何かあったときのために、
麻酔科の医師や外科手術の設備が充実している
総合病院を予約しようと考えています。
スイスでは出産後、
1週間ほど入院するのが普通だそうで、
大抵の総合病院にWochenbett(直訳:1週間のベッド)と呼ばれる、
母親と新生児のための入院施設が設けられているので、
出産と入院を同じ場所にできるのも総合病院の魅力です。
私の住むカントン(州)には、
大学病院、州立病院の他に、私立の総合病院がいくつかあります。
駐在員の奥さんたちは大抵、
英語を話す医師や看護士が多くいる大学病院で出産するようです。
でも、私は、ドクターボスの薦めてくれた
家から一番近くにある私立の総合病院で産もうと思っています。
歩いて15分程で行けるその病院なら、
事故で道路が閉鎖されても、
停電でトラムの運行が止まっても、
必ず辿り着けるから安心なの。
この病院の良いところは、
ドクターボスと提携している総合病院なので、
信頼しているドクターボスに赤ちゃんを取り上げてもらえることです。
そして、この病院の変なところは、
総合病院で大きな産婦人科があるにもかかわらず、
出産を担当する産科医がいないことです。
ここまで読んで、頭の中が「?????」と、
はてなマークでいっぱいになってしまった人がいるかもしれませんが、
もう少し詳しく説明すると....
この総合病院で出産したいなら、
まずこの病院と提携している個人産科医の患者になり、
その担当医を通して個室、分娩室、麻酔科の医師などを予約し、
自分の担当医と担当助産婦が赤ちゃんを取り上げるというシステムになるのです。
もちろん、
病院専属の産婦人科医と助産婦も24時間態勢で待機していて、
出産の手伝いをしてくれます。
けれども、
「出産の最高司令官」は、あくまで妊婦の契約した担当医であって、
担当助産婦は陣痛が始まってから分娩が終わるまで、
何時間かかろうと、途中で交代することなく、
妊婦にずっと付き添うことになります。
私はドクターボスがこの病院と提携している産科医だとは知らなかったし、
こんな風変わりな出産システムのある総合病院の存在も知りませんでした。
それでも、ドクターボスが、
「ここならリラックスして赤ちゃんを産めるよ」
と太鼓判を押している総合病院なので、
「面白そうだから、そこにしてみよう!」
と思っているしだいです。