しめてるよねやっぱ)と言いたくなるような最近のアイドルがやるような企画をしてくれて、ファンは驚きつつもとっても楽しいです(昨日起きとくのまじでしんどかったです)(早寝早起き民)。
で、こちらの「ガリガリ」仏教用語であることは檀家(ファンネーム)なら既にわかっていたはずだ。言うまでもなく私も彼と同じように仏教本が大好きなので(ていうかそれだから最近の中田裕二がハマるんだと思う)、この曲を通して彼が言わんとしてることは十分伝わる。政治とか宗教とかを語るのは時にタブーとされるけれど、そういうことを考えない人より考えている人の方がずっと素敵だし、それを公にするスキルがあるとなればさらにクールだと私は思う。
事前にロマン街道で聴いたこの曲の印象はとにかくクールだった。MVを見ながら、1回しか聴けてないその曲をそういえばこうだったなーと思い出しつつ、弾き語りではないフル音源の印象は当然といおうか、また違った。ここ最近の彼の昭和歌謡っぽさは影をひそめ、何かを諦めたような、それでいて強い意志を持つような、んでちょっとニヒルで滑稽な、中田裕二らしいブルースだなぁと思った。そしてまたもやすべてが中田裕二の演奏。ARCHAICSMILEの時もそうなんだけど、クレジットがオール中田裕二なのまじでカッコイイ。尊敬しかない。
映像のなかの中田裕二はやっぱりカッコイイけど、エロいとかいう感想は依然として共感できなくてごめん。そりゃどんな意見があってもいいんだ。私が彼の椿屋初期・ソロ初期がどうしてもピンとこないように、この曲について「これ系なんか嫌だ」という人もいるだろう。どんな感情があってもいいけど、ミュージシャンが満を持して発表した曲に対して、曲の中身すっ飛ばしてうなじがどうとかそっちにいっちゃうと「マジで?!」と私は思ってしまうのだ(※そもそもエロイ曲ならオッケーです)。私は多分昔から、中田裕二に「わかりやすい色気」を求めてないんだな。まさしく彼の言うように、孤独でも、こだわりをもって、日々歩を進めている男のダンディズムを、音楽を通して見ていたいんだと思う。そしてそんな男が何の意図もせず醸し出す人間としての色気が本当に好きです。
